野球部

2017.05.11

東京六大学春季リーグ戦 5月13、14日 神宮球場

立大戦展望

 前節の東大戦で2連勝、なんとか優勝への望みをつないだ早大。先発が試合をつくり、打線がつながり得点を奪う。理想的な試合運びで勝利を手にした。そして迎える第6週、早大が迎え撃つのは首位・立大。ここで3つ目の勝ち点が取れれば優勝に大きく近づく。今こそチームの底力を見せる時だ。

 エース小島和哉(スポ3=埼玉・浦和学院)がケガで戦線離脱。そんな緊急事態を救ったのは開幕から好投を続けるルーキー早川隆久(スポ1=千葉・木更津総合)柳澤一輝(スポ4=広島・広陵)だ。東大戦で初先発を果たした早川は持ち前の制球力、新人離れしたマウンドさばきで初勝利。プロ注目の東大エース宮台康平(4年)に投げ勝ってみせた。一方の柳澤は140キロを超える速球と新たに取得したスプリットのコンビネーションで三振の山を築き、東京六大学リーグ戦(リーグ戦)初完封。また、経験豊富な大竹耕太郎(スポ4=熊本・済々黌)も控える。柳澤の2回戦での先発は確定的だが、1回戦での先発は立大打線との相性を見て判断されそうだ。誰が投げるにせよ、先発二人が試合をつくることが勝利の絶対条件となる。

東大戦で初勝利の早川。強力・立大打線に挑む

 現在打率リーグトップの主砲・加藤雅樹(社2=東京・早実)に注目が集まるが他の打者も存在感を発揮している。不動の1、2番の八木健太郎(スポ4=東京・早実)宇都口滉(人4=兵庫・滝川)がチャンスメーク、加藤と明大戦からクリーンナップを任されている岸本朋也(スポ3=大阪・関大北陽)がホームに返す。打つべき役者がしっかり仕事を果たしている。不振に苦しんでいた佐藤晋甫主将(教4=広島・瀬戸内)も東大戦で2安打と復調の兆しをみせており、さらなる打線のつながりが期待できる。

リーグトップタイの12打点をたたき出している笠松

 対する立大は飯迫恵士(3年)がリーグ3位の高打率と打線をけん引。山根佑太(4年)もここまで2本塁打と勝負強さを発揮している。そして、負傷離脱していた笠松悠哉(4年)が復帰したことが大きい。2回戦で満塁弾を含む2本塁打を放ち、現在打点はリーグトップタイ。笠松らを中心に切れ目のない打線を形成する。投手陣は田中誠也、手塚周(ともに2年)の左右の二枚看板がキーマン。そしてその後ろにはルーキー中川颯(1年)が控える。アンダースローから繰り出す緩急で打者を幻惑。下から浮き上がるような軌道から130キロを超えてくる速球も、球速以上の速さを感じるはずだ。ここまで他大学も中川に苦戦しており、終盤のリードさえた展開で登板してくれば厄介な存在になることは間違いない。

 東大戦後、髙橋広監督(昭52教卒=愛媛・西条)は立大戦に向けて何度も「粘り強く」と口にした。好選手を多くそろえる立大と前節のようなワンサイドゲームは期待できない。先発は試合をつくり、簡単に崩れない。打線は後ろにつなぐ意識で1点を確実に取りにいく。あらためて野球の基本に立ち返ることが大事になってくるだろう。「粘り強く」勝つ。今カードでの勝利は、混戦の優勝争いから一歩抜け出すことを意味する。早慶戦で3季ぶりの頂点に返り咲くためには、絶対に負けられない戦い。賜杯の行方を占う運命の第6週が、いよいよ幕を開ける。

(記事 高橋弘樹、写真 大谷望桜、郡司幸耀)

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東京六大学春季リーグ戦星取表
順位 立 大 明 大 早 大 慶 大 法 大 東 大 勝ち点 勝率
立 大 5/20
5/21
5/13
5/14
△2-2
○4-2
●1-6
●2-10
△6-6
○4-2
○2-0
〇18-4
〇11-2
.714
明 大 5/20
5/21
○6-5
○3-2
5/13
5/14
●1-2
●0-5
○6-2
○13-0
.667
早 大 5/13
5/14
●5-6
●2-3
5/27
5/28
○7-3
○5-3
○7-4
○12-0
.667
慶 大 △2-2
●2-4
○6-1
○10-2
5/13
5/14
5/27
5/28
△5-5
●4-5
●4-8
○9-5
○11-2
.571
法 大 △6-6
●2-4
●0-2
○2-1
○5-0
●3-7
●3-5
△5-5
○5-4
○8-4
5/20
5/21
.500
東 大 ●4-18
2-11
●2-6
●0-13
●4-7
●0-12
●5-9
●2-11
5/20
5/21
.000