バレーボール部

2017.04.18

春季関東大学リーグ戦 4月16日 千葉・福太郎アリーナ

辛勝!フルセットの激闘で見えた課題と長所

  春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)で3戦を終えここまで無敗の早大は日大と対戦した。相手は昨日の試合で日体大に勝利を挙げ、勢いに乗ると厄介な相手だ。入りの悪かった1セット目をなんとか奪取しそのまま2セット目も早大が奪う。しかし立て続けに3、4セットを取られ今季初のフルセットとなる。最終セットは体制を立て直した早大が取りセットカウント3ー2(25ー20、25ー18、21ー25、19ー25、15ー9)で辛勝した。

 

 0ー6。試合開始から日大に大幅なリードを奪われる展開となった。相手のサーブに対してレシーブをセッターにしっかりと返しながらもスパイクでのミスが目立つ。日大は一方ブロック、スパイクと自らのプレーで得点を重ね試合の流れをつかまれてしまう。しかし、今季力を入れているサーブが機能し始めると早大のペースに。13ー16と3点差に迫った場面で藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)が連続でサービスエースを奪うと1点差に詰め寄った。20ー19のところで武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)のクイックが決まると、 喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)のサーブから一気に4連続得点でセットポイント。最後は相手のスパイクミスで逆転でこのセットをものにした。続く第2セットは序盤から早大が走るとそのままリードを守り切った。

 

クイックを決める武藤

 

  第3セットでは序盤を拮抗(きっこう)した試合展開を見せるが、要所で相手に連続得点を許し、徐々に点差が広がる。終盤、日大のセンター線が決まり出すとブロックを絞ることができず、コート内がばたついてしまい、そのまま今季初の失セットとなった。続くセットでは3セット目からの切り替えができず序盤から日大ペース。粘りのレシーブを見せる相手に対し、早大は疲れからか連携ミスが目立ちこのセットも落とした。「短いので序盤からしっかり飛ばそうとチームでまとまっていきました」(武藤)。その言葉の通り第5セットでは喜入主将がしっかりと1点目を取り、続いてブロックで得点を挙げるとチームで喜び士気も上がる。そして、このセット加賀優太(スポ4=東京・早実)がスパイク、サーブで活躍を見せリードを広げる。最後は藤中のスパイク、ルーキー村山豪(スポ1=東京・駿台学園)のブロックなど4連続得点でこのセットを取り切り、なんとか白星を伸ばした。

 

連続でサービスエースを決めた藤中

 

 「課題と自分たちのいいところが見つかった試合」と喜入主将はこの試合を振り返った。立ち上がりが悪い中でもしっかり勝ち切る力を今週の2試合で見せた。しかし、まだ春季リーグ戦も序盤。結果だけでなく内容にもこだわっていきたい。相手サーブから一本で決め切ること、ラリーの中で粘り負けしないことなど課題も見つかった。春季リーグ戦も4戦が終わり現在首位に立つ早大。しかし、ハイレベルな男子1部リーグで気を抜ける試合は無い。見つかった課題を修正し、来週の中央学院大、東京学芸大との試合に臨みたい。

 

(記事 藤原映乃、写真 、杉山睦美)

           

              

                

                 

              

                

                

                

                

              

              

                

                 

              

セットカウント
早大 25-20
25-18
21-25
19-25
15-9
                

日大
スタメン
レフト 喜入祥充(スポ4=大阪・大塚)
レフト 藤中優斗(スポ3=山口・宇部商)
センター 武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)
センター 山﨑貴矢(スポ4=愛知・星城)
ライト 加賀優太(スポ4=東京・早実)
セッター 小林光輝(スポ3=長野・創造学園)
リベロ 堀江友裕(スポ2=和歌山・開智)
コメント

喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)

 

――きょうの試合を振り返って

出だしが悪く常に追いかける展開になってしまいました。1セット目の出だしは最悪だったのですが、そこから巻き返すことができたので、一つの課題と自分たちのいいところが見つかった試合になったと思います。

