ア式蹴球部

2017.03.06

第13回関東大学東西対抗戦 3月5日 東京・味の素スタジアム西競技場

ワセダの4選手が輝きを見せる!

 ことしで13回目を迎えた関東大学女子サッカー東西対抗戦。この大会では関東大学女子サッカーリーグ1部に所属する各校から選抜された39名の精鋭たちが東西に分かれて戦った。東関東選抜はワセダ、東洋大、武蔵丘短大、西関東選抜はインカレ(全日本大学女子選手権)の決勝の舞台でワセダと激闘を繰り広げた日体大や神奈川大を擁する。ワセダからはFW大井美波(社3=大阪・大商学園)、DF渡部那月(社3=兵庫・日ノ本学園)、MF柳澤紗希(スポ3=浦和レッズレディースユース)、DF中田有紀(スポ2=兵庫・日ノ本学園)の4名が選ばれた。両チーム共に決定機をつくるも決めきれず、前半はスコアレスで折り返した。しかし後半、立て続けに失点し、一転して苦しい展開となる。なんとか1点を返したものの、アディショナルタイムに突入。このまま試合終了かに思えたが、渡部のセンタリングから放たれたシュートが決まって結果2-2のドローとなった。

 ワセダの4選手は全員、スタメンで出場。インカレ優勝校の名に恥じない素晴らしいプレーをみせた。中盤を任された柳澤はさまざまな大学の選手が入り混じったチームの連携の核となり、CBでの起用となった渡部は寄せの速いディフェンスで確実に相手のチャンスの芽を摘みとった。25分には1年生ながら選抜された中田が左サイドから1人で持ち込み、完全に相手のディフェンスを崩してMF松井彩乃(東洋大)にパス。惜しくもシュートは右にそれてしまったが、チームを勢いづけるプレーとなった。その後も東関東選抜のチャンスは続く。35分、これまで多くのチャンスをつくってきた大井が頭で合わせたボールはクロスバーを直撃。「あれは決めないといけない場面だった」と悔しさをにじませた。西関東選抜の猛攻に、あわやというシーンもあったが、互いにゴールのないまま前半が終了した。

幾度となく相手ゴールに襲いかかる大井

 大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ後半。試合は突然動いた。西関東選抜に一瞬の隙を突かれ、立て続けに2点を奪わてしまい、東関東選抜は窮地に立たされた。しかし、ここで渡部が左サイドで奮闘。オーバーラップで相手のDFを置き去りにすると、精度の高いセンターリングを何本も放ち、反撃ののろしをあげた。22分、MF三本紗矢香(武蔵丘短大)の得点で1点差に追いつき、迎えたアディショナルタイム。渡部からのボールを受け、うまくターンをしたMF山崎萌子(武蔵丘短大)がきちんと決めて同点とした。その直後アシストをしたばかりの渡部が狙い澄ましたミドルシュートを放ち、劇的な逆転勝ちかに思えたがこれはGKがファインセーブ。結果2-2の引き分けで幕を閉じた。

同点ゴールをあげた選手と喜びを分かち合う渡部

 「良い経験だった」と渡部が語るように、普段とは違う仲間とプレーしたことで得たものは多くあっただろう。これから新しい選手も入部し、一層チーム内での競争も激しくなることが予想される。「最後に達成したいのはインカレ3連覇」(大井)日本一という、あの景色をもう一度見るために――。ことしもワセダの戦いぶりから目が離せない。

(記事 篠原希沙、写真 下長根沙羅)

※記事中の学年は新年度のものです。

関東大学東西対抗戦
東関東選抜 0-0
2-2
西関東選抜
【得点者】(東)70三本、91山崎 (西)55、57島村 
コメント

MF大井美波(スポ3=大阪・大商学園)

――きょうの試合を振り返っていかかですか

出会ってあんまり時間が経っていないメンバーと、個々の特徴を把握して生かすサッカーができたかなと思います。

――東関東チームの雰囲気はいかがでしたか

みんな最初は人見知りばっかりだったんですけど(笑)。でもみんな仲良くなって、上下関係も全然ないすごく楽しいチームです。

――初めての東西対抗戦はいかがでしたか

内容的には自分は全然納得してないんですけど、チームとしては引き分けだったんですけど、先制されて0-2から2-2にもっていけたのはチームとしてはよかったと思います。

――ご自身のシュートがポストに当たったシーンを振り返っていかがでしたか

狙っていたところに来たので、あれは決めないといけない場面だったので、これからそういうところも詰めていかないといけないなと思います。

――1カ月後の関カレまでにどのように調整なさいますか

始動して1週間経ったくらいなんですけど、新しい1年生も入ってくる中でレギュラー争いも激しくなってくるので、個人としてと練習から意識を高くもちたいと思います。

――今シーズンの目標をお願いします

最後に達成したいのはインカレ3連覇なので、それに向けて目の前のことから練習を激しく厳しくやっていきたいと思います。

DF渡部那月(社3=兵庫・日ノ本学園)

――きょうのしあいはいかがでしたか

普段やっていないチームメイトとの試合だったのであまりうまくいかないこともあったし、でもその中でもうまくいった部分もあったので良い経験になったなと思います。

――このチームでも練習はどのくらいしていたのですか

2がつの後半あたりに2回やって、地域対抗戦という合宿をして、そのあと2週間くらいできょうという感じでした。

――連携など難しいことも多かったのでしょうか

はい、そうですね。でも全体的に仲の良いチームで、みんなで声かけてコミュニケーションとっていこうみたいにやれていましたね。

――きょうの試合でのアシストの場面を振り返ってもらいたいのですが

もう時間もなかったので一か八かで縦パス入れようかなと思って。FWの選手がうまくターンして決めてくれたのでよかったなと思います。

――そのあとも惜しいシュートがありましたね

あれは入ったらよかったんですけど(笑)。あんな感じのも決めれるようになりたいです。

――あと少しでリーグも開幕ですが、ご自身の調子はいかがですか

まあ、まずまずです(笑)。これからもっと1年生とかが入ってきて競争とかが激しくなるなかで自分もしっかりうまくなって試合に出続けられるような選手になりたいです。

――今シーズンの目標をお願いします

関東女子リーグは9連覇で、関カレ(関東大学女子サッカーリーグ)、昨年は日体大に負けて落としているのでことしは優勝して皇后杯本戦(全日本女子選手権)はベスト4を狙えるように。昨年の結果をこえていけるようにしたいです。