レスリング部

2017.05.22

東日本学生リーグ戦 5月19日 東京・駒沢体育館

チーム一丸で最終戦に勝利。6位でリーグ戦を終える

 1勝1敗で5~8位決定戦の最終戦を迎えた早大の相手は同じく1勝1敗の専大。1つでも上の順位でリーグ戦を終えるために負けるわけにはいかない試合だった。初日に決勝リーグ進出を逃して士気を上げられなかった前日の試合から立て直し、7人合計4-3の熱戦を制して、6位でリーグ戦を終えた。

 最初に登場したのはこれでこのリーグ戦全試合出場となる57キロ級の伊藤奨主将(スポ4=長崎・島原)。第1ピリオド(P)は得意の差しが効き、3点を奪って試合を有利に展開した。しかし相手が対策を練ってきた第2P、連続でバックを取られ3-4と逆転を許す。それでも終盤にポイントを奪い再逆転。続く61キロ級の矢野富三家(スポ4=島根・隠岐島前)が敗れ、「僕がちょっと流れの良くない試合をしてしまった」と反省を口にした伊藤奨だが主将として意地を見せた。

ただ勝つのではでなく、圧勝してチームに勢いをつける存在へ。米澤はさらなる高みを目指す

 65キロ級の米澤圭(スポ3=秋田商)、70キロ級の梅林太朗(スポ1=東京・帝京)はここまで個人全勝の実力を存分に発揮した。「テクニカルフォール(勝ち)してチームを盛り上げよう」とマットに上がった米澤。順調にポイントを重ねてわずか1分37秒で狙い通りのテクニカルフォール勝ちを収め、梅林につないだ。梅林も「圭さんからいい状態で回ってきてくれたので僕もその波に乗ることができました」と、新人ながら迷うことなく自分のレスリングを貫き、6-0で快勝した。これで3勝1敗とし、勝利まであと一つ。74キロ級の伊藤駿(スポ3=京都・網野)は今まで勝利したことがない相手に第2Pの序盤まで善戦したが、最後は相手の意地が上回り敗戦。しかし86キロ級で、ここまで調子がいまひとつだったエース山﨑弥十朗(スポ2=埼玉栄)が試合を決めた。第1Pは相手のパッシブによる1点のみに終わり、第2Pの1分過ぎに同点に追いつかれる苦しい展開となったが、そこから底力を見せた。1分34秒にバックを取るとそこから連続でローリングを決め、7-1で勝利。最重量級の松本直毅(スポ2=神奈川・横浜清陵総合)も敗れはしたが、最後まで諦めない姿勢を見せた。出場している選手と応援が一体となって最終戦をものにし、全勝の国士舘大に次ぐ6位で順位決定戦を終えた。

自身初の団体戦ながら個人全勝を果たした梅林。今後も活躍が楽しみだ

 優勝を目指していた中で、6位という結果は当然満足できるものではない。「初日の拓大戦を落としてしまって気持ちが盛り上がらないというのは正直あった」と伊藤奨が振り返ったように2日目ときょうはモチベーションを保つのが難しかっただろう。2日目の国士舘大戦は悪い流れを断ち切れず敗れた。しかし大会前に、今回で5連覇となった山梨学院大の対抗馬に挙げられ、2位に入った拓大と大接戦を繰り広げたようにことしの早大の地力の高さに疑いの余地はない。来月は明治杯全日本選抜選手権、東日本学生春季新人戦と試合が続く。敗れた選手はもちろん、全勝の米澤、梅林もこのリーグ戦を通して各々課題を見つけた。立ち止まっている時間などない。悔しさをバネに早大戦士はさらなる飛躍を目指す。

(記事 皆川真仁、写真 平松史帆、杉野利恵)

※10点差がつくとテクニカルフォールで試合終了となる

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結果

5~8位決定戦

第3試合 〇早大4-3専大

総合順位 6位

コメント

太田拓弥監督

――3日間を振り返っていかがですか

初日の神奈川大戦で2敗を喫したところから、レスリングスタイルというものが簡単に足を触らせてしまったり、タックル入られてもしっかりと切ればいいのにそれを抱えてしまったり、ひっくり返されそうとしたりと悪いところが出た内容でした。それがつながって、拓大戦や、きょうの専大戦でも足を簡単に触らせてしまってポイントになってしまったというのが、今回の敗因の1つですね。

