スキー部

2017.02.22

第90回全日本学生選手権 2月22日 青森・大鰐温泉スキー場

大量入賞の快進撃で男子総合優勝の望みつなぐ

 全日本学生選手権も後半に差し掛かった。天候に恵まれたこの日は、ワセダが快進撃を見せる一日となる。クロスカントリー男子10キロクラシカルでは、宇田彬人(スポ3=福井・勝山)が優勝。30キロフリーを制した田中聖土(スポ3=秋田・花輪)が3位に入り、再び表彰台に立った。ノルディック複合競技では主将としてチームを支える山元豪主将(スポ4=富山・雄山)が3位に。その他にもワセダの出場選手6人中5人が入賞し、山元豪も「最高」とふりかえる結果となった。前日まで32点の差をつけられていたトップの東海大に4点差まで詰め寄り、男子総合優勝の望みをつないだ。この勢いのまま明日以降も戦い抜きたい。

★宇田が優勝!田中も3位に入る

圧巻の速さを見せた宇田

 早大から5人の選手が出場したクロスカントリー男子10キロクラシカル。この種目では、20日に行われた男子30キロフリーでそれぞれ優勝、3位入賞と好成績を残している田中、宇田の2人がまたしても躍動した。「2周目で勝負というか仕掛けていこうかなと思っていた」という宇田は、1周目でトップに立つと2周目はさらにスピードアップ。終始自分のペースを保ち、並み居るライバルを寄せ付けることなく優勝を果たした。一方の田中も序盤から積極的にレースを展開。2冠達成はならなかったが3位に入り、確かな実力を見せつけた。クロスカントリー種目も残すところ最終日のリレーのみ。勢いに乗る宇田、田中の2人を中心にチーム一丸となって優勝をつかみとりたい。

(記事 大庭開、写真 加藤佑紀乃)

★入賞者の半分が早大に

3位に入るも悔しさをにじませた山元

 昨年は結果が振るわなかったノルディック複合部門。しかし、ことしは山元豪主将を筆頭に、計5名の選手が入賞し、早大の層の厚さを知らしめた。前半のジャンプでは、「いい風がもらえなかった」と山元豪。1位と1分以上離される3位という結果に。大会直前まで調子のいい状態できていただけに、悔しさをにじませた。後半のクロスカントリーでの逆転優勝を狙っていたが、2位を争うレース展開に。最後の1周まで順位がわからない一進一退の接戦を繰り広げるも、総合順位は3位。しかし、「自分の今できるベストの走りはできた」と山元豪は振り返り、この結果を真摯に受け止めている。また、ルーキー傳田英郁(スポ1=長野・飯山)はクロスカントリ−1位のタイムでジャンプ11位から順位を上げ7位入賞。若手の活躍も目立ち、チームに大量のポイントをもたらした。

(記事 中澤紅里、写真 大庭開)

大量入賞したノルディック複合競技の選手達と一戸監督

結果

▽男子暫定順位

1位 東海大 82点

2位 早大  78点

3位 明大  46.5点

4位 日大  42点

▽クロスカントリー男子10キロクラシカル

優勝 宇田 28分7秒3

3位 田中 28分27秒3

22位 佐藤太一(スポ4=秋田北鷹)30分10秒3

32位 山口敦史(スポ2=石川・鶴来)30分49秒8
 
41位 湯本啓太(スポ3=長野・中野立志館)31分7秒9

▽ノルディック複合ノーマルヒル10キロフリー

3位 山元豪 前半ジャンプ3位 118.5点 後半クロスカントリー6位 26分0秒5

4位 山本涼太(スポ1=長野・飯山) 前半ジャンプ8位 104点 後半クロスカントリー2位 25分41秒3

6位 神島実孟(スポ4=青森・五所川原農林) 前半ジャンプ5位 109.5点 後半クロスカントリー9位 26分13秒

7位 傳田英郁(スポ1=長野・飯山) 前半ジャンプ11位 97.5点 後半クロスカントリー1位25分37秒5

8位 山元一馬(スポ2=富山・雄山) 前半ジャンプ8位 104点 後半クロスカントリー8位 26分12秒3

15位 近田隼人(スポ3=山形・下川商)前半ジャンプ22位 80.5点 後半クロスカントリー10位 26分14秒4

宇田彬人(スポ3=福井・勝山)

