ハンドボール部

2017.05.22

関東学生春季リーグ 5月21日 東京・国士舘大学多摩キャンパス体育館

久しぶりの一勝!勝利で春季リーグを締めくくる

 一か月を超える長い戦いである関東学生春季リーグ(春季リーグ)は、この日最終日を迎えた。4年生にとっては最後の春季リーグ。ここまで1次、2次リーグ通算で2勝6敗1分と予期していた以上の苦戦を強いられたワセダは、「勝っていいかたちで終わりたい。それしかないですね」(安藤万衣子主将、教4=東京・文化学園大杉並)と、最終戦では勝利だけを目指して国士舘大との一戦に臨んだ。前半しばらくは追いかける展開が続くも、終盤の4連続得点などで同点に追いつく。すると後半は開始10分で8得点を重ね、リードを奪う。国士舘大の追い上げに一時は同点とされるも、落ち着いて得点を重ねて24-23で逃げ切った。

 スタート直後は吉田瑞萌(スポ1=東京・佼成学園女)のミドルや、川上智菜美副将のサイドシュート、安藤のステップシュートなどでお互い交互に得点を奪う展開になったが、楯如美(スポ2=岐阜・飛騨高山)の2度の退場の影響もありじりじりと点差をつけられ始める。その中で、GK大沢アビ直美(スポ2=東京・佼成学園女)がノーマークシュートを好セーブ、相手に流れを渡さない。3点ビハインドで迎えた前半25分、久保涼子(スポ3=群馬・富岡東)がこの日2本目となる7メートルスローを決めると、楯に代わりポストとして久しぶりに長い時間での出場となった島崎愛(社3=熊本国府)が豪快なシュートをゴールに叩き込み、チームは大きな盛り上がりを見せた。さらに川上智菜美副将(スポ4=東京・佼成学園女)が速攻を決め、内海菜保(スポ4=香川・高松商)もサイドシュートで続いて、逆転に成功する。前半はその勢いを保ったまま12-12の同点で試合を折り返した。

久しぶりの出場で躍動し、チームを盛り上げた島崎

 後半の1点目は国士舘大にとられたが、すぐさま川上が精密なロングシュートをゴールの隅に突き刺し、さらにはサイドシュートを決めて連続得点でいい流れを切らさない。後半4分、GK大沢が相手のワンマン速攻をダイナミックなキーピングでファインセーブ。すると、内海の速攻を皮切りに、杉山瑞樹(社2=神奈川・横浜創英)もワンマン速攻を決め、富永穂香(スポ3=東京・佼成学園女)、金庭亜季(社3=群馬・富岡東)、吉田が続いて5連続得点。20-15と5点のリードを奪った。しかしここからが我慢の時間だった。今リーグを通しての課題である、特に重要な場面でのオフェンスのイージーなミスがこの日も顔を出す。パスカットやドリブルカットから逆速攻を受け、一瞬にして5点のリードを追いつかれてしまう。残り時間は10分、流れにのまれここで万事休すかと思われたが、タイムアウト後の7メートルスローを久保がきっちりと決め、島崎がフィジカルを生かして得点を奪うと同時に相手の退場を誘い、ラスト10分を優位に進めていく。「相手が退場した場面で、あんまり状況を把握できてなかった」と内海が振り返るように、相手退場の時間に大きく突き放すことはできなかった。しかし、10分間相手に連続得点を許さなかったワセダは24-23で紙一重ではあるが、5試合ぶりの勝利を勝ち取った。

秋季リーグでの完全復活が期待される芳村

 最終戦を勝利で締めくくったワセダ。「ポストが攻撃に絡むことが出来た」(安藤)と、前の試合より良くなった点があっての勝利だった。しかし、この勝利は手放しで喜べるものではなかった。「リーグを通して出ていた課題が最後まで改善されなかった」と川上が振り返ったが、これはほかの選手も口をそろえて話していること。オフェンスのイージーなミスから逆速攻を受けてしまう、逆にオフェンスでの得点後にすぐに得点を許してしまう。「走力だったり個々のフィジカル面の強化、あとはシュート決定率」(安藤)と言うように、個人としての課題も山積みだ。「誰がどこで出ても得点には絡めてる」という強みを生かすためにも個々のスキルアップを目指したい。さて、「自分たちが目指すレベルを定める必要がある」と大沢が語ったが、「優勝争いに絡みたい」(安藤)、「3位以上に入りたい」(芳村優花副将、教4=愛知・星城)と言う目標達成に必要な力を見極め、夏の間に他のチーム以上に力を蓄えて、第2ラウンドとなる関東学生秋季リーグでさらに成長したワセダの姿を見せてくれるに違いない。

