バドミントン部

2017.05.08

関東大学春季リーグ戦 5月5日 神奈川・日体大健志台キャンパス米本記念体育館

男子は5年ぶり悲願の優勝!女子は悔しさの残る5位

 待ちわびた歓喜の瞬間が訪れた。関東大学春季リーグ戦の最終日を迎え、男子は明大と対戦しマッチカウント3-2で勝利。全勝で5年ぶりの優勝を果たした。しかし、優勝するまでの道のりはそう簡単ではなかった。昨年の関東大学秋季リーグ戦では入れ替え戦を経験し、屈辱を味わったのだ。この悔しさをバネに練習に励み、そして期待のルーキー小野寺雅之(スポ1=埼玉栄)を加えチームの総合力を高めていった。その結果出場選手の一人一人が勝ち星を手にし、幾度となく行われた接戦をものにして栄冠をつかんだ。このメンバーでなければ優勝できなかったといっても過言ではない。個人としては、勝利に大きく貢献した小野寺の活躍が大会全体としても高く評価され最優秀新人賞と最優秀選手賞のダブル受賞を成し遂げた。一方、筑波大と戦った女子はマッチカウント2-3で惜敗。1勝4敗の5位と悔しさの残る結果で今大会を終えた。

 シングルス1の古賀穂(スポ3=福島・富岡)は圧倒的な強さで勝利しチームにいい流れをつくる。シングルス2を任された松本康平主将(スポ4=埼玉栄)の対戦相手は高校の後輩。先輩としてそしてワセダの勝利のために負けられない試合となる。第1ゲームを落とし第2ゲームでも一時6点差がつきここで試合終了かと思われた。しかし、集中力を切らさなかった松本康は相手のミスを誘うなどして逆転に成功し、このゲームを取る。ファイナルゲームでは第2ゲームの勢いそのままに気迫あふれるプレーで相手を封じ込め、チームにとって貴重な白星を手にした。その後のダブルス1とダブルス2を落とし、勝負の行方はルーキーの小野寺に託される。第1ゲームから緩急をつけたプレーで相手を翻弄(ほんろう)し、主導権を握らせることは一度もなかった。最後は鋭いスマッシュを決めゲームセット。その瞬間ベンチにいた選手全員が小野寺の元に駆け寄り、共に喜びを爆発させた。勝利の立役者となった小野寺は「本当に素直にうれしかった」と笑顔でこのときを振り返った。

チームの勝利に大きく貢献した松本康主将

  昨年のインカレ女王であり因縁の相手でもある筑波大と対戦した女子。シングルス1に出場した中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)が接戦の末勝利し、幸先のよいスタートを切った。しかしシングルス2とダブルス1で惜敗。ダブルス2では快勝したもののマッチカウントは2-2。勝敗を左右するシングルス3は松本茜(社2=福岡・九州国際大付)が任された。負けられない試合だったが相手に流れを持っていかれ第1ゲームを落とす。そこで中西は第2ゲームの前に「勝ち負けにこだわるよりも自分のプレーをするように」とアドバイスをした。そのかいあって立て直しをすることができた松本茜は、競り勝ちチームの望みをつないだ。ファイナルゲームでは序盤からシーソーゲームとなったが、イレブンを先取される。後半は連続得点を許してしまい点差を広げられ、反撃及ばず悔しい敗戦となった。

フルゲームの末惜敗した松本茜

 5日間の熱き戦いを終えたバドミントン部。男女共に課題あり収穫ありの大会となった。今大会を踏まえ6月に行われる関東学生選手権での選手全員の活躍がより一層楽しみだ。

(記事 佐藤菜々、写真 高橋里沙、橋本望)

悲願の優勝を果たした男子

結果

▽男子団体〇3ー2明大

シングルス1 古賀穂(スポ3=福島・富岡)〇2-0(21-8、21-8)

シングルス2 松本康平主将(スポ4=埼玉栄)〇2-1(16-21、21―18、21-19)

ダブルス1 中里裕貴(スポ4=埼玉栄)、小野寺雅之(スポ1=埼玉栄)●1-2(20-22、21-16、20-22)

ダブルス2 渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)、吉村徳仁(スポ2=富山・高岡第一)●0-2(18-21、20-22)

シングルス3 小野寺〇2-0(21-14、21―13)

