庭球部

2016.12.03

全日本学生室内選手権 12月3日 大阪・江坂テニスセンター

ダブルス優勝ならず。シングルスは上が決勝進出!

 新体制となって初の公式戦であるインカレインドア(全日本学生室内選手権)が大阪で開催された。女子シングルス準決勝には上唯希(スポ2=兵庫・園田学園)が出場。ストレートで快勝し決勝進出を果たした。ダブルス決勝では今大会第1シードの細沼千紗(スポ3=東京・富士見丘)・上組が筑波大の米原・森崎組と対戦。関東大学選手権(夏関)を制した実力のあるペア相手に終始ペースをつかめず、悔しい敗戦なった。

 10月の夏関でシングルス初タイトルを獲得した上。今大会も持ち味の積極的なプレーで勝ち進んできた。準決勝は牛島里咲(筑波大)との対戦。ラリー戦を得意とする相手に「最後の一球まで粘り強くプレーできた」(上)と振り返るように、序盤から相手のショットに冷静に対応する。コーナーに打ち分ける強烈なフォアハンドショットで牛島を翻弄(ほんろう)し、第1セットを奪った。勢いに乗った上は続く第2セットでも相手を圧倒。6-1、6-1のストレート勝ちで決勝へ駒を進めた。頂点を争う相手は上の「憧れの先輩」、加治遥(園田女大)。「最後に加治さんと試合をしたいという思いでここまで来た」(上)。尊敬する先輩に成長した姿を見せるため、そして自身二つ目のタイトル獲得のため、上は決勝の舞台に臨む。

牛島に快勝した上

 新鮮なペアリングが見られた女子ダブルス。細沼・上組は第1シードとしての実力を発揮し、決勝まで勝ち上がった。タイトルを懸けて対戦したのは米原・森崎組(ともに筑波大)。早大ペアは立ち上がりから夏関女王ペアのアグレッシブなプレーに苦しめられる。球足の速いインドアコートで、森崎の強烈なフォアハンドショットが脅威となった。「得意のパターンに持っていけなくて相手の流れになってしまった」(細沼)と振り返るように、なかなかペースをつかめず、第1セットは4-6で落としてしまう。切り替えて挽回したい細沼・上組だったが、第2セットでも相手の勢いを止められず、ストレートで敗戦。「打開策をなかなか見つけることができずに終わってしまった」(上)、「自分のテニスを見直さないといけない」(細沼)と悔しさをにじませた。この悔しさをバネに、早大ペアのさらなる成長に期待したい。

悔しい結果となった細沼(左)・上組

 新たに女子主将として早大庭球部を引っ張っていくこととなった細沼は「個人でもみんなの見本となれるような結果を出していきたい」と意気込んだ。今大会は不本意な結果に終わってしまったが、まだ新チームは始まったばかり。プレッシャーに打ち勝ち、背中で引っ張る主将の姿をみせてほしい。男女ともにダブルスでタイトルを逃し、残すは女子シングルスのみとなった今大会。学生テニス界の王者として、早大が手ぶらで帰るわけにはいかないだろう。あす、上には新チームに初めてのタイトルをもたらしてほしい。

(記事 松澤勇人、写真 佐藤詩織)

ダブルスで2位入賞を果たした細沼(右)・上組

結果

▽ダブルス決勝

●細沼・上4-6、2-6森崎・米原(筑波大)

▽シングルス準決勝

〇上6-1、6-1牛島(筑波大)

コメント

細沼千紗(スポ3=東京・富士見丘)

