準硬式野球部

2017.04.30

東京六大学春季リーグ戦 4月30日 早大東伏見グラウンド

20得点と打線が爆発。コールド勝ちで勝ち点を積み重ねる

                  

東大2回戦
早大 10 20
東大
(早)久郷、◯古賀、前田、齋藤凌―吉田龍、蘆野
◇(本塁打)森田2ラン(三塁打)鈴木(二塁打)矢坂、久郷、池上、加藤大、蘆野

 前日の試合では12得点を挙げて、投打で東大を圧倒した早大。きょうの試合も前日の勢いそのままに初回から得点を積み重ねていく。好調な打線が爆発して7回までに20点を奪い完勝。先発の久郷太雅(創理2=静岡・沼津東)が3回までに2失点を喫するものの、後を受けた投手陣が東大打線を無失点で抑える好投を見せる。試合は終始早大ペースで進み、20-2で大会規定により7回コールド勝ちを収め、勝ち点1を獲得した。

 初回に矢坂颯雅(社4=東京・早実)の右中間を破る2点適時打で幸先良く先制すると、2回には森田達貴(スポ3=埼玉・県浦和)が右翼方向へ鋭い打球を飛ばすと、フェンスを超えて2点本塁打。「(本塁打は)初めてだったので、とても嬉しかったです」(森田)と本人にとっても嬉しい公式戦初本塁打で、さらに2点を加える。その後も機動力を生かして常に次の塁を狙う野球を展開し、順調に得点を積み重ねる。5回には四球をはさんで5連打が飛び出すなど、打者15人の猛攻で一挙に10得点。7回にも3点を挙げて、積み重ねた得点は20点まで到達。7回コールド勝ちで、東大を寄せ付けなかった。

3安打4打点で打線の起爆剤となった森田

 一方、投手陣では収穫と課題が見える結果となった。先発の久郷は毎回先頭打者を出す苦しい投球。立ち上がりが苦手な久郷だったが、立て直すことができずに3回5四球2失点。ボール先行の苦しい投球となり、大量援護を受けながらもリズムをつかむことができなかった。しかし、4回から古賀湧也(スポ3=佐賀西)が今季初登板を果たすと、2回を投げて4奪三振と試合を引き締める。アンダースローからテンポよく繰り出される球で東大打線に的を絞らせなかった。6回、7回を継投で逃げ切り、試合終了。2連勝で明大戦に続いて勝ち点を獲得した。

ほぼ完璧な救援を見せた古賀

 これまでの2カードでは打線が奮わなかったことが課題として挙げられていたが、「ずっと練習で振り続けてきた成果を出してくれた」(齋藤成利主将(スポ4=福島・磐城))と振り返る通り、その課題を結果を出すことでしっかりと払拭(ふっしょく)することが出来た。優勝するためには打撃陣の奮起が求められるだけに、東大戦でしっかりと打線が機能したのは今後へつながるだろう。次戦は優勝争いの天王山ともいえる法大戦だ。復調した打線と層の厚い投手陣で勝ち点を奪い、優勝へ向けて弾みをつけたいところだ。

(記事 新開滉倫、写真 石田耕大、三浦遥)

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コメント

齋藤成利主将(スポ4=福島・磐城)

――大量得点差で勝利となりました

ある程度の点差はつけて勝たなければいけない相手だったので。ただ、2点をあげてしまったことだったり、もっと点数が取れるような場面で残塁があったりと、まだまだ課題は残っているのかなという感じです。

――今まで中継ぎとして登板していた久郷太雅投手(創理2=静岡・沼津東)が先発でした

先発ができるピッチャーなので、もともとどっちでもいけるように準備はさせていたのですが、きょうは先発でいってみようということでいかせました。

――先発投手としてはいかがでしたか

元からそんなに立ち上がりが安定しているピッチャーではないので、きょうも「初回はこんなものかな」と思っていたのですが、それが2回、3回と続いてしまったので4回は代えました。彼なりに反省や課題は見つかっていると思うので、そこを直してもらえればといいと思っています。

