スケート部

2017.01.06

第89回日本学生氷上競技選手権 1月6日 北海道・沼ノ端スケートセンター

インカレ開幕!礎と安藤が好演技を見せる

 きのうから開幕したスケート部ホッケー部門に続いて、6日のきょうはフィギュア部門の戦いが幕を開けた。早大からは、安藤美裕(教1=東京・早実)、礎良輔主将(基理4=東京・早大学院)の二名が出場。それぞれが大舞台で集大成を見せるべく、北の大地での演技に臨んだ。

 フィギュア部門で早大勢の先陣を切って登場したのは、ルーキーの安藤だ。「とても緊張してしまった」(安藤)というように6分間練習では動き、表情共に硬さも見られた。それでも、曲が始まると力強いスケーティングを披露。ジャンプの構成を変え後半に3連続のコンビネーションを入れるなど、得点を伸ばすために攻めの姿勢で挑んだ。試合後、安藤は「納得のいくものだったかと言われるとそうではない」と語ったが、全てのジャンプで着氷に成功し、東日本学生選手権からの確かな成長を感じさせた。スピンではミスが見られたものの、ステップでは笑顔も見せ、堂々の14位。今後のさらなる飛躍に期待したい。

初出場ながら力を出し切った安藤

 続いて男子Bクラスには主将の礎が出場。1年生のときから日本学生氷上競技選手権(インカレ)にエントリーしてきた礎もとうとう最後のインカレを迎えた。試合後、「有終の美を飾れるような演技ができた」と語ったように、大一番で最高の演技を見せる。冒頭のコンビネーションジャンプを決めると、勢いそのままにダブルアクセル―ダブルトーループも着氷。このジャンプは惜しくもアンダーローテーションを取られたが、2回目のアクセルジャンプはクリーンに決める。以前から自身が掲げてきた「ダブルアクセルを決める」という目標を見事達成した。全てのジャンプの着氷に成功し、序盤のスピンでもしっかりとレベルが取れていただけに、最後のスピンでバランスを崩しての転倒がもったいなかったが、「今までで一番良い演技ができた」と自身も納得の出来栄え。結果は今季最高得点の63.86点で2位。自身最後の公式戦を笑顔で締めくくった。

最後の大舞台で最高の演技をやってのけた礎

 あすは松嶋那奈(スポ3=東京・駒場学園)、中塩美悠(人通2=広島・ノートルダム清心)が女子Aクラスにそろって登場する。二人が実力を出し切れば、11年ぶりのダブル表彰台も夢ではない。あす以降も早大勢の躍進に期待がかかる。

(記事 杉山睦美、写真 川浪康太郎)

表彰式で賞状を掲げる礎

結果

▽男子Bクラス

礎良輔 2位 63.86点

▽女子Cクラス

安藤美裕 14位 33.75点

コメント

礎良輔主将(基理4=東京・早大学院)

――最後の日本学生氷上競技選手権(インカレ)を終えて、今の気持ちはいかがですか

今までの中で一番良い演技ができたと自分でも納得しています。最後の公式大会で有終の美を飾れるような演技ができたかなと思っています。

――東日本学生選手権以降、重点的に取り組んできたことはなんですか

最後の公式大会ではダブルアクセルを決めるという明確な目標を持って練習していたのですが、最後の大会でクリーン判定で跳ぶことができて本当によかったです。

――アクセル以外のジャンプはいかがでしたか

今までやってきた4年間の演技でも、どれかしらのジャンプは転んでしまったり、パンクしてしまったりというのがあったのですが、今回はコンビネーションを含め全てのジャンプを決めることができたのでとてもよかったです。

――スピン、ステップの出来に関してはどう感じていますか

今回のインカレに向けてスピンのレベルチェックなどをしてもらい、シットスピンはレベル4が取れてコンビネーションスピンもレベル3と目標通り取れたのですが、最後のスピンだけ気が抜けてしまったのか転んでしまったことが悔やまれます。

――表現面はいかがでしたか

普段はあまり意識していないのですが、今回は最後なので楽しく終わろうということで、できれば笑顔で滑るように演技していたつもりです。

――1年次から毎年4回出場したインカレを振り返って

1年生の頃はインカレの雰囲気も分からず緊張して良い演技ができなかったのですが、2年生になってようやく気持ちに余裕が生まれて、成長して、最後に良い演技をできたことは非常にうれしく思っています。

――引退試合となるバレンタインカップに向けた意気込みを聞かせてください

僕は今までバレンタインカップは出場してこなかったのですが、ことしは引退の年ですし、最後自分が15年間練習し続けたシーズンを締めくくるためにバレンタインカップに出場することにしました。基本的にはきょうと同じ演技をするつもりですが、歴史を振り返るではないですが、昔入れていた振り付けを混ぜてみたり、なにかしらしようかなと思っています。

安藤美裕(教1=東京・早実)

――初めての日本学生氷上競技選手権(インカレ)でしたが雰囲気などはいかがでしたか

公式練習では緊張せずいつも通りやれていたのですが、6分間練習でのまれてしまいました。東日本インカレ(東日本学生選手権)では、東大和のリンクに慣れていたということや、観客席が無かったということもあって、ここまでは緊張しませんでした。きょうは、観客席もあってジャッジもいて、とても緊張してしまいました。

――12月に新人戦がありましたが、その試合では何かこのインカレにつながる課題や収穫はありましたか

新人戦では全く違うプログラムを滑り、本当に何もしなかったので、インカレにつながる部分は特に無かったです。

――きょうの演技を振り返って、ジャンプの面ではいかがでしたか

6分間練習からとても緊張していたので、本当に何もできない状態でした。「できるかな?」という感じだったのですが、いつも通りを意識して跳びました。一応降りるということはできたので、自分の納得のいくものだったかと言われると、そうではなかったのですが、着氷というかたちでこなすことはできました。

――ジャンプの構成を変えていましたが、その意図としては

東日本インカレを滑ってみて、確率が低かったり、ジャンプの構成によって点数も上げることができるので、先生と相談したり私が意見を出したりしました。点数を上げる、確率を上げる、という狙いで構成を変えました。

――スピンやステップなど表現の面ではいかがですか

スピンは一つ失敗してしまったので、納得のいくものではなく、少しおざなりになってしまった部分がありました。ステップの面では先生に言われた通りに笑顔で滑るということは意識していました。

――前の取材でこのプログラムの集大成を見せたいというお話をされていました

失敗した部分もありましたが、自分の中での一つの目標であったジャンプでミスをしないということはできたので、一応かたちにはなったと思います。

――次回はアイスホッケー早慶定期戦のエキシビションでの演技となりますが、どんな演技をしたいですか

早慶戦のエキシビションはエキシビション用にプログラムを作ってもらいました。楽しい曲なので、エキシビションらしく楽しく笑顔で滑って、アイスホッケーのみなさんを盛り上げるような演技をしたいです。