(記事 佐々木一款、写真 栗村智弘)


関連記事

またしても手が届かなかった勝利、最終戦は勝つしかない!/関東学生春季リーグ(5/20)

まさかの3連敗…。最終週で勝利を目指す/関東学生春季リーグ(5/15)

最終戦で敗北、上位リーグ進出ならず/関東学生春季リーグ(5/14)


関東学生春季リーグ
早大 24 12−12
12−11
23 国士舘大
GK 大沢アビ直美(スポ2=東京・佼成学園女)
LW 内海菜保(スポ4=香川・高松商)
LB 吉田瑞萌(スポ1=東京・佼成学園女)
CB 安藤万衣子(教4=東京・文化学園大杉並)
PV 楯如美(スポ2=岐阜・飛騨高山)
RB 富永穂香(スポ3=東京・佼成学園女)
RW 川上智菜美(スポ4=東京・佼成学園女)
コメント

CB安藤万衣子主将(教4=東京・文化学園大杉並)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

勝てたのは良かったんですけど、同点に追いつかれる場面もあったので課題の残る試合だったなと思います。

――具体的には

速攻のミスであったり、セットオフェンスでパスカットされてしまったり、そういうイージーなミスが試合の中で修正できなかった点ですね。それと、きょうは私たちの中ではハイスコアなゲームで、点を取れるけど守れない、逆に守れるけど点を取れないという時間があったのも課題かなと思います。

――点を取るということと相手を抑えるということを同時にやるには何が必要だと思いますか

点を取った後のディフェンスで簡単に取り返されてるという印象もありますし、ディフェンスが一本ギリギリで守ってくれた後にオフェンスがイージーなミスをしてしまうこともあるので、両方が責任をもってプレーする必要があると思います。

――大きく流れに乗っているとき以外に連続得点する回数が少ない印象があります

そこが弱い所ですね。得点もなんですけど、ミスも一回出はじめるとポンポンと続いていっちゃうので、そこがダメですね。

――きょうの試合で良かったことは

全体としては、いままでポストでの得点が少なかったところを愛(島崎、社3=熊本国府)が良く動いてくれて、ポストプレーが増えたかなと思います。瑞萌(吉田、スポ1=東京・佼成学園女)がシュートを打ちに行った裏のスペースや微妙にできた隙間に愛が走ってくれて、ポストが攻撃に絡むことが出来たと思うので、それは良かったのかなと思います。いろんなプレーが出来たのは良かったですけど、ブロックプレーが少なかったのでそれは課題かなと思います。

――リーグ全体を振り返っていかがですか

不本意ですよね。ケガ人が多いとかも言い訳にならないし、明らかに自分たちのミスで勝てていないと思います。私たち4年生にとっては最後の春リーグで、ここ最近にない最低な結果を出してしまったのは悔しいですね。逆に今がどん底だとみれば、秋リーグは全部チャレンジャーとして戦えるので気持ちは軽いですけど。とにかくこの悔しさを秋にぶつけたいです。

――去年と比べて戦力はいかがでしたか

優花(芳村副将、教4=愛知・星城)抜けて、澪(橋本、スポ4=東京・佼成学園女)抜けて、季穂里(今井、教4=千葉・昭和学院)抜けて、どのチームも4年生の意地で戦ってるところがあるんですけど、そこができない。私も菜保(内海、スポ4=香川・高松商)も智菜美(川上副将、スポ4=東京・佼成学園女)も、自分がミスしたり下級生のミスにそのまま飲まれてしまって、流れを変えてあげられずに引っ張れてない部分がありますね。

――春リーグを終えて主将に対する考え方はいかがですか

ことしは学生コーチのこば(小林佑弥コーチ、スポ3=茨城・藤代紫水)もいるし、同期も10人いて上手く役割を分担しているので、あまり1人でやっている気はしていないです。みんな大変だねと声をかけてはくれるんですけど、私自身はそこまでのプレッシャーはなくて、この環境で主将をできているのはありがたいと思います。

――春リーグ通してチームの特徴として見えてきたものはありますか

誰がどこで出ても得点には絡めてるんじゃないかな。はな(伊地知華子、社3=宮崎学園)が出てきても、涼子(久保、スポ3=群馬・富岡東)が出てきても得点に絡めてるし、選手層としては誰が出てもおかしくないベンチですね。いろんな人がコートに入って、いろんなプレーができるのはちょっと特徴だし、いい点じゃないかなと思います。ワセダはプレーの色がないのも特徴で、その分相手に柔軟に対応できるのはいいのかなと思います。

