ハンドボール部

2017.05.07

関東学生春季リーグ 5月7日 東京・日本女子体育大学総合体育館

手痛い黒星、最終戦にすべてを懸ける

 開幕戦以来の勝利を手にした勢いに乗って、日女体大との一戦に臨んだワセダ。試合は1点を争う攻防が続く熱戦となった。終始追いかける展開のなか、川上智菜美副将(スポ4=東京・佼成学園女)が今季最多8得点を挙げるなど、弱気になることなく食らいついたワセダあったが、逆転しきることができなかった。

 あと一本、あと一歩が遠い1時間だった。前半開始50秒で訪れた7メートルスローのチャンスを久保涼子(スポ3=群馬・富岡東)が落ち着いて決め、2日連続で先制点を奪うことに成功する。その後は相手の両ウィングにも得点を許したが、川上の速攻や安藤万衣子主将(教4=東京・文化学園大杉並)のブラインドシュートなどで得点を重ね、シーソーゲームの様相を呈していた。しかし、前半15分から相手両ウィングとポストを駆使した攻撃に5連続得点を許し、4点のビハインドを背負ってしまう。大沢アビ直美(スポ2=東京・佼成学園女)と北村早紀(スポ2=群馬・富岡東)という普段からとても頼もしい両GKだったが、前半は相手シューターとうまく合わずに得点を止められなかった。その中で再び川上の速攻や「(間を)割っていく得点にこだわっていた」と語った安藤のカットインで追い上げを見せ、11-13の2点差で前半を終えた。

今季最多8得点を挙げた川上

 後半に入るとワセダは富永穂香(スポ3=東京・佼成学園女)、内海菜保(スポ4=香川・高松商)、安藤の4連続カットインと、川上、内海のサイドシュートで得点し、守護神・大沢が相手シューターへの対応を見せたこともあり一時は同点に追いつく。しかしその直後、2本の7メートルスローの機会を献上し、再びリードを許してしまう。安藤が豪快なステップシュートをゴールに叩き込むも、試合を通して苦しめられたポストに2連続得点を許したところでたまらずタイムアウトを取る。タイムアウト後は点差を縮めていくも及ばず、22-24で悔しい敗北を喫した。

センターとして周りを生かすプレーに加え、積極的に得点を狙った安藤

 「終盤のミスで自分たちの波に乗れるところを自分たちで勝手に落としている」と川上が振り返るように、課題が多く見えたこの試合だがそれは同時に成長の可能性も示している。1次リーグも残すは東海大戦のみ。きょう敗れたワセダは背水の陣で東海大との戦いに臨む。今季の東海大は勝ち点こそ奪えなかったものの、筑波大や東女体大を1点差まで追いつめるなど、勢いのあるチームであることは間違いない。しかし、「(きょうの)悔しさを次にぶつけられたら絶対勝てない相手ではない」と安藤主将が意気込むように、ワセダが持てる力を存分に発揮すれば必ず互角以上に戦える相手だ。上位リーグ進出を懸けた最後の戦いまで一週間、選手たちはいま、全身全霊をかけて走り抜ける。

(記事 佐々木一款、写真 佐藤慎太郎)


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関東学生春季リーグ
早大 22 11−13
11−11
24 日女体大
GK 大沢アビ直美(スポ2=東京・佼成学園女)
LW 内海菜保(スポ4=香川・高松商)
LB 江島朋夏(スポ3=東京・佼成学園女)
CB 安藤万衣子(教4=東京・文化学園大杉並)
PV 楯如美(スポ2=岐阜・飛騨高山)
RB 富永穂香(スポ3=東京・佼成学園女)
RW 川上智菜美(スポ4=東京・佼成学園女)
コメント

CB安藤万衣子主将(教4=東京・文化学園大杉並)

――きょうはずっと追いかける展開でしたが、どのような気持ちでプレーしていましたか

ずっといけるいけるという気持ちはあって、点が取れない相手でも守れない相手でもなかったので、全体としていけるという感じはありました。その中で、シュートを決められなかった、止められなかった、守れなかったという感じですね。

――勝敗を分けた要因は何だと思いますか

今の反省で出たのは、シュートの連続ミスですね。

――きょうは安藤選手自身の得点が多かったですね

きのうもなんですけど、私が(得点を取りに)行かなきゃいけないというのを学生コーチのコバ(小林佑弥コーチ、スポ3=茨城・藤代紫水)に怒られてて、(自分で)行かないとという気持ちでこの土日に入りました。自分で得点することにこだわりを持って入って、特にミドルより(間を)割っていく得点にこだわっていたので、きょうみたいに割っていくことが出来たかなと思います。