――優勝を目指した中で5〜8位決定戦を戦うというのは、モチベーションがなかなか上がりづらいところもありましたか

(モチベーションが)低くなるのはしょうがないんですけど、切り替えてやらないといけないというのがリーグ戦なので、正直なところ最低5位は死守したかったですね。

――きょうの専大戦での伊藤奨主将(スポ4=長崎・島原)はいかがでしたか

伊藤奨と矢野(富三家、スポ4=島根・隠岐島前)には1年生の入った時から男子部員は2人しかいないので、4年生となったときには中心になって活躍するようなチームでないと、下から入ってきた選手を引っ張れるようなチームでないといけないよ、という話は常々言っていたんですけど、正直きょうの試合も含めて内容的にも引っ張る内容ではなかったかな、というのもあって優勝できなかったのかなというところはあります。僕自身、監督になっていろいろと考えるところがあって、今まで監督がどういった行動をとっていたかとか、一歩引いてみるようなスタイルだったので、僕も監督という立場になってから一歩引いて学生中心にというところで、そういった部分だとかが負けた敗因というか、僕自身もいろいろな経験をしていて日本代表コーチとしても指導している中で、今のレスリングも把握している中で、それを伝え切れていなかったというのも敗因の一つだと思います。コーチと新しく入ったサブコーチ陣と今回の反省を踏まえて4年生と話し合って、リーグ戦のようなレスリングにならないように、しっかりとやっていきたいなと思います。学生にも話したんですけど、このような感じでいっても東京五輪には出れない。代表選手を目指しても早大から出せないですし、接戦をものにして経験値が上がって、強くなるという風に思い描いたこの試合だったので、そういった意味では接戦をものにできなかったというところでは正直今の時点で東京五輪につながらないなと。本当に紙一重のところまで来ているので、そこさえクリアすれば、負けた拓大戦のうち誰かが勝てば、決勝リーグに上がって拓大も2位までいきましたし、悪くてもそこまでいけるチームのレベルなので、来年以降戦えるかなと。ただ、今言ったことをしっかり選手たちと、後期の大会、まだ前期も始まったばかりなのでやっていきたいかなと思います。

――接戦をものにするために必要なものとはなんでしょうか

気持ちの面ですよね。メンタルの部分とどれだけきついハードワークをしたかというところだと思いますね。そこらへんを含めて、生活面の見直しだったり、寮の生活だったりだとか含めて戦う集団になっていなかったのが今回の結果だと思いますね。

――内閣総理大臣杯全日本大学選手権(内閣杯)などまだ団体戦は残っています。

そうですね。全日本大学グレコローマン選手権も、チャンピオンの大和(宇井、スポ2=和歌山・新宮)もいますし、去年上位に入った何人か残っているので、全日本大学グレコローマン選手権でも優勝を狙えるように頑張らせようと思います。

――明治杯全日本選抜選手権(明治杯)に向けて意気込みをお願いします

リオ五輪が終わってから初めての世界選手権の予選ということで、1人でも多く代表を出したいなというところがあります。世界選手権は今自分が世界でどれだけの実力があるのかというのがすごくわかる大会の1つでもあります。僕も五輪の2年前に初めて日本代表になって、世界選手権に出て6位とアジア選手権で2位になったので、その経験がメダルにも間違いなくつながったので、1人でも多く代表に出したいなと思います。

伊藤奨(スポ4=長崎・島原)

――今日の試合、第2ピリオドに逆転を許してから再逆転という試合でしたが、いかがでしたか

いやあまりいい内容とは言えないんですけど、最初普通に自分の得意な差しが効いてたのでそれで点数重ねていこうと思っていました。そしたら2ラウンド目、逆に相手が対策してきて僕が差しにいったところを下から入るという、それも一応頭にはあったんですけど入られたあとの反応と対処が悪くて結局それを2回やられて3-4になって。けど焦らず前にプレッシャーかけて差し続けたら今度は相手は多分それに耐えきれずに入ってきてくれたのでなんとか逆転出来たかなと思います。けどやっぱり足を触らせたらいけないので反省点が多い試合でした。

