バレーボール部

2017.05.07

春季関東大学リーグ戦 5月7日 日本大学文理学部総合体育館

粘り切って3セット連取!全勝で前半を折り返す

 粘り強さが光った。1部復帰に向け、春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)を全勝で進む早大はこの日、敬愛大と相対した。第1セットをデュースの末拾うと、その後相手レフトの強烈なスパイクに悩まされるも要所で連続ポイントを奪い、流れを渡さない。結果、セットカウント3-0(27-25、25-22、25-22)と、またもストレートで5勝目を挙げた。

 立ち上がりの第1セット、うまく試合に入った早大は、レシーブ、スパイクともに乗り切れない相手を巧みに崩し序盤から大量リードを奪う。しかしそこから連携ミスやドリブルが続きリズムをつなげられず、2度の3連続失点を喫する。するとセット中盤から好調のレフトにボールを集めた敬愛大に詰め寄られ、一時逆転を許す展開に。もつれこんだデュースで森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)が、厳しいブロックを破って連続スパイクを決め、なんとかセットを奪取した。

 好アタックを連発する中川

 第2セット序盤も勢いに乗れない。好調だったアタッカー陣にスパイクミスが続き、一時5点差をつけられるなど苦しい展開を強いられた。しかしこの嫌な流れを、レフトの中川知香(スポ4=神奈川・川崎橘)が断つ。綺麗に相手陣内へ落とすことはないものの、巧みにブロックアウトを誘う好アタックを連発。練習を重ねたというスパイクで存在感を示し、一気にスコアを五分に戻した。すると勢いを取り戻してきた早大は、苦しんでいた相手スパイクに徐々に対応する。粘り強いレシーブでボールを拾うと、整わない相手ブロックを冷静にかわし、得点を重ねた。セット終盤は調子を上げた富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)がクロスに鋭いスパイクを放ち一気に突き放すと、25-22でこのセットも奪取に成功した。最終となった第3セットは完全に本調子となった富澤を中心に攻撃を展開。一方の敬愛大も再びボールを散らし、両チームスパイカー同士の点の取り合いに。僅差の競り合いが続いたが、4人のスパイカーが確実に仕事を果たした早大に軍配が上がった。セットカウント3-0。早大は5戦連続のストレート勝ちを決めた。

 富澤のスパイクで相手を突き放した

 スコア以上に苦しんだ。「ずっと勝つということが今までなかったので、不安がいっぱいだった」と富澤が振り返ったように、ストレート勝ちを続けることへのプレッシャーは軽くない。相手にも研究を重ねられ、第1、2セットでは暗雲もたちこめた。しかし、芹澤友希主将(スポ4=茨城・土浦日大)の「自分たちのコンセプトである粘りが最後まで発揮できた」という言葉の通り、苦しい状況の中で個々人が奮闘し、全てのセットを拾い切ったことが今季の早大の強さを象徴している。「次戦からはさらに厳しい戦いになる」と選手全員が口をそろえるが、この日の粘り勝ちが、大きな糧となって先の戦いにつながることは間違いない。

(記事 喜田村廉人、写真 坂巻晃乃介)

セットカウント
早大 27-25
25-22
25-22

敬愛大
スタメン
レフト 中川知香(スポ4=神奈川・川崎橘)
レフト 富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)
センター 浅野泉里(文4=岐阜)
センター 森佳央理(スポ3=群馬・高崎女)
ライト 井上裕利恵(スポ1=岡山・就実)
セッター 芹澤友希(スポ4=茨城・土浦日大)
リベロ 飯田友美(商2=長野・諏訪清陵)
リベロ 河治えみり(社1=北海道・旭川実)
コメント

芹澤友希女子主将(スポ4=茨城・土浦日大)

