競走部

2017.02.12

第57回唐津10マイルロードレース 2月12日 佐賀・唐津市陸上競技場

それぞれの目標に向かい、手ごたえを感じた16キロ

 東京箱根間往復大学駅伝(箱根)を終えて約1カ月。風速2.2メートルの強い風も吹く中、地元の和やかな雰囲気で行われた唐津10マイルロードレース。コースは平坦で走りやすいものとなっているのが特徴だ。早大からは元駅伝主将の平和真(スポ4=愛知・豊川工)と現駅伝主将・安井雄一(スポ3=千葉・市船橋)が招待選手として出場し、有名な選手も多く参加した今大会。タイムを反省しつつも新旧主将は自分の現状を再確認し、後日の重要なレースを見据える結果を残した。

 入りの5キロを14分41秒と1キロあたり3分を切る比較的速いペースで始まったこのレース。先月の箱根で激走を見せた平は、3キロあたりで自身の調子の良さを感じ、10キロまでは先頭集団で走る。その後ペースを落としてしまうが、天候の良さや1人で行っていたスピード練習の成果もあり、去年自身が出したタイムを更新。チームから離れた後の練習の成果を振り返り、2週間後に控える日本選手権クロスカントリーに向けて確かな手ごたえを得た。

箱根が終わった後も積極的にレースに挑む平

 新主将となって初の個人レースに挑んだ安井は、7キロまでは先頭についていったものの、そこから徐々にペースダウン。目標としていた47分台を出すことはできなかった。しかし7キロまでの自身のペースを「想定よりだいぶ速いペースで行けていた」とプラスに捉えている。そんな安井が控える大会は3週間後の日本学生ハーフマラソン選手権。「3番以内を絶対に勝ち取るという気持ちで臨みたい」と意気込んでいる大会に向けて、前向きな結果となった。なお、大会は注目の東海大ルーキー鬼塚翔太が10キロ以降もラップタイムを落とすことなく、46分36秒で優勝した。

7キロあたりまで、速いペースで先頭集団に付いて行った安井

 去年駅伝主将を務めた平とこれから駅伝主将を務める安井。平は実業団に向け、1人での練習をしていかなければいけない。主将という大役を終えた今、次の大会に向けてどう挑むのか。また安井は、きょうから始まる合宿にレース後から参加。トラックシーズンに向けて、主将として意欲的に練習に取り組んでいくつもりだ。それぞれの目標に向かい、早大新旧駅伝主将の挑戦は続いていく。

(記事 朝賀祐菜、写真 鎌田理沙、太田萌枝)

結果

▽10マイル一般男子の部

平和真(スポ4=愛知・豊川工) 47分27秒(11位)自己新記録

安井雄一(スポ3=千葉・市船橋)48分02秒(22位)自己新記録

コメント

平和真(スポ4=愛知・豊川工)

――東京箱根間往復大学駅伝から、きょうのレースまでどのような調整をされてきましたか

まったくしてないですね。大学の部活は終わっているので現役の選手とは練習せず、自分の時間を見つけて1人で練習していました。今回のレースも、調整するというよりかは次にある福岡クロカン(日本選手権クロスカントリー)に向けて体を動かす位置付けでやりました。あまり練習もしてこれませんでしたが、その割にきょうは動けたのでそこは良かったと思います。

――唐津10マイルロードレースの比較的平坦なコースや、気温などきょうのコンディションについては

去年も出ているので違いとかでいうと、ペースはとてもいいペースで進んでいて、風も去年よりはなくて。例年よりいいペースで進んでいるなと。寒すぎず暑すぎずのいい天気でした。僕は最後まで先頭についていくことはできませんでしたが、先頭のタイムを見てもコンディションはかなり良いのではと感じました。

――相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)から何か声は掛けられましたか

まず会ったのが久々でしたので、「最近元気してるの?」といったレース以外のことをたくさん話しました。きょうのレースも、いつもならアップが終わったあとにアドバイスをいただくのですが、きょうは「お前の好きなようにやっていいよ」と言ってくれました。練習が積めなかった部分もあり、特に指示はないよと言ってくれました。

