水泳部

2017.04.15

第93回日本選手権 4月14日 愛知・日本ガイシアリーナ

課題の残る1日に

  世界選手権への切符をかけ、しのぎを削る日本選手権が2日目を迎えた。日本記録が3つも更新される高レベルなレースが繰り広げられる1日となった。他のワセダ勢が悔しい結果に終わる中、渡部香生子(スポ3=東京・武蔵野)が女子50メートル平泳ぎ決勝で2位につける活躍を見せた。また、男子200メートル自由形では井上奨真(スポ3=県岐阜商)がB決勝に進出すると、ベストタイムを更新して2位でゴールイン。あすにつながる結果となった。

  渡部は女子50メートル平泳ぎに登場。久々のレースとなった前日の女子100メートル平泳ぎでは3位に輝いている。予選は31秒48で2位通過を果たし、2日連続の表彰台圏内に付けた。迎えた決勝。隣のレーンを泳ぐ鈴木聡美(ミキハウス)が日本新記録をマークする中、渡部も予選からタイムを上げ、31秒34の2位でフィニッシュ。レース直後には笑顔も見られ、リラックスした表情が印象的だった。残すは今大会に向けて最も重点的に取り組んできた女子100メートル自由形だ。復帰戦をいいかたちで締めくくってほしい。

渡部はあすの自由形での優勝を目指す

  男子200メートル自由形に挑んだ井上。前半から果敢に攻めていくスタイルが持ち味だ。予選では理想的なレース展開に持ち込むものの、後半までスタミナを保てず、思うようにタイムが伸びない。B決勝に回った午後のレースでは予選の結果を受け、前半を抑えて入り後半にペースを上げるプランに変更。この作戦が功を奏した。ラスト50メートルを27秒23という好タイムでまとめ、1分49秒39でフィニッシュ。見事、自己ベストを更新した。「(レースプランが)上手くはまってベストタイムも出たのでよかった」と、新たな戦略の発見に納得の表情を浮かべた。あすは専門とする男子400メートル自由形が控えている。「ワセダの名に恥じないように頑張りたい」。強い決意を口にした井上は、今度こそ決勝進出を狙う。

あすに弾みをつける結果となった井上

  男子50メートル平泳ぎの予選にて自己ベストのタイムをたたき出すも予選敗退に終わった今井流星(スポ1=愛知・豊川)や男子100メートル背泳ぎで31位に沈んだ大芦知央(スポ2=大阪・関大北陽)など課題の残る結果に終わった選手が多い1日だった。あしたは、女子100メートル自由形や男子200メートルバタフライなど表彰台が期待される競技がめじろ押しだ。エンジの戦士たちはあす以降の競技を見据え、前を向いている。

(記事 吉田優、石田耕大 写真 大島悠輔)

結果

◇決勝

女子50メートル平泳ぎ

渡部 31秒34【2位】

◇B決勝

男子200メートル自由形

井上 1分49秒34【2位】

◇予選

女子50メートル平泳ぎ

渡部 31秒48【2位】

男子50メートル平泳ぎ

今井 28秒67【26位】

種目名

男子200メートル自由形

坂井 1分49秒86【12位】

井上 1分50秒41【16位】

竹内智哉(スポ1=神奈川・湘南工大付)1分51秒42【28位】

女子100メートル背泳ぎ

山口真旺女子主将(スポ4=兵庫・須磨学園) 1分03秒27【22位】

男子100メートル背泳ぎ

大芦 57秒70【31位】

コメント
B決勝進出者

井上奨真(スポ3=県岐阜商)

――決勝のレースを振り返っていかがですか

予選では前半で行き過ぎちゃって後半が持たなかったので、前半抑えてというレース展開をしてみたんですけど、上手くはまってベストタイムも出たので良かったです。

――ラスト50メートルは27秒23で泳ぎましたが、感覚としてはいかがでしたか

そんなタイムで泳いでいる感覚はなかったのでちょっとびっくりですけど、そういう練習を積んできたのでそれの成果が出たかなと思います。

――前半を抑えて後半に上げるというレースプランは今後に生かせそうですか

あしたの400(メートル自由形)は前半から行きたい気持ちもあるんですけど、ペースを考えながらいいペースで泳げるようにきょうの展開みたいに後半ばてないようにしたいです。

――最後にあすへの意気込みをお願いします

あしたはA決勝に残ってワセダの名に恥じないように頑張りたいと思います。

予選後

山口真旺女子主将(スポ4=兵庫・須磨学園)

――いまのレースを振り返っていかがですか

タイムも全然出ていないですし、足も動いていなかったので本当にダメだったなという感じです。

――どのようなレースプランを立てて臨みましたか

最低でも(1分)2秒台前半では行きたいと思っていたんですけど、思ったよりも全然泳げていなかったなと思います。

――あすのレースに向けて改善していきたいところはありますか

今回自分で思っていたより力も入らなかったんですが、(女子)50(メートル背泳ぎ)ではそんなことも言ってられないので、しっかりスピードを出すという点を改善して泳ぎ切りたいと思います。

井上奨真(スポ3=県岐阜商)

――レースを振り返ってみていかがですか

前半から積極的に行けたと思うんですけど、最後持たなかったのが悔しいかなという感じです。

――レースプランとしては前半から積極的にという意識だったのでしょうか

そうですね。僕の得意なレースは前半から積極的に行って後半粘るというものなので、そのレース展開には持ち込めたと思うんですけど、最後まで持たなかったのは課題かなと思います。

――タイムについてはいかがでしょうか

ベストタイムではないですし、決勝を狙っていたんですがこれじゃきっと決勝にも残れないですし正直悲しいですけど、あした(男子)400(メートル自由形)もあるのでそれに向けて頑張りたいと思います。

――400メートル自由形に関してはどの程度のタイムを狙っていきたいですか

僕はどっちかと言えば400(メートル自由形)が専門なので、そっちこそは必ず決勝に残れるようにベストタイムを狙って頑張りたいと思います。

今井流星(スポ1=愛知・豊川)

――きょうのレースを振り返って

一応タイムは自己ベストなんですけど、もうちょっとタイム上げたらB決勝くらいまではいけたので、空回りしてしまったなと思います。

――スタンドからの声援が聞こえてきましたね

そうですね、応援してもらえるのは力になるので頑張りたいです。

――ワセダという新しい環境はどうですか

ワセダはやはり名門なので、その名に見合うような結果を目指して頑張りたいです。

――最終日には男子200メートル平泳ぎが控えていますが

あしたは何もないので、ゆっくり休んで(男子)200(メートル平泳ぎ)頑張ります。

竹内智哉(スポ1=神奈川・湘南工大付)

――このレースを振り返って

あまり納得のいかないハンパな結果になってしまった。

――このタイムについて

もう少し出てもいいかなって思ってますけど、きのうの疲れがまだあったかなと思います。

――あすは男子200メートル個人メドレーですが

あすは200メートルの個人メドレーなんですが、きょうはもう予選落ちしてしまったので午後ゆっくり休んで、あした挽回できるように頑張ります。