――きょうの試合を振り返って

相手もすごい対策をしてきて、苦しい場面も多かったんですけど、気持ちが一つになってチーム力で勝てた試合だったなと思います。

――競って勝つ展開が多かったが、競り勝てた理由は

本当にそれは気持ちの強さだったと思います。技術的には課題があるんですけど、自分たちのコンセプトである粘りが最後まで発揮できて、気持ちで乗り切れたことだと思います。

――技術の課題とは具体的には

ブロックがまだまだ課題だなと思っていて。最後まで行くと、タイミングとかも練習を積み重ねないと本当にダメだなと思うのでブロックはもうちょっと頑張りたいです。

――きのうの試合あたりから攻撃的な技が目立ちますがそれについては

スパイカーがもともと4人しかいなくて。相手は(ブロックが)3枚いる中で、自分たちはずっと2枚とかでスパイカーの負担になる部分が多いので、少しでもスパイカーを助けられるようにツーアタックとかも必要になってくると感じていたので、しっかり自分も相手を見て攻撃出来たらいいなと思ってやってました。

――相手の2番の対応については

自分の知り合いなんですけど、すごいパワーのある選手で。ずっとクロスを打ってたんですけど、クロス側のブロックっていうのが3セット通じても改善出来てなかった部分もあるので、最初から改善できるような対応力を身に着けていければいいと思います。

――きょうでリーグ戦の半分を終えたわけですが、今後の抱負をお願いします

これから先相手はもっともっと強くなってくると思うし、相手も自分たちの対策をしてきて、自分たちもここまで無敗で来ているので追われる立場になると思うんですけど、ずっと練習を積み重ねてきて自身もついてますし、団結力の高いチームだと思うので、1戦1戦乗り切って無敗で1部昇格できるように頑張りたいと思います。

中川知花女子副将(スポ4=神奈川・川崎橘)

――きょうの試合を振り返って

相手にリードされる展開が続いて、正直すごい苦しかったのですが、そこを勝ち切れたということは次につながると思うので、色々な意味でいい試合だったのかなと思います。

――1セット目はリードして迎えた終盤に連続得点を許してしまいました

最後少し気が緩んで相手に連続得点を許してしまいました。粘ってのミスではなく、単純なサーブミスやスパイクがアウトになったりなど、粘り切れていなかったことで連続失点を許して苦しい展開になってしまったと思います。

――競り合っている場面チームとして意識したことはありますか

目の前の一点を集中して取りに行くということは、全員が意識してやっています。先を見過ぎないで、まずは目の前の一点に集中してやっていました。

――きょうはブロックアウトを狙っての得点が多かったですね

みんなみたいに高さもパワーもないということは分かっていて、まともに打っても拾われてしまうので外に出せば相手もいないので、そういうせこさで得点を取っていこうと思っています。相手も余韻が嫌だと思うんですよ。バーンって決められるよりもブロックアウトを取られた方が気持ち悪いと思うので、そういう点の取り方を練習してきました。きょうはブロックアウトがすごい取れたので良かったと思います。

――サーブレシーブが乱れる場面もありました

きょうはゲームの出だしですごいボールが飛んできて、スパイクへの意識ばかりでまずはサーブレシーブという意識ができていなくて崩されてしまいました。自分は守備で入っているので、攻撃よりもまずは確実に一本目を持って行ってから攻撃に参加するようにしたいです。集中が足りていなかったと思うので、練習も集中してやっていきたいです。

――ブロックについてはどのような指示が出ていましたか

2番の選手がクロスにしか打っていなかったので、ブロックはクロスに寄ろうという話はでていましたが、まだ寄り切れていなくてブロックとレシーブの兼ね合いがうまくいっていなかったので、来週までに修正して前と後ろの連携をよくしていきたいです。

――次戦へ向けて

相手どうこうではなく自分たちが練習でやってきたことや目の前の一点に集中して取りに行くことを忘れなければ勝てると思うので、自信を持って臨みたいです。

浅野泉里(文4=岐阜)