――途中登板の古賀湧也投手(スポ3=佐賀西)が好投を見せました

古賀に関しては今季初登板だったのでちょっと不安だったのですが、あれだけいいピッチングをしてもらえたので、また次につながるいい結果になったのかなと思います。

――アンダースローの投手は珍しいですが、これからも使っていく機会はあると

新人戦では最優秀選手賞をもらうほどの活躍をしていた投手なので。ちょっとフォームを崩していたこともあったのですが、オフシーズンの間にしっかりとトレーニングをしていた結果が出てきていて、これからも活躍してくれればいいと思っています。

――きょうはいろいろな投手を試されていましたが、収穫は

毎日の練習でフリーバッティングのピッチャーをやってくれていて、いいボールを投げれていたので使ってみたのですが、きょうもいい形で投げてくれたので今後も使っていけると思います。

――チームの打線の調子はいかがですか

きょうは相手が東大ということもあるかもしれませんが、立大戦、明大戦とずっと「打てない」と言われてきていて安打数も少なかったのですが、ずっと練習で振り続けてきた成果を出してくれたのでまたこれからも継続して練習して、次の試合でも打線のつながりが見られればと思います。

――きょうはミーティングがかなり長かったように思えますが、何を話されていたのですか

きょうは野球とは関係のないところで結構ミスが出てしまったりして、監督さん(池田訓久監督、昭60教卒=静岡・浜松商)は常に「隙のない野球をしよう」と言われていて、そのためには隙のないチームづくりが必要で、その中で足りないことがあるのではないかという指摘を受けました。なので確認をして、また一からいいチームづくりのためにそういった不安要素を取り除こうもいうことでちょっと長めの話がありました。

――次は現在首位の法大との試合となります

ゴールデンウィーク中に法大戦への対策というか、時間はあるのでそこに向けての練習を少しでもできればと。法大相手にも引けをとらない選手がそろっていると思うので、大丈夫だとは思っています。

――法大戦へ向けて意気込みをお願いします

とにかく2勝して勝ち点を取ることが自分たちが優勝するために必要な条件だと思うので、いい試合をして勝ち点を取れればと思っています。

矢坂颯雅(社4=東京・早実)

――大勝でした

これまで泥くさい野球を心掛けていたんですけど、バッティングがないと今後勝ち進めないということで、今週はチームとして打撃向上のためバットを振ってきました。その結果、結構つながったかなという印象があるのでよかったと思います。

――投手から野手に転向してここまでいかがですか

もっと振らなくても存在感を出すような感じでやりたいんですけど、小さくなっているところがあるのでもっと楽しめればいいかなっていう風に思います。

――ここ4試合無安打、この試合前まで16打数1安打と当たりがありませんでした。その要因をどのように考えていますか

そうですね。少し力んでいたのかなというのがありますね。いい当たりは試合中にもあったのであまり変えることなくイメージしていて、きょうは特に練習でやっていることを徹底していました。

――一転、きょうは3安打3打点でした

今まで打てない中で、チームだったり監督さん(池田訓久、昭60教卒=静岡・浜松商)に粘り強く使ってもらっていたので、なんとしてもチームや応援してくれる人のために、控えの選手のためにも打たないと、といういつも以上に強い気持ちがありました。いい当たりではなかったですけど先制打を打ててよかったです。

――初回には先制の2点適時二塁打を放ちました。打った球などあの打席を振り返ってください

1ボール2ストライクで、打ったのはチェンジアップでした。なんとしても打とうという気持ちで。(バットの)先っちょに当たったんですけど、(外野手の)前に落ちてくれましたし、粘り強いバッティングができたという印象です。

