軟式庭球部

2017.02.01

全日本インドア選手権 1月29日 大阪市中央体育館

予選リーグ突破ならず、春へ向けて我慢の時

 2016年度、際立った活躍を果した12ペアのみが出場権を得られる全日本インドア選手権(大阪インドア)。早大からは、船水颯人(スポ2=宮城・東北)・星野慎平(スポ2=奈良・高田商)組、杉脇麻侑子女子主将(スポ3=東京・文化学園大杉並)・佐々木聖花(スポ3=東京・文化学園学園大杉並)組の2ペアがその切符を手にした。しかし日本トップクラスの選手を前に倒れ、両ペアとも予選リーグ通過とはならなかった。

 杉脇・佐々木組と同リーグになったのは社会人ランキング1位の深澤昭恵・森原可奈(東芝姫路)組と先日の東京インドア全日本大会(東京インドア)にて冠を奪取した高橋乃綾・半谷美咲(どんぐり北広島)組。どちらも東京インドアで敗れ、悔しさを味わった相手だ。第1試合目の対深澤・森原組との試合では、第1ゲームこそ攻めの姿勢を貫き奪ったものの、その後は深澤の鋭くコースを突く速球に連続失ゲーム。1ー3と追い詰められた二人。しかし、このまま簡単には勝利を譲らなかった。杉脇がロブと速球を織り交ぜ相手のミスを誘い、デュースへと突入。左右にコートを駆け、粘る姿を見せたが、先に森原に打球を捉えられ8ー10で1勝目を献上した。続く第2試合では、今大会優勝を果たした高橋・半谷組と対戦。少ない練習期間ながらも東京インドアから今大会にかけ対ダブルフォワードの対策を練ってきたという二人は、ファイナルゲームの善戦を繰り広げた。しかし二人の前衛から繰り出されるの勢いのあるボレーを止めることはできずここで2敗目。決勝リーグ進出はかなわなかった。

ロビング中心に試合を組み立てた杉脇

 今大会万全の状態での出場とはならなかった船水を後衛に置く船水・星野組。東京インドアに続き、予選リーグ敗退という悔しい結果となった。第1試合の、上岡俊介・広岡宙組(上宮高)が高校2年生ながら物怖じしない気迫あふれるプレーを発揮。ラリーの応酬では先に小さなミスが出て、1ー4で黒星を喫した。決勝リーグへの望みを繋げるため、勝利必須の第2戦は宮下裕司・花田周弥組(姫路アニマルズ)との対戦。どちらも引かず、取っては取られての白熱したシーソーゲームを展開する。ゲームカウント2-3で迎えた第6ゲームでは、追い詰められながらもダブルフォワードの陣形で戦う。しかし最後はスマッシュがわずかにアウト。ミスが響き2-4で悔しい幕切れとなった。

冷静にスマッシュを打ち込む星野

 決勝リーグには進めなかったものの、「2試合とも第1ゲームを取れたので気持ちの面で東京インドアよりも前を向けていたと思う」(杉脇)と振り返る通り、確実に試合を終えるごとに成長を遂げているのもまた事実だ。全日本大学対抗選手権(インカレ)にて、重要な役割を担うであろう杉脇・佐々木組、船水・星野組。日本の頂としのぎを削った冬の対戦を消化し、さらなる力を蓄えて春には本領を発揮してほしい。

(記事 三佐川唯、写真 吉澤奈生、三佐川唯)

コメント

杉脇麻侑子女子主将(スポ3=東京・文化学園大杉並)・佐々木聖花(スポ3=東京・文化学園大杉並)組

――オフシーズンにインドアの大会に向けて練習してきたことはありますか

杉脇部活がオフだったので個人的な練習しかできませんでした。取り敢えず体のキレを戻すことを重視しました。インドアに向けては前日練習しかできなくて、相手がカットサーブとわかったのでその対策をしました。

佐々木同じく体のキレを戻すことと、前日練習で相手の対策などをしました。その時のできる限りのことをしたつもりです。

――東京インドアを終えて何が課題だと感じましたか

杉脇カットサーブのレシーブを返しても、次に繋がりませんでした。いつも入ってるボールが入らなくて、練習不足だと感じました。

佐々木学生でダブル前衛をやってくる選手はいないので、いっぱいいっぱいになってしまいました。一応カットサーブのレシーブの練習はしてきたのですが、もっと厳しいコースに打てたらなと思いました。

――東京インドアから大阪インドアに向けて修正してきたことはありますか

杉脇大阪インドアの一週間前から部活が始まりました。お互いの授業の関係で2人で練習できませんでした。自分は木村理沙(スポ3=徳島・脇町)と乱打で元の体に戻すことを意識したのと、木村理沙にダブル後衛で前に出てきてもらってショートに打つ練習をしました。

佐々木外でやるのとインドアでやるのはスマッシュの感覚が天井との距離の関係で大分違うんですけど、10本ランダムで出してもらってスマッシュとかローボレーの練習をしました。相手がダブル前衛だとして、ボールがぽんぽんかえってきたとしても対応できるようにしました。

