軟式庭球部

2016.12.15

軟式庭球部祝勝会 12月10日 リーガロイヤルホテル東京

輝かしい『早稲田の栄光』を祝う

 男子部史上初の全日本大学対抗選手権(インカレ)5連覇達成、女子部は連覇を達成。また、個人戦ではアジア選手権にて多くのメダルを獲得。2016年の早大軟式庭球部の活躍は目覚ましい。その一年間の栄光を祝し、ことしもリーガロイヤルホテルにて軟式庭球部祝賀会が盛大に催され、主将として部をけん引した安藤圭祐(スポ4=岐阜・中京)、永井里佳(スポ4=東京・文化学園大杉並)がことしの功績を報告するとともに声援への謝辞を述べた。

 ことしの団体戦は男女共に早大の独擅場となったと言っても過言ではない。しかしその頂への道は、決して易しいものではなかった。男子部は史上初のインカレ5連覇へと挑んでいこうとの思いで『挑戦』というスローガンを掲げ、新チームが始動。しかしチームの命運を占う春季六大学リーグ戦では、明大の後塵を拝し2位という悔しい幕開けとなった。その敗戦を糧に、春季関東リーグ戦(春リーグ)優勝、王座奪還、東日本大学競技大会(東インカレ)優勝など破竹の勢いで次々と勝利を手にした。主要タイトル3つを提げ、ついに迎えた最大目標のインカレ。ここで、今季で一番のハプニングが男子部を襲った。不動のレギュラー星野慎平(スポ2=奈良・高田商)の欠場。「あの時は正直負けることも覚悟した」(小野寺剛監督、平元教卒=東京・巣鴨学園)。しかし窮地に立たされた早大は、王者の本領を発揮する。星野の代わりにレギュラー入りを果たした4年生・加藤顕成(スポ4=広島翔洋)が切り込み隊長として奮戦。安藤圭も大将として引けぬ戦いを勝ちきる。4年生の背中を見て下級生も力の限りを尽くし、最後の最後に一丸となって、悲願のインカレ5連覇を達成した。

主将として史上初の5連覇へとチームを率いた安藤圭

 女子部は昨年度のレギュラーの半数が卒業。女子主将に就任した永井は一からチームの在り方を見直した。高地合宿を経て、下級生、上級生の垣根を取り除き率直な意見を言い合える関係を築く。春リーグでは三つ巴の戦いを制した優勝となり喜びと同時に敗戦の怖さも味わったが、王座では前人未到の6連覇、東インカレでは5連覇という偉業を成し遂げた。全ての団体戦で冠を拝し臨んだインカレ。しかしなにが起こるか分からないのがインカレだ。二回戦・対天理大戦、三回戦・対日体大戦では二次戦に突入。しかしここで個々が互いを思いやる総合力が光り、2-1で勝利。勢いそのままに、準決勝、決勝は3-0のストレートで撃破し2年連続女王の座に輝いた。「4年生がつくってくれたこのすばらしいチームの良いところはこれからも受け継いでいきたい」(杉脇麻侑子女子主将、スポ3=東京・文化学園大杉並)。女子部全員でつくりあげたこの輝かしい歓喜の記憶は必ずや新チームの糧となるはずだ。

ミーティングを重ね見事チームを一つにまとめあげた永井

  ことしは団体戦のみならず、個人の活躍も光った。天皇賜杯全日本選手権で船水颯人(スポ2=宮城・東北)・星野組が日本一の称号を獲得。先日千葉のフクダ電子ヒルスコートで行われたアジア選手権でも5人の早大生が躍動し、男子シングルス、ミックスダブルス、男子ダブルス、男子国別対抗、女子国別対抗、女子ダブルスの6部門でメダルを持ち帰った。まさにソフトテニス界に早大旋風を巻き起こした軟式庭球部。アジア選手権に出場した5人は来年度も在学生であり、船水と共にダブルスで金を獲得した上松俊貴(岡山理大附高)はスポーツ推薦によって早大入学が確定している。いったいどこまで進化が続くのか。ソフトテニス人口の全ての羨望の目が、エンジの戦士に注がれている。

(記事、写真 三佐川唯)

