バレーボール部

2017.05.20

春季関東大学リーグ 5月20日 大東文化大学東松山校舎総合体育館

日大相手に完敗 あすこそ自分たちのバレーを

 またも勝利に届かなかった。春季関東大学リーグ戦(春リーグ)も最終週を迎え、現在2位の早大は、現在3位で追いかける日大との対戦を迎えた。序盤から自分たちのバレーを展開することができず、苦しい戦いを強いられる。ラリーを続けるうちにペースをつかみかけるも、時すでに遅し。セットカウント0-3(16-25,25-27,20-25)と完敗を喫した。

 「自分たちがやりたいバレーができなかった」と、中川知香(スポ4=神奈川・川崎橘)は顔を曇らせた。第1セット序盤からアタックが奮わず、得点が奪えない。原因はやはり森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)への厳しいマークだろう。必ず2枚でブロックに入られ、思うようにスパイクが決まらない。相手にブロックポイントを献上する場面も多々あり、セッターの芹澤友希主将(スポ4=茨城・土浦日大)の判断で、中川や浅野泉里(文4=岐阜)にトスを回す戦法に切り替える。二人の健闘によって点は入りだしたが、流れを物にするには至らなかった。レセプション(相手サービスに対するレシーブ)の不安定からなかなかいいボール運びができず、何度も連続失点をしてしまう。そのまま受け身のバレーが続き、このセットを大差で落とすこととなった。

攻撃の中核を担った浅野

 第2セットはシーソーゲームとなった。浅野のスパイクがいい軌道を描き、相手のレシーブの穴に度々突き刺さる。さらに森も相変わらずの厳しいマークをはねのけ、徐々にスパイクを決め出した。しかし早大の強みであるはずの粘り強いレシーブが発揮できず、どうにもペースを我が物に出来ない。相手のスパイクの球威を軽減し、レシーブしやすくするために相手の攻撃の速さに合わせたブロックを試みるも、相手もそれを見越しているのか、タイミングが合わず弾かれてしまう。そうした一進一退の攻防が続き、試合はデュースに突入。森のスパイクで先制するも、そこから3連続失点。このセットも奪えなかった。続くセットでは芹澤が一球目をスパイクするなど、攻撃的なバレーを展開し先行するが、またも相手のスパイクを遮断できず、リードを守り切れない。中盤に差し掛かると日大は、攻撃のパターンにそれまであまり行ってこなかったツーアタックや速攻を織り交ぜてきた。対応が遅れた早大は、結局そこで出来た点差を埋められず、勝利を逃した。今季初となるストレート負けであった。

マークをはねのけスパイクを放つ森

 今回の敗戦で春リーグ1位の可能性はなくなってしまったが、まだ1部昇格の望みは残っている。あすに控えた強敵国士館大との対戦にむけて、芹澤は「チームが始動した時のことを思い出して、一点一点楽しんでやっていきたい」と意気込みを語った。早大にとって試合を楽しんで自分たちのバレーをすることが、強さを引き出す最良の方法であることは間違いない。あすの春リーグ最終戦、勝って有終の美を飾れるか。試合を楽しもうとする選手たちに期待がかかる。

(記事 坂巻晃乃介、写真 加藤佑紀乃)

セットカウント
早大 16-25
25-27
20-25

日大
スタメン
レフト 中川知香(スポ4=神奈川・川崎橘)
レフト 富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)
センター 浅野泉里(文4=岐阜)
センター 森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)
ライト 井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)
セッター 芹澤友希(スポ4=茨城・土浦日大)
リベロ 飯田友美(商2=長野・諏訪清陵)
リベロ 河治えみり(社1=北海道・旭川実)
コメント

芹澤友希主将(スポ4=茨城・土浦日大)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

試合の入りとか、今週の練習の雰囲気とかはすごく良くて。自分たちでもいけると思っていたんですけど、それなりに相手も対策をしてきて、それに自分たちが対応できなくて。気持ちの部分でも弱くなってしまった部分があると思うし、押される場面で負けてしまったのが反省点だなと思います。

――やはり課題はブロックでしょうか

そうですね。レフトが高かったり、ライトが速かったりしてタイミングがつかみづらいというのはあるんですけど。自分のブロックアウトだったりとか、ライトの早い攻撃に対してのブロックの基準の位置っていうのがまだまだ出来ていないというか。やっぱりブロックは課題ですね。

――トスを上げる場所はどのように意識しましたか

最初に中川(知香、スポ4=神奈川・川崎橘)と浅野(泉里、文4=岐阜)にトスを上げて、後半は森(佳央理、スポ3=群馬・高崎女)と富澤(結花、スポ2=東京・文京学院大女)に上げようと思っていたんですけど、後半になっても森と富澤のマークが全然変わらなくて。悩んだんですけど、(ブロックが)2枚でも決めてもらおうと思って、最後は二人に託しました。

――きょうの相手に対してはどのような対策を打っていましたか

レフトが高いトスっていうことだったので、ブロック時にゆっくり飛ぶということだったり、センターを2枚つけようということでやっていたんですけど、相手の勢いもあって押されてしまったのが大きいかなと思います。

――国士館大戦にむけて意気込みをお願いします

何があるかわからないので、リーグもあと一試合ですが、気を張りすぎず楽しんでやっていければ自分たちのバレーが出来ると思うので勝てると思うので、最後は全員で、このチームが始動した時のことを思い出して、一点一点楽しんでやっていきたいと思います。

中川知香副将(スポ4=神奈川・川崎橘)

――きょうの試合振り返っていかがですか

自分たちがやりたいバレーができなかったなと思います。1セット目から自分たちのバレーが出来なくて、悔しいです。

――序盤トスが集まりがちでしたがアタックに関してはいかがですか

代わりに(ブロックが)2枚つくのは当たり前で、1枚になった時にもっとちゃんと決めきれていたら、よりいい展開が作れてたのかなと思うので明日はそこを修正して臨みたいと思います。

――きょうの試合を通して浮かんだ課題などはありますか

やっぱりスパイクに関してなんですけど。1枚になった時にマークが薄い分どうやって決めるかだったりスパイクとかより守備がしっかりできないとチームが安定しなくなると思うので、レセプションとかだったり、いいところでディグとかもあげられるように修正したいと思います。

――チーム全体で意識していることはありますか

サーブを攻めようという話だったんですけど、きょうは日大の方がサーブをしてて、自分たちが守っちゃってる感じがあったのでサーブはあしたも本当に思いきってやろうということを話してます。サーブをしっかり打って、みんなで粘ってやっていこうという話をしています。

――あすの国士館大戦にむけての意気込みをお願いします

相手は全勝チームで、簡単に勝てる相手ではないと思うんですけど、今まで新チームが始動してからやってきたことを出して、気持ちで負けなければ勝てると思うので、自信を持って戦いたいと思います。