庭球部

2016.12.03

12月1・2日 全日本学生室内選手権 大坂・江坂テニスセンター

インカレインドア開幕、2日間を終え計4名が勝ち残る

 全国のランキング上位者のみが出場できる全日本学生室内選手権(インカレインドア)が開幕した。単8名、複16名での戦いとなる本戦には、早大から男女13名が登場。最初の2日間を終え、4名が勝ち残っている。

 男子シングルスでは、初戦で全日本学生選手権(インカレ)王者の後輩・小林雅哉(スポ1=千葉・東京学館浦安)をストレートで下した三好健太(スポ3=埼玉・秀明英光)、2回戦で第1シード竹元佑亮(関大)を破った髙村佑樹(スポ1=千葉・東京学館浦安)が準決勝進出を決めている。ともに予選からの勝ち上がりであり、シングルスにおいてはここまで個人戦で目立った成績を残せていなかった二人だ。一方、関東学生選手権(夏関)を制した島袋将(スポ1=三重・四日市工)や三菱全日本選手権で快進撃を見せた古田伊蕗(スポ2=静岡・浜松市立)がそろって望月勇希(中大)に敗れるなど、強敵に阻まれて5名が敗退した。ダブルスでは第1シードの坂井勇仁(スポ2=大阪・清風)・島袋組がインカレ優勝ペアの逸崎凱人・畠山成冴(ともに慶大)組に敗れ、齋藤聖真(スポ2=神奈川・湘南工大付)・髙村組を下した河野優平(スポ3=福岡・柳川)・小林雅組も法大ペアにストレート負け。早大勢の決勝進出はならなかった。

 女子シングルスでは、2回戦で大矢希(スポ2=愛知・名古屋経大高蔵)との同級生対決を制した上唯希(スポ2=兵庫・園田学園)が準決勝進出を決めた。上は関東に続き全国タイトルを手にするため、辻紘子(スポ2=東京・早実)を下した筑波大の牛島里咲との戦いに臨む。細沼千紗(スポ3=東京・富士見丘)はインカレで下した加治遥(園田学園女大)にストレート負けを喫しており、金井綾香(スポ3=東京・早実)も慶大の押野紗穂に敗北した。ダブルス決勝は順当に勝ち上がった細沼・上組と森崎可南子・米原実令組(ともに慶大)の対戦に。森崎・米原組は準決勝で金井・大矢組を破っており、全日本大学対抗王座決定試合(王座)や夏関などで早大勢を苦しめてきたペアだ。新体制となって初の学生大会であるだけに、勝利して次の1年間に向け弾みをつけたい。

 王座を終え、気持ちを切り替えて個人戦に臨んでいる早大庭球部。現4年生が抜けた学生テニス界でも存在感を示し、新たな勢力図でも覇権をにぎりたい。

(記事 熊木玲佳)

結果

▽男子1回戦

シングルス

〇髙村4-6、6-2、6-1柴野晃輔(関大)

〇齋藤6-4、6-3大和田秀俊(中大)

〇三好7-5、6-4小林雅

〇島袋6-4、7-6(10)坂井

●古田3-6、6-4、3-6望月(中大)

ダブルス

〇坂井・島袋7-5、6-7(4)、10-5竹元・矢多弘樹(関大)

〇河野・小林雅6-3、6-4齋藤・髙村組

▽男子2回戦

シングルス

〇髙村6-4、4-6、7-6(5)竹元(関大)

●齋藤2-6、0-6上杉海斗(慶大)

〇三好6-1、4-6、6-3甲斐直登(慶大)

●島袋6-4、5-7、3-6望月(中大)

ダブルス

●坂井・島袋6-7(6)、3-6逸崎・畠山(慶大)

●河野・小林雅6-7(5)、4-6寒川雄太・鈴木保貴(法大)

▽女子1回戦

シングルス

●細沼4-6、6-7(4)加治(園田学園女大)

●金井2-6、0-6押野(慶大)

〇辻6-2、6-3太田千晶(中京大)

〇大矢6-1、6-1向井マリア(慶大)

〇上6-0、6-2樋口菜穂子(阪大)

ダブルス

〇細沼・上6-0、6-0江代純菜・向井(慶大)

〇金井・大矢6-2、6-2首藤みさき・半田茉鈴(慶大)

