庭球部

2017.05.07

関東学生トーナメント 5月7日 東京・有明テニスの森公園

大矢・清水組、笑顔で春関女王に輝く!

 長く続いてきた関東学生トーナメント(春関)もついに最終日。女子ダブルス決勝が行われ、早大からは大矢希(スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)・清水映里(スポ1=埼玉・山村学園)組が出場した。試合はフルセットまでもつれ込む接戦となったが、最後はスーパータイブレークを10-6で制し、勝利。大矢は今大会ダブルス2連覇を果たした。

 「チャレンジャーの気持ち」(大矢)で、二次予選から勝ち上がってきた大矢・清水組。決勝は東学大の小松莉奈・根本咲菜組との対戦となった。試合は第2ゲームでいきなりブレークを許す苦しい展開となるが、粘りを見せ、すぐにブレークバックする。しかし清水が強烈なフォアハンドでエースを奪う場面も見られたものの、サーブが安定せず、なかなか流れに乗れない。「空回りしてしまった」(大矢)と振り返るように、サービスゲームをキープできず4-6で第1セットを落とした。セット間のトイレットブレークで大矢は清水に、「もっと積極的に攻めていこう」と声をかけた。それに清水も「自分のやれることを出し切るしかない」と奮起。気持ちを切り替えて、第2セットに臨んだ。

途中からは早大のペースに引き込んだ

 第2セットは清水の力強いストローク、大矢の高いコートカバーリング力と持ち味のボレーでポイントを積み重ねていく。立ち上がりから4ゲームを連取し、一気に流れを引き戻した。その後はお互いにサービスキープが続く展開となるが、そのまま逃げ切り6-2で第2セットを奪取。栄冠の行方は最終セットに持ち越された。「楽しくプレーして、結果はその次でいい」(大矢)、と臨んだスーパータイブレーク。手に汗握る接戦となるが、最後は清水のボレーで押し切りゲームセット。優勝を決めた瞬間、抱き合って喜んだ大矢・清水組。終始「笑顔で楽しく」(大矢)プレーした早大ペアが、春の女王に輝いた。「徐々に成長していけた」(大矢)、「希さんには感謝しかない」(清水)。快進撃を見せた早大ペアには、今後もその『笑顔で楽しむテニス』で、さらなる高みを目指してほしい。

優勝を決めた瞬間の大矢(右)・清水組

 今大会は新しいペアリングで臨んだ女子部。細沼千紗女子主将(スポ4=東京・富士見丘)・上唯希(スポ3=兵庫・園田学園)組といった主力が敗退する中で、1年生の活躍が目立つなど層の厚さを見せつける大会となった。春の王者を決める戦いは終わったが、来週には早慶対抗試合が控えている。永遠のライバル・慶大とのプライドをかけた熱戦となるだろう。「チームに貢献できるように頑張りたい」(清水)。頼もしい新戦力を加えた早大は、伝統の一戦でも勝利を目指す。学生女王への道のりは、まだ始まったばかりだ。

(記事 松澤勇人、写真 熊木玲佳)

笑顔で大会を終えた大矢(右)・清水組

結果

▽女子ダブルス決勝

○大矢・清水4-6、6-2、10-6小松・根本組(東学大)

チャンピオンスピーチ

大矢 まず始めに、今大会を運営してくださいました学連の皆さま、東京都テニス協会さま、ありがとうございました。また、朝早くから夜遅くまで応援に駆けつけてくださいました土橋さんをはじめとする嶋崎さん、弥起さん、隼さん、またOB、OGの皆さま、部員の方々、本当にありがとうございました。一緒に戦ってくれた清水に本当に感謝したいと思います。そして今大会本当に苦しい戦いが多かったのですが、最後まで後ろでみんなが応援してくれたからこそこのような結果を出すことができて本当にうれしく思います。インカレでも頑張りますので応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

清水 まず始めに今大会を開催するにあたり、関係者各位の皆さまありがとうございました。そして、日ごろから指導してくださる土橋監督を始めコーチ陣の皆さまありがとうございます。このような結果を残せたのも朝早くから夜遅くまで熱い応援と心強いサポートをしてくださった監督、コーチの方々や庭球部員の皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。そして、いつも陰ながら応援してくれる両親のおかげです。ありがとうございました。シングルスでは悔しい思いをして、ダブルスでは絶対に勝ちたかったので、二次予選からここまで支えてくださった大矢さんのおかげです。本当に感謝しています。この結果に満足せず、夏の大会でも単複ともに結果を残せるように毎日練習頑張ります。ありがとうございました。

コメント

大矢希(スポ3=愛知・名古屋経大高蔵)・清水映里(スポ1=埼玉・山村学園)

――優勝おめでとうございます!いまの率直なお気持ちをお聞かせください

大矢 うれしいです!

清水 うれしすぎます!