――今日のチームとしての出来はいかがでしたか

僕がああいうちょっと流れの良くない試合をしてしまったので、61(キロ級)の矢野にちょっとプレッシャーがかかってしまって。けど圭(米澤、スポ3=秋田商)がやっぱり安定して勝ってくれて、太朗(梅林、スポ1=東京・帝京)も勝ってくれました。74(キロ級)の伊藤駿(スポ3=京都・網野)は勝ったことない相手だったので、1ラウンド目はいい勝負してたんですけど、やっぱり最後は相手の4年生の意地が上だったかなと。弥十朗(山﨑、スポ1=埼玉栄)もヒヤヒヤしましたけど、最後は早稲田のエースとして勝ってくれたので良かったと思います。

――6位という結果について

やっぱり初日の拓大戦を落としてしまって気持ちが盛り上がらないというのは正直あったんですけど、僕が1・2年生のときは初日に負けてしまって、2位リーグ(5~8位決定戦)にいって、そのままダダダって負けてしまって7位という結果だったのでまあ6位がいいとは言えないですけど今日勝てたということは大きかったと思いますね。

――初日負けた後、チームを立て直す上でどのような声をかけましたか

拓大戦終わった後はそれぞれ、負けたやつとか特に悔しかったと思いますし、全体として士気が下がり気味になりそうだったんですけど、終わったことはしょうがないから明日も明後日も試合あるし、切り替えてもう1回集中してやっていこうということを僕が言って初日は終わりました。

――ご自身のプレーで、初日は3戦全勝という結果でしたがいかがでしたか

神大(神奈川大)戦、東洋大戦は実力差もあったので当然なんですけど、拓大戦も逆転勝ちというかたちなんですけど練習ではもう普通にテクニカル(フォール勝ち)、10点差つけて勝てるくらいの相手だったのでそれが試合で出せないというのは反省点でもありますし、あそこで僕がテクニカルで勝っていい流れつくってたら、またチームの流れも変わってたのかなと思いました。

――2日目のご自身のプレーは

2日目の初戦の国士舘大戦の相手は高校のときからずっとやってて勝ったことない相手で、久々にやるのでどのくらい差が詰まってるかなと思って、楽しみながらやろうと思ったんですけどなかなか自分のプレーができませんでした。最初タックル入ったときに(ポイントを)取り切れたら流れ変わったと思うんですけど、相手の方が1枚上手だったかなという感じがしましたね。

――チーム全体での今後の課題は

全体的に、技術的な面だと足にタックル入られた後の切り方、守り方が悪いというのが一つと、あとはグラウンドで返せる技がないのと、グラウンド守れないという、ここが今回出た課題だと思うので、まず技術面はそこを反省しようと思います。戦略・作戦的な部分だとラスト30秒で逆転されるという試合が続いたので、そこをどう改善していくか、最後集中力切らさずにどうやって守るか、それかもう守れないなら取りに行くかという練習をまたこれからやって、前期はインカレが最後なのでインカレに向けて、まだ終わりじゃないので今年も。もう一回みんなでまとまっていこうかなと思います。

――新入生も入ってきましたが練習などでの雰囲気はいかがですか

みんな真面目な子が入ってきて、梅林なんかも強いし、先輩にどんどん食らいついてきます。新入生が(入って)くるまでは、4年生が引退して3学年分しかいなかったんですけどそこにまた入ってきて人数が増えたので活気ある練習ができていると思います。

――何か主将として心がけていることは

みんな強いし、やっぱりレスリングは好きだと思うんですよね。大学までやるってことは。けどきつい練習とか辛い練習になるとやっぱり「えっ」てなるじゃないですか。そこをどう楽しく、じゃないですけどみんなで盛り上げてやるか、士気を高めるかっていうのは意識してます。ただきつい練習やってもみんな「はあ」ってなるだけなので僕を中心として盛り上げて、みんなで声出してやっていこうということは意識してますね。