――優勝を果たして今のお気持ちを教えてください

一安心という感じですね。

――きょうのレースの目標は始めから優勝でしたか

そうですね。

――試合前にレースプランは何か考えていましたか

1周目はそんなに焦らずにいって2周目で勝負というか仕掛けていこうかなと思っていたんですけど、最初からトップで通過できて2週目も自分のペースで走ることができました。

――他に何か勝因はありますか

やっぱりいろんな人がタイムチェックなどのサポートで支えてくれたことが大きかったかなと思います。

――ご自身のコンディションも良かったのでしょうか

そうですね。ユニバーシアードや国体があって連戦で来てる中で徐々にコンディションが上がっていて、その中で優勝できて良かったです。

――きょうは10キロと短い距離でしたが、30キロと比べていかがでしたか

クロカンのレースは10キロとか15キロがメインになっているので、30キロと比べたらやっぱり短かかったです(笑)。

――10キロの方が得意なのでしょうか

そうですね。30キロも優勝を狙ってはいたんですけど、少し運がなかったですね。

――連戦が続いていますが疲労はたまっていますか

疲労はあまり感じてはいないですね。

――最後にリレーに向けての意気込みをお願いします

リレーは出てみなくちゃ分からなくて少し厳しいかなという部分もあるんですけど、やはり出るからには優勝したいと思います。

山元豪主将(スポ4=富山・雄山)

――きょうの試合をふりかえって感想をお願いします

スキージャンプに関してはずっといい状態できていて、そのままインカレに入ってインカレでも練習ではいいジャンプを出せていて、その調子でのぞんだんですけど、条件にも恵まれなくて、1位の長峰選手と1分ちょっとの差をつけられたことが悔しかったです。

――ジャンプは前日と比べていかがですか

ジャンプ自体はよかったんですけど、やっぱりその風の当たり外れが大きくて、いい風をもらえなかったかなっていう、実力以外のところで差がでたのがすごい悔しかったです。その悔しい部分をクロスカントリーに活かそうと思って挑んだんですけど、なかなか差が詰まらなくて。3周目までは結構いい勢いでいけていたんですけど、そこで体力を使いきっちゃって最後のスプリントで勝てなかったっていうレースでした。

――1分以上差がついた状態でスタートするクロスカントリーのレース展開はどのように考えていましたか

はじまる前は、僕と明治大学の中村選手が4秒差スタートでその後ろがあいていたので、2人で前の長峰選手を追う展開を予想していたんですけど、いまいち2人のペースが上がらなかったです。前の長峰選手もクロカンは元々得意な選手じゃないんですけど、そこそこのペースで走っていて、ほんとだったらそこで追いつくレース展開を予想していたんですけど、思うようなレースに持ち込めなかったです。

――最後の1周で抜かされたことについてはどう思いますか

あれはしょうがなかったですね。3周ずっと自分が引っ張っていて、後ろの方が体力を絶対温存してたと思うし。でもいい体調で試合に挑めたし、自分の今できるベストの走りはできたと思うので、そこに関しては後悔はしていないです。

――3位という結果はどう思われますか

最後なので、やっぱり優勝で終わりたかったです。やっぱり1年生に優勝させたくなかったので、そこは4年生として違うってところを見せたかったんですけど、3位っていう結果に終わってすごく悔しいですね。

――ワセダの選手が5人入賞しましたが、その点は

そこはもう最高じゃないですか?(笑)。ことし1年生に2人強い選手が入ってきて、きょねん3位だった山元一馬、4年生の神島、近田、みんなで入賞しようっていう風に挑んだ試合だったので、ほとんどが入賞できたっていう結果で終わって、そこはすごく評価ができるところだと思います。

――今のチーム全体の結果についてはどう思いますか

きょうで45、6点とかがっぽり稼げて、東海と4点差まで詰めたので、きのうまで30点差あったんですけどつめられたので、すごくいい流れが来ていると思います。今までだったらインカレでだいたい前半すごい良くて、いけるんじゃないかって言われてたけど、スラローム(アルペン回転)で逆転されてっていう結果だったので、いつものインカレと違う感じですね。追う側になってどんどん上がってきているっていうのが4年目にして今までなかった展開なので、期待したいですね。あとは応援するだけなんですけど。