バスケットボール部

2017.03.23

第13回東京六大学リーグ戦 3月20日 東京・明大和泉キャンパス

猛追も及ばず…大会を2位で終える

 東京六大学リーグ戦最終日となったこの日、早大は明大との1戦に臨んだ。早大はここまで3勝1敗。相手の明大はここまで全勝と好調を維持する相手である。明大は関東大学リーグ1部所属であり、早大は1部リーグのチームとの対戦は今シーズン初。今後への試金石となる試合である。試合は第1クオーター(Q)、一進一退の攻防を繰り広げるものの、その後は明大が早大相手に圧倒。一気に試合が決まったかと思われたが、最終Qに早大が猛烈な反撃。あと1歩まで迫ったものの最後は届かず。最終スコア59-64で敗戦。大会を2位で終えた。

 序盤はピックからの展開がしっかりと機能し、ガード陣の積極的なドライブを中心にオフェンスでいいリズムを作る。しかしサイズで劣る早大は相手にオフェンスリバウンドを多く許してしまい、セカンドチャンスからの得点を決められなかなか差が詰まらない。そんな中同点の第1Q残り30秒、F中谷誠人(商3=東京・早実)のバスケットカウントで流れをつかんだかに思われた。しかし迎えた第2Q。ディフェンスが緩みを見せるとそこに付け込んだ明大が一気に攻め込む。G森定隼吾(商3=岡山・倉敷青陵)がアシストやレイアップでチームを救い一時は11点まで広がった差を何とか縮めて前半を終えたが、後半に向け不安が残る展開となった。

森定は苦しい時間帯に積極性を見せた

 その不安は的中し、後半も出だし圧倒され、試合は決まったかと思われた。しかし最終Q、「石原(卓、社4=東京・京北)に喝を入れられた。」と語ったSG南木俊樹(社4=東京・早実)を中心に脅威の追い上げを見せる。ディフェンスで南木、G長谷川暢(スポ3=秋田・能代工)らがオールコートで強烈なプレッシャーをかけると相手はターンオーバーを連発。早大のお家芸である走り合いの展開に持ち込むと面白いようにシュートが決まりだす。オフェンスでも躍動した南木の連続7得点でついに1点差まで相手を追い詰めるものの、相手は強豪・明大。ガードに落ち着いてペースをさげられしっかり大事な1本をものにされ反撃及ばず。59-64でゲームを終えた。

追い上げの中心として躍動した南木

 「自分たちがディフェンスから流れを作ればしっかりやれると分かった。」(森定)と振り返ったように、生命線であるディフェンスが機能した時間帯は、間違いなくどこのチームも恐れる破壊力だった。しかし一方で「1試合通してディフェンスをハッスルできなかった。」という言葉通り、大会を通してムラのあるパフォーマンスが課題となったのも事実だろう。今大会で見えてきたものを、残り少ない関東大学選手権までの時間でどう活かしていくか。進化の余地は多く残されている。

(記事 秋間勇人、写真 加藤佑紀乃)

第13回東京六大学リーグ戦
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

21 10 22 59
明大 18 20 18 64
◇早大スターティングメンバー◇
G#7 石原卓(社4=東京・京北)
C#26 富田頼(スポ3=京都・洛南)
F#27 濱田健太(社3=福岡第一)
F#39 桑田裕平(商2=京都・洛南)
C#35 小室悠太郎(社1=石川・北陸学院)
コメント

SG南木俊樹(社4=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

前半はちょっと流れが悪かったです…。今まで六大学(リーグ戦)は前半からディフェンスから強く仕掛けて、オフェンスの流れを良くするということだけはやろうと決めていたので、きょうは前半少しそこでディフェンスを頑張り切れなかったのが一番心残りですね。

――第4Qに存在感のあるプレーをしていましたが、意識の変化があったのでしょうか

やはり石原(卓、社4=東京・京北)に喝を入れられて、やはり僕は4年生なんだ、ちゃんと引っ張らなきゃという気持ちになれたから、自分らしく強気でできたのかなと思います。

