スケート部

2017.01.07

日本学生氷上競技選手権 2回戦 1月6日 北海道・新ときわスケートセンター

ピンチ乗り切り大東大に勝利!準々決勝に駒を進める

 初戦で神戸大に圧勝し、勢いに乗る早大。2回戦では、関東大学リーグ戦で早大の一つ下のディビジョンに属す大東大と対戦した。第1ピリオド(P)では相手の猛攻により先制点を許してしまう。しかし続く第2P開始早々に同点に追い付き、逆転に成功すると、試合の流れは徐々に早大へ。反則を重ね、数的不利な場面がたびたび見られたが、GK遠藤秀至(社4=東京・早実)を中心にピンチをしのぎ、5−2で大東大を下した。

 始まりから激しい試合展開となった。どうしてもほしい先制点。得点への思いからパックの奪い合いが続く。しかし、「相手のペースにのみ込まれていた」とFW寺井敏博副将(国教4=米国・チョートローズマリーホール高)が語るように、相手の攻めの姿勢に対し、反則を重ねてしまう。数的不利な状況でも守護神・遠藤のスーパーセーブでピンチを切り抜けるが、第1P終盤、ついに均衡が崩れた。数的有利なパワープレーで果敢にゴールに攻め込んでいたところでカウンターを食らい、先制点を献上してしまう。0−1でそのまま第1Pを終えた。

逆転のきっかけをつくった青木優

 第2P序盤、前日の試合から好調な寺井が同点のゴールを決め、勝負は再び振り出しに。その後攻撃の口火を切ったのは、FW青木優之介(スポ4=埼玉栄)だ。青木のゴール裏からの絶妙なパスを、FW金子立樹主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)が確実にゴールへと流し込んだ。4年間培ってきた青木と金子立の連携は、試合の流れをも早大にもたらす。その後も得点を生み、3−1で第3Pへ。しかし、迎えた第3Pでは、再び反則を犯す選手が続出。1点を奪われ、なおも3人対5人のキルプレーとなる。窮地に立たされるも、「出ている3人の意地で守ってくれた」と工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)が振り返るように、中に相手を入れさせないDFでピンチを耐え切った。ゲーム終盤には寺井が駄目押しの1点を追加し、勝負あり。白熱の試合を制した。

大崎(写真中央左)、堰合(写真左)の連携が生んだ3点目に喜ぶ選手たち

 準々決勝進出を決めた早大だが、遠藤はチームの状態を「あまり良い状態とは言えない」と語る。次戦は今大会最大のヤマ場となる明大戦。きょうの試合のように反則を繰り返していては厳しい戦いになるだろう。しかし、早大にはまだのびしろがある。課題を修正し、ワセダらしいホッケーで準決勝進出を決めてほしい。

(記事 中澤紅里、写真 進藤翔太、冨田千瑛)

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結果
早大 ピリオド 大東大
0(13) 1st 1(12)
3(15) 2nd 0(6)
2(14) 3rd 1(14)
5(44) 2(32)
※( )内はシュート数
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
大東大 18:37 茂木 金子 PP
早大 22:27 寺井 堰合
早大 27:45 金子立 青木 寺井
早大 28:45 堰合 大崎
大東大 42:42 石井 PK
早大 43:23 鈴木 青木孝 矢島
早大 54:58 寺井 青木優
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セットFWFWFWDFDF
寺井金子立青木優坂本新井
鈴木青木孝矢島堰合大崎
佐藤高橋金子聖松本羽場
小澤田瀨戸加賀美太田村格地
GK遠藤
コメント

工藤哲也監督(昭63社卒=青森・八戸)

――インカレに向けたチームの状態はいかがですか

ケガ人が出ていてベストなメンバーではありませんが、出ているメンバーで一生懸命やっている状況です。

――この試合を振り返っていかがですか

トーナメントなので勝つことが重要で、勝てたことは良かったのですが、内容的には反則が10個くらい取られたと思いますし、そういった中でもよく勝てたなと思います。

――反則が多くなった理由はあるのですか

おそらく北海道のレフェリーと東京のレフェリーの判断が少し違ったところだとか、向こうのチームもそうですが一生懸命やった結果で不用意な反則が多かったかなと思います。

――熱くなっていたように見えました

そうですね。それもあると思いますし、あまり普段は取られないような反則もありました。今回のことをふまえて次につなげていけたらと思います。

――3人対5人の場面はよく守り抜きましたね

あそこはよく守ってくれたと思っています。出ている3人の意地で守ってくれたかなと思っていますし、そこは評価していいところかなと思っています。

――あすへの意気込みをお願いします

あしたはおそらく明大だと思うのですが、当然優勝を狙う通過点の準々決勝ですし、ここ2年間準々決勝での負けが続いているので、そこはうちのできることをやりきって、いい結果を出していきたいと思っています。

――明大に勝つためのカギはありますか

そういったものはなくて、シンプルに今まで準備してきたことをやるしかないなというふうに思っています。その中で、反則をしないというのは大東大戦で得た課題でもあるし、きょうはシュート数も少なかったので、どんどんシュートを打って足を使っていくということはこれまでずっと共有してきたので、やっていきたいと思います。

FW金子立樹主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

――インカレに向けて、チームは今どのような雰囲気ですか

雰囲気はよくできてると思うんですが、状態はきょうの大東大戦もそうなんですけど、失点もあったり、失点のかたちも悪かったです。あしたの試合までにそこを修正できればなと思います。

