ハンドボール部

2017.05.06

関東学生春季リーグ 5月6日 東京・日本女子体育大学総合体育館 

上位リーグ進出に向け、開幕戦以来の勝利!

 一次リーグも3試合を残すのみとなった関東学生春季リーグ。現在5位のワセダは、今季まだ勝ち星を挙げていない国士舘大と対戦。スタートダッシュに成功したワセダだったが、なかなか点差を離すことができず。一時は1点差まで詰め寄られたがなんとか逃げ切り、21-18で辛勝した。

 前半、先制点をもぎ取ったのはワセダの主将・安藤万衣子(教4=東京・文化学園大杉並)だった。華麗にカットインを決めると、続けて内海菜保(スポ4=香川・高松商)がサイドシュートを確実に決める。相手が7メートルスローを外し、その後のオフェンスでは川上智菜美副将(スポ4=東京・佼成学園女)のシュートがネットを揺らす。4年生の連続得点で、チームの雰囲気は一気に高揚した。しかしその後、少しずつオフェンスでミスが目立ち始め2失点を喫する。相手に主導権を渡したくないワセダは、ミスをした分を取り戻すべく、粘りのディフェンスを見せた。楯如美(スポ2=岐阜・飛騨高山)が退場してしまった後も、粘り強く守り、相手に得点を許さない。GK北村早紀(スポ2=群馬・富岡東)が7メートルスローをファインセーブ、それが再びチームに流れを呼び込み、ここから3連続得点。その間に相手の2分間退場を2回誘うなど、勢いに乗り始めたと思われた。しかし、再びオフェンスでのミスが増えてきて、それが失点につながり始める。それでもなんとか得点を重ねていったワセダは、4点差で前半を折り返した。

確実性の高いサイドシュートが武器の内海

 後半開始後、一線ながらアグレッシブなディフェンスを敷いてくる相手に苦しみ、なかなか攻め込めない。そんな中、楯がこの試合2回目の退場を食らい、2点差まで詰め寄られてしまう。そんな攻めあぐねていたオフェンスに突破口を見いだしたのはやはり主将だった。なんとか同点に追い付かれまいと、安藤主将、内海が得点を決める。流れを引き寄せるためにと、ワセダは伊地知華子(社3=宮崎学園)と久保涼子(スポ3=群馬・富岡東)を投入し、その久保がこの日2度目の7メートルスローを確実に決める。だがその後ディフェンスで粘り切れず、とうとう1点差となってしまう。序盤機能していたディフェンスで、足が止まってしまう場面も見えはじめ、ここでタイムアウトを要求する。すると試合再開後、相手の選手が3回目の退場で、レッドカードを与えられた。その隙をついて、吉田瑞萌(スポ1=東京・佼成学園女)、衣川直緒(社1=愛知・星城)の1年生コンビが連続得点。衣川は公式戦初出場でうれしい初得点を挙げた。その後、なんとか粘り切った早大が3点差で勝利を手にした。

この試合大活躍の川上(左)と吉田(右)

 「集中しきれてない簡単なミスが多かった」(内海)と語ったように、自分たちのミスが失点につながってしまったのが、このように競る展開となった原因だろう。それでもなんとか勝ち切れたことは、チームにとってプラスであることは間違いない。しばらく勝ち星から遠ざかっていたからか、「(勝てて)本当に良かった」と、安藤主将は安堵(あんど)の表情を見せた。2年連続の上位リーグ進出を果たすためにはもう負けられない。一次リーグの残り2戦、選手たちは全員で勝ち星を取りに行く。

(記事 佐藤慎太郎、写真 田中一光、篠原希沙)


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関東学生春季リーグ
早大 21 12−8
9−10
18 国士舘大
GK 大沢アビ直美(スポ2=東京・佼成学園女)
LW 内海菜保(スポ4=香川・高松商)
LB 江島朋夏(スポ3=東京・佼成学園女)
CB 安藤万衣子(教4=東京・文化学園大杉並)
PV 楯如美(スポ2=岐阜・飛騨高山)
RB 富永穂香(スポ3=東京・佼成学園女)
RW 川上智菜美(スポ4=東京・佼成学園女)
コメント