――きょうの試合への対策は、具体的にどのようにされたのでしょうか

(相手が)強いスパイクを打っていたので、まずはブロックを前に出すとか、レシーブはブロックの横に出すとかは練習の中で継続してやっていました。でもきょうは手に当てられたり、間を抜かれたりして得点を取られたので、少し甘かったなと思います。次の週はもっと(ブロックが)きつくなるのでしっかりやらなきゃいけないと思います。

――来週の相手に対してもスパイクを警戒しているのですね

次の相手のほうが、たぶんもう一段上ぐらいの人だと思うので。ブロックに反応する
もともとセンターが本職というか、ずっとやっているポジションではなくて。言ってしまえば(本職なのは)森(佳央理、スポ3=群馬・高崎女)しかいなかったので、そのあたりで慣れていなかったというのは言い訳になってしまうのですが、もっと対応できるような練習はしなくてはいけないと思います。

――では、いまは新しいポジションに慣れていく途中なのでしょうか

いや、いまは「慣れる」という言葉は使わないようにしていて、それは3月で終わりと自分の中で決めていました。いまからは『センター』って思ってもらえるように、試合でちゃんと存在感を出していかないとと思います。

――では、今日の相手の2番のスパイクをブロックする場面を振り返っていかかでしょうか

とりあえず自分は高さがないので、気迫だとか与えられたコースをちゃんと打つということをやらなくてはいけなかったんですが、与えられたコースに跳ぶというのがまだちゃんとできていなくて。後ろに不安な思いをさせた場面がたくさんあると思うので、そこはもっと自主練でもやっていかなきゃなと思います。

――きょうのスパイクで意識されたことは

きのうはブロックがついたらそこを破る、と思っていたのですが、きょうはちょっと(相手が)付いてくるという感じではなくて。「よけようよけよう」と思っていたのですが、途中それで失敗してしまう場面があったので、もうちょっと焦らず冷静にやれればよかったと思います。とにかく空いているところに打つ、と思っていました。

――ではきょうの試合で、ご自身で一番手ごたえがあった場面はどこでしたか

うーん、一つだけ(笑)。切らなきゃいけない場面で、フェイントを向こうのサイドに落としたことでしょうか。2セット目ですかね、「ペッ」と気の抜けたような攻撃ができて、そういうところで心理的な効果があればと思ったので。自分はそこが手ごたえがありました。

――では、来週の試合への意気込みをお願いします

まずは練習をフル、本気で取り組んで、本番は気迫だけで押せるくらいの自信をもって臨みたいです。

富澤結花(スポ2=東京・文京学院大女)

――きょうの試合を振り返って

自分的には全然ダメだったんですけど、チームとしてしっかり粘れたし、絶対あきらめずに最後まで粘れたので、いい試合だったと思います。

――ご自身は序盤なかなかスパイクが決めきれない場面がありましたが

思いがあふれすぎて…(笑)。先にどんどんいっちゃって合わなかったんですけど、ベンチからの声とか、友希さん(芹澤)とちゃんと喋って、次からちゃんと合うようになったので、次からちゃんと話して合わせられればなと。これからもっと頑張っていかなきゃなと思います。

――ご自身のコンディション自体はいかがでしたか

悪くはないんですけど、ずっと勝つということが今までなかったので、不安がいっぱい、という感じのリーグなので…気持ちが弱いですね。

――3セット目では特に多くのボールが集まりました

最後に決めなきゃいけないのは自分だという風に思っているので、そこを決められてよかったと思っているんですけど、そういう展開に持っていかないように最初から頑張っていきたいと思います。

――具体的な課題は

まずはコンビでちゃんと合うようにして自分の決定力を上げなきゃいけないのと、後ろでももっと拾っていかなきゃいけないポジションだと思うので、レセプションだったりディグだったりもしっかりやっていきたいです。

――次戦への意気込みを一言お願いします

次はもっと強いチーム(が相手)になってくると思うので、しっかりデータを確認して、自分たちの最高のパフォーマンスができるように頑張ります。