――個人としての今後の目標

今回は国士舘大戦で負けてしまって、その相手が去年インカレ(全日本学生選手権)優勝してるレベルなので、弱い相手ではないんですけど、やっぱり僕が今いるレベルの一個上のとこに、多分学生の中にあと3・4人いると思うので早くその段階に追い付いて、インカレではもう1回、表彰台に乗って全日本に出たいなと思います。

伊藤駿(スポ3=京都・網野)

――今大会を終えて率直な感想をお願いします。

やらかしましたね。

――主にどういった点でしょうか

練習通りいかなかったかなと。体が動かないというか調子が悪かったかなという感じです。

――いつも以上に気負いしたりだとかありましたか

もう3年生になって上級生になって、後輩がやってる分、自分達もやって頑張らなきゃと思いながら、ダメでしたね。プレッシャーに弱いです。メンタル崩壊しました。

――きょうの専大戦では、ポイントを取られたから気持ちが切れてしまった部分はありますか

そうですね。1回グラウンドで返されたときに、強いと思って、やられてしまいました。

――1日目拓大戦が終わってチームとしても気持ちの切り替えだとかをされたと思いますが、大変でしたか

立ち直れないです、未だに。引きずってます。

――今大会は苦しい試合が続きましたが、ご自身の試合の全体的な印象としてはいかがですか

国士舘大戦は相手が小学校から一緒の子で、たぶん緊張もあまりない感じで、後輩も頑張っていて、短かったからこそ緊張しない感じで練習通りそれはできていたかなと思います。練習通りにタックルも取れたし、後ろに返す技も練習通りにできました。きょうの専大戦はいけるかなと思ったんですけど、試合をしてみると実力に差をつけられたかなとは感じました。拓大戦は3つ、下の階級が取ってくれて回ってきて、あと20秒のところでたぶん油断した部分もあって逆転されてしまいました。情けないです。

――来年は最上級生として試合がありますが

来年は足を引っ張らないように頑張ります。きょうから体を作り直して最近太ってきたので筋肉つけてウエイトもちゃんとします。走ります。

――次は明治杯全日本選抜選手権ですが

とりあえず、今回は階級を上げてきた選手が多くて結構激戦区にあるので、そこからビビらずに練習通りの動きで頑張りたいと思います。

松本直毅(スポ2=神奈川・横浜清陵総合)

――今大会を終えて率直な感想をお願いします

1勝しかしていないので、力不足です。

――ことしは最重量級が1人で、松本選手の試合でチームの勝敗が決まる場面も多くありましたが、プレッシャーなどはありましたか

いや、そこは監督に、もう3年生だから思い切りいけと言われていたので、そこまでプレッシャーがかかっていたわけではなかったです。

――監督が自分のレスリングができていないとおっしゃられていたのですが、何か手がかりだとかはつかめましたか

まだ自分の中で組み立てができていないというか、フリースタイル(フリー)が確立できていないのでもう散々言われているのですが、まだ自分の中でかたちにできていなくて、今度の試合までの課題だなと思っています。グレコローマンスタイル(グレコローマン)が今回を通して、結果にはつながらなかったですが、相手の嫌がるようなことができたので、自分の攻め手としてはいいかなという風には思いました。

――この試合でアドバイスを頂いたりはしましたか

今のレスリングは全然できていないというのと、(今回の試合では)125キロ級なのでやはり体格がまだ、ほとんどの選手よりも小さくて最後の試合も体力には自信があったのですが、体格に負けてしまって、そこがやっぱり課題かなと思います。

――東日本学生春季新人戦に向けて意気込みをお願いします

前回の新人戦はフリー2番、グレコローマン3番だったので、フリーもグレコローマンも優勝目指して頑張ります。

米澤圭(スポ3=秋田商)

