レスリング部

2017.05.19

東日本学生リーグ戦 5月18日 東京・駒沢体育館

またも接戦をモノに出来ず手痛い一敗。最終戦に向け、早大戦士は上を向く

 前日の予選リーグで大接戦の末、拓大に敗れ5年ぶりの優勝への夢が断たれた早大。一つでも上の順位を目指し、気持ちを新たに5~8位決定戦に臨みたいところだったが思うような試合運びは出来なかった。初戦の国士舘大戦では軽量級2人が続けて敗れ、厳しい展開に。続く3人が連勝し、勝利に王手をかけるも残る2人が連敗を喫し、前日に続いて接戦を落とすこととなった。続く明大戦には勝利し、1勝1敗としたが7人全勝は出来ず、後味の悪さが残った。

 5位に入るために非常に重要な国士舘大との初戦。前日、3戦全勝でチームの大黒柱として存在感を放った57キロ級の伊藤奨主将(スポ4=長崎・島原)がいきなり敗れ、続く61キロ級の吉村拓海(スポ2=埼玉栄)も試合中に足を負傷してテクニカルフォール負けと厳しいスタートになった。それでも続く65キロ級の米澤圭(スポ3=秋田商)、70キロ級の梅林太朗(スポ1=東京・帝京)、74キロ級の伊藤駿(スポ3=京都・網野)の3人がきっちり連勝し、勝利へ王手をかけた。そして試合を決めるべく86キロ級に登場したのがエース山﨑弥十朗(スポ2=埼玉栄)。前日の拓大戦で、王手がかかった試合を1点差で競り負けており、何としても勝ちたい一戦だった。攻め手を欠き、リードを許して第2ピリオド終盤を迎えたが、相手を場外に押し出して同点に追いつく。しかし、試合終了間際に失点し敗戦。最重量級の松本直毅(スポ2=神奈川・横浜清陵総合)に勝利を託すことになった。バトンを渡された松本は必死に相手に食い下がったが、3度のバックポイントを取られ、チームを勝利に導くことは出来なかった。

貫禄のプレーで白星を重ねる米澤

 最終日に向け、勝って勢いをつけたい明大戦は伊藤奨、矢野富三家(スポ4=島根・隠岐島前)の4年生コンビが連勝。続く米澤も一切隙を見せず貫禄の勝利を収めた。さらに梅林が新人離れしたプレーでテクニカルフォール勝ちし、山﨑も無難に勝利して合計5勝を挙げた。しかし、斎藤隼佑(スポ3=群馬・館林)と松本は完敗し、全勝とはならずチームの雰囲気も良いとはいえなかった。

 

新人離れしたプレーを見せている梅林

 明大戦に勝利し、何とか5位への望みをつなげたが、太田拓弥コーチが「優勝を狙っているチームが(最高でも)5位にしかならないというのは(モチベーションが)下がらないでもない」と語ったように優勝が消滅し、士気を上げるのが難しい状態だ。ルーキーの梅林がプレーや応援でチームを鼓舞しようとしている姿勢が見えるだけに上級生の奮起に期待したい。最終日の専大戦に勝って、一つでも上の順位でリーグ戦を終えるために早大戦士は再び上を向いて戦う。

(記事 皆川真仁、写真 杉野利恵、藤岡小雪)

※10点差がつくとテクニカルフォールとなる

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結果

1試合目 ●早大3-4国士舘大

2試合目 ○早大5-2明大

太田拓弥監督

――国士舘大に敗れてしまいましたが、敗因はどのあたりにあるでしょうか

やはり軽量級のところで、悪くても1勝1敗に持っていきたかったのですが、2連敗してしまって良い流れをつくれなかったところですね。あとの米澤(圭、スポ3=秋田商)、梅林(太朗、スポ1=東京・帝京)、伊藤駿(スポ3=京都・網野)としっかり勝ってくれたので。弥十朗(山﨑、スポ2=埼玉栄)もいつもあの選手とは接戦で、お互いの手の内を知っている中で、戦いづらかったかなと思いますけど、それでもやはりあそこはしっかりと勝って順位を上げるかたちで終わりたかったですね。

――吉村選手(拓海、スポ2=埼玉栄)は足を負傷されたのでしょうか

そうですね。たぶん最初にタックル入られたときに足をひねったみたいで、試合終わったらすぐに病院に行って治療を受けました。

――山﨑選手は明大戦も含めてそこまで調子が上がっていないのかなという感じでした

負けて優勝戦を戦うようなモチベーションだとか、国士舘大にも負けたということでなかなか気持ちも乗らないと思いますが、それを踏まえてももっともっと勝たないといけないのかなと思います。

――明大戦は全体的に振り返っていかがでしたか

優勝するようなチームだと、もっと圧倒して勝たないといけないところが、軽量2階級も接戦にしちゃいましたし、61キロ級は(点差を)離しましたけど、もっと前半の部分で得点差を離してほしかったですね。そこらへんがモチベーションがなかなか上がらないというのが分からないでもないのですが、もっともっと圧倒しないといけないのかなと感じます。

――試合前から意識が上がっていない感じでしたか

いや、とにかく気持ちを切り替えてやろうということはスタッフ、4年生含めてみんな分かっていることなので。ただ優勝を狙っているチームが(最高でも)5位にしかならないというのは(モチベーションが)下がらないでもないですが、内容はどうであれとりあえず明大に勝ってあしたにつなげられたので、その点は良かったかなと思います。

――重量級についてはいかがですか

自分のかたちというのが、松本直毅(スポ2=神奈川・横浜総合清陵)に関してはないので、この大会でどういった方向性でレスリングをするのかというのは明確に見えたので、それを徹底して指導していきたいなと思います。

――あしたに向けて意気込みをお願いします

ことしのリーグ戦の最後の試合なので、軽量級から4年生2人が勝って良い流れを作って、中量級につないで、(今後の)前期の試合につなげたいなと思います。