――では、きょうのレースプランは

集団も走り始めないとどういうペースで行くか分からないですし、設定タイムはもちろんありませんでした。招待させていただいて名前のついたゼッケンを付けましたが、集団をひっぱる準備はできていなかったので、集団について行っていい練習をさせてもらおうと思っていました。特にこういう風にしようというのはなかったです。早稲田の白ユニも着ていますし、早稲田の元駅伝主将ということで(大会の)プログラムにも取り上げてもらったりしたので、「恥ずかしいレースはできないな」と若干緊張してレースに臨みましたね。

――準備が整わなかった割にいい動きができたということでしたが、具体的にどのあたりでそう感じましたか

ジョグで2部練習ができない日があったのですが、その1回のジョグを長めにやって、ポイント練習ではスピード練習を重点的にやりました。呼吸のきつさはありましたが動きはかなり良かったので、気持ちさえ我慢すれば足もしっかり動いてくれるかなと思いました。最初の3キロくらいで、「きょう動きいいな」と分かったので、この動きでどこまでいけるか、といった感じでしたね。

――福岡クロカンに向けていい実践が積めたということで、そちらへの意気込みをお願いします

福岡クロカンも世界クロカン(世界クロスカントリー選手権)につながる大会ですが、あくまでその大会で世界を狙うということではなく、来年のトラックシーズンを見据えているわけで。きょうのように(福岡クロカンを)ステップにするのは変わりません。でもクロカンはしっかり準備しないと自分のためにならないので、その12キロでしっかり先頭で勝負するために、あと2週間でしっかり準備していこうと思います。

安井雄一駅伝主将(スポ3=千葉・市船橋)

――きょうのレースの目標タイム、目的はありましたか

目標タイムは48分を切ることでした。3週間後に立川ハーフ(日本学生ハーフマラソン選手権)という大きな大会があるので、それに向けてどれだけ余裕を持って先頭に着いていけるか(を知る)、というのが今回の目的でした。

――東京箱根間往復大学駅伝以来のレースでしたがいかがでしたか

個人レースはホクレン(ホクレンディスタンスチャレンジ)以来で半年ぶりくらいだったので、集団で走る感覚というのはきつかったのですが、久々で楽しかったです。

――コースはいかがでしたか

風が強くて大変でしたが、きょうは天気が良かったので走りやすかったです。

――レースプランはありましたか

さっきも言った通り、48分という最低限の目標を達成しつつ先頭にどれだけ余裕を持って着いていけるかということと、きょうから合宿なので疲労を残さない程度に走ろうと思っていました。

――実際はどのようにレースが進みましたか

予想外のハイペースで結局(先頭に)着いていけたのは7キロまででそこからは離れてしまったのですが、想定よりだいぶ速いペースで行けていたので、その点に関しては今後のプラスにはなったかなと思います。

――先頭から離れてからは単独走だったのでしょうか

そうですね。ほぼ単独でまばらまばらに選手がいるくらいで。あまり落ちすぎないように意識していました。

――相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)からは何か指示はありましたか

今回は有名な選手や実力のある選手がたくさんいたので、少しびびっていた部分があったのですが、「名前負けするな、自分の課題、目的をしっかり達成することを意識しろ」と言われました。

――平和真選手(スポ4=愛知・豊川工)との新旧駅伝主将対決となりましたが意識はしていましたか

いや、してないです(笑)。でもやっぱり平さんは強かったです。

――ラップタイムはどれくらいでしたか

5キロが14分40秒、10キロが29分25秒、そこから大幅にペースが落ちて、15キロが44分40秒、でゴールが48分02秒でした。47分台でゴールしたかったのですが、ちょっと最後ツメの甘さが出てしまいました。

――次は立川ハーフとなりますが、意気込みを教えてください

立川ハーフではユニバーシアードの選考がかかっているので、3番以内を絶対に勝ち取るという気持ちで臨みたいと思っています。

――いよいよ駅伝主将としてのシーズンが始まりました。改めて意気込みをお願いします

まだ始まったばかりなので、これから失敗を恐れずに色々なことに挑戦していきたいなと思っています。去年の先輩方を越えようと思ったら去年以上の練習、また例えば青学大に勝とうと思ったら青学大以上の練習をしないといけないですし。そういった意味でも色々なことに失敗を恐れずに挑戦して、どんどんたくさん練習をしていきたいと思います。