――出場した試合で全勝でした。太田拓弥コーチも横綱レスリングのようだったと絶賛しておられましたが調子はいかがでしたか

調子は良くも悪くもないという感じで、リーグ戦を迎えました。今回の大会はテクニカルフォール勝ちが少なくて、結構フルタイムの試合をすることが多くて、勝つことにちょっと固執しすぎてあまり自分のレスリングを思い切りできなかったというのがあって。決勝リーグとか上がってるチームは一気に自分の攻撃で畳み掛けて、テクニカルフォール(勝ち)でチームをどんどん盛り上げていったりしてる人たちが結構多かったので、自分ももっと自分のレスリングをして、どんどん攻めるレスリングしてテクニカルフォールをしてチームをもっと勢いづけることはできたのかなと思いますね。

――今日の試合は圧勝でしたが

やっぱりさっき言った、チームに勢いをつけさせるということもあって、昨日テクニカルフォールができなかったので今日しっかり気持ちを入れ直して、テクニカルフォールしてチームを盛り上げようと思って、なんとかすることができました。

――初日、拓大戦にチームが敗れてから何か雰囲気を良くするためにしたことなどはありますか

雰囲気を良くするというか、みんなにはとりあえず明日切り替えてやるしかない、もう決勝リーグはいけないんだから切り替えていこうという感じで声をかけたりはしたんですけど、やっぱり切り替えようと言ってもなかなか心のどこかでちょっと抜けてたり、気持ちが落ちてたりする部分はみんなあったと思うので、そこをもう少しどうにかできたらなと思ってましたね。

――入学してからリーグ戦負けなしですが何か得意とする要因はありますか

あまり気負わず、ただ自分のレスリングを突き通すっていうことだけですね。団体戦ということを意識しすぎると体も固くなって動かなくなったりすることが多いのでやっぱり自分は自分、まずは自分が勝つっていうことをしっかり頭の中に入れて、試合に臨んでますね。

――今後の目標は

やっぱり今回のリーグ戦で反省するところが結構出たので、日頃の練習からその課題を意識して、来年のリーグ戦につながるように次からの試合も勝って、どんどんチームの雰囲気を良くしていきたいなと思います。

――具体的にどういったところの課題をつぶしていきたいですか

自分は、今回あまりテクニカルフォール(勝ち)がないと言ったんですけど、やっぱり攻めるレスリングがちょっと足りないなと思ったので、攻めるレスリングの試合の運び方とか攻めた後の処理をしっかりしてグラウンドにつなげるという基本的なところからまず修正していきたいですね。

山﨑弥十朗(スポ2=埼玉栄)

――この3日間を終えて率直な感想を教えてください

個人的には、結果的には満足いかなかったんですけど、この負けが次の明治杯全日本選抜選手権(明治杯)につながっていくんじゃないかとはすごく感じています。

――拓大戦と国士舘大戦は

勝たなきゃいけない場面だったんですけど、相手も全日本トップクラスで4年生という立場であって、集中と気合も入っていたでしょうし、そこらへんの部分で自分は劣っていた部分があったのではないかという感じがしましたね。

――やはり4年生の気迫はすごかったですか

息の上がり方も普段の試合とは全然違って、いつもは疲れている場面なんだけど、あれ動けているなという感じがして。これが団体戦の力なのかなという部分は感じましたね。

――優勝を目指してチームとしてもやっていたと思いますが、1日目を終えて2日目へどのように気持ちの切り替えをされましたか

気持ちの切り替えは大丈夫だったんですけど、減量も今回10キロ落として、苦痛だった部分もあって体が慣れるのも時間がかかって、精神的な部分よりも身体的な部分がありましたね。

――3日間という長丁場な試合もなかなかないとは思いますが

そうですね。いつもは1日2日で終わるものを3日かけてやるので。なので今日が一番調子が良くて、やはり体もいきなり食べたりして慣れない部分もだんだん馴染んできて、やはり栄養とかも行き渡ったのもきょう3日目だったかなと思います。

――試合後に納得のいかない表情を浮かべられていた場面も多かったように感じますが

強い選手とやっているときは納得がいかないわけでもないですけど、団体というのはやんなきゃいけないので、そういうところは体がだるかったり、なんでこの試合出なきゃいけないのかなというのは少なからずはありましたね。

――リーグ戦は普段の試合とは全然違いますか

自分ではあまり感じていなかったんですけども、やっぱりプレッシャーも見えない部分では感じていたんでしょうね。みんなから動きも悪いとか声かけられて、いつもと違ったよと言われたので、団体戦というのは見えないものがあるのかな、個人戦とはまた違ったものがあるのかな、と。

