野球部

2017.05.31

東京六大学フレッシュリーグ 5月30日 神宮球場

4連勝で首位当確!全勝優勝を懸けて紫紺との一戦へ/東大戦

東大戦
東 大
早 大 ×
(早)松本、佐藤健、○野口、森西-重田
◇(二塁打)山田

 4連勝で首位当確だ!東京六大学フレッシュリーグ(フレッシュリーグ)3連勝で迎えたこの日の東大戦。先発・松本晧(教2=東京・早実)が5回無失点の好投で試合をつくると、5回に代打・小菅弘暉(社2=東京・早大学院)の内野ゴロで1点を先制する。直後の6回に同点に追いつかれたが、その裏に和田千晴(教2=東京・早実)の中前適時打ですぐさま勝ち越しに成功。この1点を守り切り、フレッシュリーグ4連勝を挙げた。4勝以上が優勝条件であり、4勝1敗で並んだ場合は直接対決の勝者を優勝校とするため、4勝の可能性のある立大に直接対決で勝利している早大はフレッシュリーグとしては初代王者、新人戦としては5季ぶり29回目の優勝を確実なものとした。

 黄色いグラブに背番号『15』。松本が大学入学後では初めて神宮のマウンドに立った。この日は松本らしい打たせて取る投球を披露。待ち味であるスライダーでうまくカウントを整え、最速137キロと威力の増してきた直球とのコンビネーションで東大打線を封じ込んでいく。5回を投げ許した安打は4、四死球は一つも与えなかった。すると、松本の好投に応えるように打線も好機をつくる。5回、富田直希(教2=東京・早実)の中前打を足掛かりに無死二、三塁の得点機を迎えると、ベンチが動いた。松本に代わって代打・小菅。小菅の打球は詰まって二塁方向へのボテボテのゴロに。これを相手投手が飛び込んで捕球するものの、好スタートを切った富田が本塁に滑り込み先制点を奪った。きれいなかたちではないが、「どんな取り方でも1点は1点」と大島俊輝野手コーチ(人4=栃木・大田原)。松本を下げてまで先制点を取りにいった采配が奏功した。

決勝打を放った和田

 その直後だった。6回から登板の2番手・佐藤健太(法2=東京・早大学院)は先頭打者に死球を与えると、次打者にも右前打を浴び一つのアウトも取れずに降板。無死一、三塁のピンチで野口陸良(スポ2=埼玉・早大本庄)にマウンドを託したが、打ち取った内野ゴロの間に同点に追いつかれてしまう。それでも、失点は1点にとどめその後のピンチは切り抜ける。勝ち越したい攻撃陣は、3番・山田淳平(教2=東京・早実)が左翼線への二塁打で出塁すると、打席には4番・和田。フルカウントからの低めのスライダーをうまく中前へ運び、山田を本塁に迎え入れた。リードをもらった野口は8回に1死満塁のピンチを招いたが、この場面を併殺打で切って取ると、最終回はきっちりと三者凡退に抑えてみせた。

好救援で勝利を呼び込んだ野口

 2-1。またしてもロースコアの接戦を制した。これには大島野手コーチも「ピッチャーがよく粘り強く投げてくれている。守備のエラーも本当に少ない」と目を細めた。4連勝を挙げ、優勝は手中に収めたも同然。しかし、最終戦・明大戦がまだ残されている。決勝打を放った和田も「チームとしての目標は全勝。最後まで気を引き締める」と勝ってカブトの緒を締めた。5季ぶりの新人戦制覇に全勝優勝という花を添えるため、最終戦も絶対に負けられない。

(記事 郡司幸耀、写真 松澤勇人)

