スケート部

2017.01.05

第89回日本学生氷上競技選手権 1月6~8日 北海道・沼ノ端スケートセンター

日本学生氷上競技選手権展望

 1年前、史上初の日本学生氷上競技選手権(インカレ)4連覇を成し遂げた西野友毬(明大卒)が引退。各大学に有力なルーキーが加わり、女子Aクラスは一つの時代の区切りを迎えた。新女王の座を手に入れるのは誰か。2017年最初の氷上バトルを占う。

★打倒・西!個性派スケーター勢ぞろい~東日本所属選手~

初の入賞を狙う藤澤(法大)

 絶対女王・西野が抜けた東日本は勢力図が大きく変わった。唯一の3枠を獲得したのは東洋大。東日本学生選手権(東インカレ)ではノーミスの演技で表彰台に上った阿久澤恵深、情熱的な『タンゲスタ』とつなぎの表現で魅せる『サムソンとデリラ』を演じる濱谷佐理、名門・中京大中京高から上京したルーキー川上紗季の三人が名を連ねる。鈴木美桜(慶大)と髙橋美葉(札幌大)は今季思うような結果を残せていないが、昨季のインカレでは入賞を果たした実力者。鈴木美は妹の星佳と、髙橋は国民体育大会でもコンビを組む伊藤高菜と共に、上位を狙う。法大の藤澤亮子は、今季のFSでコンビネーションジャンプを決めることができていない。東日本選手権のSPでは圧巻の演技を見せただけに、予定通りの構成を滑り切れば総合でも高得点が望めるだろう。また、明大の蔵佐衣子は東日本で唯一の4年生。最後のインカレで名門校の意地を見せたい。川島優子(立大)、松丸夏未(日大)らルーキーの初舞台にも注目だ。

★表彰台独占なるか!?~西日本所属選手~

好調を維持している大庭(中京大)は全日本では13位に入った

 圧倒的な戦力を誇るのは中京大。注目は個人優勝候補筆頭の新田谷凜だ。全日本選手権(全日本)FSでは涙のノーミス演技を見せ11位と躍動。同じく1年生の加藤利緒菜はわずか0.5点足りずに全日本出場を逃しており、この舞台で悔しさを晴らしたい。そして2年連続2位の大庭雅は、安定感の増した今季こそ頂点に立つ。サマーカップ、西日本学生選手権で表彰台を独占した三人は盤石だ。昨季団体優勝に輝いた関大は、共に過去2回表彰台に上がっている細田采花と上野沙耶の4年生コンビが最後のインカレに挑む。特に細田は絶好調。全日本では160点に迫る高得点を出し15位に入った。最上級生になっても変わらない高難度のジャンプ構成と明るい演技で、関大を連覇に導く。関西勢では、鈴木沙耶、小槙香穂(共に同大)も上位に食い込む力の持ち主だ。また、九州からの刺客も忘れてはならない。シニア1年目で全日本まで駆け上がった竹野比奈、表現力に深みの増した上地悠理花の福岡大コンビは、台風の目となりうる存在。1年生から4年生まで、強力スケーターたちが西の強さを見せつける。

★11年ぶりの快挙へ!~早大所属選手~

東インカレで笑顔を見せる中塩(左)と松嶋

 新『東のエース』に最も近い位置にいるのは、東インカレをワンツーフィニッシュで通過した早大コンビだ。昨季は11位と伸び悩んだ松嶋那奈(スポ3=東京・駒場学園)は、自己最高得点をたたき出した全日本の勢いそのままにリベンジを誓う。また、昨季ケガで欠場した中塩美悠(人通2=広島・ノートルダム清心)はこれが初出場。中野友加里(平22人院卒=愛知・椙山女学園)、木部崎奏(平18教卒=東京・法政女子)が出場した2006年(平18)以来、実に11年ぶりのダブル入賞も夢ではない。それ以外のクラスでは、6日に男子Bクラスの礎良輔主将(基理4=東京・早大学院)、女子Cクラスの安藤美裕(教1=東京・早実)が登場。エンジを背負う四人が、北海道の地で輝いてくれることだろう。

(記事 川浪康太郎、写真 糸賀日向子、スポーツ法政新聞会提供)

★試合スケジュール

女子CクラスFS(安藤) 1月6日(金) 10:35~13:50

男子BクラスFS(礎) 1月6日(金) 14:05~15:55

女子AクラスSP(松嶋、中塩) 1月7日(土) 16:35~20:50

女子AクラスFS(松嶋、中塩) 1月8日(日) 15:15~18:50

※会場は全て沼ノ端スケートセンター

関連記事

インカレ直前特集『エンジ‼‼ on Ice』