野球部

2017.05.31

東京六大学春季リーグ戦閉会式 5月29日 神宮球場

加藤が首位打者を獲得 秋こそは六大学一の4番へ

 早大の4番・加藤雅樹(社2=東京・早実)が3割7分5厘の成績で東京六大学春季リーグ戦(リーグ戦)の首位打者を獲得した。早大からの獲得は2015年秋の重信慎之介(平28教卒=現読売巨人軍)以来3季ぶり。また加藤はベストナインにも選出され、今季からスタメンに定着した2年生にとって飛躍のシーズンとなった。

 全12試合で4番として出場した加藤。今季は対応力が向上し、ボール球に手を出さなかった。開幕戦となった法大1回戦の第1打席で今季初安打、第2打席でリーグ戦初本塁打を放つと、その後もコンスタントに安打を打ち続ける。無安打に終わったのは慶大1回戦と2回戦の2試合のみ。計15安打を記録した。四死球13はリーグ2位で、出塁率は5割超。ボールを見極め甘い球を逃さず確実に安打にし、それが来なければ冷静に選び四球で出塁。これをシーズン通して続けられたことが高打率の要因だろう。

首位打者賞の表彰を受ける加藤

 東大1回戦で本塁打を放って以降、加藤は相手バッテリーから警戒され厳しい攻めを受けるようになる。甘い球は少なくなり、避けざるをえないような内角のボール球や空振りを誘う球が増えた。厳しい球の中で打てる球を選び、いかに安打を放っていくかが課題となり、後半6試合の安打は5本にとどまった。首位打者について「前半の貯金で取れた」と語った加藤。好成績を収めたことで今後も厳しいマークを受けることが予想される。東京六大学野球の長い歴史の中で、首位打者を2度獲得したことがあるのは12人のみ。2季連続での受賞はわずか3人で、3度以上獲得した打者は存在しない。2年春に首位打者となった加藤には、2度目の首位打者あるいは今季は届かなかった三冠王への期待も懸かるが、そのためにはさらなる成長が不可欠だ。

東大・宮台康平から2戦連続で左越え本塁打を放った

 「いろいろと勉強になった」と今季を振り返った加藤。主砲の地位を確立し2年生ながら名実ともに六大学を代表する打者になった。首位打者という結果は今後の野球人生において大きな財産になるだろう。だが、今季も早大は優勝を逃した。「優勝チームの4番が一番いい4番」であると考える加藤にとって4位という結果は到底満足できるものではない。「秋こそはチームを優勝に導きたい」。個人成績よりもチームの勝利。その目は確かに秋へと向いていた。

(記事 新津利征)


早大打撃成績
名前
加藤雅樹 12 40 10 15 13 13 .375