コメント

大島俊輝野手コーチ(人4=栃木・大田原)※新人監督代行

――ナイスゲームでした

そうですね。勝って良かったです、まずは。

――松本皓投手(教2=東京・早実)が初先発ながら無失点で試合をつくりました

調子は良かったんで、そんな特に不安要素はなくて。いつも通りのピッチングしてくれればああいう結果になるので、いつも通りのピッチングをしてくれて良かったです。

――スライダーでよくカウントを取れていたと思います

基本的に真っすぐで押すピッチャーじゃないんですけど、そこで最近球速を上げるように彼自身やっていて。真っすぐの威力が出てきてそこにスライダーが効いてくる。もともとスライダーがいい投手なので、真っすぐが良くなったことによってまたスライダーもさらに引き出されてるんじゃないかなという感じですね。

――好投の松本投手に代打を出して、きれいなかたちではないながらも先制しました

どんな取り方でも1点は1点なんで、そこをかっこつけるんじゃなくてああいう取り方で取れたのは執念というか、見せられたと思うんで、結果としてあそこで1点取れた事実が良かったと思います。

――先制した直後に2番手で登板した佐藤健太投手(法2=東京・早大学院)はアウトを取れずほろ苦い神宮デビューとなりました

まあ、こんなもんですかね。神宮で初めてなんで。これから頑張ってほしいです。

――すぐに代えましたが投手交代のタイミングというのは

正直、佐藤に関しては不安材料が少なからずあったので、いつでも野口(陸良、スポ2=埼玉・早大本庄)が行けるようにという準備はしていて。結果的に1点で抑えられたんで、あの継投は良かったなと。

――野口投手は粘り強く投げましたね

打ち取った当たりでのあの1点は仕方ないので、そこは野口に関して言及することはないです。ただ、コントロールにバラつきがあったのと、8回の先頭にライト前を打たれたのは2ストライク追い込んでからなんで、あの配球はないかなと思いますね。バッテリーがまだまだというか、良く言えば伸び代がありますけど。

――打っては4番で使い続けてきた和田千晴選手(教2=東京・早実)が決勝打を放ちました

やっと打ったかって感じですね。4番は選手にとって特別な打順であると思うんで、あんまりコロコロ代えるのは考えてませんでした。5試合4番は和田でいこうとは決めていたので、チャンスでやっと打ってくれて自分としてもうれしいです。

――ここまで4試合全てで僅差の試合をものにできています

ピッチャーがよく粘り強く投げてくれているなと。それに尽きるんですけど、守備のエラーも本当に少なくて固い守備で。もともとこのチームが始まった時に主将(ゲームキャプテン)の山田(淳平、教2=東京・早実)が「このチームはロースコアで戦っていくチーム」とテーマを掲げてくれたので、それをまさに実行してくれて山田を中心にまとまった本当にいいチームだと思いますね。

――これで4連勝ということで、優勝がほぼ確実なものとなりました

選手の前では言えないけどめっちゃうれしいっす(笑)。5戦全勝するというのがもともとの大きな目標なので、最後の明治も厳しい戦いになると思いますが、最後にそこを勝ってから素直に喜びたいなって感じです。

和田千晴(教2=東京・早実)

――決勝打を放った打席を振り返って

走者を返すことだけを意識していました。球種とかを特に意識していたわけではなく、ただ来た球を打って返そうと思っっていて、それがいい結果につながったと思います。

――打った球の球種は

スライダーです。

――フレッシュリーグ初安打となりましたが

これまではチャンスで打てなかったので、素直にうれしいですね。

――高校からの同期である加藤雅樹選手(社2=東京・早実)はリーグ戦首位打者を獲得するなど大ブレークしましたが、何か思うことはありますか

高校時代から一緒にやってきて、いつの間にと言ったら変かもしれないんですけど、すごい選手になったなと思います。自分も早く追いつき、追い抜きたいと思っているので、日頃の練習を頑張っていきたいです。

――きょうの勝利で優勝内定ということですが、感想は

素直にうれしいです。でもチームとしての目標は全勝なので、最後まで気を引き締めて頑張っていきたいです。