CB安藤万衣子主将(教4=東京・文化学園大杉並)

――開幕戦以来の勝利となりました、いまの率直な気持ちを教えてください

良かったです。本当に良かったです(笑)。

――きょうのオフェンスはいかがでしたか

ミスもあったんですけど、色々考えていた作戦通りには動けたかなと思います。ポストを動かしてそこを強く攻めるとか、ダブルポストに入れて動いたところを突くとか。事前に考えていたり、言われていた通りには動けたかなと思います。

――ポストを動かしていったのはこれまでの反省もありますか

そうですね。移動ポストは練習しました。相手の対策とかも私たちがやらなくてはならないので、私はオフェンス専門なのでAチームでオフェンスをする時に、相手のチームが裏ポストとかうまいのでそれを真似て練習するためにも愛(島崎、社3=熊本国府)とか如美(楯、スポ2=岐阜・飛騨高山)を入れて練習しました。そうですね…結構練習しました。

――バランス良く得点している印象でした

バランス良かったですかね。サイドシュートも瑞萌(吉田、スポ1=東京・佼成学園女)の上からのシュートも決まってましたし、アウトカットインはちょっと少なかったですけどその分真ん中が割れていたので、確かにバランス良く点を取れた印象ですね。

――ディフェンス面はいかがでしたか

上から打たれるところは打たれてしまったり、カットしきれたけど(ボールが)相手に流れてしまったり、あと一歩のミスがありました。監督(脇若正二監督、昭50教卒=岐阜・加納)に言われたのは、守れたけど横から行っちゃって退場になることが多かった点ですね。吹かれちゃうところに対応できてない人が多かったです。きょうは私たちがゴリゴリ行ったらそれも吹いてくれたけど、逆にゴリゴリ来られたら同じように退場になるのに、対応できていなかったという課題もありました。

――一次リーグ残り2試合に向けての意気込みをお願いします

きょう勝ったことであしたの試合がより大事な、本当に大事な試合になります。それはみんなもわかってると思いますし、きょう勝ったこの勢いのまま行けば大丈夫だと思うので、しっかりチームの指揮を取れるように頑張ります。

LW内海菜保(スポ4=香川・高松商)、RW川上智菜美副将(スポ4=東京・佼成学園女)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

川上 前半の途中からミスが目立った試合で、どこの試合も大差で勝てるとは思ってないんですけど、それが現れた試合でした。まあ粘り勝つことができたのは、チームにとって良かったなと思います。

内海 勝てたというのは良かったんですけど、上位リーグに行くためには大事な一戦だったので。勝てたという結果は良かったんですけど、最初の出だしで点差がついたりもしたんですけど、点差が開いたときに離しきれなくて、追い付かれて、というのがあったので離しきれるところでミスせずに、着実に得点を重ねてしっかり守るというところがこれからできていかないと、こういう競った試合になった時に厳しいかなと思うので、そこは改善したいと思います。

――オフェンスの部分はいかがですか

川上 穂香(富永、スポ3=東京・佼成学園女)が後半になって、きっていく動きが少ないから攻めあぐねてるって言ってて、すごいなって思いました(笑)。あ、確かにって思って。ポスト1人にして上3枚でただ単に攻めてるだけだったから、相手もフィジカルが強いというか、なかなか間は割れないので、普通に攻めてたら。だからポストとかにして展開して攻めようってしてたんですけど、たぶんパニックになってその戦術が出てこなくなったので、それが原因かなと思います。

内海 試合の前にこういうことやろうみたいなプランは考えているんですけど、できてるところもあるんですけど徹底しきれてないから、さっきも言ったけど1回だめで次ってなった時に行き詰まってるのがあるので。冷静に、いろんな声を聞いてやれば(笑)。そのプランを徹底しきれれば、もっと攻めれるかなと思います。

――ディフェンスに関してはいかがですか

川上 警告とか退場をよく出す審判だったので、もう少し詰めて守れれば、とかあとちょっとのところでフットワークが足りなかったという感じですかね。

内海 最初序盤でカードをいっぱい出すっていうことをやろうってなってるんで、相手が2回退場してたのはまあそれ通りかなって感じです。

――以前話していたシュート率に関して、どうでしたか

内海 私外したごめんね(笑)。

川上 私も外してるから(笑)。でもいつものキーパーよりは練習試合とかでも決まってたのでやりにくさはなかったです。強気でいくしかないですね。まだ納得はしてないです。