★PICK UP PLAYER

アジア選手権で注目を集めた船水

 今のソフトテニス界を率いているのは誰か。そう尋ねられたら多くの人が船水颯人(スポ2=宮城・東北)の名をあげるだろう。ストイックに積み重ねてきた練習量に裏付けられた確かなフィジカルと、強靭(きょうじん)なメンタルを持ち合わせた船水。ことしは国内のシングルスタイトルを総なめにし、インカレ3冠を果たした。全日本インドア選手権と天皇杯全日本選手権では星野慎平(スポ2=奈良・高田商)とペアを組み頂点に立って、名実共に日本一のペアとなった。そして勢いそのままにアジア選手権ではミックスダブルス、ダブルス、国別対抗での3冠。小野寺監督も「国際大会でのタイトルは(選手にとっての)ゴールだと思う」と言うように、これ以上の輝かしい戦績を想像することは難しい。しかし船水は決して慢心することはない。タイトル獲得後のインタビューでも必ず次の目標を口にする。「天皇杯連覇」、「インカレ6連覇」。来年船水は早大のエースとして、さらなる『早稲田の栄光』をつくり出していくはずだ。大きな期待が懸かる。

(記事、写真 吉澤奈生)

謝辞

小野寺剛監督(平元教卒=東京・巣鴨学園)

 本日はこのような会を開いていただき、本当に感謝しております。ありがとうございます。普段からご支援くださいます先生方、各大学関係者の皆様、保護者の皆様、メーカーの皆様に感謝の意をお伝えしたいと思います。それから驚いたのですが早稲田スポーツ新聞会の皆様には天皇杯・皇后杯全日本選手権の際に山口の宇部にまで来ていただきまして、いやあ、本当に負けてしまったらどうしようかと思っていたのですが、颯人(船水、スポ2=宮城・東北)と慎平(星野、スポ2=奈良・高田商)が優勝してくれて良い場面を見せることができたなと。そしてことしはアジア選手権が国内で開催されましたが、千葉なので皆さんはまあ来るだろうなと(笑)。アジア選手権もしっかりと全部取材してくださって、素晴らしい写真を撮り、素晴らしい記事を書いてくださいました。本当にいつも早スポのみなさんには感謝しています。ありがとうございます。ソフトテニスオンラインのぉまみちゃんにもたくさんいつも取り上げてくださり、感謝しています。そしてOB、OGの皆様、保護者の皆様そして理事の皆様、お忙しい中このような会を開き、運営していただきまして、ありがとうございます。(中略)4年間、最上級生の保護者の皆様はワセダにお子さんを預けていただき、本当にありがとうございます。皆さんのご指導ご鞭撻があってこそのこの栄光なのだと思います。ワセダは男子も女子も10年前は勝てませんでした。私が就任しました3年目、優勝することができました。その帰り仕事で東京に帰らなくてはならずに、ひとりで車に乗りながら余韻に浸って泣いたことをよく覚えています。その頃から比べると、監督としては本当にすごいところまで来たなと思います。「ワセダで現役で天皇杯・皇后杯を獲得してほしい」「ワセダで現役で国際大会でメダルを獲るような選手を育てたい」という夢を持って常にやってきました。国際大会に関しましてはミックスダブルスでは小林奈央(平28スポ卒=香川・尽誠学園)ということし卒業した選手がメダルを獲ったのですが、ことしは13年振りの国内開催の国際大会で現役の学生が素晴らしい業績を残してくれました。まさか大学1年生がシングルス優勝するとか、大学2年生とこれからワセダに入る高校生が組んでダブルスで優勝するなんてこと、私も何度か国際大会は見てきていますが想像できません。昨年の世界選手権のメンバーもいますが、あのインドの劣悪な環境でプレーしてみてことしの地の利を感じたところはあったかと思います。それでもプレーヤーにとって、国際大会での金メダルはゴールだと思うんですね。それを大学2年生、大学1年生、高校3年生で獲得してしまった彼らには、新たな目標を見つけて努力してほしいと思います。そしてインカレに関しましては、男子はことしはアクシデントがありまして。正直負けることを覚悟して北九州へと向かいました。女子は最初から勝つだろうとは思っていたのですが、まあ思ったよりは苦戦しましたが、優勝することができましたね。男子が勝てたのは4年生を中心とする『総合力』だったと思います。レギュラーが一人いなくなり、下級生ばかりでどうなるのかなと思ったのですが、それを支えてくれたのはこの壇上にいない(レギュラーではない)部員たちだと思います。彼らは朝は眠い目をこすりながら夜も遅くまで声援を送り、重い荷物をコートまで歩いて運ぶなどの仕事をして、まあ手前味噌ではあるのですが、本当に良い部活だな、と感じたインカレでした。私も辞めさせられるまでは監督でいるので、私自身も新たな目標を設定して努力したいと思います。ことしも結果だけを見ると素晴らしいですが、やっていく中ではいろいろなことが起こります。学生の本分は当然学業ですし、早稲田大学の学生であるということを履き違えないように部員たちは頑張ってください。これからこのような素晴らしい結果によって、厳しい目で見られることも多いかと思います。監督スタッフ部員一同、姿勢を正して初心に帰り、新たな目標にチャレンジしていきます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。以上をもって謝辞とさせていただきます。ありがとうございました。

