ホッケー部

2017.05.10

春季関東学生リーグ 5月7日 神奈川・慶大日吉グラウンド

王座へつなげ!怒涛(どとう)の8得点

 ここから2勝。予選リーグが終わり、気の抜けない順位決定戦が始まった。対戦相手は学習院大。昨年の秋季関東学生リーグ戦(秋季リーグ戦)2部を制し、満を持して1部に乗り込んだ。早大は1部優勝の経験もあり、実力に差があることは明白だ。しかし、油断は禁物。「緊張感を持って臨んだ」と選手たちは口をそろえた。試合は終始早大ペースで進み、FW清水拓登(スポ1=滋賀・伊吹)のハットトリックを含め8得点。相手の攻撃を封じ無失点で勝利を収めた。

 「大量得点で勝つ」と意気込んだ早大は開始から激しい攻撃でゴールに迫る。14分にペナルティコーナー(PC)を獲得すると、シュートを打ったのは清水。ここまで4戦すべてにフル出場し、2戦目以降連続して得点を決めている頼もしいルーキーだ。しかしボールはゴールポストに当たり、先制点とはならなかった。「まずいと思った」と語る清水は22分のPCでリベンジ。一撃が足りずもどかしい状況に勢いをもたらした。直後の25分にはDF糸賀俊哉(スポ3=島根・横田)が不意を突いて点を追加。さらに27分、早大4回目のPCからまたも清水が得点を決めた。わずか5分の間に3点を奪取し、前半を終える。

今季初得点を決めた関

 3点リードで迎えた後半、早大は前半以上の猛攻をしかけた。MF宮口和樹主将(スポ4=滋賀・伊吹)やFW今村光成(商2=東京・早大学院)がサークル内に押し入り、相手ゴールに肉薄したが、枠をとらえることができない。12分にMF倉田登志矢(スポ4=静岡・伊豆中央)がネットを揺らした。4年生の公式戦初得点がゴールラッシュの皮切りとなった。直後にはFW関修平(商3=東京・早大学院)が左からシュート。「1年からの練習の成果が発揮できて素直に嬉しい」と、会心のゴールに笑顔をみせた。少数精鋭の早大にとって、後半は毎回試練の時間となる。しかし、この日は違った。27分にPCをとられるまで相手をサークルに寄せ付けず、得点の機会を封じる。早大の攻撃は止まらず、糸賀が今試合2点目を、清水が3点目を追加。最後に宮口主将がだめ押しの1点を獲得し、大量8得点、無失点で試合を終えた。

得点を重ね喜ぶ選手たち

 70分、攻守に走り続ける選手たち。特に後半の粘りが、普段以上に印象に残る試合となった。その要因として宮口主将は「走るときと走らないときの切り替えをしっかりできていた」と語る。今試合での経験は「少人数でも十分に戦える」というチームの自信につながるだろう。きたる次戦は因縁の相手、慶大。勝てば全日本大学王座決定戦(王座)、負ければ終わり、のシビアな戦いとなる。早大は2014年から連続で出場。4年連続出場が期待される。全国の切符を手にするのはどちらか。今こそチームの力を結集して、勝利をつなげ。

(記事 榎本透子、写真 成瀬允)

春季関東学生リーグ
早大 3-0
5-0
学習院大
コメント

MF宮口和樹主将(スポ4=滋賀・伊吹)

――きょうの試合の心構えはいかがでしたか

きょうからの試合は決勝トーナメントなので、負けたら王座に行けないということだったので、まずはきょう勝って次に繋がる試合をしたいと思って試合に臨みました。

――学習院大の印象はいかがですか

学習院大は格下だと思っているので、勝つことはできると思っていたのですが、油断をしたら負ける可能性もあったので、最後まで気を引き締めて、点を取りにいくようにチームで心掛けました。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

前半少し点が入らなくて、ピンチが続く場面があったのですが、徐々にチームの士気も高まって、得点を取れるようになって圧勝することが出来たので、非常にいい試合だったと思います。朝一で足が動かなかったのが、後半はしっかりみんなの体が出来上がってきたので、後半に得点が伸びたのではないかと思います。

――ご自身の得点シーンを振り返っていかがですか

前半から果敢にドリブルで得点を狙いに行ったのですが、なかなか決めることが出来ず他の選手に任せていて、自分でも得点を取りたいと思って後半に臨んで、関選手が運んできたボールのリバウンドにしっかりと詰められて、得点を取れたのでよかったです。

――後半に粘れた要因は

少数精鋭なので、交代の人数があまりいないということもあって、一人一人の体力強化が課題になっているところがあったので、ラントレをしたり、試合の場面において走る時と走らない時の切り替えをしっかり出来ていたので、きょうの試合は最後まで走り切れたと思います。

――次戦への意気込みをお願いします。

僕自身1年生から毎年王座に出させてもらっているので、もしことし出場出来れば4年連続になり、後輩たちにも全国の舞台に連れて行ってあげたいと思うので、王座への切符を失わないように、しっかり次も勝っていきたいと思います。

