自転車部

2017.01.08

全日本学生RCS第10戦・埼玉クリテリウム行田第2ラウンド 1月8日 埼玉・古代蓮の里 長野・小針地区周回コース

ゴールスプリント制し、納家がクラス2で優勝!クラス1に昇格

 ことし初のロードレースとなったRCS第10戦・埼玉クリテリウム行田第2ラウンド。帰省や成人式と時期が重なった影響で、どのクラスも少数でのスタートとなった。いつもとは異なるレース状況の中、納家一樹(スポ1=東京・八王子桑志)が持ち前のスプリント力を生かし、クラス2Bで優勝。一方で、クラス1の塩田航平(スポ3=埼玉・栄北)はゴールスプリントに参加したものの、まくり切れず、5位に終わった。

 行田は、平たんかつ、最後の直線の距離が長いというスプリンター向けのコース。「ゴールスプリントにもっていければ」と考えていた納家は、日大の選手が序盤から独走体制を築いても焦ることはなかった。その後も、レースは独走する日大の選手をメイン集団が約10秒差で追うというかたちを崩すことなく推移。しかし、残すところ2周回となった時点で立大の選手がブリッジに成功する。それでも納家は動かず、メイン集団で脚を溜めていたが、最終周回でついに勝負に出た。活性化するメイン集団を引いて先頭の二人を捉え、集団に吸収。そのまま狙い通りに好位置でゴールスプリントを迎えると、誰よりも速く直線を駆け抜け、1着でフィニッシュ。念願のクラス1昇格に、思わずガッツポーズが出た。

フィニッシュラインに飛び込む納家

 クラス1には、塩田が出走した。荒井佑太(法大)や小林泰正(日体大)など、一部の大学のエースが欠場し、10名でのスタートとなった今回のレース。それでも、序盤から野本空(明大)や岡本隼(日大)などをはじめとする強力な選手がアタックをしては、集団がそれをつぶすということが繰り返される激しい展開に。そんな中、「逃げへの反応で脚を使いきらないように」と塩田はうまく流れに乗り、集団に遅れることなくついていく。有力な逃げは最後まで出ず、混戦のままゴールスプリントに突入。塩田は懸命に踏むも、野本(明大)の早掛けもあり、「とても長いスプリントになったのできつかった」と終盤の伸びに欠けた。5着でのゴールとなり、表彰台には手が届かなかった。

寒空の下スタートする塩田

「ようやくスタートラインに立てた」と昇格を喜ぶ納家。しかし、その一方で、「(クラス1には)全然実力が及ばない」と気を引き締める。クラス1は、クラス2までとは桁違いの持久力やスプリント力を有する選手たちがしのぎを削る厳しい世界。しかし、地力と大きな伸び代を備える納家なら、すぐにレース展開に絡むことができるようになるに違いない。レベルの高い環境にも臆することなく、自分の走りをすることが自身の成長にもつながるはずだ。

(記事 佐藤諒、写真 大庭開)

表彰式での納家。一年を占う2017年初戦を見事制した

結果

▽クラス2A

八田衛 DNS

▽クラス2B

納家一樹 1位 クラス1昇格

▽クラス1

塩田航平 5位

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コメント

塩田航平(スポ3=埼玉・栄北)

――きょうはどのようなレースプランで臨みましたか

参加人数が少なかったので、(集団の)スピードが上がって逃げが吸収される時に後ろにつけなくなることがないよう、逃げへの反応で脚を使いきらないように気を付けていました。

――前回のレースから少し間が空きましたが、どういったことに重点を置いてトレーニングをしていましたか

ウエイトトレーニングやスクワットをやってパワーを増やしていました。

――その成果をきょうのレースで生かすことはできましたか

どうですかね(笑)。多少は生かすことができたかと思います

――ヨーロッパ遠征で出場していない有力選手がいましたが、その影響はありましたか

遠征だけじゃなく帰省や成人式もあったせいで参加人数が10人しかいなくて、影響は大いにありましたね(笑)。

――ゴールスプリントの場面を振り返っていかがですか

今回は明大の野本空君がすごく早くからスプリントをかけていて、とても長いスプリントになったのできつかったです。

――次のレースへの意気込みをお願いします

次のレースは行田の3戦目だと思いますが、次はもうちょっと人数も増えると思うので、人数が増えた状況でもちゃんと最後のスプリントに絡めるようにしたいと思います。

納家一樹(スポ1=東京・八王子桑志)

――優勝しましたが、お気持ちはいかがですか

良かったです。うれしいです。けど、ようやくスタートラインに立てたって感じですね。

――クラス1昇格には、てこずったという印象なのでしょうか

気持ち的にはちょっとてこずった感じはあります。ようやくです。

――直近のレースからしばらく時間が空きましたが、どのような練習をしてきましたか

お正月で怠けちゃってきょうはやばいなと思っていたんですけど、逆にリフレッシュできたかなって(笑)。疲れはない状態なので体のケアをちゃんとしようと思って臨んで、結果優勝しました(笑)。

――レースプランはありましたか

最後のゴールスプリントが得意なので、ゴールスプリントにもっていければなと思っていました。

――コースの特性上、納家選手には有利なコースなのではないでしょうか

そうですね。

――成人式で2年生があまりいなかったと思いますが、その影響はありましたか

ありました。そのおかげで上がれたんじゃないかというのがありますね(笑)。成人式や帰省で有力な選手があまりいなかったので、ラッキーでした。

――序盤から日大の選手が独走する展開となりました

逃げ切れられたら困るので、空き過ぎていたら自分が前で引いて、いつでも捕まえられる位置に、と思って集団をコントロール、とまではいかないですけど、ある程度はやっていました。

――最終周回で捕まえましたが、その後のレース展開はいかがでしたか

捕まえてからは周りもけん制が入って、スピードも一瞬落ちました。ゴールスプリントに備える感じだったので、しめたと思いました。

――ゴールスプリントを振り返っていかがですか

位置取りもマークしていた選手の後ろにつけて、いけるぞって感じでした。

――ゴールの瞬間のお気持ちはいかがですか

結構きつかったので、よっしゃ、というよりは、ああ、もう終わりか、という感じでした。だから、ガッツポーズも遅れて出した感じです(笑)。

――クラス1はレベルの高いレースとなりますが、意気込みを教えてください

遠い存在というか、自分では全然実力が及ばないので。練習を頑張って、せめて着順を争えるくらいにまでもっていけたらいいですね。