――関東学生秋季リーグに向けて、夏をどう過ごしていきたいか教えてください

秋リーグは優勝争いに絡みたいという思いがまずあります。夏に向けては、走力だったり個々のフィジカル面の強化、あとはシュート決定率とか。とにかく課題が山積みなので、それを一つずつ消化できるようにしたいです。4年生は就職活動も終わるので、もっとハンドボールに集中して甘んじることなく厳しくやっていきたいと思います。

LB芳村優花副将(教4=愛知・星城)

――きょうの試合はいかがでしたか

個人としてはたくさん課題が残るというか、微妙な出来の試合だったと思います。

――どの辺りに課題が残りましたか

点差がある程度ついたところで出場したんですけど、自分が2、3本ミスをして逆速攻にされてしまって、4年生としてもエースとしてもだめだったなと思います。

――芳村選手は長期離脱から復帰したこともあり試合勘やコンディション調整の難しさもあるのでは

それはあります。ジャンプしづらかったりだとか、その辺りはもうやっていくしかないと思いますし、これから頑張っていきたいです。

――どこをけがしていたのですか

左ひざの半月板を去年のインカレ前から痛めていて、今回はそこを手術したかたちですね。

――春季リーグのチームの戦いぶりに関しては振り返っていかがですか

毎年最初の1、2試合を勝てずに始まることが多かったんですけど、ことしはいいスタートを切ることができました。ただそこから失速してしまって、それは今まであった「やるしかない」という気持ちがなくなってしまったことで、気持ち的にも構えてしまったのかなと思います。

――7位で終えることになりましたがチームの課題としては何が挙げられるでしょうか

ディフェンスから速攻につなげてというかたちをチームとして目指してきたんですけど、速攻がうまくいかなくて、守れてないからだめだったというよりは、守っていても速攻でミスしてしまったり、とにかく自滅というか、自分たちのミスで苦しくなっている試合が多いです。

――前半に流れに乗れない展開も多かったと思います

前半と後半で自分たちのベンチが右側にあるか左側にあるかというのも影響していると思っていて、それによって選手交代のしやすさが違うので。前半にやりづらい方のサイドから始まって、後半は逆にやりやすくなったことでみんなの気持ちも盛り上がってきて勢いに乗ることができる、そういう試合が多かったと思います。

――チームとしては秋季リーグまでにどういった部分を改善していきたいですか

オフェンス自体は層が厚くなったということもあって、そこはすごくいい点だと思うんですけど、ほんとにディフェンスからの速攻を詰めていかないといけないと思います。細かくつなぐところで、走るバランスが悪かったり、単純にパスミスが多かったり、なかなかうまくいかないなあという感じです。速攻がうまくつなげるときは、何連取もできていたり、雰囲気もすごくいいんですけど、速攻でミスをしたり逆速攻をされてしまったりしたときは雰囲気も良くないです。チームとしての強さは、やっぱりそういうところでいかに流れを引き戻せるか、そこが重要だと思います。

――秋季リーグの目標は

3位以上に入れるようにしたいです。どのチームとも競ることができるレベルにはあると思いますし、例えば桐蔭なんかは難しい試合でもしっかり勝っていたりとか、そういう負けないところはすごいなと思うので、自分たちもそういう勝負強いチームを目指していきたいです。

RW川上智菜美副将(スポ4=東京・佼成学園女)、LW内海菜保(スポ4=香川・高松商)

――きょうの試合を振り返ってください

内海 試合自体は勝ったんですけど、リーグの結果を見ると7位ということなので。ずっと競り負けるのが続いていた中で勝てたっていうのは大きいと思うんですけど、でも内容はまだまだ改善することばっかりだなと思いました。

川上 リーグ通して出てた課題が最後まで改善されなくって、きょうの試合も速攻押せなかったり、オフェンスで簡単なミスをして逆速攻でやられたり、ディフェンスでやられてはいけないところを何回もやられたりということが目立ちました。きょうの相手だったら勝てたかもしれないんですけど、目標である上位で戦ったらたぶん負けてるので、課題の残る試合でした。

