ハンドボール部

2017.05.14

関東学生春季リーグ 5月13日 神奈川・桐蔭横浜大学体育館

最終戦で敗北、上位リーグ進出ならず

 上位リーグ進出への望みをつなぐため、勝利が絶対条件の東海大との一戦。試合前、安藤万衣子主将(教4=東京・文化学園大杉並)は「自分たちにできることで最善を尽くそう」と話して臨んだ。前半を6点ビハインドで折り返したワセダだったが、後半一時は点差を2点まで縮める踏ん張りを見せる。しかし、結果は16-21。試合終了のブザーが無情にもワセダの2次下位リーグ決定を告げた。

 先週とは打って変わって立ち上がりに調子が上がらないワセダは開始5分間で0-3と得点を挙げることが出来ない。そんな状況を打開したのは川上智菜美副将(スポ4=東京・佼成学園女)のロングシュートだった。続いて内海菜保(スポ4=香川・高松商)が華麗にスカイプレーを決めると、ポストに切った富永穂香(スポ3=東京・佼成学園女)がしっかりとシュートを決め3連続得点で一気に同点に追いついた。それぞれが普段とは違うプレーをし、ハンドボールのオフェンスの多様性と面白さを感じさせる。その後は競った展開がつづいたが、ラスト10分で4連続得点を許してしまう。7メートルスローのチャンスを得るも得点できず、6-12とダブルスコアで折り返すこととなった。

今季ポストとして攻守で体を張り続ける楯

 第2戦で10点差を追いついているワセダにとって、6点差は射程圏内だ。勢いに乗っていきたいところで後半開始早々に、きょうケガから復帰したエース・芳村優花副将(教4=愛知・星城)が2連続得点。「自分が出ることによる変化をチームで生かせれば」と話した芳村だったが、その言葉通り、芳村に厚くなったディフェンスの間を安藤がカットイン、さらには強烈なステップシュートを決め14-16の2点差まで詰め寄っていく。その後は、GKの大沢アビ直美(スポ2=東京・佼成学園女)も7メートルスローを止めるなど好セーブを見せ、試合は7分近くどちらも得点できない時間帯が続いた。次の1点はどちらに入るのか、会場中がそのゆくえを固唾(かたず)をのんで見守った。そして後半21分、均衡を破ったのは東海大のロングシュートだった。ワセダはそのまま勢いを取り戻すことができず敗れた。

復帰戦で2得点を挙げた芳村

  きょうの結果で7位に終わった1次リーグだったが、振り返ってみると僅差の試合が非常に多くなっている。「そこ(ミスする展開)をどれだけ厳しく、どれだけ打開できるかだと思います」(安藤)。主将の言葉にあるように、秋に向けて少しずつ着実にミスを減らしていくことが必要となる。芳村も復帰し、さらに選手層に厚みを増したワセダは2次リーグを戦い抜く中で自らの課題とも向き合っていく。
 

(記事 佐々木一款、写真 山下夢未)


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関東学生春季リーグ
早大 16 6-12
10−9
21 東海大
GK 大沢アビ直美(スポ2=東京・佼成学園女)
LW 内海菜保(スポ4=香川・高松商)
LB 江島朋夏(スポ3=東京・佼成学園女)
CB 安藤万衣子(教4=東京・文化学園大杉並)
PV 楯如美(スポ2=岐阜・飛騨高山)
RB 富永穂香(スポ3=東京・佼成学園女)
RW 川上智菜美(スポ4=東京・佼成学園女)
コメント

CB安藤万衣子主将(教4=東京・文化学園大杉並)

――きょうの試合前はどういう話をされましたか

やられるところがどこかは明確にイメージできていたので、やられちゃいけないって言ったところはやられないで、打たせるところは打たせる。100パーセント守れるわけじゃないので、自分たちにできることで最善を尽くそうと話していました。

