ラグビー部

2017.05.12

関東大学春季大会 対流通経大 4月14日 茨城・たつのこフィールド

流通経大戦展望

 関東大学春季大会(春季大会)も折り返し地点を迎える。ここまで2試合を終え、いまだ勝ち星のない早大。そのスコアは大東大戦が0-27、東海大戦が29-67と、力の差を見せつけられる結果となった。春季大会3試合目は茨城・たつのこフィールドで流通経大との一戦に臨む。早大はなんとかここで連敗を止めたいところだ。

 セットプレーの崩壊。ここ2試合の最大の敗因と言っても過言ではない。今回もFWの勝負の結果が、試合の勝ち負けに直結してくると予想される。ここまで早大は、スクラムで相手を押し込むどころか、マイボールスクラムでターンオーバーされることすらしばしばあった。フロントローのメンバーがまだ固定されていないことも影響しているだろう。昨年不動の1番として活躍してきたプロップ鶴川達彦(文構4=神奈川・桐蔭学園中教校)の3番での起用や、ルーキーのプロップ久保優(スポ1=福岡・筑紫)の投入などから、模索している様子がうかがえる。また、東海大戦ではゴール前のラインアウトモールで押し込まれてピンチを招く場面も見られ、FWのシンプルな力負けが感じられた。流通経大のFWは、スタメンのほぼ全員が体重100kgを超す。セットプレーやモールにおいて、重量級FW相手にどこまで戦えるかが勝負のカギを握るだろう。

スクラムが勝敗を左右する

 敗戦続きではあるが、全く収穫がないというわけではない。「早めに試合を体感してほしいし、戦力としても期待している」という山下大悟監督(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)の意図の下、東海大戦には5人の1年生が出場。先述の久保の他、フランカー丸尾崇真(文講1=東京・早実)、NO・8下川甲嗣(スポ1=福岡・修猷館)、WTB古賀由教(スポ1=東福岡)らが赤黒に袖を通した。中でも、スタメン出場の古賀はデビュー戦にして2トライを決める活躍。チャンスをしっかりとものにし、フィニッシャーとしての片りんをのぞかせた。1年時から試合へ出場して経験を積むことは、彼ら自身にとってだけではなく、チームにとっても今後への大きな収穫だと言える。まだ入部して間もないだけに、スタミナに関しては改善の余地があるが、起爆剤となる可能性は十分に秘めている。東海大戦の結果を受けて、デビュー2戦目となる流通経大戦でルーキーたちがどのようなプレーを見せるのか。非常に楽しみな部分だ。

東海大戦で2トライを挙げたWTB古賀

 自分たちのかたちにできたときは良いテンポでアタックできているだけに、セットプレーが改善されれば勝機はある。スクラムは、早大の強みにしていくと宣言しているもののうちの1つ。流通経大戦は、自分たちの強みを出し切るような内容のある試合をしたいところだ。春季大会後半戦も帝京大戦、明大戦とタフな試合が続く。まずは1勝。今後に向けて弾みをつけたい。

(記事 本田理奈、写真 大庭開)