MF倉田登志矢(スポ4=静岡・伊豆中央)

――きょうの試合の心構えはいかがでしたか

法政大に負けた段階で、残りの試合は全て負けられない試合になって、駿河台大に勝って、プールを3位で通過して、順位決定予選と順位決定戦は負けられない試合で、チームとしてはきょうの試合は通過点です。王座出場を見据えて、5位決定戦を見据えて練習してきたので、勝ってチームに勢いをつけるようにきょうの試合に臨みました。

――学習院大の印象はいかがですか

戦力的には早大が有利に進められたとは思うのですが、公式戦の後がない時に力を発揮してくるチームなので、確実に早大がチーム力で圧倒しなければならないと思っていました。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

ケガ人が多くて、ポジションの違う選手がスタメンで出場したりして、先週の課題を調整して練習をしてきたので、違和感なく試合をすることができました。リーグの最初の頃に課題だった、PCやフィールドゴールも取ることができて、守りも0点で終えることができたので、最高の形だったかなと思います。

――後半に粘れた要因は

中盤がカウンターに備えてプレーをしていたので、適度に休むことができつつ、カウンターをされても防ぐことができました。1枚目のディフェンスの時に、厳しくチェックすることを意識してやっていたので、粘ることができたと思います。

――ご自身の得点シーンを振り返っていかがですか

公式戦初ゴールということで、前半は右サイドからの攻めではなかなか点を決められなかったのですが、ハーフタイムの時にサークルトップのスペースや、ポイントの周辺にオフェンスがいないということで、その反省を生かして後半はその場所に積極的に入って得点することができたのでよかったです。

――次戦への意気込みをお願いします

1年からずっと王座に出ていて、ことしももちろん4年連続で王座に出たいですし、後輩も連れて行ってあげたいので、駿河台大、慶大どちらがこようとも、しっかりと対策をして、自分たちのできることをフルに発揮して、圧勝で王座出場を決めたいと思います。

FW関修平(商3=東京・早大学院)

――今試合に向けての意気込みは

 相手は学習院大ということで、実力に差があるので大量得点で勝とうという話を(チームで)していたのと、自分としても春季リーグで得点を挙げていなかったので、絶対に点を取りたいという気持ちで試合に臨みました。

――学習院大にはどのような意識を持っていますか

 1回練習試合で戦ったときに大差で勝ったので、実力の差は感じていました。ですが実際昨年、大差で勝てると思っていたチームとの接戦があったので油断せず、緊張感を持って臨みました。

――ポジションが前半MFで、後半FWと変わっていましたがその意図は

 普段中盤をやっている大野くん(FW誠弥、政経2=東京・早大学院)が怪我をしてしまって、その穴を誰が埋めるかということで、練習試合で糸賀が中盤をやったり自分が中盤をやったり試していました。今日は前後半で交替しようという話になりました。

――後半には待望の春季リーグ戦初得点がありましたが、得点シーンを振り返っていかがですか

 中盤でボールをカットできたのはよかったです。あの角度でのリバースヒットは1年の頃からずっと練習してきたので得意にしてきたつもりでも、実戦でなかなか決まらなかったので、ああいった場面で決められて素直に嬉しかったです。

――惜しくも得点につながらないシーンもありましたね

 そうですね、ああいう場面で決め切れる人が本当にうまい人だと思うので、まだまだこれから上達しないといけないなと思いました。

――宮崎前主将(俊哉、平28スポ卒=福井・丹生)から教わった技術は試合で活きていますか

 そうですね。俊哉さんは技術の面やプレスのことを1からいろいろ教えてくれて、それが実際、今の自分の技術に活きている部分もあります。プレスについて、FWでは自分が今最上級生なので、自分が中心となって周りに声をかけて、プレスをかけるようにしています。俊哉さんが教えてくれた通りに、ですね(笑)。

――次戦、順位決定戦への意気込みをお願いします

 駿河台大がきても慶大がきても、王座がかかった試合なので間違いなく接戦というか、激しい試合になると思うので、まずは気持ちで負けないように臨みたいと思います。

FW清水拓登(スポ1=滋賀・伊吹)

――今試合、どのような意気込みで臨みましたか

 きょう負けたら王座に出場できないので、実力差があるチームとは聞いていたんですけど、油断せずに、いつも通りいこうという気持ちで臨みました。

――春季リーグ戦2戦目から3試合連続で得点を決めていますが、得点について意識していることはありますか

 あまり考えすぎないようにしていました。先輩方がPCで僕に(シュートを)打たせてくれることが多いので、期待に応えられるように頑張っています。

――今試合はチーム最多の3点を決めましたが、得点シーンを振りかえっていかがですか

 全部PC(からの得点)だったんですけど、1回目のPCは外してしまってまずいなと思って、なかなか点が決まらない中で先制点を決められてよかったです。

――次戦、順位決定戦への意気込みをお願いします

 FWなので、フィールドゴールでも点を決められるようになりたいのと、次勝ったら王座に出場できるので、チーム全員で王座に向けて今週1週間頑張っていきます。