船水颯人(スポ2=宮城・東北)

 本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございました。先月行われましたアジア選手権では、こちらにいらっしゃる皆様を始めとした多くの方のご声援で選手それぞれが結果を出すことができました。来年は国際大会の無い1年となりますので、またインカレ6連覇に向けて日々精進していきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。本日は本当にありがとうございました。

安藤圭祐前主将(スポ4=岐阜・中京)

 主将の安藤圭祐です。この度はご遠方よりお越しいただきましたご来賓の方々、OB・OGの皆様、保護者の皆様、誠にありがとうございました。僕たちはインカレ5連覇に向けて日々精進してきました。大きなプレッシャーもありましたが、この5連覇を達成できたのも多くの方々のご声援があったからこその結果だと思います。来年からは6連覇、7連覇に向けて後輩たちがさらなるプレッシャーを感じながらも頑張ってくれると思いますので、早稲田大学軟式庭球部をこれからもよろしくお願い致します。ありがとうございました。

下田純平前主務(商4=東京・早実)

 この度は師走のお忙しい時期であるにも関わらず御来席いただきまして、ありがとうございました。また理事長を始めとするOB・OGの皆様、このような素晴らしい会をことしも開いていただき、誠にありがとうございます。皆様のお力添えでことし男子は史上初の5連覇を成し遂げることが出来ました。先輩たちから受け取った連覇のタスキを無事に後輩たちにつなげることができ、本当にうれしく思っています。僕たちの代は個性が強く時にはぶつかり合うこともありましたが、多くの方々の支えもあり最終的には部員全員が一つの方向を向いて、部のことを考え努力できたことがこのような結果につながったのではないかと思います。らいねんは頼りになる後輩たちがさらなる飛躍に向けて歩んでくれると思うので、今後とも早稲田大学軟式庭球部への変わらぬお力添えのほどよろしくお願い致します。誠にありがとうございました。

永井里佳前女子主将(スポ4=東京・文化学園大杉並)

 本日はこのような会を開いていただき、ありがとうございます。私たちがインカレ優勝できたのも、OB・OGを始めとする多くの来賓の方々や保護者の方のご声援があったからこそだと思います。来年女子部はインカレ3連覇に向けて杉脇(麻侑子、スポ3=東京・文化学園大杉並)が頑張ってくれると思うので、今後とも早稲田大学軟式庭球部をよろしくお願い致します。本日はありがとうございました。

安保利里那前女子主務(スポ4=岩手・盛岡女)

 本日はお忙しい中、ご来賓の皆様、保護者の皆様にお越しいただき心より御礼申し上げます。また先輩方にはことしもこのような盛大な会を開いていただき、私たちは日頃から様々な形でご支援いただいていることを改めて実感いたしました。ことし女子部は最高の支えで大好きな仲間とインカレ連覇を達成することができ、その他にもたくさんの結果を残すことができました。伝統のあるこの部で、歴史をつなぐことができ本当にうれしく思っております。早稲田大学軟式庭球部はこれからもさらなる成長に向けて精進して参りますので、これからも変わらぬご支援の程よろしくお願い致します。本日は誠にありがとうございました。