▽女子団体●2-3筑波大

シングルス1 中西貴映女子主将(スポ4=埼玉・大宮東)○2-0(21-17、21-15)

シングルス2 松岡英美(スポ4=福岡・九州国際大付)●0-2(8-21、17-21)

ダブルス1 中村幸(スポ3=富山国際大付)、桃井伶実(スポ2=石川・金沢向陽)●1-2(14-21、21-15、10-21)

ダブルス2 中西、吾妻咲弥(スポ1=福島・富岡)〇2-0(21-13、22-20)

シングルス3 松本茜(社2=福岡・九州国際大付)●1-2(16-21、22-20、13-21)

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コメント

松本康平主将(スポ4=埼玉栄)

――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください

ありがとうございます。うれしい気持ちとやっと優勝できたなという気持ちとほっとした気持ちです。

――きょうのご自身の試合を振り返っていかがですか

対戦相手が高校の後輩ということもあって負けたくありませんでした。自分は最初いいスタートを切ることができたんですが、相手の調子も良くて第2ゲームもずっと相手の流れだったんですが粘って逆転できてよかったです。

――ファイナルゲームはどのような気持ちで臨みましたか

勝たなきゃいけない。それしか考えていませんでした。

――主将として臨んだ初めての大会でしたが

勝ちたい気持ちと勝たなきゃいけない気持ちがあって大変でした。アドバイスをしたりしてチームに貢献できたのではないかと思います。

――今のチームの強みはなんだと思いますか

総合力だと思います。あと、他の大学と比べてワセダはシングルスがしっかりあるとこです。あとはダブルスをしっかり鍛えなければならないなとは思います。

――今後に向けて一言お願いします

今回は3ー2で勝つことが多かったのでそこをなんとか4ー1、欲を言えば5ー0で勝てるチームにするために全員のレベルアップをはかっていきたいなと思います。

中里裕貴(スポ4=埼玉栄)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか

うれしいです。

――5年ぶりの優勝でしたね

5年前優勝した代の先輩が来てくださっていたのですが、やっと強い先輩と同じ土俵に立てたなと感じます。

――チームは全勝優勝しましたが、その要因は何だと思いますか

総合力だと思います。他の誰かが取ってくれればいいやではなく、絶対に自分が取るという気持ちをみんながしっかり持っていました。ベンチで応援してくれている人も、みんなで一つになれたのが良かったと思います。

――きょうは接戦になりましたが、あと一歩のところで競り負けた理由は何だと思いますか

シーソーゲームの中相手を引き離して、マッチポイントを先取したんですけど負けてしまいました。攻める気持ちは負けていなかったと思うんですけど、小野寺(雅之、スポ1=埼玉栄)の疲労などを考えると、自分が決めればよかったかなと思いました。

――この大会を通して小野寺選手とのコンビネーションは良くなったと感じますか

試合を重ねるたびに良くなっていると思います。小野寺はナショナルにも入っているので、毎日練習ができたわけではありませんでした。それでも、ダブルスとして4勝1敗という戦績で終えられたのは良かったと思います。

――どのような収穫を得ましたか

小野寺が前衛で自分は後衛、というかたちをしっかりできたと思います。関東大学春季リーグ戦は優勝したんですけどこれで甘えないで、これから東日本学生選手権(東日本インカレ)や全日本学生選手権(インカレ)でも優勝を狙っていきたいです。

――今後伸ばしていきたいプレーは何ですか

僕は後衛なので思い切り打つことももちろん必要なんですけど、コントロールやスマッシュの質を伸ばしたいです。前衛をやることもあるのでそれに必要な能力や、しっかり動ける体力も身につけたいと思います。

古賀穂(スポ3=福島・富岡)

――優勝おめでとうございます。今のお気持ちは

初めての優勝ということですごく嬉しいです。

――きのう、シングルス1で勢いをつけたいとおっしゃっていましたが、いかがでしたか

そうですね。試合内容も良く、点数もしっかり抑えられたので、勢いに乗れたと思います。

――全勝で試合を終えたことはどう思われますか

初戦の日本大学戦で勝てたのがよかったと思います。

――どのようなところがよかったと思われますか

やはり毎年、初戦で負けて優勝争いに組み込めないというところが例年ありました。自分がことし負けてしまって「ことしもかな」と思ったのですが、きょうMVPをとった1年の小野寺雅之くんのおかげと、先輩後輩のおかげでなんとか初戦を勝つことができて、それから勢いに乗ることができたかなと思います。