――きょうの試合全体を振り返っていかがですか

立ち上がりはかなりバタバタしてしまって、先制点も取られてしまいました。全体的にちょっと、ワセダの流れがなかったので、そこは反省点かなと思います。

――ご自身のゴールシーンを振り返っていかがですか

26番の青木優之介(FW、スポ4=埼玉栄)がいいパスをくれて、自分はゴールに流し込むだけだったので。優之介には感謝しています。

――あすに向けての意気込みをお願いします

多分相手はメイジだと思うので。メイジには今シーズンまだ一度も勝てていないのですが、全員が力を合わせて全力でやれば勝てない相手ではないと思います。4年生、キャプテンとして、しっかりチームをまとめて勝たせられるようにしたいと思います。

FW寺井敏博副将(国教4=米国・チョートローズマリーホール高)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

最初は流れが悪くて、相手のペースにのみ込まれてたという部分がありました。フィニッシュチェックされたりと消極的になっていたのですが、第2Pから点数を入れて流れが良くなったので、そこは良かったと思います。

――得点シーンについてはいかがですか

1点目は堰合(DF堰合芳貴、社4=青森・八戸工大一)のすごくいいパスがあって、2点目は優之介(FW青木優之介、スポ4=埼玉栄)がいいパスをしてくれました。

――対戦相手は同リーグで別グループの大東大でしたが、どのような印象がありましたか

自分は全く知らなかったので、特に印象はなかったです。でもディビジョン上位のチームなので、油断してかかれないという印象で。また、次の試合にもきょう(の内容が)つながっていくと思うので、絶対落とせないという気持ちでやっていました。

――あすの明大戦への意気込みをお願いします

きょうみたいな内容でやってしまうと絶対に勝てないと思うので、まずペナルティーを取らないとか、フィニッシュチェックをするだったり足を動かすことを意識したいです。メイジはすごく(スピードが)速いのですが、チャンスは出てくると思うので、そこを決めて勝ちにいきたいです。

GK遠藤秀至(社4=東京・早実)

――インカレを迎えたチームの状態はいかがですか

きょうの試合を見る限りあまり良い状態とは言えないですし、きのうのように楽な流れで勝てるわけではなく、いい試合をしてしまいましたが、相手のチェックが激しい中でしっかりできたので、あしたは自分たちがハードに行けるのではないかと思いました。

――ご自身の調子はいかがですか

あまり良くはないんですけど、あした試合なので、良くないとか言ってられないので、あしたの試合に勝てるようにしっかり調整していきたいと思います。

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

簡単なミスだったり、相手に同じことを繰り返されていたことに対して、第1Pではそれを修正できずに得点できず、また反則を積み重ねて悪い流れができてしまっていました。その後、第2Pで点が取れたのは良かったのですが、反則がずっと続いて、いい流れではなかったので、もうちょっといい試合ができたのではないかとは思います。反則のせいでリズムが崩れてしまって、あまり納得のいく試合ではなかったと思います。

――数的不利な状態を失点することなく切り抜けられたことについてはいかがですか

数的不利になったことで失点してしまうとは思っていなかったので、普通にやっていれば守り切れると思っていました。反則しないことが一番だと思いますが、反則してしまったときは悲観的に考えずやっていました。

――次戦への意気込みをお願いします

あしたも勝たなければインカレが終わってしまうので、しっかり最後の年に優勝できるようにあした勝ちたいと思います。

DF堰合芳貴(社4=青森・八戸工大一)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

ギリギリの試合になってしまいました。ちょっと不甲斐なかったですね。

――そのような試合展開になった要因としては何があったのでしょうか

第1Pから相手のペースにのまれてしまったことが一番の要因だったと思います。

――そこから試合を巻き返しました

そうですね。日頃からトレーナーの方がハードな陸トレやウェートトレーニングをやってくれていたので。その成果もあって、試合後半になっても走れる体力が残っていました。

――インカレが始まって2試合を終えましたが、今のチームの状況はいかがですか

正直なところ、そんなに良くはないですね。東京ではできていたようないいプレーも、インカレでは全くできていないです。なので、もう一度自分たちのプレースタイルを見直して、あしたから新たにスタートしていけるような態勢をとっていかなければならないなと感じています。

――特にDF陣の出来はどう感じていますか

DF陣としては、パックへの寄せや球出しの遅さなど、細かいところがまだまだだと思いますね。あしたからはさらにプレースピードも速くなると思うので、そういった一つ一つの細かいところをしっかりやらないといけないなと思います。

――ご自身の得点シーンを振り返ってみていかがですか

点数を入れられたのはたまたまですね。いいシュートを1年生の大崎くん(DF大崎大祐、先理1=青森・八戸)が打ってくれたので、合わせるだけでした。それでも、4年生として、決めなければいけないところで決めることができたので良かったと思います。

――あしたの試合に向けて意気込みをお願いします

リーグ戦最終戦の東洋大戦で、ワセダはすごくいい試合で終えることができたので、その時のことを振り返って、そのようなプレーを第1Pからしていきたいです。それができれば勝つ可能性はすごく高いと思っています。気持ちの面でも負けないように、ケアもしっかりやって、あしたに向けて頑張っていきたいと思います。