野球部

2017.04.16

東京六大学春季リーグ戦 4月15日 神宮球場

強力打線で開幕戦勝利!/東大1回戦

東大1回戦
東 大
慶 大 ×
(慶)関根、伊藤佑、内村、菊池-郡司
◇(本塁打)岩見1号2ラン、天野1号ソロ(三塁打)柳町

 神宮周辺の桜を散らせる、少し強めの春風が吹く中で迎えた開幕戦は、荒れた展開となった。初回に岩見雅紀(4年)の特大本塁打などでリードし、最大7点差とする。しかし中盤以降は与四死球が目立ち、東大の攻撃にも押され救援陣が4失点。それでも、大量得点した打線に助けられ、大事な初戦を勝ち切った。

 開幕戦のマウンドを任されたのは、大久保秀昭監督からの期待も大きい関根智輝(1年)。1年生ながら開幕戦の先発を務めるのは、慶大では90年ぶりとなった。130キロ台の直球と、110キロ台の変化球をうまく織り交ぜ、打たせてとる投球を見せる。毎回走者を出すものの、要所を締める投球で5回1失点と好投した。5回こそ1点を失ったが、先発の役割を果たし、堂々の東京六大学リーグ戦(リーグ戦)デビューを果たした。しかし、関根の後を受けた投手陣が締まらなかった。6回には2つのアウトを取った後に、3者連続で四死球を与えてしまう。さらに交代した投手が右前2点適時打を浴び、救援陣に不安要素を残す結果となった。9回は、今季から背番号『18』を背負う菊地恭志郎(3年)が登板する。菊地は四球と右翼線二塁打で1死二、三塁のピンチを招くと内野ゴロの間に1点を失ったが、直球の最速は144キロを記録。今後は大エース・加藤拓也(現広島東洋カープ)が抜けた慶大投手陣において、新エースとしての働きが求められる。

開幕投手の大役に抜てきされたルーキー関根

 初回、いきなり打線が爆発する。先頭が四球で出塁すると、3番の柳町達(2年)が中越え三塁打を放ち先制する。続く岩見は、打った瞬間それと分かる、左翼スタンド中段への特大アーチ。会場を一瞬静まり返らせる、岩見らしい打撃だった。東大先発・宮台康平(4年)は2回に3者連続で四球を許すと早々に降板。投手が変わった直後には、またしても柳町が適時打を放ち、5番の郡司裕也(2年)はお手本のようなピッチャー返しで追加点。相手の乱れから生まれた好機をしっかりとつかみ、東大を突き放した。5回には、天野康大(4年)が低めの球を強くたたき、風に乗った打球は左翼スタンドへ。さらに6回にも、四球で得た好機を犠打で生かし、追加点を挙げる。着実に得点を重ね、投手陣を後押しした。

初回に特大の左越え本塁打を放った岩見

 この先に待つ大学で、そう簡単に打たせてくれるチームは少ないだろう。そこでカギとなるのは、安定した投手力を柱とした守りだ。この試合では、内外野ともに堅い守備を見せた慶大。救援陣を中心とする投手陣が、全学年総力を尽くして奮起すれば、優勝はおのずと見えてくる。東京六大学リーグ戦での登板が少ない投手が多い慶大。2回戦では、1回戦で登板のなかった投手がどういった投球を見せるのか注目だ。

(記事 吉岡篤史、写真 久野映、大浦帆乃佳)