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バレーボール部

2016.12.02

12月1日 全日本大学選手権 東京・エスフォルタアリーナ八王子

全員でつかんだ1セット!『感謝』のバレーは未来へつながる

 「悔いなし!」(宇野櫻子、社4=神奈川・桐光学園)。早大女子バレーボール部で過ごした4年間を、宇野は笑顔でこう振り返った。あまりにも早すぎた、4年生6人の引退試合。全日本大学選手権(インカレ)初戦、早大は大阪国際大にセットカウント1-2(23-25、25-20、18-25)で敗れ姿を消したが、『粘りと決定力』のバレーは確かにそこにあった。

 まっさらなコートに、背番号1が帰ってきた。けがで戦列を離れていた平山璃菜主将(スポ4=東京・文京学院大女)が、久々のスタメン復帰。「みんなにも背中を押されてコートに立たせてもらった」(平山)。チーム状況を考慮し、中学生時代以来だというレフトでの起用となったが、主将として最後の大舞台に立たないわけにはいかなかった。第1セット、その平山がレフトから、そしてバックアタックでも好スパイクを連発する。順調に得点を重ね一時は22-18とセット先取が見えてきたが、そう簡単にはいかなかった。スタンドの大声援を力に猛追する大阪国際大の勢いにのまれ、最後は5連続失点を喫し大事なこのセットを落とす。

この1年、主務とプレーヤーを兼任してバレー部のために尽力してきた宇野

 第2セットでも切り替えることができない。攻守共に機能せず、6-12と序盤で大きく引き離されてしまう。流れを変えたのは、ルーキーながらピンチサーバーとして活躍してきた利根川智緩(スポ1=埼玉・星野)だった。絶妙なサーブで相手の攻撃をふさぐと、満身創痍(そうい)のセッター芹澤友希(スポ3=茨城・土浦日大)が何度もセンターにトスを上げ、森佳央理(スポ2=群馬・高崎女)がそれに応える。連続得点で詰め寄ると、その後はスパイクレシーブが機能。本職であるリベロのポジションに戻ってきた中川知香(スポ3=神奈川・橘)を中心に守備から攻撃のリズムを作り、瞬く間に逆転に成功した。ボールに食らいつき、チャンスを確実に生かす。求め続けた理想のバレーだった。

ピンチサーバーとして今シーズン活躍が光った利根川

 第3セット。結果的に、これが現体制で戦う最後のセットとなった。ラストプレーを全力で噛みしめたのは4年生。それは、コートに立つメンバーだけではない。主務と両立してチームを支えてきた宇野は、応援の力を信じ、控えメンバーの先頭に立って声を出し続けた。無念のけがで今秋の大半を棒に振った及川香菜(スポ4=宮城・古川学園)は、出場こそかなわなかったがスコアを取りながらチームを鼓舞した。中盤に点差をつけられると、守備の乱れを修正できないままゲームセット。現実は厳しかったが、紆余(うよ)曲折の末一つになった4年生6人が、同じ場所でこの時を迎えた。

 激動の1年が終わった。春の2勝から一転、秋は不運も重なり2部降格という屈辱を味わった。そして、最後のインカレはまさかの初戦敗退。試合後、4年生の多くは悔しさをにじませた。だが、それと同時にその誰もが口にしたのは、『感謝』という言葉。その言葉は、間違いなく後輩たちやファンの心の中にもある。それは、チームスローガンである『感謝』のバレーが実現したことの証しではないだろうか。だからこそ、胸を張ってほしい。「悔いなし!」。そうやって、笑顔で、次のステージへ。

(記事 川浪康太郎、写真 加藤佑紀乃、鎌田理沙)

すがすがしい笑顔を見せてくれた4年生

★早大の4年生エース、笑顔でバレー人生を締めくくる

 「すこしでもコートに立てると思ったら、ピンチサーバーとしか考えられなくて」。目に涙を浮かべながらこう語った及川。秋季関東大学リーグ戦の初戦、ケガをしてしまった及川はそれからコートに立つことができなかった。そんな及川を支えたのは「少しでもコートに立ちたい」という強い気持ち。これまで苦楽を共にしてきた同期、そして一緒に戦おうと語った平山、一生懸命付いてきてくれた後輩たちのため――。及川はリハビリに取り組み、チームをサポートするかたわら自分の準備を進めてきた。しかし今回の大阪国際大ではコートに入るチャンスがなく、チームも敗退。悔しくもその思いをかなえることはできなかったが、「でもこれで人生終わりじゃないので、これからも頑張りたいと思います」と及川らしい満面の笑みを見せてくれた。