――相手のエースに対しての対策はいかがでしたか

あのエースの対策は結構そこしかしてないんですけど、真似できるプレーヤーではないので打たれてしまったり、パワーとスピードとかは凄かったですね。そこに対して厚く行こうと言って、厚く行っても抜かれてしまいましたね。

――クロスのフェイクを入れて自分で攻めてくるというプレーへの対応はどうしていましたか

あれは、クロスするエースの子に智菜美(川上副将、スポ4=東京・佼成学園女)をつかせて、その子をできるだけ打たせないようにしました。後半とか結構守れてる時はあれをアウトに持ってって、次に回ってくるサイドにサイドディフェンスがベターっとついて守れてるところはあったかなと思います。前半まだあんまり足が動いてなくて、後半の出だしは足が動いてきてよかったのかな、前半がよくなかったですね。

――後半はいかがでしたか

チャージ、オーバーを相手が連続してくれたとき、うまく守れたときにそれを速攻までつなげなくて守って速攻できない、点取れないっていうのが少し続いてしまいました。

――ワセダの良い流れの後に、途中お互いに得点が動かない時間がありました

はい。14-16くらいで止まった時間に、自分もオフェンス専門として点が取れなくて判断ミスもあったかなと思います。

――ラストパスまでテンポよく繋がる時間帯もありましたね

あの時は流れに乗っていて、優花(芳村副将、教4=愛知・星城)が復帰して優花に(ディフェンスが)厚く行って真ん中から私がパーンとステップシュートを打てたり。速攻で菜保(内海、スポ4=香川・高松商)がうまく裏を走ったりとか、いい時はうまくいけたんですけどダメな時はダメで0か100みたいなところが良くなかったですね。ずっと課題にはしてるんですけど。

――芳村選手の復帰はやはり大きかったですか

大きかったですね。私は4年一緒にやっててやりづらさとかは無かったので、よかったとおもう反面、瑞萌(吉田、スポ1=東京・佼成学園女)とかだったらどうだったんだろうというのはあります。私が真ん中に入って優花、私、瑞萌とかだったら回ってたけど、そうじゃないときにうまく作れないところがあったのかな。でもあれだけ最初に強く行ってくれればありがたいです。まだ復帰したてだし、合わせられてないところは合わせられていないので、そこはこれからに期待ですね。

――2次リーグはどう戦っていきますか

課題はすごい分かりきっていて、ミスする展開も自分ではわかっていて、速攻が下手だったり、点を取れない時間が続いたり。そこをどれだけ厳しく、どれだけ打開できるかだと思います。いいイメージも全然できてるので、優花が入った分誰を落とすか悩むくらい選手層は厚いので、高いレベルで競争していけば上がって行くかなと思います。

LB芳村優花副将(教4=愛知・星城)

――復帰初戦、どのような気持ちで試合に臨みましたか

もともと、そんなにたくさん出る予定ではなかったので、自分が出ることによる変化をチームで生かせればなと思っていました。あとは、自分も点を取りたいと思っていました(笑)。

――復帰早々に得点を決めましたが、お気持ちは

外したと思っていたら決まっていたので、とてもうれしかったです。

――周りとの連携については、いかがですか

今週から6対6などの練習は始めていて、万衣子とかとはずっとやってきていたので、そんなに不安はなかったんですけど、瑞萌とはやっていなかったのでコンビが合うかどうか不安がありました。これからまた練習していきます。

――ケガの回復具合については

バッチリです(笑)。

――1次リーグは外から見る期間が長かったと思います。副将という立場から見て、いかがでしたか

きょうだったら、追いつき始めたところで踏ん張りきれなかったり、他の試合でもここの一本が大事というところで決めきれなかったり守りきれなかったりしたので、そういう弱さは出ているなと感じています。

――2次リーグではどのような戦いをしていきたいですか

2次リーグでは、技術的な面はもちろんなんですけど、ここ大事だから一本集中して取りにいこうという共通意識をチームで持てればなと思います。