水泳部

2017.05.17

第93回日本選手権関東地区予選 5月14日 千葉・秀明大ウォーターポロアリーナ

経験は次回につなぐ、悔しい7位

TEAM 1P 2P 3P 4P
藤村
早大
▽得点者
齋藤1、小泉1
TEAM 1P 2P 3P 4P PT
早大
秀明水球クラブ
▽得点者
齋藤2、大竹1、徳用1
※PTはペナルティーシュート戦を指す
TEAM 1P 2P 3P 4P
早大 11
茨城水球クラブ
▽得点者
小泉4、大竹2、齋藤2、百田2、徳用1

 前日の予選Aブロックを2位で通過した早大。今季日本学生選手権優勝を目標に掲げているため、今大会は上位4位に食い込んで経験を積んでおきたいところだ。決勝ラウンドでも新人を起用したチームはうまく機能するのだろうか。

 1回戦の対戦相手の藤村は前年度大会2位と実力のあるチーム。決勝へと進むために勝たなければならない試合だったが、試合開始3分、退水(※)でピンチを迎えると相手に先制点を譲ってしまう。小泉まお(教3=東京・中大付)と齋藤有寿(スポ4=山形工)が遠目からループシュートを決めて、前半を2-3で折り返した。巻き返しを図りたい後半戦だったが、昨年度2位のカベは厚かった。強気でゴールに迫ってシュートを放つも、相手キーパーが好セーブ。守備が薄くなったところで点を取られたり、キーパーの逆をつく鋭いシュートを放たれたりと得点を重ねられてしまった。一方早大は第3、4ピリオド無得点で藤村に2-6で敗戦した。

巧みなシュートでゴールを揺らした齋藤

 前日対戦した秀明水球クラブとの再戦となった2回戦、両者一歩も譲らぬ熱いシーソーゲームが繰り広げられた。第2ピリオドで徳用万里奈(社4=埼玉・秀明英光)が相手に水中に抑え込まれながらも粘りのシュートを決める。さらに、第4ピリオドでは相手の退水で得た好機を生かし、パス回しからゴール前に空間を作ると、大竹いこい(教4=東京・藤村女)の放ったボールは華麗にゴールネットを揺らした。全ピリオド終了時点で4-4と同点だったため、勝敗はペナルティーシュート戦にもつれ込んだ。先攻は秀明水球クラブ、4本中3本決めて早大にプレッシャーをかける。後攻の早大は3本中2本決めており、4本目外すと敗退が決定する。息をのむ局面、ワセダの想いがこもった一球は虚しくも相手キーパーに阻まれ、早大は6-7で勝利を逃した。最終戦は経験豊富な茨城水球クラブ、技術面で劣る早大はスピードと体力で勝負した。序盤からシュート本数で相手を圧倒、ボールを奪って一気に相手ゴールまで攻め込むと、キーパーの動きを観察して冷静にシュートを放ち、スコアを積み上げる。無失点かつ下級生を組み込んだ新戦術を試すことを重視した試合は、第4ピリオド11-1でコールド勝ち。この結果、早大は7位で終幕を迎えた。

チーム最多得点を決めた小泉

 結果こそついてこなかったが、大会を通して「新入生含め、チーム全員が早大の戦術を理解して戦っていることが再確認できた、いい試合でした」と齋藤は振り返った。しっかりと連携が取れていて、チームワークは例年よりも高い完成度を誇る。ディフェンスを重視した粘り強いプレーを体現していく、今季の早大からは目が離せない。

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事、写真 上野真望)

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コメント

齋藤有寿(スポ4=山形工)

――今大会をどのように位置づけて臨まれていたのでしょうか

日本学生選手権で優勝を目指しているので、ここでしっかり上位4チームに入ることを目標にここ二日間は戦っていたんですけれども、その位置づけからすると今回の試合結果はよくなかったという風に感じています。

――齋藤選手はどのチームからも執拗にマークされて非常に戦いづらそうだと感じていたんですけれども、いかがでしたか

相手が二人以上マークしてくることは予想できていたんですけれども、マークを躱(かわ)してそれ以上のプレーをすることができなかったことが、自分の中でとても悔しいです。

――第1試合、藤村に敗戦してしまった要因はどこにあるとお考えですか

相手がスピードのあるチームではなかったのですが、経験値がとても高くて、その経験の差が如実に現れた試合でした。やはりどのチームと対戦しても自分たちのプレーがしっかりとできるようにならなければいけないと思います。

――自分たちのプレーというのは、ディフェンスを中心におく練習をされてきたことを指すのでしょうか

そうですね。ディフェンスを中心にカウンターで攻めていくというスタイルをとっていこうと考えています。

――2試合目は一進一退、見ていてハラハラする試合展開でしたね。最終的にはペナルティーシュート戦まで持ち込みながらも負けてしまい、非常に悔しい思いでした。プレー中考えていたことを教えてください。

第4ピリオド、残秒30秒ほどのときに私がシュートを外してしまって、結果ペナルティーに持ち込まれてしまったんですね。1試合目の敗戦からうまく切り替えて、第2試合はロースコアまで持っていけていたので、私の力不足というのもあるんですけど、勝ちきれないところがチーム全体でまだまだ弱い点だと思っています

――最終戦では、無失点かつ新たな戦術を試すことを重要視されて戦っていらっしゃるように感じたのですが

対戦相手は経験値が高いチームだったので、1試合目の藤村のときのように、相手のペースに飲まれないことを意識していました。点差はけっこう開いていたのですが、第2ピリオドまでにコールドすることを目標にしていたので、最終ピリオドまで粘られて苦しかったです。ただ、チームの全員が戦術を理解して戦っていることを再確認できたいい試合だったと思います

――1年生も最終戦ではメンバーに投入されていましたね

この土日は控えで、なかなか試合に出してあげることができなかったのですが、それでも一人一人が戦術を理解して連携をとれていたので、これから鍛えていきたいなと考えています

――新体制になってチームのまとまりはいかがですか

個人的には、時期的なことを考えると、新入生がチームのスタイルを理解してくれているので、例年に比べると完成度が高くてまとまっていると感じています。下級生からも意見を出してくれる上に、互いのプレーを尊重しあえているのがいい傾向ですね。

――どのようなチームを作っていきたいとお考えですか

雰囲気としては、学年を問わず全員が意見を出していけるようなチームを。戦術的なことでは、ディフェンスを重視した粘り強い水球ができるチームにしていきたいですね。

――最後となりますが、次回の試合に向けて改善していくべき点はどこでしょうか

ほかのチームは相手と競り勝って得点につなげているんですけれども、ワセダは自分たちのミスがなければ得点されることがないチームです。良くも悪くも自分たち次第なので、次の試合では自分たちのプレーを忠実にこなしていきたいです。