バレーボール部

2017.05.13

春季関東大学リーグ 5月13日 大東文化大学東松山校舎総合体育館

課題見えるも、意地で勝利をつかみとる

 春季関東学生リーグ戦(春季リーグ戦)も折り返しを迎え、これまで5試合すべてストレート勝ちの早大はきょう、都留文科大との一戦に挑んだ。相手のサーブに苦しめられつつも2セットを先取。しかし第3セットで相手ブロックが一段と厳しくなると勢いを封じられ、フルセットにまで試合はもつれ込む。終盤は相手のミスにも助けられ、3-2(25-23、25-20、26-28、18-25、15-10)で勝利をなんとかつかみとった。

 滑り出しは好調だった。相手の強力なサーブで体勢を崩される場面も多々見られたが、早大のスパイカー陣が要所で点をもぎ取る。序盤の7連続得点もあり、リードを保ったまま第1セットを制した。続く第2セット、センターの森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)が厳重にマークされ打ちづらい状態が続くも、セッターの芹澤友希主将(スポ4=茨城・土浦日大)の絶妙なトスの配給により、攻撃の幅を広げ得点を稼ぎ、このセットも奪取した。

 左右にトスを上げる芹澤

 「いままでストレートで勝ってきたので、どこかでまたストレートで勝てるのではないかと気が抜けた部分があった」と振り返ったのは森。リードを許すことなく2セットを先取して、きょうもストレート勝ちだ――。そんな油断があったのかもしれない。第3セットになると相手ブロックがより強固になり、森は十分にスパイクを打つことができない。また早大のブロックは相手の攻撃に対応できなくなり、センター、レフト、ライトからの攻撃を許すことになる。森の攻撃が封じられ、終盤は富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)にボールが集まるが、デュースの末の1点が決められず、26-28で第3セットを明け渡した。意気消沈のまま挑んだ第4セット。相手のスパイクに加え自らのミスもあり、勢いを取り戻すことなくこのセットも奪われてしまう。「これまで気持ちで勝ってきた部分があるのにそういう雰囲気を出して行かなかった」(富澤)。第5セットは気持ちを奮い立たせ、強気に攻撃を展開。相手のミスにも救われ、なんとか白星をあげることができた。

 最終セットは富澤のアタックで流れを引き寄せた

 「3セット続けて勢いや気持ちを途切れさせず、声を出したりしてチームで話していければ」と富澤は今回の試合を振り返った。今季はこれまで3セット先取の試合しか経験してこなかっただけに、フルセットの試合運びの難しさを実感した。春季リーグ戦のシステム上、今後の対戦相手はいままで以上になると予想される。これから待ち受ける勝負所に向け、さらなるレベルアップが求められる時が来た。

(記事 鎌田理沙、写真 川浪康太郎)

セットカウント
早大 25-23
25-20
26-28
18-25
15-10

都留文科大
スタメン
レフト 中川知香(スポ4=神奈川・川崎橘)
レフト 富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)
センター 浅野泉里(文4=岐阜)
センター 森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)
ライト 井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)
セッター 芹澤友希(スポ4=茨城・土浦日大)
リベロ 飯田友美(商2=長野・諏訪清陵)
リベロ 河治えみり(社1=北海道・旭川実)
コメント

芹澤友希女子主将(スポ4=茨城・土浦日大)

――今日の試合を振り返っていかがでしたか

1セット目2セット目は取れたのですが、気が抜けてしまって、3セット目最後の最後で取りきれなかったのが反省点で、でも5セット目、自分たちの強みである粘りで取れたのでよかったと思います。

――初のファイナルセットでしたね。緊張はされましたか

そうですね、ずっとストレートで勝ってきたので追われる立場というか、そういう面ではすごい緊張したんですけど、やっぱりやってきたことを信じて頑張りました。

――4セット目を落とした時、他のメンバーにはどのような声をかけられましたか

やっぱり、すごい点差で離されて負けてしまったので笑顔が足りなくなってたので笑顔が大事ということと、後は仲間を信じて頑張ろう、という言葉をかけました。

――5番の森さんがマークされていましたね、他の人に回していたのように見えたのですが配分はどうお考えでしたか

そうですね、もう森はずっとセットを取ってきてマークされてるのは当然なんですけど、最初の場面で他の人に行ってもらって、最後は頑張って行ってもらって、という感じでした。

――今回アタックを決められてしまうことが多かったですね

今までやってきたチームに全部どこからでも打ってくるというチームはなかったんですけど、速いボールでライトもレフトもセンターも全部打ってくるってところでバックが甘かったかなと。

――そこを修正するためには何をしようと考えていますか

やっぱりドロップのマークをしっかりすることと私たちはレシーブが武器なので粘り強く競って頑張りたいと思います

――明日に向けての意気込みをお願いします

明日も速攻が多いチームなのでブロックをしっかりすることと、さっきも言ったんですけど、粘りというものを大事にして仲間を信じて全力で戦っていきたいと思います。

森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)