――これからに向けてはどのようにしていきたいですか

団体戦は東日本インカレと関東大学秋季リーグ戦とインカレがあります。今回の優勝は全勝ではありますがギリギリでの優勝で、1つ1つを見ると拮抗(きっこう)していてどちらが勝つか分からないという試合が多かったので、全員でしっかり強くなりたいと思います。

渡辺俊和(スポ2=埼玉栄)、鈴木朋弥(商2=宮城・聖ウルスラ学院英智)

――優勝おめでとうございます。今の気持ちを教えてください

渡辺 うれしいですけど個人的には負けが多いので後輩の小野寺くんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。

鈴木 団体で優勝したのは初めてなので素直にうれしいです。しかし自分は負けの方が多いので率直に悔しい思いもあります。

――初戦でのお二人の勝利は大きかったと思いますが振り返ってみていかがですか

渡辺 あそこで勝てたことは大きいことですがその後連続で負けてしまったので全体的に言えば悔しい結果です。

鈴木 初戦のようやプレーをその後の試合でもできたらよかったです。緊張がほぐれたというのもありますし3ー0で勝っていたりすると気が抜けてしまった部分もありました。常に緊張感がなかったわけではないんですが初戦でのプレーを持続できなかったことが本当に悔しいです。

――今回お二人でダブルスに出場して収穫や課題はありましたか

渡辺 他の大学の人たちの方が強いのでその人たちからいいところを学んで今後のプレーに活かせたらいいなと思います。

鈴木 自分たちのプレーを出せているときはいいのですがそう簡単には出させてくれないのが他大学との試合なので、常に自分たちのプレーをして終始リードすることが今後の課題です。

――次の大会に向けて一言お願いします

渡辺 次は関東学生選手権があると思うのでそこではシングルスもダブルスも上位に食い込めるようにあと1ヶ月ちょっとあるのでまた初心に戻って頑張りたいと思います。

鈴木 気持ちとかを全てゼロからリセットして謙虚に少しずつ努力して絶対に上位に入りたいと思います。

小野寺雅之(スポ1=埼玉栄)

――優勝おめでとうございます。きょうを振り返っていかがでしたか

第1ダブルスで決めきれなかったのが悔しかったところですが、最後は勝てたのでよかったです。

――最後のシングルスで2-2で回ってきたときのお気持ちは

結構そういう場面で回ってくることが多く、緊張とかはなかったので、よかったのかなと思います。

――チームの勝利を決めた瞬間の気持ちはいかがでしたか

本当に素直にうれしかったですね。

――大学で初めてのリーグ戦だったと思いますが、振り返っていかがでしたか

今までとは違う雰囲気もあったのですが、慣れてきていると思います

――次の大会に向けて伸ばしていきたいところはどんなところですか

ダブルスは始まってまだ日が浅いのでお互いに練習を積んでもっといい形になるといいかなと思います。

松本茜(社2=福岡・九州国際大付)

――どのような気持ちで試合に臨みましたか

シングルス3を任されたときに、(マッチカウント)2-2で回ってくるというのは想定していたので、一番良い状態で臨めるよう準備していました。

――第2ゲームで巻き返しましたが、第1ゲームを終えて何か要領を得たのでしょうか

相手は積極的に攻めてくるタイプだったのですが、第1ゲームでは守りにはいってしまいました。第2ゲームは勝ち負けにこだわるよりも自分のプレーをするようにと中西さん(貴映女子主将、スポ4=埼玉・大宮東)にも言われたので、自分から攻めていって自分のペースに持っていけたことが良かったと思います。

――チームとしては1勝4敗になりましたがそのことについてはいかがですか

春季リーグの前からずっと中西さんが、私は2つ取るという風におっしゃっていて、あとの一つを私が取りたいとずっと思っていました。でも他の大学も強くて今回なかなか勝つことができなくて、すごく悔しいです。

――この大会を通してどのような収穫を得ましたか

久々の公式戦だったので、冬にやってきたことの成果を実感できました。これから試合が続くので、今回得た収穫を生かして今度は勝てるようにしたいです。