▽女子2回戦

シングルス

●辻6-7(8)、3-6牛島(筑波大)

〇上6-4、7-6(3)大矢

ダブルス

〇細沼・上7-6(4)、6-1加治・渡辺はるか(園田学園女)

●金井・大矢4-6、4-6米原・森崎(筑波大)

コメント

坂井勇仁(スポ2=大阪・清風)

――今大会を迎えるにあたって調子はいかがでしたか

調整は結構うまくいって、去年よりもいい状態で臨めたと思うのですが、シングルスもダブルスも詰めが甘いというか、両方とも悔しい結果に終わってしまいました。

――シングルスは島袋選手(将、スポ1=三重・四日市工)との同校対決となりました

ファーストセットは1ブレークで落としてしまいました。相手も調子が良くてショットも決まっていたので、粘ってファイナルセットに持ち込めばチャンスはあるかなと思っていたのですが、セットポイントが4本か5本あったところで取り切れなかったのが、僕より上をいっている人との差かなと思いました。

――ダブルスはその島袋選手と組みましたが、2人で意識していたことはありますか

まだ組み始めて浅いペアなので、コンビネーション能力をもっと上げていかなくてはいけないなと思っています。

――逸崎(凱人)・畠山(成冴)組(ともに慶大)との対戦は坂井選手にとってリベンジマッチとなりました

彼らとは1年生の時からもう7回対戦していて、いま4勝3敗で。毎回僕のペアが違うんですけど、また次当たるなら絶対に勝ちたいなと思っています。島袋くんと組んで対戦するのは初めてだったんですけど、やっぱり相手の方がコンビネーションが良くて組み込んでいる部分があったのと、こちらがリードしている場面で引いてしまったのが負けにつながってしまったと思います。

――次の個人戦の学生大会まではしばらく間が空きますが、どのように調整していきたいですか

僕は去年のこの時期もう少し試合に出れば良かったと思ったので、ことしはお正月に少し休んで1月の初めから大会に出始めて、徐々に調子を上げて春を迎えられたらいいかなと思います。

――最後に来年の目標をお願いします

来年は3年目になるので上級生ということで、残り1年で就職活動も始まることを考えるとやはり結果が欲しい時期になってきます。まず3月にフューチャーズ大会が日本で行われるので、そこで結果を残して春関(関東学生トーナメント)、インカレ(全日本学生選手権)でも上位に進出するというのが理想のかたちです。チームとしては、まずは早慶戦(早慶対抗試合)で勝つことですね。ことしは慶大がすごく力をつけてきているので、総力戦になると思います。そこで勝って、インカレや王座(全日本大学対抗王座決定試合)へ良い流れをつくりたいと思います。

小林雅哉(スポ1=千葉・東京学館浦安)

――今大会を迎えるにあたって調子はいかがでしたか

そんなに悪くもなく良くもなく、普通でした。インカレ(全日本学生選手権)、リーグ(関東大学リーグ)、王座(全日本大学対抗王座決定試合)でのプレーはやはりディフェンスが多くてカウンターをずっと待っている感じだったのですが、上を目指すとそれだけでは勝てないので、プレースタイルを変えようと思って今いろいろやってきていて。練習からずっと自分から攻めることを意識していたのですが、いきなり試合でやるのは難しいなと。(今大会初戦で)先輩の三好さん(健太、スポ3=埼玉・秀明英光)ともやった時も序盤からうまく自分から攻めようと思っていたのですが、中盤から中途半端なプレーが多くなってきて。攻めるのか攻めないのかというところがまだしっかりと見極めができていないので、自分の球が悪くなって相手に攻められる場面が多かったです。まだ時間はあるので、次の試合に向けてうまくできればいいなと思います。

――今は試行錯誤の段階だと

そうですね。負けてもいいというわけではないのですが、試合で試せるかが大事だと思っているので、今大会は負けてしまったのですがいいかなとは思っています。

――今大会の前にチャレンジャー2大会に出場されていましたが、振り返っていかがでしたか

上のレベルにどんどん挑戦していくのもありかなと思っていて。(兵庫)ノアチャレンジャーで外国の選手と当たって簡単に負けてしまったのですが、本当にいい経験ができたのかなと思います。豊田(ダンロップスリクソンワールドチャレンジ)でも、(サーフェスが)カーペットというのもあったのですが、1回戦では田沼選手(諒太、日本)とやらせていただいて(〇6-3、6-3)、ストレートでは勝てましたが自分のプレーはまだできていないという部分はあったし、次に当たった選手(Y.LIM、韓国)は島袋が1回戦でやっている選手なのですが、それも力の差をすごく感じたし、サーブ力やリターン力が全然違うのが分かって(●2-6、3-6)。上には上がまだまだいるのだなと分かったので、本当にいい経験になりました。

