バレーボール部

2017.05.15

第2回アジアU23男子選手権大会 5月1〜9日 イラン・アルダビール

山﨑がU23の代表に選出!準優勝に輝く

 春季関東大学リーグ戦がちょうど折り返しを迎えた頃。イランで開催されるアジアU23男子選手権大会(アジア選手権)に向けて代表メンバーが招集され、早大からは山﨑貴矢副将(スポ4=愛知・星城)が選出された。大学やVプレミアリーグのチームに所属する23歳以下の選手12名がアジアを相手に戦い、堂々の準優勝。8月にエジプトで行われる第3回世界U23男子バレーボール選手権大会への切符を手にした。

 この大会にはアジアから11チームが参加。4つの組に分かれてグループ戦を行った後、各組の上位2チームが順位決定予備選に進む。日本は初戦でスリランカと対戦。第1セットを大差で奪うと勢いそのままにストレート勝ち。続くタイとの対戦はセットを取って取られてという展開に。フルセットまでもつれ込むが最後に振り切りグループ戦1位通過を決めた。順位決定予備戦ではカザフスタン、チャイニーズタイペイにいずれもストレート勝ち。勢いそのままにマレーシア、再びの対戦となったチャイニーズタイペイを下し、決勝へ駒を進めた。

銀メダルを手に笑顔を見せる日本チーム

 迎えたイランとの決勝戦。開催国であるイランが決勝に駒を進めたことで、会場には多くの観客が詰めかけた。日本にとっては完全なアウェー状態。お互いの声も聞こえないほどで「しっかり輪を作ることや、目を見て話すことを意識した」と山﨑は言う。1セット目、2セット目ともに一歩抜け出した状況でセットポイントを迎えるがそう簡単にはいかなかった。20点を超えてから強さを発揮してきたイランに対し競り負け、2セットを立て続けに落とすと3セット目はミスが目立ちストレート負け。惜しくもアジアの頂点をつかむことはできなかったが、堂々の準優勝に輝いた。

 山﨑はこの大会全試合にスタメン出場。「自分的には全然ダメだった」と自身のプレーを振り返った。高さのある相手と戦うためにも、スパイクでは確実にセッターと合わせられるように、また世界を圧倒するサーブを身に付けたいと成長を誓った山﨑。国際試合で世界の高さを肌で感じ得たものは大きいだろう。また今回の結果により、8月にアジアだけでなくヨーロッパも含めた世界を相手に戦う機会を手にした。「シニアで結果を残すことが次の2020年にもつながる」と山﨑はすでに先を見据えている。自分自身のため、チームのため、そして日本のバレー界のため、この経験を糧にさらなる飛躍を遂げたい。

(記事 杉山睦美、写真 本人提供)

コメント

山﨑貴矢副将(スポ4=愛知・星城)

――合宿などはいつ頃から始まったのですか

23日の日曜日、リーグ戦が終わってから集合して一昨日(11日)の夜に帰ってきました。

――早大とミドルの使い方に違いもあったと思います

全然使い方は違いました。真ん中を使っていくという基本的なところは同じなのですが、セッターが違うというところが大きかったと思います。

――普段と違うセッターと合わせる際に意識したことなどはありますか

自分はいろんなセッターと合わせる選手ではないので、しっかり練習しないと合わないです。今日の試合でも(順大戦)小林(光輝、スポ3=長野・創造学園)とそんなに会っていなかったので、セッターの特徴をつかんでうまく合わせられるようにならなければいけないなと思いながらやっていました。

――海外での試合ということで体調管理など意識したことはありますか

怪我はしないということと、前回高校生の時にイランに行った際に、最終日だったので問題はなかったのですが熱を出してしまったので体調不良は絶対になくそうと思って気をつけていました。結局お腹を壊してしまったのですが・・・。

――全試合スタメン出場でしたが大会を通してプレーを振り返って

今回は自分的には全然ダメだったと思っています。何か持って帰ろうと思っていたのですが、全然調子が上がりませんでした。逆にダメだったことで、もう一度全部見直す必要があるなと思いました。

――具体的な課題点はどこですか

サーブが武器で代表に選ばれているのに、サーブが全然入りませんでした。そこは直すべき点だと思います。あとはもともとスパイクがそんなに良くないので、攻撃の起点になることができていなかったです。

――決勝戦のイラン戦は完全なアウェー状態でした

アウェーはすごい感じました。この距離で喋っていても全然聞こえないくらい歓声があったので。その点でコートの選手で話し合ってしっかり輪をつくることや、目を見て話すことを意識しました。

――決勝戦で惜しくも敗れてしまいましたが、そこで見つかった課題はありますか

イランはヨーロッパ風なバレーをしてくるというのがありました。1セット目2セット目はどっちも自分たちが先にセットポイントを取っていたのに、2点差で負けてしまいました。逆に言えば20点を超えた時に(日本が)弱いというのもあるかもしれないんですけど。ヨーロッパのように20点を超えてからの強さを身につけなければいけないと感じました。

――日本の大学と対戦する時と、海外の相手と対戦する上で大きな違いはありますか

やはり高さです。今回はアジアのチームが相手だったので、台湾などは日本と同じようなチームでやりやすさはあったのですが、イランみたいなチームだとはるかに高い選手ばかりでそこが大きな違いだと思いました。

――今回の準優勝でU23世界選手権への切符を手に入れまいたがその結果については

優勝はできませんでしたが、切符を取れたことは大きいことでU23はシニアの一つ下のカテゴリなので、そこで結果を残すことが次の2020年(東京オリンピック)にもつながってくると思います。今回切符が取れたことはとても良かったと思います。

――改めて世界を相手に戦った上でご自身が今後強化したいと感じた点はありますか

高さでは勝てないことは分かっているので、その上で確実にセッターと合わせる攻撃と世界を圧倒するサーブを身につけることが大切だと思います。

最終結果

2位