軟式庭球部

2017.04.27

春季六大学リーグ戦 4月22、23日 早大所沢テニスコート

インカレに向け順調な滑り出し

 4月22、23日に所沢テニスコートにて春季東京六大学リーグ戦が開催された。今大会の目標は『チャレンジ』。精神面でも技術面でも新しいことに挑戦しようと、チームの気持ちを一つにして戦いに臨んだ。結果は見事に優勝。全日本大学対抗選手権(インカレ)に向けて1歩前進となった。

 1日目、法大戦を1ゲームも落とさず勝利し、勢いよく迎えた立大戦。昨年の関東学生リーグ戦(関東リーグ)では立大に負け越しており、油断は禁物だ。1番手の小山舞(スポ2=和歌山信愛)・上原由佳(社3=群馬・高崎健康福祉大高崎)組が白星を挙げるが、続いて登場した木村理沙(スポ3=徳島・脇町)・平久保安純(社3=和歌山信愛)組は苦しい試合運びとなった。木村理にボールが集中し、なかなか主導権を握ることができない。平久保も流れを変える決定打を放てず、敗北となった。勝負の行方は大将である杉脇麻侑子(スポ4=東京・文化学園大杉並)・佐々木聖花(スポ4=東京・文化学園大杉並)組に託されたが、危なげなく勝ち、立大に勝利することができた。

強力なシュートボールを放つ村上

 2日目の初戦である慶大に無事勝利を収め、ワセダ同様全勝で勝ち上がってきた明大との対戦を迎えた。勝敗の結果が直接順位に関わってくる大事な試合だけに、チーム全員で気を引き締め直した。1番手に登場したのは杉脇・佐々木組だ。「4年生が一番に出て勝つ姿を見せることでチームを勢い付かせたかった」と杉脇。冷静に自分たちのテニスを展開し、ゲームカウント5−1と1番手の役割を果たして見せた。2番手に登場したのは関東オープンで3位になった村上紗莉奈(社3=愛媛・済美)・長内夏海(社3=北海度・札幌龍谷)組。明大のレギュラーペア相手に敗北は喫したが、十分にワセダの層の厚さを見せつけることができた試合となった。村上の低い重心から放たれる力強いシュートボールは相手を苦戦させた。3番手に登場したのは小山・上原組。明大に大型ルーキーとして入部し、注目されている宮下真緒・上田理央組との対戦に自然と力が入る。「自分たちの方が1、2年多く大学名を背負って戦ってきている」という上原。最近よく見られる威力抜群のスマッシュをお見舞いし相手の壁として立ち塞がる。相手の緩急つけた攻撃にも小山がしっかりカバー。2人はポイントを決めるたびに大きな声を出し、チームを、自身を鼓舞した。途中3ゲームを落としたが、どんなに押されている場面でも攻撃の手は緩めなかった。悪い流れを自分たちで断ち切る強さは2人の持ち味と言っていいだろう。ゲームカウント5-3と快勝し、貫禄を見せつけた。3-2で明大に勝利し、見事リーグ優勝を決めた。

得点を決め喜ぶ小山

 インカレでも強敵になるであろう明大に勝利できたことは一つの安心材料となった。設定された『チャレンジ』という目標に向かって、全員が的確に取り組んだからこその勝利だろう。新入生も加わり新しいチームとして動き出した。ことしもインカレ女王の座に着くのはワセダだ。

(記事 栗林桜子、写真 吉澤奈生)

※掲載が遅れましたことをお詫び申し上げます

結果

○早大 3-0 法大

○小山・上原 5-0 大門・永野

○木村理・平久保 5-0 稲垣・羽太

○杉脇・佐々木 5-0 長崎・工藤

○早大 2-1 立大

○小山・上原 5ー2 小林・中田

●木村理・平久保 1-5 中村・吉原

○杉脇・佐々木 5-2 加藤・泉田

○早大 2-1 慶大

○杉脇・佐々木 5-1 荒木・秋本

●木村理・平久保 3-5 大久保・川口

○小山・上原 5-1 黒見・草野

○早大 2-1 明大

○杉脇・佐々木 5-1 齋藤・鈴木

●村上・長内 1-5 望月・小谷

○小山・上原 5-1 宮下・上田

コメント

杉脇麻侑子(スポ3=東京・文化学園大杉並)

――今大会、チームでどのような戦い方で臨むかなどは決めていましたか

ちょうど1週間前にミーティングをして『チャレンジ』というのを目標にしてやっていこうというのを決めました。いつも最終的には勝つけれど、途中受け身になって競ってしまう場面があるので、初めから気持ちの面でも技術面でもチャレンジしていくという気持ちで臨みました。

――2日目は1番手に登場しました

私たちは2年間ずっと3番手をやっていました。1番手に登場したのはチームに勢いをつけたかったからです。4年生が1番手に出て、勝つ姿を見せてチームを勢い付けれたらなと思いました。明大戦では村上(紗莉奈、社3=愛媛・済美)・長内(夏海、社3=北海度・札幌龍谷)組を2番手に出すオーダーにしたので、私たちが最初に絶対に勝つから、勝っても負けてもいいから、のびのび自分たちのテニスをやってほしいと伝えました。

――苦手な立大戦はいかがでしたか

関東リーグのような7ゲームだといつも負けてしまいます。向こうの方が絶対に負けないという気持ちで来ているので。自分たちは勝てるよなーっていう感じで入ってしまっていました。

――明大戦では小山(舞、スポ2=和歌山信愛)・上原(由佳、社3=群馬・高崎健康福祉大高崎)組が大活躍でした

相手は一年生で私の後輩だったので、こうしたらいいよなどアドバイスをしました。その通りにやってくれたし、小山が昨日も今日も声出して強気でやってくれたので助かりました。