――清水選手はチャンピオンスピーチでは涙を流す場面も見られましたが

清水 そうですね、うるうるしちゃいました(笑)。ジュニアの頃からダブルスで関東規模の大会で優勝したことがなかったので、しかも二次予選から始まって優勝することができて、こみ上げるものは大きかったです。

――二次予選から決勝までの勝ち上がりを振り返っていかがですか

大矢 どの試合も絶対勝てるような試合ではなくて、一戦一戦自分たちらしく元気にプレーしようと話していました。細沼さん(千紗女子主将、スポ4=東京・富士見丘)と組んでいたときは上位のシードをもらうことも多くて、優勝しなきゃという思いが強すぎたり、目標を上に見過ぎていたりした時もありました。でも今回はノーシードで、1回戦からチャレンジャーの気持ちで臨んでいけたのがよかったと思います。

――プレッシャーはそれほど感じなかったということですか

大矢 あんまり感じなかったですね。本当に全試合チャレンジャーでした。

――勝ち上がっていくなかで、ターニングポイントとなった試合はありますか

大矢 うーん、どこだろう。私的には、金井(綾香、社4=東京・早実)・下地(奈緒、社1=沖縄尚学)組戦かな。

清水 おおー!私もです(笑)。

大矢 同士打ちでお互い負けたくなかったんですけど、緊張していたなかで二人ともいいプレーができて、それで勝てたというのがとても大きかったですね。

清水 私はその前の日にシングルスで負けてしまっていたので、スイッチを切り替えてダブルスに臨もうと思っていて、それから同期との対戦だったので、勝ちたいという気持ちが強かったです。

――きょうの決勝戦にはどのような意気込みで臨みましたか

大矢 私の中では、ファーストセットを絶対に取るという気持ちで臨んだんですけど、うまくいかず空回りしてしまって。トイレットブレーク取って、もっと積極的に攻めていこうと話して、そこからお互いの良さが引き出されてきたかなと思います。

清水 きのうは私のサービスゲームがなかなかキープできなかったので、きょうはしっかりキープしようと思ってはいたんですけど、第1セットはなかなかサーブが入らず、流れに乗れなかったです。そこで希さんといろいろ話し合って、最後だし、楽しむしかない、自分のやれることを出し切るしかないと思って、好き勝手プレーさせてもらいました。すごく引っ張ってもらって、希さんには感謝しかないです。

――第2セットからは一気に早大ペースとなりましたが、振り返っていかがですか

清水 あんまり覚えてないなあ(笑)。

大矢 私は第1セットはボレーでのポイントが少なくて、自分の持ち味はボレーなので、清水がいいボール打ったらもっとボレー出ようと意識していました。

清水 あ!私は、エンドが変わって、違う方のコートでサービスを始められたんですよ。それで第1セットよりも得意な感じでサーブもできましたし、私のストロークでつないで希さんに決めてもらうっていう基本的なかたちもできてよかったです。

――2日連続のスーパータイブレークとなりましたが、振り返っていかがですか

大矢 10ポイントはどっちに転ぶかわからないので、楽しくプレーして、結果はその次でいいと話してました。そう言いつつも緊張はしていたと思うんですけど、相手よりものびのびとプレーできて、そこが点差につながったのかなと思います。

清水 最後なので攻めていくしかないなと思って、応援も力に変えて、攻めて楽しみつつプレーできたと思います。

――チームの応援も力になりましたか

大矢 サーブの前に後ろから「絶対入るよ!」とか言われるとやっぱり自信になりますし、ポーチも飛び出せます。力になりますね。

――ポイント間には笑顔がよく見られましたが、どんなことを話し合っていたのですか

清水 希さんが、「笑顔でいこう!楽しんでいこう!好き勝手やっていいよ!」って言ってくださったので、私はもう好き勝手できました(笑)。

大矢 (清水は)どんどん顔が引きつっていくんですよ(笑)。集中はしてると思うんですけど。「取りたい、取りたい!」って、肩が上がるんですよ(笑)。落ち着けって言って。

清水 「ちょっと時間置こうか」って言われて、「はい!」っていう感じです(笑)。

大矢 ペア間のコミュニケーションはよく取れていたと思います。

――今大会を通じてペアとして成長を感じた点はどこですか

大矢 全部ですね(笑)。春関の前もそんなに練習できていなかったので、試合を通してだんだんと合うようになってきて、徐々に成長していけたと思います。

清水 私は今回希さんと組むってなったとき、希さんは庭球部のなかでもダブルスの上手な方ですし、私なんかと組んで大丈夫かなという不安もあったんです。練習でも最初は緊張していたんですけど、二次予選から試合を積み重ねていくうちに希さんとの関係もよくなって、自分の最大限のプレーも出せて、本当に試合を通して徐々に良くなっていったと思います。

――最後に、来週の早慶戦への意気込みをお願いします

大矢 ダブルスはまだどういうペアでいくか全く決まっていないんですけど、もしこのペアで出れたら、笑顔で楽しくですね(笑)。勝ちにこだわりつつ、自分たちのプレーができるように頑張りたいです。

清水 出させていただけるかはわからないですけど、もしまた希さんと組ませていただけたら、好き勝手プレーしつつ、もう少し自分のミスも減らさないといけないなとは思っているんですけど、勝ちにこだわって、チームに貢献できるように頑張りたいです。