――東京インドアで負けた相手が今大会の同じブロックにいましたが

杉脇きのうプログラムをみて、また同じ対戦相手だとわかりました。相手よりも一度負けている私たちの方が確実にやりやすいので、向かっていこうと思ってました。2試合とも1セット目が取れたので気持ち的にも東京インドアより前に向けていたかなと感じます。

佐々木1セット目を両方取れたのは、相手よりも先に攻撃を仕掛けられたからです。両対戦相手とも東京インドアで負けていたので思い切っていけたのが良かったです。

――初戦の5ゲーム目など流れを引き寄せられるポイントが何度もありましたが、勝ち切れなかったのはなぜですか

杉脇ほとんど相手のマッチポイントでした。平行カウントの時に相手の方が先に攻めてたかなと感じました。

佐々木相手がマッチポイントを握っている時にはこっちから攻めて、また平行カウントに戻して、次にまた向こうが強気になってマッチポイントを握られるというのの繰り返しでした。

杉脇平行カウントで先に攻める勇気がなかったです。

――第1試合目から第2試合目の間に話し合ったことはありますか

杉脇相手がダブル前衛になるので、その対策について話し合いました。東京インドアと大阪インドアで少しダブル前衛に慣れることができました。

――今年の抱負をお願いします。

杉脇次の学生の大会は春リーグから始まるので自分達は大将ペアとして団体戦で負けないようにします。後輩にいい背中を見せたいです。最終目標としてインカレで優勝します!

佐々木他大にもすぐに主力になるような選手がたくさん入ってくるので、若い選手に負けないようにします。最後はインカレで三連覇します!

船水颯人(スポ2=宮城・東北)

――インドアシーズン最後の試合でした

アジア選手権で、自分の持ち味というものをつかみましたし、ダブルスが良い状態で来ていたのでインドアでも結果よりもないようにこだわった上で優勝したいというのはありました。けど、相手後衛よりも一本多く返すことができなかったというか自分からのミスが多かったのでもったいなかったなと思います。

――東京インドアから修正して来た点はどこでしょうか

前の試合でも自分からのミスが多かったので、それは少なくしていこうと思っていたんですけど、やっぱりうまくいかなくて。考えていることと体がうまく連動できなかったので実力不足だなと感じています。

――本日の試合を総括して

相手に終始先手を取られてしまった試合でした。もう少し自分たちがリードを奪っていたらまたチャンスは来たと思うんですけど、自分たちが一本二本取ったくらいだとすぐミスをしてしまい、もったいないというか、そういったポイントの取られた方でした。特に相手に何をされたとか後手に回ったというわけではなくて、自分のミスが多かったというのと、普通の後衛というか簡単なテニスをしてしまったというのが反省点ですね。

――2017年の抱負は

まずは体を万全に整えることですかね。良くはなって来ているんですが、怖くてどこかでセーブしてしまうというのがあります。なので自分の求めるテニスをするためにしっかりと体を直して、良いプレーをみなさんに見て頂けるようにしたいです。去年はそのつど目標がありましたが、ことしは世界大会もないので天皇杯連覇に標準をしっかり絞って頑張っていきます。チームとしては今の1年生で強い子もいて、新入生でも名のある子が入ってくるので、気抜くと抜かれてしまうと思います。良い刺激にしてお互いに高め合って行ければと。

――やはり下からの勢いは刺激になりますか

そうですね、やっぱり意地というか(笑)。個人戦はまあ置いといて、団体戦はワセダの代表として名を背負うので、その姿勢というものを見せなくてはならないなと感じています。僕は言葉で言う方ではないのでプレーでしっかり引っ張って行ければと思います。まだ最高学年ではありませんが、4年生の負担を減らすためにも自分が背中を見せて後輩を良い方向に導けたらと自分自身も気が入り直す部分はありますね。

星野慎平(スポ2=奈良・高田商)

――本日の二試合振り返っていかがでしたか

特に二試合目のペアの宮下・花田(姫路アニマルズ)が天皇杯の時も当たって勝っていたペアなのですが、その時とは違うなと感じました。こっち側もあまり練習できていなくて試合の入りなども難しいところはあったのですが、普段だったら決まるところなどで決まらなかったりしたので。もっと準備して試合に臨めばよかったと思います。

――インドアシーズンを振り返って総括していかがでしたか

インドアで練習する機会があまり無く、カットの対応などに割く時間が足りなかったかなと思います。

――船水選手が万全なコンディションではない中、どのようなことを考えプレーされましたか

自分は自分のやるべき事をやろうとしていました。少しではありますが相手のことを助けていこうかなと思いながら、自分のプレーをしました。

――東京インドアに続き高校生との対戦となりました、どのような印象を抱かれましたか

すごく声を出してどんどん向かってくるというのが高校生に対する印象ですね。

――入学予定の上松俊貴選手(岡山理大付高)に関しては特にいかがでしょうか

本当にめちゃくちゃうまいので。大学に入っても活躍してくれると信じています(笑)。存在は刺激になります。あいつもうまいので、自分も頑張らなと思わされますね。

――2017年の抱負を教えてください

昨年自分はインカレに出場することが叶わなかったので、ことしはインカレ出場して優勝できるよう頑張ります!