――今大会のシングルスを改めて振り返って

1回戦負けというのは本当に悔しいのですが、そんなに負けは気にしていないので、次に向けてしっかりと準備できればいいかなと思います。

――ダブルスは振り返っていかがでしたか

ダブルスは河野さん(優平、スポ3=福岡・柳川)と組ませていただいて、(河野選手はダブルスが)すごくうまいのですが、自分が本当にダブルス苦手なので(笑)、河野さんの最後の(インカレインドアの)試合だったのにすごく迷惑ばかりかけてしまって。1つ目から同士打ちで齋藤(聖真、スポ2=神奈川・湘南工大付)・髙村(佑樹、スポ1=千葉・東京学館浦安)と当たったのですが、身内同士でどういうプレースタイルなのかやっていて分かるので、逆にすごく楽しくできました。河野さんも楽しかったと言ってくれたのが僕は本当にうれしくて、それだけで僕は本当に良かったので。ただきのうのダブルスでは自分が簡単なミスをしてしまったりだとか、大事な場面で僕のミスが目立ってしまったので、そこは本当に申し訳なかったという気持ちでいっぱいです。

――ダブルスの練習としてはあまりできていなかったのでしょうか

時間が合わなかったのもあって、あまりできていなかったですね。

――今大会の結果はどのように受け止めますか

シングルスは(ベスト)16で1回戦負けで、ダブルスはベスト4という結果で、あまり納得いっているわけではないのですが、まだ1年生なので、そんなに気にしてはいないです。ただ、そのプレースタイルという部分でもう少ししっかりやっていければいいのかな。

――学生大会個人戦は少し空きますが、次の1年に向けて意気込みをお聞かせください

次の試合は団体戦で秋季リーグがありますが、そこでは楽しくできればいいかなと思っていて。来年の試合は未定なのですが、海外遠征も少し考えていて、フューチャーズに出る可能性もあるので、その試合に向けてちゃんと自分ができることを練習でやっていければいいかなと思います。

島袋将(スポ1=三重・四日市工)

――今大会を迎えるにあたり、調子はいかがでしたか

全日本(三菱全日本選手権)からチャレンジャーが続いて、そこでも格上の選手とやらせていただいたのですが、思った以上に格上の選手とでもやり合えるという感じでいい調子でこの大会を迎えました。初戦は坂井さん(勇仁、スポ2=大阪・清風)で、(ダブルスの)パートナーでやりにくい相手だったのですがしっかり勝って、2つ目の望月(勇希、中大)戦は負けてしまったのですが、いい調子ではこの大会を迎えられたなと思います。

――今おっしゃったように全日本が終わってチャレンジャーに2大会出場されたと思いますが、振り返っていかがでしたか

神戸(兵庫ノアチャレンジャー)と豊田(ダンロップスリクソンワールドチャレンジ)に出て、神戸は予選決勝までいって上杉さんに負けたのですが、予選の初戦で仁木さん(拓人、三菱電機)に勝ちました(〇3-6、6-3、7-5)。勝つことが目標ではありますが、レベルが高いのでひとつひとつ集中して自分のできることを精いっぱい出して、どれだけできるかという感じで挑んだ大会だったので。本戦には上がりたかったのですが、力がないというか、次チャレンジするときは本戦上がれるように頑張りたいと思います。

――今大会2回戦で当たった望月選手とは関東大学リーグ以来の対戦ですが、前回からの成長は感じましたか

中盤までは僕のペースでできていて、そのままいけば勝てたのですが、そうはさせてくれない相手の強いところがあって、逆に言えばそこを取り切れない自分がいて。そこがまだ弱い部分かなと思います。