――何と喝を入れられたのですか

とにかくディフェンスやれと。お前はディフェンスしかないだろと言われました。第3Qでリングにアタックする場面はたくさんあったのですが、点を決められなくてしょぼくれていたところ、そうじゃなくてお前はディフェンス頑張れよ、そこを頑張れればオフェンスも良いよという話をされました。その通りだと思ってディフェンスに集中しました。

――ハーフコートのオフェンスに苦労している印象を受けました

そうですね…。そこはもうこの4年間ずっとたぶん苦しむと思います。少しずつ少しずつリングにアタックすることが、上達は少しはしてきたかなと思います。ゴールには一応行けるようになったので、あとはどうブロックを抑えて決め切るかという練習がこれから大事なのかなと思います。

――今大会全体を通して見つかった課題と収穫はありますか

慶大戦では、流れが悪い時に次のクオーター次のクオーターと流れが断ち切れず、自分たちのペースをつかめなかったのですが、きょうの明大戦では前半に悪かったのを、修正して後半に点差を縮められたというのはすごい収穫なのかなと思います。ただ課題としては、やはり悪い場面になった時に、誰が流れを断ち切るのか。個人個人がそれをちゃんと考えないと早い段階で流れを断ち切ることができないので、もっと一人一人が誰かに任せるんじゃなくて、自分がやるんだという意識を持たないといけないのかなと思います。

――春のトーナメントがありますが、意気込みをお願いします

去年ベスト4までいったのですか、やはりベスト4となると専大、その後筑波大とあると思います。とにかく筑波大に勝つ、身長の高い相手に勝つ。僕らは平面でのバスケなので、ディフェンスからオフェンス、ディフェンスからの速攻というのをもっともっと精度を上げて、やっていきたいかなと思います。

G森定隼吾(商3=岡山・倉敷青陵)

――きょうの試合を振り返って

自分たちの持ち味であるディフェンスが出せなかったというのが敗因だと思っていて、3Q4Qでディフェンスをハードにやって追いつけたのは良かった部分だとは思うのですが、慶應戦でもそうだったように、1Qからそういうディフェンスが出来ないところがまだ自分たちの弱みであって、その弱みが出てしまったのがこの試合で。あまり内容としては良くなかったと思っています。

――3Q4Qで、森定選手が勢いをつけるようなプレーを見せていた印象がありますが

チームの点差が離れるたびに静かな雰囲気になっていたので、自分はそんなに能力のある方ではないので泥臭いプレーだったり、ディフェンスでハッスルしてチームに勢いを持たせればいいなという思いでやっていました。

――早大は大会を通してハーフコートのオフェンスに栗死んでいるのかなという印象でしたが

ピックを使って攻めるのがワセダなんですけど、ピックの判断が全体として少し良くなかったかなという風に思うので、もう少しチームとしてそこを突き詰めて、次の試合に繋げていきたいなと思います。

――大会の中で見つかった課題は

勝った試合と負けた試合で、例を挙げるなら慶大戦だったりきょうの明大戦であったりは、1試合通して自分たちがディフェンスをハッスルできなかったという部分があります。やっぱりワセダはディフェンスのチームなので、自分たちがディフェンスから流れを作ればしっかりやれるというのが分かったのはいいところだったんですけど、それをこの2試合では体現できなかったのは良くない部分だったと思います。ですから次の電鉄杯までに自分たちの持ち味であるディフェンスというのをしっかり練習して、次の試合に繋げられたらと思っています。

――今シーズンは昨シーズンに比べ、個人としての役割も重要になりそうですが

昨シーズン、コートの外で見ていて悔しい思いをしたので、ことしは卓(石原)さんであったり俊樹(南木)さんだったり、先輩たちがいてスタートではないと思いますが、繋ぎの時間に自分がただ繋ぐだけではなく、しっかりと出ている時間にアクセントをつけられる勢いのあるプレーが出来たらなと。自分の役割はそこかなと思います。

――京王電鉄杯、トーナメントに向けて意気込みを

自分たちの持ち味や弱みというのは、背が低い所だったり、その背が低いのをカバーするルーズボールやディフェンスというのがあると思うので、しっかりそこをもう1度認識して、電鉄杯やトーナメントでは良い内容で試合ができるように全員で突き詰めていけたらと思います。