体操部

2017.04.11

第71回全日本個人総合選手権 4月7日 東京体育館

シーズン初戦、惜しくも予選通過ならず

 いよいよ今シーズンが始まった。4月7日に行われた全日本個人総合選手権の予選に、早大からは竹中貴一主将(スポ4=福井・鯖江)と高橋一矢(スポ3=岐阜・中京)の2人が出場。予選にエントリーした72名の内、決勝に進めるのは半分の36名だけだ。個人の日本一を決める今大会では、多くの実力者たちがしのぎを削るだけに、6種目での高い総合力が求められる。2名とも、目標に掲げていた予選通過は惜しくも達成できなかった。

 3年連続の出場となる竹中は、前半2種目の跳馬と平行棒で、ガッツポーズが出る会心の演技を披露。しかし続く鉄棒では、「力み過ぎました」(竹中)というように細かいミスが目立ち、点数が伸び悩んだ。それでも立て直し臨んだゆかで、ほとんど全ての着地をピタリと止める。「自分的にも相当良かった」と竹中も笑顔を見せた。あん馬では危ない場面もあったが、何とか通し切ることに成功。最終種目のつり輪を練習通りの実施で締めくくり、演技を終えた。

得意種目のつり輪で安定した演技を披露した竹中

 一方ゆかからのスタートとなった高橋は、丁寧な演技で着地を決めていく。そのまま流れに乗りたいところだったが、あん馬でまさかの落下。得意種目での失敗に、「まだまだだった」(高橋)と悔しさをにじませた。3種目目のつり輪、続く跳馬では、あん馬の失敗を感じさせない安定した実施を見せ、高得点を獲得。しかし平行棒では細かいミスが重なり、点数を伸ばせない。最終種目は、昨年よりもDスコア(技術点)を上げた鉄棒。落ち着いた演技でまとめ、着地までしっかりと止めきった。

ゆかで次々と着地を決めた高橋

 採点のルール変更に伴い、その対応に追われた冬を経て開幕した今シーズン。まだ模索している部分もあるだろうが、5月には東日本学生選手権、6月には竹中、高橋ともにつり輪で出場権を獲得した全日本種目別選手権も控えている。今大会で得た課題と収穫を糧に、さらなる飛躍を期待したい。

(記事 村田華乃、写真 大浦帆乃佳、村田華乃)

結果

        

          

          

          

          

          

          

          

          

男子個人総合予選
選手名 ゆか あん馬 つり輪 跳馬 平行棒 鉄棒 合計点 総合順位
竹中貴一(スポ4) 13.800 12.800 14.200 14.300 14.000 12.450 81.550 45位
高橋一矢(スポ3) 13.850 12.550 14.100 14.200 13.400 13.150 81.250 49位
コメント

竹中貴一(スポ4=福井・鯖江)

――どのような意気込みで試合に臨みましたか

一応、予選通過を目標にやってきました。

――演技全体を振り返っていかがですか

ちょっと危なかった場面もあったんですけど、いつもよりは、(この大会では)毎年失敗してて、それよりはだいぶ良かったと思います。

――最初の二種目、跳馬と平行棒ではガッツポーズが出ましたが、ご自身で手ごたえはいかがでしたか

最初2つは良かったですね。

――続く鉄棒ではミスが出ていましたが原因は

ちょっと頑張り過ぎちゃったというか、力み過ぎました。

――前半二種目の疲れなどは…

それはなかったです、大丈夫です。

――その後ゆかでは立て直していました

ゆかは2週間前の試合でも良かったんですが、それ以上に良い出来でした。自分的には相当良かったです。

――あん馬でのご自身の手ごたえは

あん馬は落ちないようにして、一瞬落ちかけたんですけど、自分でも落ちたと思ったんですけど、そこを落ちないように頑張って立て直せたことはよかったんじゃないかなと思います。

――つり輪の演技後、大きくガッツポーズをされていましたね

つり輪はいつもあんな感じなので(笑)。最後だったので、自分の残っている体力を全部使い切って、思いっきりできたのでよかったです。

――オフシーズンの間に強化したことは

ルールが大きく変わっちゃったので、全体的に頑張って直してやってきました。

――3月に行われた海外での試合はいかがでしたか

あっちはあっちなりの緊張感というか、今まで経験したことないことを経験できてよかったなと思っています。

――今シーズンの目標をお願いします

もうU‐21日本代表には入れないので、4年生なので。インカレのチームを頑張って引き上げるようにしていきたいと思います。

高橋一矢(スポ3=岐阜・中京)

――どのような意気込みで試合に臨みましたか

まず決勝に残るっていうのが大前提で、その後NHK杯とかにつながっていく上で、どれだけ良い点取って上位で通過できるかっていうのが自分の課題でした。

――演技全体振り返っていかがでしたか

種目ごとにばらばらして、あん馬と平行棒で失敗してそこで点を落としてるので、そこはまだまだだったなと思うんですけど、他の4種目は割と思い通りできていたので、よかったかなと思います。

――あん馬の落下、原因は

最初のブスナリという技で力を使うような実施になってしまって、他でリズムが1個ずつずれてずれて…。結果的に落下した、という感じですね。

――オフシーズンの間に強化したことはありますか

鉄棒が苦手でDスコアが一番低かったので、鉄棒でもうちょっと点を取れるようにDスコア上げたり、自分が得意で武器になるのがあん馬とつり輪なので、そこは失敗しないで必ず通るように練習をしてきました。

――そのオフシーズンの練習は今回の結果につながりましたか

なかなかそう上手くはいってないですね。やっぱり試合になると余計に力が入ってしまったり、緊張で体が固くなったり、思い通りにいかない部分が出てきちゃうので、それを想定して練習が出来ていなかったのかなと思います。

――今シーズンの目標をお願いします

割と今回の全日本にかけてきたっていうのはあるんですけど、もう次がないので、まずは東インカレで今回失敗した部分をきっちりやって、インカレで必ず84点くらいを目指して、チームでもいい成績出せたらいいなって思います。