――ダブルスを振り返っていかがでしたか

全日本で坂井さんと組ませていただいて、ベスト8といういい成績を出していい流れでこの大会を迎えたのですが、初戦は勝つことはできたもののあまりいいプレーができなくて。逸崎さん(凱人、慶大)と畠山さん(成冴、慶大)のきのうのダブルスは、ファーストはタイブレの6-1からまくられてしまいました。全日本はいい感じでできたのですが、まだまだ組み始めて時間も経っていなくて、ちょっとでもどちらかが崩れた時にお互いがバランスを崩してしまって立て直すのに時間がかかってというのがまだありました。負けたのは悔しいのですが、僕も1年生ですし坂井さんも2年生なので、この4年間の中で、坂井さんともう一度タイトルを取れるように頑張ります。

――今大会の結果はどのように受け止めていますか

シングルスはベスト8、ダブルスはベスト4という結果で、どちらともタイトルを狙っていたので。とても悔しいです。やはりいけるところまでいくのですが取り切れない甘さがまだあったので、そこが難しいのですが、これからまた大会にどんどん出ていって、改善点は克服できるようにしていきたいと思います。

――学生大会の個人戦としてはまたしばらく空きますが、次の1年に向けて目標や意気込みをお聞かせください

1年を通して成績を残し続けたいなと思います。夏関(関東学生選手権)は優勝できたのですが、インカレ(全日本学生選手権)や春関(関東学生トーナメント)は初戦や2回戦でこけてしまって。まだまだ波があって、安定した強さをもっと身につけていかないなと思いましたし、王座(全日本大学対抗王座決定試合)やリーグの団体戦でも安定したテニス、強さがないと勝ち続けることができないと思いました。この1年間で感じたことはとても重みがあったというか、いろいろと貴重な経験ができた1年間だったと思うので、反省を次の1年に生かしてしっかり改善してきたいと思います。

大矢希(スポ2=愛知・名古屋経済大学高蔵)

――今大会の具体的な目標はありましたか

予選からだったのですが、ドローを見たときに大河(真由、スポ1=千葉・秀明八千代)が同じグループにいました。インカレ(全日本学生選手権)でも大河に当たって負けていますし、先月、JOPでも大河に負けていて、リベンジマッチを果たせるようにまずは頑張ろうということを目標にしていました。予選に勝てて本戦に上がれたので、一つでも多く勝てるように、ベスト4や優勝というよりかは、一戦一戦ベストを尽くして勝ちたいと思っていました。/p>

――お話にもあったように予選では大河選手に勝っての本戦出場でしたが、振り返っていかがですか

2敗しているので、素直にうれしいという気持ちがありました。ただ、勝ったとはいえ本戦のスタートラインに立っただけだなということで、勝って気が緩むこともなく、逆に気が引き締まりました

――試合内容は納得のいくものでしたか

いや、そうでもなくて、お互いの良さが出ていない試合でした。私が声を出したり、気持ちを前面に出して勝ったんですけど、まだいいプレーはあったと思います。ただ、あまり良くない中で勝てたのはよかったと思います。

――本戦を振り返っていかがですか。

上(唯希、スポ2=兵庫・園田学園)の方が大学に入ってからの成績は上なので、こっちはチャレンジャー精神でいこうと思っていて、なんとか食らいつてプレーしていたのですが、最後は押さえ込まれてしまいました。でも、前だったら対応できなかったところを今回はスコア的にも競ることができて、自信にはなりました。

――今回は金井綾香選手(社3=東京・早実)とのペアでしたが、ダブルスを振り返っていかがでしたか

金井さんと組んだのが去年のこの大会だったのですが、それ以来で、練習もあまりできていませんでした。ずっと細沼さんと組んでいて久しぶりのペアだったのですが、真剣なんですけど、楽しんでやろうということにしていて、1回戦もテニスを楽しみながら勝つことができて、2回戦はあと少しのところで及びませんでしたが、いいプレーもできて、(これからまた)組むことがあったらもっと良くなっていけそうだなと思いました。

――今大会の結果はどのように捉えていらっしゃいますか

ダブルスもシングルスも自己最高の結果ではありますが、まだまだやれるなという手応えも感じましたし、自分の力はもっと通じるんじゃないかなと感じたので、上を目指してがんばりたいです。

――次の1年の目標を教えてください

ダブルスで団体戦に出させてもらったので、次はシングルスも団体戦に出ることと、個人戦ではダブルスで全国優勝したいですし、シングルスも上位進出できるよう頑張りたいです。