内海 気持ちです、気持ち(笑)。まだ冷静さに欠けてる気がします。落ち着いて打たないと。相手が1人退場してる時に打つシュートは割と余裕持って打てるんですけど、決めなきゃっていう気持ちが強すぎて、そこで冷静さを失っているので、あした(相手が)退場してる時には決めます。サイドシュート外した時は切り替えて、速攻は勢いだね(笑)。

――きょう出た課題は何がありますか

内海 ずっとなんですけど、後半の序盤中盤のミスがやっぱり多いので、集中しきれてない簡単なミスが多くて、そこでぽろっとしたのを相手にワンマン速攻いかれるとかでせっかく点差離れてるのが追い付かれたり厳しい試合になってるので、そういう簡単なミスはしちゃだめだなって思います。

川上 同じです(笑)。ある程度やられるのはしょうがないんですけど、自分たちの自滅で負けてる試合もあるので、簡単なミスはずっと課題ですね。

――あすの日女体大戦に向けて一言お願いします

内海 日女体大とは結構練習試合とかしてて両方ともどういうことをやってくるかわかっているので、やりにくさもあるけど、わかってる分そこをちゃんと詰めればやられるところもわかるし、攻めるところもわかってるので、しっかり話し合ってまとめて挑みたいと思います。

川上 あした勝てば上位リーグに近づくということでとにかく落とせないので、チーム一丸となって頑張ります。

RW久保涼子(スポ3=群馬・富岡東)

――きょうの試合内容についていかがでしたか

最初出だし10分くらいでワセダのいいペースできてたので一気にいっていたんですけど、相手も落とせない試合ということで競ってくるだろうなとは思ってました。私はベンチスタートだったので相手のこととかわかったことを全部チームに声掛けして伝えるようにしていました。

――7メートルスローを2本決めていましたがそれについては

本業はサイドなので、智菜美さん(川上副将、スポ4=東京・佼成学園女)の背中を追いかけてという感じなんですけど。脇若監督から「ペナを打つときは同じ1点だけど、チームの代表として打つんだよ」と言われていて、きょうベンチ外だった理子さん(土屋、スポ4=長野・野沢北)とかは一緒に練習してくれてるので、そういう先輩たちの為にも絶対決めようと思ってやりました。

――川上選手や衣川選手(直緒、社1=愛知・星城)との同じポジション争いもありますね

間の学年ということもあるので、智菜美さんには追いつきたいし、直緒も底上げがすごいので。自分の短所でもあり長所なのが右利きだと思うので、2人に出せないプレーができたらいいなと思います。

――きょう見つかった課題などはありますか

3点、4点とかは取れるんですけど5点、6点と続けなくて、逆に相手に連続で取られちゃうことがあったところですね。乗った波にはしっかり乗りたいなと思います。終わり方もシュートを外して逆速攻をされてしまうという感じだったので終わり方もしっかりしたいなと思います。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

絶対落とせない試合なので、勝ちます!

LB吉田瑞萌(スポ1=東京・佼成学園女)

――きょうの試合を振り返って感想をお願いします

前半はシュートを打ち込みにいけていたんですけど、後半になって相手のディフェンスが変わったのに対応できなかったり、先輩の動きにうまく合わせられなかったりしたので課題が残ったなと思います。

――後半、一時追い付かれる場面もありましたが、もう一度引き離せた要因は何でしょうか

ディフェンスで粘れたことだと思います。

――1年生で唯一の長時間の出場ですがどのように考えていますか

先輩たちが声を出して助けてくれたり、自分の分までフォローしてくれたりしていて、そのおかげでディフェンスの連携もうまくいったりしているので、これから夏や秋に向けて自立して色んなプレーができるように頑張りたいです。

――1年生ながら落ち着いたプレーが目立っているように感じますが、冷静を保つために工夫していることはありますか

結構ミスを気にしちゃったりするんですけど、試合中は気にしないで終わってからしっかり反省しようと思っているので試合中は切り替えて自分のいまできることをやろうと思っています。