――試合にはどういう気持ちで臨みましたか

川上 勝って終わりたいという気持ちはありました。国士舘大だろうが競るとは思っていたし、今季は自滅で負けていたので、自滅しないように気合は入れてました。

内海 例年最後国士舘大と当たって、いけるだろうと思って負けちゃったこととかもあるんで。結果だけ見ると、国士舘大が勝ってないという状況ではあるんですけど、対戦相手は変わらず油断しないようにと思ってやりました。

――きょうのご自身のオフェンス面のプレーはいかがでしたか

川上 攻めづらいとかはないと思うんですけど、自分たちのミスで逆速攻されているという感じでした。リーグ通して、オフェンス面は簡単なミスから逆速攻されることが多くて、セットディフェンスに持ち込めない状態でやられてしまうことが多かったです。セットのほうが守れる人がいるので、例えば万衣子(安藤主将、教4=東京・文化学園大杉並)とかがそのまま逆速攻戻ってもゴリゴリ来るタイプには負けちゃうので、その状況にならないためにシュートまでいくべきところを、上でポロポロしちゃうっていうのがリーグ通してありましたね。

内海 相手のディフェンスがうまくて攻めきれてないっていうより、自分たちが合ってない。キャッチミスとかシュートミスとかもそうなんですけど、そこはもっと詰めていかないといけないところだなとも思います。あと、きょう6対6じゃない相手が退場した場面で、あんまり状況を把握できてなかったです。いつも相手が退場の場面で使うフォーメーションがあるんですけど、普通に攻めちゃってミスが起こったりしてたので、そういう状況でも全員が冷静に判断して同じプレーをできるようにしなきゃいけないなと思います。みんな焦っちゃうから。

川上 そうだね。全員慌ててるから、全員落ち着いて攻めたり守ったりできて、ゲームに対しての組み立て方とかもセンターだけじゃなくて全員で考えられたらもっと強いチームになれると思います

――冷静にプレーするためには何が大切だと思いますか

川上 いろんな状況の練習をして、こんだけやったんだから大丈夫っていう自信をもってプレーしていけばゲームでもそんなに焦らなくていいのかなと思います。

内海 いまは、練習は練習という感じがあるので、もっと練習の時から緊張感持って意識を変えていかなきゃいけないなと思いました。

――ディフェンスはいかがでしたか

川上 きょうの試合は私がダメでした。アウト何本も行かれたので。昨日は相手が小っちゃかったので手で守れた部分があったんですけど、大きいエースに対しては私は背が高くないので手だけで行くと持ってかれちゃうので体で入るようにしないといけなかったです。きょうはアウト打たせだったんですけど、スコーンと抜かれすぎてしまったので、私が悪かったです。最初のほうは3枚目がセンターに対して当たるのが低くて、それに対してあたしが怖くて寄ったところを、速いパスですごい走りこまれてやられたので、そこはタイム取った時にバックが強めだったのであたしも寄らないでエース強くいくから3枚目で上げてって言いました。前半で修正できたのでそれはよかったかな。

――後半はいかがでしたか

川上 後半は1-2-3にして、亜季(金庭、社3=群馬・富岡東)も瑞樹(杉山、社2=神奈川・横浜創英)もすごい運動量が多いタイプなのですごい誘えてたし、ポストのカットもいけてたので相手も焦ってくれて、こっちも攻めるディフェンスが出来たと思います。

内海 0-6と1-2-3だとやっぱり0-6は受け身になってしまって、1-2-3は攻めていくというスタンスでやっているので、あの場面ではそれが上手くできてたのかな。

――速攻で点が取れると勢いに乗りますね

川上・内海 そうなんですよ!(笑)。

川上 菜保側にベンチがあると交代もうまくいってすごいスピードに乗れて全員で点とれるんですよ。

内海 逆がダメなんだよね。

川上 昨日も誰がボールをもらうかとか話し合ったんですけど、うまくいかなかったです。

――ベンチの順番は意図的なものですか

川上 きょうはそうしました。

内海 それだと後半バーッといけるんですけど、逆にして前半点差つけて後半は粘るっていうのも試してみたいなとは思いました。

――4年間戦ってきた中でことしのチームはいかがですか

内海 若いっちゃ若いですよね。4年生が全員出てるとかじゃなくて、後輩とかも出てるので。

川上 その分4年が引っ張んないといけないと気負いすぎて、4年生が調子を崩して後輩にもいい雰囲気をつくってあげられないって感じでした。いままで先輩たちに気持ちよくやらせてもらってたので、ことしはそれができるように頑張ります。

