バレーボール部

2017.04.26

春季関東大学リーグ戦 4月23日 神奈川・小田原アリーナ

重い前半戦での初黒星、後半戦へ巻き返しを誓う

 ついに春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)で初の黒星を喫した。対する相手はここまで快進撃を続ける学芸大。昨年の秋季関東大学リーグ戦は11位に終わりこの春季リーグ戦ではここまで上位校と戦ってきたが、中大には負けたものの筑波大、東海大などを下してきた今大会のダークホースだ。早大にとって前半戦最後の学芸大戦は大きな山場と見据えられていたが、セットカウント1-3(29-27、20-25、24-26、30-32)と、勢いのある完成されたチームを前に勝ち星を積むことはできなかった。

 第1セットはシーソーゲームのように両者ともに譲らない戦いだった。「競り勝つというのが自分たちの持ち味」(加賀優太、スポ4=東京・早実)とふりかえるように、学芸大の鋭い攻撃に対し加賀や武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)らが奮闘しこのセットをものにした。しかし、このセットからブロックがあまり機能せず、学芸大に簡単に決められる場面も見受けられた。修正しきれないまま第2セットに突入。じわりじわりと差を広げられ、最後は5点差になってしまった。全体的にチームの疲労感も感じられ、セットを通して相手に主導権を握られてしまった。

苦しい場面で奮闘した武藤

 続く第3セット。序盤から2セット目と比べ、早大の様子ががらりと変わっていた。加賀は「サーブで攻めていけた」と話すように、喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)らの鋭いサーブでチーム全体が調子をつかんでいく。ブロックも機能し、20-15と相手を突き放し20点台に乗ったが、ここにきてまさかのブレイク。23-19までいき、セット獲得まであと2点というところで学芸大に怒涛の5連続ポイントを許す。23-24と追い抜かれ、そのままこのセットを失った。さらに第4セットも同じような流れで相手にセットを取られてしまう。23-20まで早大がきっちりとリードし試合を進めてきたにもかかわらず、相手にまたも連続得点を許し、粘り続けるも30-32で勝利を逃してしまった。この3、4セット目について武藤は「完全にこっち(早大)に流れがあったのに自分たちが決めきれなくて向こうが拾ってきてだんだんと追いつかれた」とふりかえる。苦しい場面で踏ん張ることができるか、後半戦への課題が見つかったはずだ。

失点を悔やむ小林

 学芸大戦を終え春季リーグ戦の折り返しとなる。前半を振り返り、ファーストブレイク決定率をさらに上げ、またブロックとレシーブの関係を詰めていきたいと武藤は語った。これからの後半戦では強豪との闘いが待っている。上位チームとの闘いについて「自分たちがどこまで通用するかというのを確かめながらやっていきたい」と語る喜入主将。前半戦で浮かんだ課題を修正し、優勝に向けてひとつひとつ勝利を重ねていきたい。

(記事 越智万里子、写真 藤原映乃)

セットカウント
早大 29-27
20-25
24-26
30-32

学芸大
スタメン
レフト 喜入祥充(スポ4=大阪・大塚)
レフト 藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)
センター 武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)
センター 山﨑貴矢(スポ4=愛知・星城)
ライト  加賀優太(商4=東京・早実)
セッター 小林光輝(スポ3=長野・創造学園)
リベロ 堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)
コメント

喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)

――きょうの試合に向けて何か対策はされましたか

アナリスト陣のデータをもとにミーティングはしていました。

――きょうの試合を振り返って

相手のミスではなく、自分たちがしっかり点数を取るということができませんでした。(学芸大は)ミスを出さないチームだと分かっていたのですが、自分たちがミスを出してしまったところが課題です。

――3セット目序盤はいい流れで、立て直しが出来ているようにも見えましたが

相手に何かされているわけではなく、自分たちの問題で自分たちがミスをしていました。修正というか集中して戦うということがまだ春季リーグ戦なので、できていなかったと思います。

――3セット目は20―15とリードしながら逆転されセットを落としました

サイドアウトを取れれば負けないという場面で、勝ち急いだわけではないのですが、一つ一つのプレーに集中することができませんでした。相手の勢いに対して押し返せるだけの実力がまだ自分たちには無かったのかなと思います。

――スパイクを打ってもブロックに引っ掛けられ切り返される場面が多かったです

相手の僕たちのデータをとって対策をしてきています。僕たちも相手に対して対策をとるのでそこは同じです。対策を立てられていても自分たちが点を取るという部分で詰めが甘かったです。

――きょうで前半が終わりましたがここまでを振り返って

きょねんの(秋季関東大学リーグ戦の)下位チームと当たってきているので勝って当たり前という部分はあります。自分たちの練習してきたバレーが出せたセットと出せなかったセットがありました。試合の中で対応していくというところが学芸大相手にはできませんでした。自分たちの良さを前面に出して、悪いプレーどうこうではなく良いプレーをこれから伸ばしていきたいです。

――日体大戦に向けて

これからは上位のチームと当たっていくので、その中で自分たちがどこまで通用するかというのを確かめながらやっていきたいです

 

加賀優太(スポ4=東京・早実)

――きょうの試合の振り返りをお願いします

普通に勝てるゲームを主に自分のミスなんですけど負けゲームにしてしまって、結構悔しい展開だったかなと思いますね。

――1セット目は粘って取りましたが

そうですね、競り勝つというのが自分たちの持ち味かなとこの春季リーグ戦を通して思っていたので、1セット目はいい部分が出たのかなと思いましたけど、そこにいくまで自分たちのブロックとかがあまり機能していなくて簡単に決められていた部分もあるので、そういう部分は反省点かなと思います。