――試合の入りがうまくいかないのは精神的な面が大きいですか

気の緩みなのか分からないですけど、スパイクが決まらなかったり、相手のムードに推されてしまいました。どこが相手でも、しっかり自分たちのリズムに持っていけるようにしたいです。

――相手のブロックやレシーブがよく、スパイクで決め切れない場面もありました

相手も1部リーグのチームなので、自分たちも練習はしてきていますが、相手も練習をしてきています。うまくいかない部分もあって当然だと思うので、そういう部分があったとしても自分たちの練習を信じて最後までプレーをやり通すことが大事だと思います。

――レシーバーの間にボールが落ちる場面もありました

基本的にみんな足が動いていませんでした。お互いが取れるボールだったので、自分を中心にもっと声を掛け合って、こういうボールは誰が取りに行くという細かい部分まで突き詰めていかないといけないなと感じました。

――4セット目は少し集中力が切れているようにも見えました

3セット目、4セット目は自分たちのリズムをつくれませんでした。相手のミスではなく、自分たちで点を取ってリズムをつくれるようにしなくてはいけないと思います。

――5セット目は入りを相当意識しましたか

15点しかないので、出だしといかにサイドアウトを取るかということだったので、それはできたかなと思います。

――ご自身のプレーについはいかがですか

良くもなく悪くもなくという感じです。しっかり一本一本我慢しながらプレーできたと思います。

――ここまで昨年までのリーグ戦で下位だったチームが上位だったチームに勝つという試合も見られます

春季リーグ戦なので何が起こるか分からないという部分はあります。相手は勢いで向かってくるので、自分たちはそういうムードをつくらせないということが大事だと思います。

――次戦は中央学院大との試合となります

相手は客観的に見ると下のチームですが、そういう相手でも自分たちの力を出し切れるように準備したいです。

武藤鉄也(スポ2=東京・東亜学園)

――フルセットの試合を制し勝利したことは大きかったと思います

きょうは勝てたことは良かったんですが、1セット目の入りと取られた3、4セット目で相手に持っていかれた部分を来週1週間で見直して来週の試合につなげたいと思います。

――試合の入りが悪い原因は

サーブレシーブは返ってると思います。あとは、攻撃の部分できょうは(ブロックが)1枚になった時に決め切れなかったりというのが目立ったのかなと思います。

――チームとして攻撃面で決め切れなかった場面が多かったことについて

僕がクイック打つ中ではそんなに脅威は感じなかったです。向こうは(スパイク)レシーブが良かったと思うのでそれで打つコースが狭まってブロックに引っかかっちゃったのかなと思います。

――要所でサーブやクイックで得点を重ねていましたがご自分のプレーを振り返って

スパイクは普段と同じくらいでしたが、要所要所でブロックの得点が出せたので良かったと思います。でも、相手の選手も高くて奥に打ってくる選手だったので、もう少しワンタッチを掛けられればよかったなと思います。

――相手のクイックにブロックが対応し切れなかったことについて

やはり真ん中を通されるとサイドに絞りづらくなります。一対一で勝負しようというのもあったのですが、なかなか引っ掛けてもレシーブが上がらなくて、うまくいかなかったのかなと思います。

――春リーグで初めて失セットとなり焦りが見られたようでしたがいかがでしたか

焦っているというよりは疲れているという感じがあったのかなと思います。4セット目は完全に体力負けしてしまいました。セットを取られた3セット目よりも切り替えができなかた4セット目が良くなかったかなというのは思いますね。

――5セット目は切り替えを意識して臨めましたか

そうですね、最後15点目と短いので序盤からしっかり飛ばしていこうとチームでまとまっていきました。

――来週は勢いのある学芸大との対戦もありますが

今週できなかったサーブレシーブからの攻撃でしっかり一本で切るというのと、ブロックで相手の攻撃を絞ってレシーブで上げてラリーの中で点数が取れればそんなに苦しい相手でもないと思うのでそこをしっかり詰めていきたいです。