――夏をどう過ごしていきたいですか

内海 とりあえず課題がものすごく出たので、一気には無理なんである程度期間があるから、今結構悔しいっていう気持ちが強いと思うんですけど時間がたつにつれてそういう気持ちが薄まってまた秋季リーグ前には慌てるというのが嫌なので悔しいっていう気持ちを持っていきたいです。

川上 課題はいくつかあるので、どこを先にやったほうが良いのかっていうのを4年生が中心に話して、秋リーグまでに全部不安要素をなくすような準備をしていきたいです。

PV島崎愛(社3=熊本国府)

――きょうの試合はいかがでしたか

自分も含めてもっとミスを減らしていければもう少し点差をつけて勝てる試合でしたし、今後に向けてももっと弾みをつけることもできたと思います。

――ミスが起きてしまう原因としてはどういったことが考えられるでしょうか

簡単なミスに関しては一人ひとりが改善していくしかないですけど、最近はギリギリを狙った結果としてのミスがチームとして出てきていると思っています。練習で「ミスしてもいいから挑戦しよう」という気持ちでコンビネーションを合わせていったり、このパスは通る、このパスは通らないというような感覚を体で覚えていったりできれば、そういうミスは減らしていけると思います。

――春季リーグは前半に波に乗れない試合が多くあったかと思います

そうですね。前半に速攻が決まらない試合が多くなってしまって、勢いがつかずに止まってしまうことも多くあったと思います。

――速攻も重点的に取り組んでいることの一つですか

そうですね。ただ、練習の中から相手のディフェンスをいろいろ想定して、それは引いてくるディフェンスであったり、プレスをかけてくるディフェンスであったり、その辺りの想定練習をもっとしていければと思います。

――レギュラー争いに挑むうえで、島崎選手はどういったことを意識していますか

自分の場合はフィジカルが一番の強みだと思っていますし、そこは今スタメンで出ている如美にはない部分だと思うので、そこをどれだけアピールできるかだと思っています。あとはボールのキープ力がまだまだ足りないと思っていて、シュートできなくてもキープする、そういうボールへの執着心は練習から高めていきたいです。リーグ期間中は土日が練習ではなく試合になるので、監督にアピールするのはなかなか難しいですけど、いつでも出るための準備はできていますし、自分のいいところを出そうという気持ちでいます。秋季リーグまではまだ時間があるので、それまでにしっかりアピールしていって、秋季リーグではフル出場できるよう頑張りたいです。

――やはり少しでも長く試合に出たいという気持ちは強いですか

強いです。私は試合中も常にベンチの前の方に行って準備するようにしていて、それは勝手なことでもあるんですけど、それぐらいの意識を持って自分から前に前に進んでいかないと、後ろに下がっていても絶対使ってはもらえないので。練習から自分の気持ちを前面に押し出していければと思います。

――秋季リーグに向けてチームとしてどういった準備をしていきたいですか

けが人が戻ってくる中で、その復帰した選手たちが必ず出れるというわけではないですし、逆に今まで出ていた選手が出続けられるというわけでもないので、私の場合は戻ってくる季穂里さんと如美(楯、スポ2=岐阜・飛騨高山)と勝負して、そこは学年関係なく私がレギュラーを取るという気持ちでやっていきたいです。チームとしてもそういう覚悟というか、チーム内でもっと競争していくことで、レベルの底上げもしていけると思うので、そこをもっと盛り上げてやっていきたいですね。

GK大沢アビ直美(スポ2=東京・佼成学園女)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

ベンチで見てた人や観客の人も同じことを思ったと思うんですけど、ミスがすごい多かったです。(春リーグの)10試合通してもミスが目立っていて、ため息つくぐらいミスが多かったので、このままじゃどこのチームにも点を離して勝つことができないと思います。レベルの低いミスをなくすために、練習からミスに対して厳しくやっていかなきゃいけないなと思いました。

――ミスについてはデータをとったりしているんですか

やってます。毎回攻撃回数に対してミスがすごく多くて、それを毎回課題にしてるんですけど改善できていないです。そこはコートプレーヤーの人たちの意識の低さだと思うので。私は攻撃には参加しないので口で言うことしかできなくて、見てて歯がゆい気持ちになるので本当に徹底的に直していってもらいたいと思います。練習とか試合中も言ってるっちゃ言ってるんですけど、届いてないのかなって思ってます。

――きょうのご自身のキーピングの出来はいかがでしたか

50点ぐらいです。ノーマークシュートは何本か止められていたんですけど、どこを守ってどこを打たせてという指示がディフェンスにあまり出せていなかったのと、自分が言ったのにそこを止められなかったというのが多かったので。