――投手への未練などはありませんか

いつでもケガ人が出たらいくぞ!という気持ちは持っているんですけど、チーム事情考えるとないと思うので(笑)。ピッチャーをやっていた時に培った下半身の力とか肩の力は外野でも生かせると思うので、ピッチャーの経験も無駄ではなかったと思います。これからも野手として頑張っていこうと思います。

――次は首位・法大との試合です。意気込みを聞かせてください

そうですね。試合まで2週間練習できますし、自分たちの野球ができればことしのチームは勝てると思います。全日本(選手権)に出場することを目標に細かいことをしっかりやってきたので、自分たちの力が出せるように頑張っていきたいと思います。

古賀湧也(スポ3=佐賀西)

――きょうの試合を振り返って

前半は両投手共にフォアボールが多くて、少しだらけたふうになってしまったんですけど、後半は新しく出てきた選手が点を取れたことや続いた前田(直輝、スポ2=熊本)や齋藤さん(凌、社4=東京・早実)がしっかり抑えてくれたので引き締まった試合になったと思います。

――久しぶりの登板となりましたが

そんなに間隔が空いたからどうこうってのはないですね。自分が出てくる場面はああいう場面だと思ってたので、準備はしていました。

――ケガなどの影響ではないですか

ケガではないです。冬場でフォームが少しおかしくなってしまって、直すのに時間がかかってしまってきょうの東大戦が今シーズンの初登板になりました。

――きょうは誕生日ということでしたが

誰ですか、そんなこと言ってたのは(笑)。誕生日にこういう結果を出せたのはうれしいことですけど、ここまで育ててくれた両親や応援してくださったスタンドの人たち、ベンチの選手に感謝したいと思います。

――きょうはテンポのいい投球でした

攻撃が長くて守備が短いと流れが来ると思ってたので、できるだけ守備の時間が短く終わるように投げてたんですけど、それが結果につながったと思います。

――次節の法大戦へ向けて

法政はとても強いチームで、打撃もベスト、守備もベストじゃないと勝てないと思いますけど、今週は久郷(太雅、創理2=静岡・沼津東)が調子悪かったんですけど、来週はやってくれると信じてるんで、ピッチャー陣にも打線にも期待したいと思います。

森田達貴(スポ3=埼玉・県浦和)

――4打席3安打4打点の大活躍でした

立ち上がりは守備のリズムが悪かったので、その悪い流れを断ち切ろうということで、甘い球をしっかり狙っていった結果だと思います。

―その結果が2回の本塁打にもつながりましたか

いや、僕はホームランを打つタイプの打者ではないのでたまたまです。でも、打てて嬉しいです。

――打った球は何だったのでしょうか

内角高めのボール気味のストレートだったんですけど、体をうまく回転して打てました。

――ちなみに最後に本塁打を打ったのはいつでしたか

公式戦初ホームランです。紅白戦とかでは打ったことあるんですけどね。初めてだったので、とても嬉しかったです。

――ただ、3回には走塁ミスもあり、課題も残りました

前にいこうという意識が裏目に出ちゃって、あれは痛いミスでした。次の回に流れが悪くて点取られてしまったので。ああいうミスをやっていたら勝てないので、反省して同じミスを繰り返さないようにしたいと思います。

――チームとしても20得点と打線が繋がりましたね

前の2カードはあまり打てていなかったんですけど、ここで打線が好調になってきたのは良かったかなと思います。

――試合後のミーティングが長い時間ありましたが、どのようなことを話し合いましたか

次の週は空き週で、その次の法大戦が山場なので優勝に向けて、練習を積むべき課題をしっかり確認しました。

――具体的にはどのような課題が上がりましたか

東大戦では打つことができたんですけど、バッティングがカギになってくるので、ゲームバッティングなどの実践形式の練習をしていこうと話しました。

――最後に次の法大戦へ向け意気込みをお願いします

まずは目の前の一戦、一勝を大事にして一戦必勝で戦っていきたいと思います。