――明治杯での目標をお願いします。

今回の試合の負け、2つも負けて、それが経験と価値になるような試合を明治杯でしたいです。

梅林太朗(スポ1=東京・帝京)

――初めてのリーグ戦でしたが3日間通していかがでしたか

団体戦というものがそもそも初めてだったのでちょっと不安もあったんですけど、自分が試合やる前にも後にも頼りになる先輩がいたので、のびのび勝ち負け気にせずに自分のレスリングができて良かったと思います。

――先輩や監督からは何か声をかけられましたか

4月の終わりにJOC杯(JOCジュニアオリンピック杯)があったんですけどそのときに負けてしまって、正直そこからあまりいい動きもできずに自分のスタイルも見失って、あまりいい練習ができてたわけではなかったです。でも1年生で試合に出させていただいて調子も良くなかったときに先輩方から勝ち負け気にせずにのびのびやればいいからなっていう言葉をかけていただいて、僕の前の試合が米澤圭さん(スポ3=秋田商)なので絶対勝ってから回ってきてくれるので心の準備もすごいできて、いい状態で試合に臨めました。本当に先輩方がいてくれたので自分のレスリングができたと思ってます。

――前回JOC杯のときはブランクがあったとおっしゃっていましたが、今回はもう実践感覚は戻ってきましたか

試合自体は結果としては勝ったんですけど課題もたくさん見つかったのでまだ完璧ではないです。次につながるように、試合感覚も戻りつつあるのでこのいい感覚を次の試合でも生かせるようにまた練習したいと思ってます。

――初日拓大戦にチームが敗れ、そこから2日目以降チームを鼓舞する姿が見えましたがどのように気持ちを切り替えましたか

拓大戦は正直やる前から接戦になるというのは分かってたんですけど、自分が負けたらチームが負けるとかは気にせずに、もう本当に試合終わる瞬間まで、相手も強かったので自分自身取るところ取る、守るところ守るで、いっぱいいっぱいだったので勝ち負けを気にしている試合はしていなかったです。後ろに勝ってくれる先輩がいるって信じながら気楽に試合ができて、結果として(チームは)その試合は落としてしまったんですけど、次の日以降も圭さんからいい状態で回ってきてくれたので僕もその波に乗ることができました。初日に感覚としてはいい感覚をつかめて自分のレスリングができていたのでその感覚を忘れないようにマットに立ちました。

――入学してからまだ日は浅いですが練習中は先輩方がやりやすい雰囲気をつくってくれているのでしょうか

そうですね。僕まだこのチームに入って3月に入寮して2・3ヶ月しか経ってないんですけど、主将の奨さん(伊藤、スポ4=長崎・島原)がすごいこのリーグ戦にかける思いが強いなというのを、練習の道場入りも一番早い時間帯で来たりだったりとかで日に日に感じていました。4年間の思いをこの大会にぶつけていたと思うんですけど僕はまだ入って間もないのでその思いの差っていうのはあったんですけど、それを感じながら僕が負けたせいでチームが負けてしまったらという部分もあったので、JOC負けてから個人戦ではなくて団体戦だったのでチームのために1つでも多く勝とうという気持ちで先輩方に色々とアドバイスをいただきながら練習ができていました。

――ご自身は全勝でしたがプレーの課題は

初日の試合が終わってから一応失点してなかったので、正直勝ちにいくというよりかは点数を取られなければ負けないので無失点の試合を志していました。結果的に5試合出て取られた点数は1点だけだったんですけどその1点が自分の弱味であったり、疲れてるときにタックル簡単に入られてしまったというのが今回は一番そこが自分の中では反省点だなと思うので、疲れてるときこそ攻めて自分の動きをして足を触らせないというレスリングが今後できたらいいなとは思いますね。

――大会も続きますが、今後の目標をお願いします

まず次の大会が6月の明治杯(明治杯全日本選抜選手権)なんですけどその大会に出るので1試合ずつ勝って1つずつ上を目指したいと思います。