馬術部

2016.12.07

第52回全日本学生女子選手権 12月3・4日 東京・JRA馬事公苑

1年生ながら個人戦で準優勝!

 個人戦で学生日本一を決める大会、全日本学生女子選手権(女子選手権)が開催された。全国から予選を勝ち抜いてきた実力者たちがしのぎを削る。早大からは石山晴茄(スポ1=茨城・つくば秀英)が出場。初の女子選手権の舞台で、見事準優勝の栄冠を獲得した。

 今大会は全ての競技を貸与馬で行い、4人ごとにブロックに分かれ、上位2名が勝ち上がる方式だ。1、2回戦は馬場馬術競技(馬場)。「提供してくださった大学の方に聞いて色々と情報を得たりしていました」と語るように、きちんとそれぞれの馬に対処し、強豪校の選手と当たることもありながらも順当に進んでいく。準決勝からは馬場の得点から障害飛越競技(障害)の減点を引いた点数で争う形式になる。馬場ではブロック内で暫定2位につけるが、3位の選手との差はわずか1点と接戦。障害は何としても減点なしで帰ってきたい。プレッシャーがかかる中、安定した走行を披露し落下なしでまとめた。早着減点の0.5点がついてしまったものの、僅差で2位に。激戦を勝ち抜いてベスト4入りを果たし、決勝へと駒を進めた。

馬場では安定した演技を披露した

 迎えた決勝。「(馬を)動かしきれなかった部分がありました。」と語るものの、落ち着いて演技をまとめたことが功を奏し、暫定2位につける。1位の選手とは約20点の差が開いていたが、ここで障害を減点なしで走りきることが出来ればまだ十分に優勝を狙える位置にあった。しかし、障害の1走目の終盤で障害を3つ落下させてしまう。「自分の雑さが出てしまった走行になってしまった」。2走目も踏切地点が合わないなどリズムが崩れてしまい、5つの障害を落下。他の選手も失点が多かっただけに、悔しい試合内容となった。結果は2位。つかみかけていた女王の座は惜しくも逃した。

決勝の障害は悔いの残る内容だった

 個人では初めて臨んだ全国の舞台で、1年生ながらも奮闘した石山。「この試合に出場すること自体が自分でも信じられなかったです。」と謙遜するが、貸与馬の情報を集めたりなど、綿密な努力を怠らない姿勢で、この1年で確実に力をつけた。あと3年間、その成長は必ずや早大馬術部に栄冠をもたらすだろう。

(記事、写真 吉田安祐香)

コメント

石山晴茄(スポ1=茨城・つくば秀英)

――準優勝した今のお気持ちをお聞かせください

この試合に出場すること自体が自分でも信じられなかったです。関東でダメだと思っていたところから全日本まで進むことが出来て、なおかつ準優勝まで出来て本当に嬉しいです。

――初めての女子選手権でしたが、いかがでしたか

最初はものすごく緊張しました。最後の障害があまり良い感じで帰ってくることが出来なかったのは提供してくださった学校の方にとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。来年も全日本に出ることが出来たらと思っています。

――今回は全て貸与馬での対戦となりました

高校の時にも貸与馬の試合に出たことはあったのですが、すぐにその馬を感じ取ることが出来なかったので、提供してくださった大学の方に聞いて色々と情報を得たりしていました。もう少しそれが再現出来ていたらなと思います。

――1、2回戦を振り返っていかがでしたか

1、2回戦は最初の走り出しだったので、「ここだけは何とか乗り越えたい」という気持ちでやっていたので、乗り越えることが出来て本当に良かったです。

――続いて準決勝を振り返っていかがでしたか

準決勝からは8位以内が決まっていたので半分は安心して、もう半分は決勝まで進みたいなという気持ちで臨んでいました。

――続いて決勝の馬場はいかがでしたか

馬場は思ったよりも馬がとても重かったので動かしきれなかった部分がありました。また、自分の経路ミスが少しあったので、そういう細かいミスは無くしていかなければいけないと思います。

――決勝の馬場では2位につけていましたが

信じられないです。アドバイスをくださった方々のおかげだと思います。

――続いて最後の障害を振り返っていかがですか

2頭とも上手く乗ることが出来なかったのが本当に悔しいです。自分の雑さが出てしまった走行になってしまった感じがします。次の早慶戦や、来シーズンに向けて直していかなければならないところはたくさんあるなと感じました。馬たちに教えられたことがたくさんありました。

――最後に今後への意気込みをお願いします

まず、早慶戦で慶大に勝ちたいという気持ちがあります。今慶大はとても強いのでそこに勝ちたいです。あとは来年また全日本女子選手権に進む、ということですね。今度は優勝出来たら良いなと思います。自分の雑さを無くしていきたいです。