体操部

2017.05.24

第56回NHK杯 5月20・21日 東京体育館

日本最高峰の戦いで力出し切る

 4月に行われた全日本個人総合選手権の成績上位者が出場権を得るNHK杯。早大からは、女子個人総合に内山由綺(スポ1=東京・帝京)、男子種目別枠で竹中貴一主将(スポ4=福井・鯖江)、高橋一矢(スポ3=岐阜・中京)の3人が出場した。日本最高峰の大会であるだけに、レベルの高い戦いが繰り広げられる。その中で早大の3選手は、自分の持てる力を出し切った。

 初日に登場した内山は、段違い平行棒からのスタート。1位を目標としていた種目だったが、序盤の倒立姿勢で停滞してしまう。粘り強く通し切ったものの、12.75と伸び悩み、「練習の成果が出せなかった」と悔しげな顔を見せた。2種目目は、東日本学生グループ選手権で自信をつけた平均台だ。しかし、大きな大会ならではの空気感にのまれたのか、失敗したことがなかった技の後に落下。その後も落下を耐える場面が多く、全体的に不安定な実施となってしまった。それでも、続くゆか、跳馬はしっかりとまとめ、全体の10位で大会を終えた。

段違い平行棒で点数が伸び悩んだ内山

 二日目は男子。竹中、高橋とも種目別枠でつり輪に登場した。Dスコア(技術点)を下げ、Eスコア(出来栄え点)で点数を狙う戦法をとった高橋。「詰め切れていない部分」(高橋)はあったが、思惑通りEスコアを上げることに成功する。逆に、スコアを上げて臨んだ竹中は、細かいミスでEスコアを伸ばせず、「まだまだだなと思います」(竹中)と成長を誓った。

Eスコアを伸ばした高橋

 内山は今大会でユニバーシアード資格保有者の4位に入り、日本代表に選出された。竹中、高橋も、ハイレベルな戦いに身を投じ、多くの課題を得たことだろう。この経験を糧とし、それぞれの大舞台へと突き進む。

(記事、写真 村田華乃)

結果

つり輪
選手名 結果
竹中貴一(スポ4) 12.650
高橋一矢(スポ3) 13.850
女子個人総合
選手名 跳馬 段違い 平均台 ゆか 合計点 持ち点 総合計 順位
内山由綺(スポ1) 13.400 12.750 12.250 12.550 50.950 52.200 103.150 10位
コメント

竹中貴一主将(スポ4=福井・鯖江)

――今大会の目標は

出られるだけよかったので、出来る限りのことをという感じです。

――きょうのコンディションは

悪くはなかったです。

――演技を振り返っていかがですか

きょうはちょっと攻めたんですけど、まだまだだなと思います。

――Dスコアを上げたということでしょうか

そうですね。それでEスコアがだいぶ低くなっちゃって…

――次の試合への意気込みをお願いします

8月のインカレに合わせて頑張っていこうと思います。

高橋一矢(スポ3=岐阜・中京)

――今大会の目標は

難度を下げたので、前回よりその分Eスコアでカバーして勝負するという目標でした。

――きょうのコンディションはいかがでしたか

まあまあという感じでしたね。ベストではないですけど、支障はないくらいです。

――前回の全日本個人総合選手権から構成を変更して難度を下げたということですが、理由はありますか

前回は難度を上げて攻めたんですけど、攻めた結果がEスコアが伸びなかったので、そのままやってもいいんですけど1回下げてどのくらい評価されるのかを知りたかったので下げました。

――演技を振り返っていかがでしたか

ところどころまだ詰めきれていない部分があって、力技とかは特にまだ見せ方が良くないところが多かったので来週の東(東日本学生選手権)までに修正していきたいです。

――来週の東日本学生選手権に向けて意気込みをお願いします

とりあえず6種目ノーミスでしっかり回るということと、自分がチームのエースとして周りのみんなを引っ張っていけるようにしたいと思います。

内山由綺(スポ1=東京・帝京)

――ユニバーシアード代表決定を受けて、率直な気持ちをお願いします

素直に嬉しいです。ユニバーシアードのメンバーも仲の良いメンバーなのでとても楽しみな気持ちです。

――今大会の目標は

段違い平行棒と平均台の順位で1位になることでした。

――きょうのコンディションはいかがでしたか

東日本グループ選手権の後はなかなか調子が上がらないと行った感じでした。まだ、授業と練習のリズムの取り方がわからず難しいところがありました。来月までにこのリズムに慣れ、もっと成長できるようにがんばりたいです。

――演技全体を振り返っていかがですか

体の調子が良くない中での演技でしたがなんとかまとめて試合に出場し、ナショナルに入ることができたことはとてもプラスになるような演技だったと思います。これから試合数を重ねて行く上で徐々に質を上げていこうと思います。

――段違い平行棒の演技を振り返っていかがですか

50点です。失敗しなかったのが50点分でほかは流れが止まってしまったり、倒立姿勢がうまく行かず練習の成果が出せなかったと思います。しかし、強く堪える粘り強い演技ができた点ではよかったかなと思います。

――平均台は東グループで自信がついたとおっしゃっていましたが、今回の演技はいかがでしたか

正直、平均台のあの技で落ちたのは経験がなかったので自分でも驚きました。大きな大会になるとこういうこともあるんだと知ることがでたので次に繋げていきたいです。

――ゆかの点数が伸び悩みましたが、原因はご自身でどうお考えですか

ゆかは妥当な点数だと思います。全体的に点数が厳しくなっていましたし、最後の着地でもおおきく後ろに2歩出てしまったのでそこの部分を修正すればより高得点が狙えたと思います。

――今大会で得た課題はありますか

多くの課題はありますが特に平均台を緊張した中でもいつと同じ演技ができるようにすることが最重要課題だと思います。

――次の東日本学生選手権へ意気込みをお願いします

1週間後でとても忙しいですが、しっかりと体調を整えNHK杯の反省を活かした試合にしたいです。