競走部

2017.01.02

第93回東京箱根間往復大学駅伝 1月2・3日 東京・大手町読売新聞東京本社前⇔神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場入口

わずか33秒届かず…青学大に次ぐ往路2位

 全日本大学駅伝対校選手権(全日本)で2位となり、王座奪還を目指して東京箱根間往復大学駅伝(箱根)に挑んだ早大。1区武田凜太郎(スポ4=東京・早実)が先頭と秒差の区間3位と好スタートを切ると、3区の平和真駅伝主将(スポ4=愛知・豊川工)で2位に浮上する。しかし、前回王者・青学大との差はなかなか縮まらない。往路最終区の5区を任された安井雄一(スポ3=千葉・市船橋)が区間4位の好走で猛追するも、往路は首位青学大と33秒差の2位でのフィニッシュとなった。

 互いが慎重に様子見をし、スローペースで展開されたことしの1区。前哨戦の全日本に続きスターターを任された武田は、けん制続きのきょうのレースにもしっかりと対応した。5キロ付近で服部弾馬(東洋大)がスパートをかけても、焦ることなく終始先頭集団の中で鶴見中継所を目指す。最後は区間賞を獲得した服部に食らい付き、3位で永山博基(スポ2=鹿児島実)へタスキリレー。1位の東洋大との差はわずか3秒だった。各校のエース対決となる花の2区で、永山はトップ集団6人でレース進める。しかし、中盤で鈴木健吾(神奈川大)らのペースに対応できず徐々に離され、先頭から後れを取る厳しい展開に。その後も後方から追い上げてきた帝京大らにかわされたが、最後は粘りのある意地の走りを見せ、順大とほぼ同時の6位で中継した。

区間賞には及ばなかったものの、2位まで順位を押し上げた平駅伝主将

 タスキを受け取った3区・平は落ち着いた表情で着実に前との差を詰めていく。「平はキャプテンらしく走ってくれた」(相楽豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)と、総合順位を2位まで押し上げた。ラストは中継所で待つ鈴木洋平(スポ4=愛媛・新居浜西)の呼びかけに反応。最上級生同士の気迫のあるタスキリレーを見せた。今季絶好調の鈴木洋は、今大会から距離が延伸され準エース区間となった4区に出走。最初で最後の箱根路だが、リラックスした走りでトップの森田歩希(青学大)の背中を追う。途中、櫻岡駿(東洋大)が猛追を見せたが、それを振り切り2位で安井へタスキをつないだ。前回大会で山上りの5区を経験した安井は、序盤こそ先頭と差を広げられるも、後半からペースアップ。一時は2分ほどあった先頭との差を33秒まで縮め、総合時間5時間34分18秒の2位でのフィニッシュとなった。

安井は区間4位の好走。青学大との差を33秒まで詰めた

 全日本で青学大に優勝の座を譲り、きょうの往路も青学大に次ぐ2位という結果に、相楽駅伝監督も悔しさをにじませた。後ろには駒大、東洋大など強力なライバルも迫り、箱根後半戦も最後まで目を離せない戦いになることは間違いない。「30秒差なので1区間でひっくり返ることもある。平地の4区間も含め、全日本から貫いてきた、全員が数秒を削り出す走りというのを見せていきたい」(相楽駅伝監督)。大手町のゴールテープを1位で切ることを目指し、チームはあすの復路に臨む。

(記事 末満まろか、写真 村田華乃、太田萌枝)

第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(往路成績)
区間 距離 名前 記録 区間順位
1区 21.3キロ 武田凜太郎 1時間03分59秒 3位
2区 23.1キロ 永山博基 1時間08分50秒 10位
3区 21.4キロ 平和真 1時間03分32秒 2位
4区 20.9キロ 鈴木洋平 1時間03分50秒 3位
5区 20.8キロ 安井雄一 1時間14分07秒 4位
早大 往路 5時間34分18秒 第2位

相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)

――きょうのレースを振り返っていかがですか

自分たちの力をしっかり出して、先頭、あるいは先頭近くでいくというのがプランでしたので、その範囲内に収めてくれたと思っています。順位が良かった、悪かったという見方はあると思いますが、自分たちの力はしっかり出せました。それでも青学大さんは田村和希くんなどの主力を残していても強いチームだな、と。ですがうちも復路に良いメンバーが残っていますので、気を緩めることなくしっかり反撃していきたいと思います。

――往路で特にポイントになった選手は

やっぱり平(和真駅伝主将、スポ4=愛知・豊川工)でしょうね。永山(博基、スポ2=鹿児島実)もよく頑張ってくれましたが、混戦の中から抜け出してくれましたので。5人全員が頑張ったので褒めてあげたいですし、中でも平はキャプテンらしい走りをしてくれたと思います。

――トップの青学大とは33秒差ですが、復路はどのように戦っていきますか

下り(の6区)はしのがないといけないのですが、30秒差なので1区間でひっくり返ることもあります。平地の4区間も含め、全日本(全日本大学駅伝対校選手権)から貫いてきた、全員が数秒を削り出す走りというのを見せていきたいと思います。

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