準硬式野球部

2017.05.29

東京六大学春季リーグ戦 5月28日 早大東伏見グラウンド  

黒須が圧巻の投球を見せ勝利

 

                  

慶大2回戦
慶大

早大  
(早)◯黒須―齋藤
♢(二塁打)鈴木

 

 ケイオー相手に勝ち点を取るためもう負けられないワセダ。きのうの敗戦で全日本大学選手権(全日本)出場の可能性がなくなってしまった。ショックから気持ちを切り替えて試合に臨んだ。先発は連投になった黒須裕太(人4=栃木・真岡)。初回にピンチを作るも無失点に抑える。打線に2回までに4点のリードをもらうと黒須は快調な投球を見せ相手打線をねじふせる。9回に打ち込まれ1点を失うものの見方の好守備にも助けられ9回を1失点に抑え勝利をつかんだ。

 ワセダの先発のマウンドに上がったのはエースの黒須。きのうの試合では延長戦13回裏、無死満塁という厳しい場面でマウンドにあがりサヨナラの一打を打たれていた。連投となったが気持ちをケイオー相手に勝ち点を絶対に取るということに切り替えて臨んでいた。初回、先頭打者に内野安打を許すと、その次の打者にも続かれるなど一死満塁のピンチを作る。このピンチの場面でも慌てず落ち着いた投球を見せた黒須は後続打者を三振とセカンドゴロに打ち取りエースとしての格の違いを見せつける。この後は、味方打線が4点のリードをプレゼントしてくれたこともあり、「リーグ戦の最後の方になってきて力強さが戻ってきた」と本人が語るストレートを軸に投球を組み立て、テンポよくすいすいとアウトを重ねていく。6回に無死のピンチを迎えるも、三振、投ゴロ、三振で抑え得点を許さない。少し疲れの見えてきた9回、3連打で1点を失うと本塁打が出ると同点というピンチの場面だったが、一塁手の笹井健佑(社4=東京・早実)に好守備が飛び出すなど、追加点は与えず9回を1失点で抑え完投勝利をあげた。この日の黒須は四球が無くストライク先行のテンポのよい投球をしたことが味方の好守備にもつながった。きょうの黒須の投球は、ワセダのエースは俺だと言わんばかりの完璧な投球だった。

黒須は圧巻の投球を披露し完投勝利

 きょうはワセダらしい犠打を絡めた攻撃が機能した。初回、先頭打者の森田達貴(スポ3=埼玉・県浦和)が初球を捉え安打で出塁すると、続く吉田康佑(先理4=東京・早実)もまた1球できっちり犠打を決め、2球で好機を演出する。3番の笹井も初球を逃さず適時打を放ちわずか3球で先制点を奪うと、4番の鈴木夏亥副将(社4=東京・早実)も適時二塁打を放ち2点を奪う。2回にも久しぶりのスタメン起用となった齋藤成利主将(スポ4=福島・磐城)が安打で出塁、続く黒須は死球で出塁し走者をためると、怪我で戦線を離脱しておりきょうの試合から先発復帰となった倉本芳郎副将(法4=広島・修道)が確実に犠打を決め好機を広げる。しかし、森田の打席で三塁走者の齋藤が飛び出し牽制でアウトになってしまう。ミスから自滅したきのうの再現となるかと思われたが、きょうは違った。森田が左翼へ鋭い打球の適時打を放つと、慶大の左翼手が打球処理にもたつく間に森田は一気にホームインし相手に渡りかけていた流れをもう一度引き寄せる。その後は追加点を奪えなかったものの、守備で投手を支え勝利をつかんだ。

2日連続で先制打を放った笹井

 
 

 残念ながら全日本の出場は無くなってしまったが気持ちを切り替えてきょうの試合に臨んだ。攻守でワセダ本来の力を発揮しケイオー相手に勝利をおさめた。守備からリズムを作るワセダの野球を披露することができた。秋季リーグまでの間に ワセダの野球を確立したい。

(記事、写真 藤本壮汰)

 
 

コメント

黒須裕太(人4=栃木・真岡)

――きのうの敗戦により全日本大学選手権出場(全日本)への道が断たれましたが気持ちの切り替えはうまくできましたか。

全日本は無くなってしまったんですけど、その分ケイオー相手に勝ち点を取ると言う目標ができたので、それに向かってしっかりときょう投げようという気持ちで臨みました。

――きょうの投球を振り返ってもらえますか

初回に少し危ない場面があったんですけど、それ以降は落ち着いて自分のリズムで投げることができたので、9回にちょっと打ち込まれてしまったんですけど、それまでは自分の投球ができたので良かったと思います。

――9回の場面では味方の好守備にも助けられましたが

本当にそうですね。今振り返ると本当に助けてもらったので、9回1失点と言う自分の投球ができたと思います。どの試合もそうですけど、バックの守備が自分を助けてくれたというものがあるのできょうの9回も助けてもらったので良かったです。

――きょうの投球でこの球が良かったなと言う球はありましたか

直球が良かったです。リーグ戦の前半はその直球が良くなかったんですけど、やっと最後の方になってきて直球が走ってきたので、それで直球主体にできたのがきょうのような良い投球につながったと思います。

――きょう安打を放ちましたが打撃は得意ですか

得意かどうかはわからないですけど、打撃は好きな方なんで、打撃練習もしっかりやって、その結果試合で何本か安打も打てたので素直に嬉しいです。

――四年生にとって残る大会は秋季リーグのみとなりましたが、秋季リーグに向けてどのような練習を重点的にやっていきたいですか

秋のリーグでは、ここのところ優勝ができてないので、それに向かってしっかりやっていきたいと思うんですけど、もう一度自分たちの守備からリズムを作る野球を見つめ直して、秋季リーグまでの間しっかりやっていきたいなと思います。