少林寺拳法部

2016.12.08

早慶定期戦 12月4日 早稲田大学本キャンパス

悲願の早慶戦優勝を果たす

 両校の盛大な応援の中ことしも早慶定期戦が行われた。本大会では新人の部と本戦の二試合が行われ本戦の勝ち数で優勝校が決まる。4年生が引退し新体制で臨んだ早大は新人の部を制すると、続く本戦でも見事白星を飾り優勝を果たした。体育各部昇格後初の早慶戦優勝という快挙を成し遂げた早大少林寺拳法部は笑顔で1年を締めくくった。

 1年生のみが出場する新人の部。先鋒の刈屋壮基(人1=埼玉・川越東)が幸先よく勝利を挙げる。次鋒戦で敗北を喫したものの、中堅戦では佐竹望愛(商1=宮城・仙台第二)が相手の動きを見ながら冷静に得点し2つめの白星を挙げた。続く副将戦、大将戦は引き分けとなり、二勝一敗二引き分けで慶大を下した。後輩たちの戦いを見て堂脇周平主将(文構3=城北埼玉)は「ぎりぎりの勝利だったので、ここから自分たちがどれだけ育てていけるかが今後の課題」と語った。

大差をつけて勝利した英

 続いて、本戦。悔しい思いをしてきた多くの先輩たちの想いを胸に、リベンジを誓って挑んだ。先鋒の久保田準(人3=埼玉・川越東)は3度目の対戦となる慶大の李拳士を相手に粘り強く戦い、残り数秒のところで一本を取り勝利。「今年は絶対何が何でも勝とうと思っていて、最後のチャンスをもぎ取れたので良かった」と振り返った。引き分けとなった次鋒戦に続く中堅戦では「何とか勝利したいという強い思いで臨んだ」という英日菜子(スポ3=東京・国立)が大量得点し相手を圧倒。そのまま勢いに乗りたい早大であったが副将戦では接戦の末敗れてしまう。迎えた大将戦。引き分けまたは勝ちで早大の優勝が決まることになる。堂脇が力強い蹴りで先制するが、慶大も意地を見せ試合終了間際に同点に追いつかれる。両者ともに譲らぬ姿勢で戦い、引き分けのまま試合は終了。二勝一敗二引き分けで早大の優勝が決まった。昨年代表戦で敗北し悔し涙を流していた堂脇の目にはうれし涙が浮かんでいた。

抱き合って喜ぶ拳士たち

 「チーム全体が1つにまとまれてワセダとして勝てた」(堂脇)というように応援するものも出場するものもみんなで一つになって掴んだ勝利であった。新体制として幸先の良いスタートを切った拳士達は「この調子で頑張っていきたい」(久保田)、「この勢いを殺さずに来年の関東大会、全日本学生大会で頑張りたい」(英)と来年に向け決意を新たにした。早大少林寺拳法部の更なる活躍に期待したい。

(記事 辻本紗支子、写真 田原遼)

試合後の集合写真

コメント

堂脇周平主将(文構3=城北埼玉)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

チーム全体が1つにまとまれてワセダとして全体として勝てたかなという印象です。

――早慶戦に何か思い入れはありますか

自分が1年生のときから先輩たちが負けて悔しい思いをしている姿を見てきたので自分たちの代では絶対に勝ってやろうという気持ちで練習してきたのでその結果が出て非常に良かったと思います。

――ご自身の大将戦についてはいかがでしたか

結果的に引き分けという結果になってしまったんですけど勝つこともさることながら全体として勝つために自分がどういう戦法を取ればいいのかを考えながら戦いました。

――新人戦をご覧になっていかがでしたか

例年早稲田の方が押しているかなという印象を受けていたんですけど、今年は均衡している状態でのぎりぎりの勝利で、1年で自分たちがどれだけ育てていけるかが今後の課題かなと思いました。

――今季全体を振り返っていかがでしたか

今季全体として早稲田の成績は良かったと思いますが、まだまだ足りないところとか課題があると思うので来シーズン出てきた課題を潰していければいいと思います。

――主将としての意気込みをお願いします

主将をやるからには自分の個人としての結果にこだわるということもそうですけど早稲田大学少林寺拳法部としての結果を出せるようにしたいと思います。

久保田準(人3=埼玉・川越東)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

きょうの対戦相手は1年生の時から3回目の対戦となる慶応の李拳士だったんですが、去年ぎりぎり引き分けで悔しい思いをしたので今年は絶対何が何でも勝とうと思って最後の一本のチャンスをもぎ取れたので良かったと思います。

――早慶戦に何か思い入れはありますか

僕自身早慶戦に過去2年間救われた部分があって、全日本とかに出場できなくても早慶戦という大会があるからこそ僕は頑張れたしここまで来れたと思うので、早慶戦には思い入れがあります。

――新人の部をご覧になっていかがでしたか

いつも通り練習の成果を出せていたので良かったかなと思います。今後に期待したいと思います。

――来季への意気込みをお願いします

1か月前の全日本で四年生の先輩が抜けたことでちょっと戦力ダウンにはなってしまったのですがこの早慶戦が僕たちの代のスタートということで良いスタートがきれたのでここからこの調子で頑張っていきたいです。

英日菜子(スポ3=東京・国立)

――きょうは早慶戦でしたがどういった気持ちで試合に臨みましたか

早大は創部以来、早慶戦に勝利したことがないので、私たちの代で何とか勝利したいという強い思いで臨みました

――メンバーの決定はいつ頃でしたか

先々週ぐらいですね。男女ともに2週間にわたってセレクションを行って、少しずつ補欠、本戦メンバーと絞っていきました。

――自分がメンバーに決まった時はどういった心境でしたか

「早慶戦に出るのは当たり前」という気持ちで日々練習してきたので、セレクションを勝ち抜いた喜ぶというよりは本戦で勝つ、という気持ちでした。

――迎えたきょうの試合、振り返っていかがですか

前半に一点を先取したことで気持ちに少し余裕が生まれ、試合前に先輩から、後悔しないよう好きなようにやってこいと言われたので、後半からは思い切り試合をしようと気持ちが吹っ切れました。

――早慶戦は今年度の締めくくりであると同時に、来年度の体制として迎える最初の大会でもあります。今年度の振り返りと来年度に向けての意気込みをお願いします

ことしはケガ続きの1年でした。ケガで関東学生大会も全日本学生大会も満足な結果が得られませんでした。そしてやっと早慶戦でしっかり大会に出れたので、ことしの締めくくりとして出場でき、勝利したことにとても喜びを感じています。また、今回早慶戦で勝つことができたので、この勢いを殺さずに来年の関東大会、そして全日本学生大会で総合優勝できるよう頑張っていきたいです。