――試合中よくディフェンスとコミュニケーションをとっていますね

約束事で、ここは絶対に守るって決めたところも守れてなかったので伝えました。それは1対1が出来てないから守れてないんですけど、1対1が弱いのは根本的にフィジカルとかにも問題があるので、そこも練習で詰めていかないといけないと思います。あとオフェンスでも、ボールをポロってしたりとか足元に当てちゃったりとか、そこでミスするかっていうミスが多くて、それは大学生としてレベルが低いと思うので、そこは自覚と責任をもってやっていくしかないのかなと思います。

――春季リーグを通してワンマン速攻が少ないように見受けられましたがいかがですか

飛び出しが遅いんですよ。私ももっと早く飛び出すようにって後ろから指示出してるんですけど、守り切ると良かったってほっとしてしまって、ディフェンスからの切り替えが遅くなってると思います。私からももっとワンマンの練習をして、速攻の練習とかでサイドの飛び出しをもっと早くするようにって指示を出していかなきゃいけないですね。

――今回の春季リーグの結果についてはどう思いますか

いまさら言うのもなんですけど。万衣子先輩が集合の時に「競る試合になると思うけど」って言うんですけど、なんで最初から競る試合って決めつけてるのかなって思います。それでは相手のレベルに合わせてる感じがして、自分たちがどこのレベルでやっていくのかを、定められてなかったと思います。私は10点差つけて勝つ試合をつくりたいと思ってるんですけど、相手のレベルが上がってきてるのもわかったうえで、その上を目指していかなきゃいけないのに、同じレベルでやろうとして逆に自分たちの力が発揮できてないと思います。まず、自分たちのレベルがどこなのかっていうのを明確にしないと、どこを目標として何を目指しているのかがわからないのでそこからかなと思います。

――秋リーグに向けて夏をどう過ごしていきたいですか

負けた相手にリベンジしていくしかないと思っているので、自分からもっと率先してミスに対して厳しくしていきたいと思います。

LB吉田瑞萌(スポ1=東京・佼成学園女)

――きょうの試合はいかがでしたか

落とせない試合でしたし、最初から強気でいけたんですけど、終盤自分の息が上がってきたときに、ディフェンスで自分のところでポストに自由に動かれてやられてしまった部分がありました。そこで集中力を切らさずにやれれば、もっとよかったなと思います。

――やはりチームとしてこの試合は落とすわけにはいかないという意識があったのでしょうか

そうですね。

――入部後初のリーグ戦となりました。高校とは違い毎週試合がありましたが、それに関しては

試合数が多かったというのもそうですけど、大学生のスピード感に慣れていなかったというのもあって。その中でメンバーに入れていただいて、正直最初の数試合は特に疲れましたし、結構しんどかったですね(笑)。

――やはり高校と大学では違う部分がありますか

ありますね。スピードもパワーも全然違います。

――その中でどういったことを意識してプレーしていますか

富永さんとか安藤さんみたいにスピードがあってカットインも得意な選手と合わせるときは、自分もなるべくスピードを落とさないように、そのスピードの中でシュートを打つようにしています。あと芳村さんと合わせるときは、二人とも上から打てるので、大きく展開していこうと意識しています。

――自分の持ち味はどういったところにあると思いますか

カットイン、ミドル、アシストといったプレーを満遍なくできるようにと思っているんですけど、ミドルの確率がまだまだ低いので、そこは秋までに精度を高めていきたいと思っています。

――きょうの試合でもそうですが、ミドルを狙ったときに相手のDFが吉田選手の腕をしっかりと抑えにくるという印象があります

リーグ戦の序盤は相手も私のことをあまり知らなくて、結構フリーで打てていたんですけど、最近はやっぱり相手も研究してきているというか、マークが厚くなったところで無理やり打たされてしまっていると思います。そこは歩数を気をつけたりして、もっとスピードに乗ってプレーできるようにしていきたいです。

――ディフェンスに入るときに感じる違いはありますか

高校生のときはわざとポストを空けておいて、そこをカットしにいくようにしていたんですけど、大学では相手もわざと空けているのを読んでいて、そこと逆のポストを使ってきたりとか、自分の考えのさらにその先を突いてくるので、それは対応できるようになりたいです。

――秋季リーグまでにどういったところを伸ばしていきたいですか

やっぱり一番はミドルシュートの確率を上げるということですね。あとはディフェンス面でも貢献していきたいと考えているので、もうちょっと体力をつけて運動量を増やせるようにしていきたいです。