――春の関東リーグ戦に向けての意気込みをお願いします

関東リーグは真ん中で平久保(安純、社3=和歌山信愛)がシングルスで出るのでそこに負担をかけないように、ダブルス2組でしっかり勝っていきたいです。初戦の日体大戦が山だと思うので、そこをしっかり乗り越えたいなと思います。

――新しい新入生が加わりました

2人入部してくれて、両方とも前衛です。前衛が欲しかったのでありがたいです。元気が良くてすぐチームに馴染んでくれてやりやすいです。

上原由佳(社3=群馬・高崎健康福祉大高崎)

――今大会は今シーズン一発目ですが、どのような気持ちで臨まれましたか

昨年と立場は違って3年生として臨む初めての団体戦でした。自分は今までは下級生なので思い切ってやろうという気持ちで戦うことができたのですが、これからは良い試合をして流れをつくるだけではなく、勝ち負けにこだわってやっていかなければならないと思います。そのような立場になったので、もちろん昨年もキャプテンと組ませていただいて決して負けても良かったという訳ではなかったのですが、今まで以上に結果にこだわってやりました。

――2日目はオーダーの順番が変更になり、3番として登場もしました

4年生が中心になって決めているので、どの位置でも与えられた役割をしっかりとこなしていこうと思っていました。今までは杉脇・佐々木組が担っていたポジションをやることになり、3番は2面展開になった時に最後に残る試合なので、その分応援の声が聞こえてすごくそれが力になりました。でも同時にそれがプレッシャーという訳ではないのですが、チームの思いを背負って戦っているということを感じさせてくれました。自分の経験として3番に出ることもあまりなかったので、新鮮な気持ちでできたかなと思います。

――明大戦は皆さん特に気合が入っていましたね

そうですね、やはり明大とはリーグで当たることを考えていたのと、さらに全勝同士だったので順位の懸かる一戦ということでしっかり勝ち切っていこうということで話し合いました。その分一本一本への全員の思いが強かった結果だと思います。

――その明大戦では1勝1敗で回ってきて、勝負がかかる場面での登場でした

今までは苦しくなった時に後衛に頼ってしまう部分が多くありました。今回も最後の方はそれが出てしまった場面もありましたが、上級生として戦うということを意識しました。あまり相手ペアも含めコートの中で自分が一番年上という状況が今までなかったんですね。その試合はそうだったのですが、上級生として負けられないというプライドのようなものがあって最後は気持ちで押し切れたのかなと思います。

――相手は実績のあるルーキーペアでしたね

もちろん強いです。けれど、背負っているものがまだ浅いと感じます。自分たちの方が1、2年多く大学名を背負って戦ってきているので、そこが今回勝負を分けた差だったのかなと思います。

 

――これからは団体戦が続きます、次に控えるリーグ戦への意気込みを教えてください

今回試合をした相手も1部には多くいて、さらにそこに体育大なども入ってきて苦戦する場面も多くあると思うのですが、そうなった時に引かないということを意識してやりたいです。前回優勝しているので、形としては受ける立場になるのですが、気持ちとしては挑戦する気持ちで臨みます。内容の伴った勝利を重ねられるように一本一本頑張っていきたいと思います。

小山舞(スポ2=和歌山信愛)

――今回は新体制で臨む初の団体戦でしたがどのような気持ちで臨まれましたか

シーズンインして初めての団体戦ということで、夏に向けて良い流れをつくるために一戦も落とさないようにと意識しました。春に合宿をしたので、そこで出た課題に実戦でチャレンジするという気持ちで取り組みました。

――具体的にその課題はどのようなものがありましたか

技術的な面だと相手がシュートボールを打ってきた時にしっかり踏ん張って切り返すということが課題としてありました。

――今大会、特に明大戦ではそのようなプレーが多く見られたという印象がありますが、ご自身で振り返っていかがですか

ずっと今日の日をイメージしながら練習に取り組んでいました。今回はそれができたので結果につながったと思います。これからもっともっと精度を上げていって、夏を迎えたいと思います。

――その明大戦では勝負を決める立場に立ちました、大学入学以降初めてのことだと思うのですが、プレッシャーなどは感じましたか

やっぱり昨年は1年生で声を出してチームを盛り上げるのが自分の仕事だったのですが、2年生に上がってからは勝ちにこだわってチームの勝利に貢献したいという気持ちが大きくなりました。そのような立場に立った時でも強い気持ちで戦えるように昨年に比べてなったかと思います。

――相手は実績のあるルーキーペアでした

自分が高3の時に相手ペアが高2で、春夏秋の全国大会の決勝で当たったことがあります。一応今回も当たるかと思っていてマークはしていたのですが、1勝1敗で回ってきたときに不安がありました。でもそれよりも自分が年上なので絶対に負けられないという気持ちが大きかったです。あのペアにも、明大にも負けられないという気持ちは大きいです。

――確かに明大戦はチームとしても一層気合が入っているように思いました

はい、やはり明大はことし良い新人を迎えて隙が無いと思うので、私たちも警戒していました。この対戦を意識して日頃の練習も気合を入れて臨んでいました。

――今回3番勝負をものにできたことはどのような価値がありますか

自分の中でとても大きな自信になりました。良かったです。

――これからはワセダを引っ張っていく立場になると思います、リーグ戦に向けての意気込みを教えてください

リーグでは体育大も入ってきて楽な試合は一つもないと思います。そしてこのメンバーでやるこの代はことししかありません。私は高1の時にその時高3だった安純さん(平久保、社4=和歌山信愛)を勝たせてあげられなかったので、その時の分も含めて恩返しをしたいという気持ちがあります。それができるのはことしだけなので、ことしに懸けています。頑張ります!