――きょうの試合を振り返って

今までストレートで勝ってきたので、どこかでまたストレートで勝てるんじゃないかと気が抜けた部分があったなと思います。それが3セット目の最後に出てしまったかなと思います。

――中盤以降相手からのマークが厳しかったようですね

最初からブロックが私に2枚、レフトに1枚の体制でやだなぁと思ってたんですけど。3セット目の最後で切れなくなってから自分の中で弱気になってしまって。4セット目はチーム全体としても受け身になってしまった部分があったんですけど、5セット目になってからはそんなことを言っていられないと思って切り替えました。

――ご自身のブロックについては

ブロックは全然ダメでした。相手の攻撃が速くて、全体的にきょうはブロックがダメだったと思うので、帰って練習する時間はないので、ビデオとか見てあしたの対策をしたいと思います。

――相手の速攻に苦しめられているようでした

そうですね。あの人(幡野萌子・都留文科大)は前までセミ(高いトス)ばっかり打っていたので、きょうも高いトスが来るだろうなと思っていたら速攻で来たので、不意を突かれました。

――あしたに向けての抱負をお願いします

あしたはしっかり勝って、相手がどうこうよりも自分たちのバレーがしっかり組み立てられるように攻める気持ちで頑張りたいと思います。

富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)

――きょうの対策は具体的にどのようにされてきましたか

センター線のターンなどの攻撃に対して、しっかりレシーブやブロックで頑張ろうと言っていたのですが、相手の方が上回っていてあまり対応できませんでした。今回はあまり良くなかったですね。

――3セット目が終わったあとの雰囲気は

みんなシュンとしていて。これまで気持ちで勝ってきた部分があるのにそういう雰囲気を出して行かなかったので、4セット目もそのまま行ってしまったと思います。もう1回チームの気持ちや雰囲気を持ち直さなければいけないという話をしました。

――3セット目の終盤は富澤選手にたくさんトスが上がっていました

きょうは私のスパイクの調子が良かったので、友希さん(芹澤友希主将、スポ4=茨城・土浦日大)も上げてくれたと思います。でもあと1点というときに決められなかったのでそこは課題だと思います。

――では相手のブロックについては

今後も相手がもっと強くなってもっと厳しいマークが付くと思うのですが、私は佳央理さん(森佳央理、スポ3=群馬・高崎女)みたいな動いた攻撃がないので、ちゃんとブロックを抜く、真ん中に落とすだとか、同じ攻撃だけどタイミングや高さを変えて、たくさん工夫してマークを外せればと思います。

――相手のサーブ、スパイクといった攻撃はいかがでしたか

サーブですごく崩されたと思うので、自分たちも崩さなければいけない友思います。スパイクに関しては自分たちのブロックが良くないので、抜いてきたボールをレシーブできるようにしたいです。特に私は後ろに回ったときにレシーブを頑張りたいので、後ろに行ったときは自分が中心となってできるようにしたいです。

――では、課題はサーブレシーブ、ブロックでしょうか

最後の5セット目は何が良かったというより勢いだったと思います。3セット続けて勢いや気持ちを途切れさせず、声を出したりしてチームで話していければと思います。

――あしたに向けて意気込みをお願いします

あしたも粘ってくるチームだと思うのですが、ここでセットを落としていては優勝して1部に上がることはできないと思うので、ストレートで勝てるように雰囲気を盛り上げていきたいです。

飯田友美(商2=長野・諏訪清陵)

――フルセットのゲームでしたが、振り返って

チームとしては最初の方はいい感じだったのですが、途中で相手が乗ってきて、なんとか粘って勝てました。

――相手のサーブは受けていてどう感じましたか

そんなに強いサーブではなかったのですが、自分が慌ててしまって、最初の方は全然キャッチできませんでした。みんなからの「ゆっくり」といったアドバイスを受けて徐々に修正していきました。

――相手のスパイクに関してはいかがでしたか

ブロックが割れてきたらしっかりスパイクを打ってくるし、相手は結構見えていたのかなと思いました。

――特に第3、4セットは押される展開となりました

相手が、ワセダはブロックで必ずシャットアウトできるわけではないということを分かっていた上で打ってきていたと感じました。

――2年目のシーズン、ここまでを振り返っていかがですか

ことしはレセプション(サーブレシーブ)のリベロとして出ているのですが、自分の中でまだ波があるので、安定してできるように頑張りたいです。

――コート上に井上裕利恵選手(スポ1=岡山・就実)、中川知香選手(スポ4=神奈川・橘)と本職がリベロの選手がいることは大きいですか

裕利恵も知香さんもリベロなだけあってレシーブがうまくて安定しているので、そこと連携していけていると思います。

――あすの試合に向けた意気込みをお願いします

あすも厳しい試合になると思いますが、チーム一丸となって頑張りたいです。