――まずシングルスについてお聞きします。今大会は具体的にどのような目標で臨みましたか

優勝です。

――1回戦で第1シードの加治遥選手(園田女大)に敗れるという結果に終わりましたが、振り返っていかがですか

強い相手ではあったんですが、全然チャンスはあったと思うので、そのチャンスをものにできなかったと思います。

――シングルスでの今後の目標をお聞かせください

インカレ(全日本学生選手権)優勝です。

――続いてダブルスについてお聞きします。第1シードとして臨んだ今大会でしたが、決勝までの勝ち上がりを振り返っていかがですか

1回戦はとても良かったのですが、こっちのコートになってから私が全然良くなくて、上(唯希、スポ2=兵庫・園田学園)に助けてもらってばかりでした。

――きょうの試合について、第1セットを振り返っていかがですか

私が全然良いストロークが打てなくて、上が前で決められず、得意のパターンに持っていけなくて相手の流れになってしまいました。

――第2セットを振り返っていかがですか

緊張していたわけではないのですが、自分のテニスを見直さないといけないところがあるなと感じました。

――これからは主将としての1年間が始まりますが、意気込みをお願いします

いろいろプレッシャーはあると思うんですけど、それに負けずに団体では王座(全日本大学対抗王座決定試合)優勝、個人でもみんなの見本となれるような結果を出していきたいです。

上唯希(スポ2=兵庫・園田学園)

――まずダブルスについてお聞きします。今大会どのような目標を持って臨みましたか

優勝しよう、と細沼さん(千紗、スポ3=東京・富士見丘)と話してました。

――決勝までの勝ち上がりを振り返っていかがですか

1回戦はお互いに動きがすごくマッチしていて、6ー0、6ー0のストレートで勝つことができました。2回戦から(球足が)速いコートに移ってからは、スピードについていけずもたついてしまうこともあったんですが、きのうは押し切ることが出来ました。

――きょうの決勝について、まず第1セット振り返って

きょうは私たちの最後の一本が決めきれず、力の差で押し切られてしまったかなと思います。相手のサービスキープの0ー1という状況から、1ー1に持っていかなければいけないところで、私の前衛のミスなどによってキープできず0ー2になってしまいました。でもそこから諦めることなく4ー4に追いつけて、4ー5にはなりましたがキープすればよかったのに、そこで二人とも焦りが出て落としてしまいました。

――第2セットを振り返って

第2セットからは流れを変えるためにトイレットブレーク使ったりしたんですが、強い相手ですしうまくいかなくて、打開策をなかなか見つけることができずに終わってしまったかなと思います。

――ダブルスとしてこれからの目標をお聞かせください

インカレ(全日本学生選手権)は2連覇できているので、ことしも3連覇目指して頑張りたいです。団体戦でもシングルスにつなげるためにダブルスは重要な種目だと思うので、絶対に落とさないという気持ちでダブルスの技術を上げていきたいと思います。

――続いてシングルスについてお聞きします。シングルスは決勝までの勝ち上がりをどのように振り返りますか

私は自分から打っていくスタイルで、それを初戦から貫けたかなと思います。1回戦は簡単に勝って、2回戦で大矢(希、スポ2=愛知・名古屋経大高蔵)と当たって、とても動きが速くて何を打っても返してくる相手なので、それに勝てたのはきょうの準決勝につながったかなと思います。

――きょうの試合を振り返って

牛島さん(里咲、筑波大)はすごくコートを動き回って打っても打っても返してくるというタイプ選手なんですが、焦ることなくしっかり最後の一球まで粘り強くプレーできたと思います。これもきのう大矢と対戦できたおかげだと思います。

――あすの決勝に向けて意気込みをお願いします

決勝の相手の加治さん(遥、園田女大)は高校の先輩で、高校時代は自分がシングルス2で加治さんがシングルス1でいつも勝利を取ってくださっていた方で、とても憧れていた先輩でした。去年初めて全国の舞台で対戦することが出来て、その時は4ー6、4ー6のストレートで負けてしまって、ことしは4年生だから今大会には出ないと思っていたんですが出場してくれることになったので、絶対に最後に加治さんと試合をしたいという思いでここまで来ました。ついにあした対戦することができるので、私よりも数段格上の相手ですが、思いっ切りプレーして最後の地元開催の一戦を楽しみたいと思います。