空手部

2017.04.14

第27回東京六大学大会 4月9日 早大17号館体育館

7年ぶりの早稲田開催も連覇ならず

 新体制となって初の対外試合となる第27回東京六大学大会が早大17号館で開催された。ホームでの開催は早大に追い風をもたらすかと思われたが、会場の設営などに追われた早大は苦しい戦いを強いられる。男子団体は5位と昨年の優勝からから大きく順位を落とし、女子団体も3位と男女ともに団体戦では上位入賞とはならなかった。

 男子団体組手では幹部(4年生)の試合経験を増やすという目的をもって臨んだ早大。公式戦の出場機会が少ない選手を起用する場面が多くみられた。「森啓吾(先理4=千葉・江戸川学園取手)はかなりよかった」と末廣祥彦主将(スポ4=東京・世田谷学園)が語るように他校の主力選手を相手に健闘した選手も見られ、収穫はあったものの、大将戦で勝ち星が挙げられなかった早大は、慶大と立大に惜敗。1勝3敗で法大との最終戦を迎えた。

 現時点でのフルメンバーで戦った法大戦であったが、先鋒と次鋒が立て続けに敗れ、いきなり後がなくなってしまう展開に。しかし、「勝たないといけない人が勝てた試合だった」(末廣)。1年時から活躍する中堅末廣と副将今尾光(スポ4=大阪・浪速)が確実に勝ち星を持ち帰ると、勝負の行方は大将の澤入迅人(スポ3=静岡・常葉菊川)に託された。お互い譲らずなかなか点の入らない試合展開のなか、残り20秒で上段突きを決め1ポイントを先取すると、そこからも澤入は反撃を恐れることなく果敢に攻め続け、2-0で勝利。頼れる上級生の活躍もあって強豪法大戦を制した早大。団体戦5位という結果に終わったが、主力選手たちは順調な仕上がり具合がうかがえた。

4年生中心のメンバーで団体戦を戦った

 一方の女子部は、個人戦でエースの中村朱里(スポ3=愛知・旭丘)が準決勝で惜しくも判定負けを喫し3位入賞を果たすも、団体戦では3位という結果に終わった。このメンバーで団体戦を戦うのも、ことしで3年目。越間菜乃(教育4=島根・石見智翠館)と戦う最後のシーズンに全国の舞台で勝ちあがるためにもさらなるレベルアップを図りたい。

2年連続で個人戦3位入賞を果たした中村

 田中愛治部長(昭49政経卒)の「決して怪我のないように」というあいさつで幕を開けた今大会。東京六大学の合同練習の一環として行われている今大会は公式戦ではないため、東日本大学選手権へ向けての稽古という意味合いが強い。あくまで本番は5月から始まる公式戦。この日の4年生の奮闘はレギュラー陣にとって刺激となったに違いない。「全員で盛り上げていきたい」(末廣)。昨年主将を務めた兄(哲彦、平29スポ卒)の成しえなかった悲願の日本一へ向けて、末廣率いる新生空手部が始動した。

(記事、写真 萩原大勝)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

▽男子団体組手

早大 5位

▽女子団体組手

早大 3位

【優秀選手】

中村

▽女子個人組手

中村 3位

※上位入賞者のみ掲載

コメント

末廣祥彦主将(スポ4=東京・世田谷学園)

――今大会の位置付けは

昨年優勝して1年の滑り出しとして良かったわけなんですけど、今年は幹部が10人いまして。でも試合に出るとなるとスポーツ推薦で来たメンバーで固めてしまうので、勝ち負けよりも試合の経験を増やして次に繋がる大会であればいいと思って臨みました。

――フルメンバーで挑んだ法政戦を振り返っていかがですか

勝たないといけない人がしっかり勝てた試合だったと思います。ただ前に置いた2人、芝本(航矢、スポ1=東京・世田谷学園)と笹野(由宇、スポ2=東京・世田谷学園)はもっとのびのびとやってもいいのかなと思いますね。でも彼らは高校時代もそれなりにやっているので今後の心配はしてないです。4年生2人(末廣、今尾)と3年生(澤入)が追い込まれた状況で勝ち星を持ってきたのでそれは収穫かなと思います。

――監督席で試合を見ていて気になった選手はいましたか

気になった選手で言えば、4年生の森啓吾ですね。主催校なので運営もやりながら一試合しか出れないという状況で、立教のレギュラーを相手に、あれだけ気持ちを出して、技も取れて、負けなかったというよりは組手自体も勝っていたと思うので、森はかなり良かったと思いますね。ああやってどんどん他のメンバーも来てほしいです。

――早稲田開催となりましたがその点いかがでしたか

やっぱり設営がすごく大変で、主務や副務をはじめ、他の部員も準備に相当時間をかけたので、そういった意味では少し不利だったのかなと。それでも自分の持っているものを出せた人もいたので良かったと思います。

――新体制となりましたが、どのようなチームにしていきたいですか

去年1年間兄が主将をやっていて、それをそのまま引き継ぐのではなく、それを軸にして拡げていけたらと思ってます。4年生が多いので、幹部が率先して稽古を盛り上げて、それに後輩がついてきて、一人一人が逞しく自主性を持って皆が強くなれるようなチームを作って行きたいと思います。

――東日本大学選手権への意気込みをお願いします

3年生の塚本(惇樹、スポ3=千葉・拓大紅陵)が昨日怪我をしてしまったので、その分他の幹部に期待しています。やっぱり六大戦だけじゃなくて東日本でも良い選手を使っていきたいので。レギュラーとしてやってきたメンバーは優勝を目指して、全員で盛り上げていきたいと思います。