――2セット目は相手に取られてしまいましたが

1セット目なんとか終盤で自分たちが競り勝ちましたけど、結局1セット目の終盤までと同じ流れで2セット目に入って、セットを通して相手に主導権を握られてしまったなという印象があります。

――少し疲れのようなものが感じられましたがその点はいかがですか

あまりコンディションの良くない選手もいたりするのでそういう部分もあったのかなと思います。

――3セット目が始まって雰囲気がすごく変わり、ブロックも決まっていましたが

今年のチームのテーマとして、相手からのサーブで一本で切り返して自分たちのサーブの場面で攻めていくというのがあります。きのうからどうしてもサーブを入れていく方向で打っていて、もう一回自分たちの持ち味を出そうということでサーブで攻めて行けて、そこで攻めることができたことで自分たちのいい部分が出たのかなと思います。

――その後、セット終盤で追い抜かれてしまう展開が続きました

明らかに自分の凡ミスからこっちの流れが悪くなってしまいました。ああいう一本のプレーで流れが変わってしまうスポーツでもあるので、そういう部分の厳しさを感じました。

――苦しい場面でも良い場面でも加賀選手にボールが集まってしました。ご自身の調子はいかがでしたか

そうですね、結構大事な部分であげてくれていたんですけど、そこを決めきれなくてチームには申し訳なかったなと思います。

――決まっているものもありましたが良かった点、収穫はありますか

クロスを軸に打っていくのが自分の持ち味なので、決まっていた時はそういう部分が多かったかなと思います。

――先ほど凡ミスがあったというお話もありましたがどのように改善していったら良いでしょうか

あの時も自分の中では準備していなかったわけではないので、単純にゲームの中での慌てない、という心の部分だと思います。

――きょうのゲームの全体的な敗因を教えてください

なかなか相手もチームとして完成していて、あんまり今までみたいに簡単にブレイクを取れるチームではなかったので、自分たちのムードに持って行けなくてだんだんチームがバラバラになっていってしまっていたので4年生がうまくまとめられていなかったという印象はありますね。

――次の日体大戦に向けて、どう改善して勝っていきたいですか

山﨑が代表合宿で抜けてしまってまたさらに4年生が少なくなってしまうので、僕がしっかりして喜入の負担を少しでも少なくして、また山﨑が抜けることで1年生の新しい選手とかも入ってきたりして若いチームになると思うので安心してプレーできるように自分たち4年生が引っ張って行けたらいいと思います。

武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)

――きょうの試合を振り返って

きょうは1セット目から向こうに流れが持っていかれていた感じがありました。3セット目、4セット目は完全にこっち(早大)に流れがあったのに自分たちが決めきれなくて向こうが拾ってきてだんだんと追いつかれました。自分たちも拾い切れなかったのでまだ細かいプレーというのが甘かったのかなと思いますね。

――ブロックについて

向こうもミスなく手のひら狙って打ってきていた感じはありました。こっちも(ブロックを)絞り切れなかったというのもあったんですけどブロックのミスも多かったのでそういうところを直していきたいと思います。

――ご自分のプレを振り返って

クイックに対してやっぱり向こうも(ブロックを)コミットだったりリードできていたので見て打つっていう感じでした。きのうよりはキャッチが安定していて良い状況では打てていたと思うんですけど、やっぱり後半に向こうのレシーブが良くなってくるにつれて決め切れなかったりというのがありました。向こうのレシーブもよかったんですけど、それを見て(レシーブが)突っ込んできているなら奥に打つとかあったと思うんですけど、後半になって勝負かかってくると自分の気持ちが入ってきてしまいます。そこで冷静に相手のコートをしっかり見たり、ブロックを利用したりそういうプレーが後半戦でできれば良いかなと思います。

――前半戦を終えて見つかった課題

春合宿から通してサーブをしっかり攻めるというのとファーストブレイク取るっていうことが目標でした。でも、サーブも体育館が変わる中で難しいということもあるんですけどミスが多かったり攻め切れなかったりというのがありました。ファーストブレイクは比較的取れている方だとは思うんですけど今まで(さくねんの秋季関東大学リーグ戦)で下位のチームを相手にやっていたのでやっぱりもう少し(ファーストブレイクの決定率)が高くないといけないのかなと思います。これからは上位のチームと当たってラリーになることもあると思うので、今までの課題を継続しつつブロックとレシーブの関係をもう少ししっかり詰めて、ラリーでもしっかり点数を取れるようにしていかなければと思います。

――ここまでで良かったところ

サーブで攻めれてないこともあったんですけど比較的攻めることができていました。そして、キャッチ(サーブレシーブ)からの攻撃はうまくいかないこともあったんですが、クイックは決定率も高いですし使えるところまでパスも返っていたと思うのでそこは良かったと思います。

――来週に向けての意気込み

相手は強いんですけどこっちも相手もメンバーが何人かいない中で、代わりに入る選手が思い切ってできるように僕ももう2年生で先輩なのでしっかり援護して行きたいです。きょうの負けで見つかった課題をこの一週間で全て改善できるわけではないですけど修正しつつ優勝目指して一個一個勝っていきたいと思います。