ラグビー部

2016.12.16

全国大学選手権 対同大 12月17日 東大阪市花園ラグビー場

同大戦展望

 今季からグループリーグなしのトーナメント形式となった全国大学選手権(大学選手権)。負ければ即、敗退が決まる厳しい戦いだ。早明戦で勝利し、関東大学対抗戦(対抗戦)を2位通過した早大は17日、同大との初戦に臨む。直近の戦績を見ると、5月末の定期戦で●0-36の完敗を喫している。何としてもそのリベンジを果たし、まずは3年ぶりの年越しを決めたい。

 早大は今季、『スクラム・チームディフェンス・ブレイクダウン』の三点を軸に強化を進めてきた。対戦相手がどこであれ、その軸をぶらす必要はないだろう。スクラムで圧倒し、FW戦で心理的にも優位に立つ。相手ボールになっても、徹底したダブルタックルで粘り強く耐える。そして相手のサポートが手薄になった場面を狙ってブレイクダウンで勝負を仕掛ける。一年間をかけて磨き上げてきたこの三点を、どれだけ精度高く遂行できるかが重要になってくる。中でも核となるのはスクラムだ。FW8人全員が低くまとまり、真っすぐに押していくスクラムは、対抗戦でも他大学を苦しめてきた。同大を相手にしても、ペナルティーを獲得するまで押し続けたい。一方で、ラインアウトモールには課題が残る。対抗戦終盤の試合では、中盤でのペナルティーをなかなかトライに結び付けることができていなかった。早明戦からこの日までの2週間でどれだけ修正できているかに注目したい。

強力なスクラムを支えるフロントロー陣

 BK陣には、両校共にタレントがそろっている。早大が注意すべきはSH大越元気(4年)、そしてWTB安田卓平(2年)とWTB松井千士(4年)からなる両翼だ。大越は伸びのあるパスだけでなく、ラックからのキックも秀逸。ボックスエリアへのハイパントや、陣地を取る裏へのキックなど、エリアマネジメント能力が高い。また、接点近辺でも強気に仕掛けてくる選手だ。ラックサイドのディフェンスには細心の注意を払っていきたい。そして、安田と松井の両WTBは日本代表の経験もあり、その実力は折り紙付き。持ち味は細かいステップワークと圧倒的なスピード。自由なスペースを与えると、一気にインゴールまでボールを運ばれてしまう。しかし、早大も負けてはいない。特に注目したいのはCTB中野将伍(スポ1=福岡・東筑)。早明戦では決勝トライを挙げるなど、対抗戦で大活躍。1年生にしてBK陣の核を担う選手だ。強さと速さを兼ね備えるランニングで、同大のディフェンスを突き破りたい。

早明戦でも持ち前の突破力でゲインを重ねた中野将

 同大は先週行われた中大との試合に完勝しており、勢いづけて早大との試合に臨んでくる。一方、早大は大学選手権の初戦だ。しかも会場は敵地・大阪。それだけに、決して相手の勢いを受けてはならない。ファーストタックル、ファーストスクラムで同大を圧倒し、試合の入りをいいかたちで迎えることが必要になってくるだろう。勝てば3年ぶりの年越し、大学選手権準決勝進出が決まる早大。日本一奪還への第一歩をラグビーの聖地・花園から踏み出したい。

 

(記事 進藤翔太、写真 橘高安津子、進藤翔太)

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
鶴川 達彦 文構3 神奈川・桐蔭学園中教校
貝塚 隼一郎 政経4 埼玉・早大本庄
千葉 太一 教4 東京・早実
山口 和慶 スポ4 福岡
◎桑野 詠真 スポ4 福岡・筑紫
加藤 広人 スポ3 秋田工
柴田 徹 社1 神奈川・桐蔭学園
佐藤 真吾 スポ2 東京・本郷
齋藤 直人 スポ1 神奈川・桐蔭学園
10 岸岡 智樹 教1 大阪・東海大仰星
11 梅津 友喜 スポ1 岩手・黒沢尻北
12 中野 将伍 スポ1 福岡・東筑
13 黒木 健人 教3 宮崎・高鍋
14 本田 宗詩 スポ4 福岡
15 桑山 聖生 スポ2 鹿児島実
リザーブ
16 佐田 涼祐 社4 東京・早実
17 鷲野 孝成 基理2 神奈川・桐蔭学園
18 小笠原 優 商4 秋田
19 沖野 玄 商1 北海道・函館ラサール
20 宮里 侑樹 スポ2 沖縄・名護商工
21 吉岡 航太郎 スポ3 国学院栃木
22 高橋 吾郎 スポ3 福岡・修猷館
23 横山 陽介 スポ3 神奈川・桐蔭学園
※◎は主将、監督は山下大悟(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)