――ポストに攻められている印象を受けました

「ポストポスト!」ってなってるんですけど、一回守った後にふっと自分たちの足が止まってしまいました。その間に裏のポストが動いてたりしたので、一回ではやられないんですけど、相手が粘っこくやってきたときに自分たちの集中力が切れちゃったのかなと思います。

――きょうは一線と1-2-3の2種類のディフェンスシステムでどちらのほうが良かったですか

どっちも前半サイドシュートが入っちゃってどうしようもなくて、サイドシュートを減らすために(ディフェンスラインを)下げて、今度は打ちに来たのに対して一線になる分2人でポストを見て2人でフローターを見なきゃいけない状況で、マークチェックが合わなくてやられちゃったので、自分たちの穴を突かれた感じはありました。

――次戦の東海大戦は勝つしかなくなりましたが、意気込みを教えてください

いまもうこの状況で結構落ちきって、もう上がるしかないので、気持ちとしてはきょうの試合で悔しい思いをしてますし全員。その悔しさを次にぶつけられたら絶対勝てない相手ではないと思うので。相手も同じで絶対勝ちに来ると思うので、そこは楽しみでもありますし、4年生が一番盛り上げて責任を持って頑張らなければいけないと思ってます。

RW川上智菜美副将(スポ4=東京・佼成学園女)

――きょうの試合を振り返って

全部自分の反省になっちゃうんですけど、決めなきゃいけないところで普通にシュートミスしたり、相手のポストはよく動くポストだとわかっていたのに対して、フローターがミドルを打つ時に自分も固まってしまってポストに動かれて何本も落とされてっていう、同じことを何回もやられてたので、申し訳ないというか、自分の責任だと思います。

――序盤から追いかける展開が続きました

追いかけるというか、競るだろうなとは思っていたので、ディフェンスもオフェンスも粘ってやっていこうとは思っていました。チームみんなで言っていました。

――8得点を挙げたご自身のプレーはいかがでしたか

全然だめですね。たまたまシュートチャンスが多くて、8点ってなってますけどもっと取れたと思うし、自分が決めてれば多分勝ててたので、シュートミスもディフェンスのミスも目立って、申し訳ないです。

――ディフェンスはポストとサイドにやられているイメージがありましたが

サイドは最初打たせていたので、キーパーが合うか合わないか次第だったので、最初は決められてたけど、最後の方は打たれてもちゃんと取っていたし狭いところで飛び込ませていたので全然サイドに関しては良かったなと思ってます。ポストは本当にフォロー不足っていうか、私の足が止まってたミスなので、申し訳ないです。

――相手のパス展開が早くて、揺さぶられて間をポストに通されていたと思います

前半は、3枚目がポスト見て、真ん中で出る人とはっきりしていて、フォローもいきやすかったんですけど、後半はあんまりそれがはっきりしてなくて、流れでいった瞬間に落とされている感じだったので、それも練習しないといけないなと思いました。ずっとマンツーで守るわけにはいかないので、そういうとっさの判断でも私が足を動かしてできる練習をしていきたいなと思います。

――後半中盤から大事な場面でのミスが目立っていました

そうですよね。そうなんですよね。おっしゃる通りなんですけど(笑)。本当にその終盤のミスで自分たちの波に乗れるところを自分たちで勝手に落としているので練習から詰めていかないとなと思います。

――一次リーグ最終戦に向けて一言お願いします

秋につなげるためにも絶対に勝たないといけない試合なので、この一週間できる限りの練習はして、全力で挑みたいと思います。

GK大沢アビ直美(スポ2=東京・佼成学園女)

――前半サイドシュートを決められる場面が目立ちました

相手のシュートコースとかも分析しててわかってたんですけど、その中で自分のキーピングがわかってなくて。自分の位置取りとかをちゃんと把握できてなくて、相手が中に飛んできてるからもっと遠めに合わせればよかったんですけど、把握できてなかったというか。相手のシュートに対してボールにしっかり合わせれてなかったというか、もうちょっと相手を見てキーピングをできればよかったかなと思いました。

――タイムアウト中に北村早紀選手(スポ2=群馬・富岡東)と話をしていましたがどういった内容でしたか

相手のシュートは絶対にあそこしかないみたいなことを言ってたので、自分の位置取りがどうだったかとか、さっきのシュートもう少し早いタイミングでいけば取れたかな、みたいな感じですね。

――後半は安定感を取り戻していましたが、どういう対応をしましたか

練習の時にいつも鳥平さん(知穂、スポ3=大阪・四天王寺)とサイドシュートとかを練習してて、斜め前に出れば自分の面を大きく見せることができるので、それを意識してやろうかなと思ってやったら相手が当ててくれたので、最初からそれをやればよかったなって思って後悔してます。もうちょっと早くそれに対応できればよかったかなって思います。

――一次リーグ最終戦の東海大戦に向けて一言お願いします

すごく悔しいので、絶対勝って上位にいけるように頑張ります。