 だれよりもパワフルで、感情的。その背中で『エース』を体現してくれた。及川のこれからの道に幸あらんことを。

及川は最後までバレーに向き合い続けた

(記事、写真 鎌田理沙)

セットカウント
早大 23-25
25-20
18-25

大阪国際大
スタメン
レフト 平山璃菜(スポ4=東京・文京学院大女)
レフト 富澤結花(スポ1=東京・文京学院大女)
センター 佐藤夢菜(文4=埼玉・狭山ヶ丘)
センター 森佳央理(スポ2=群馬・高崎女)
ライト 加納茉未(社4=北海道・札幌大谷)
セッター 芹澤友希(スポ3=茨城・土浦日大)
リベロ 中川知香(スポ3=神奈川・橘)
コメント

平山璃菜主将(スポ4=東京・文京学院大女)

――きょうの試合を振り返って

悔しいです。

――相手の大きな応援がありましたが、雰囲気にのまれた部分はありましたか

試合をしていてあんまりそこは感じませんでした。でも、相手はグループ戦を戦ってきて自分たちは初戦という意味では相手の方が上だし、試合の入りを大事にしようということで臨みました。

――けがの状態はいかがでしたか

もちろん万全ではないし、プレーで引っ張れるかと言われたらそうではなかったです。ですが、主将としてコートに立ってなにかしたいということで、みんなにも背中を押してもらってコートに立たせてもらったので、正直なにもできなかったのですが最後こうやってコートに立たせてくれたことはみんなに感謝しています。

――ご自身はいつもとは違うポジションでのプレーとなりましたが不安はありましたか

レフトはレセプションをするポジションで、自分はレセプションがすごく苦手でずっとやってこなかったので、1週間で練習してもちろん不安はありました。でも、きょうリベロだった中川(知香、スポ3=神奈川・橘)もレフトをやったりという中で、自分も負けてられないというか、後輩や同期が頑張っているから自分も頑張らなくちゃなという思いでレフトに入りました。

――レフトのポジションにつくのは初めてだったのですか

小学校から中学校に入ってちょっとまではやっていたのですが、そのあとセンターやって大学に入ってからはライトでした。

――負けはしましたが、第2セットは見事な戦いぶりでした。振り返っていかがでしょうか

第1セットは終盤に自分たちのミスが目立ったのですが、第2セットは本来のかたちであるサーブで攻めるというかたちはできたのかなと思います。

――試合が終了した瞬間はどんな気持ちでしたか

終わっちゃったなという気持ちですかね。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

ことし1年全然結果が残せなくて、後輩には申し訳ない気持ちもあるし、辛い思いをさせてしまったし、秋リーグで2部に落としてしまったこともあるので、自分たちのこの思いを後輩に託すのは無責任かもしれないですが、自分たちができることは限られているし、後輩になんとかまた頑張ってほしいです。

――同期に対してはどんな思いがありますか

4年間ずっとやってきて、やっている最中は長かったけど、終わってみればすごくあっという間で、どういう巡り合わせかこの同期に出会ってこの6人で1人も欠けることなくやってこれたことは感謝しています。自分にとっても仲間の存在はすごく大切でした。

――これで大学でのバレーボール生活は最後となりましたが、振り返ってみていかがですか

高校バレーとは違って、試行錯誤する毎日で辛い部分もあったのですが、すごく充実した濃い4年間だったと思います。

加納茉未(社4=北海道・札幌大谷)

――きょうへの意気込みを教えてください

4年間の集大成でもありますし、後輩たちとできる最後の大会でもあったので、4年間分の感謝を込めて、精いっぱい頑張ろうと意気込んでいました。

――緊張のほうは

思ったより緊張していなくて、自分では驚いていました(笑)。

――ポジション変更がかなりあったと思います

チーム状況がかなり苦しい場面ではありました。私は4年生になって春はあまり(試合に)出られない日々が続いて、秋から出場することになって。状況的にはあまり良くなかったのですが、試合に出させていただいたということに関しては感謝しています。高校からバレーを本格的にやってきていろいろなポジションを経験してきたので、そこでの集大成でもあるかなと思い、自分の与えられた役割をしっかりしようと思いました。

――きょうの加納選手の調子は

気持ちは作ってきたつもりだったのですが、思うようにいかなかったというのは正直あります。でも後輩が声をかけてくれたり一生懸命トスを上げてくれたりして、その姿を見て自分自身勇気をもらいました。

――4年生に上がるトスが多かった印象があります

(女子バレー部で)ブログをやっているのですが、そこでみんなのコメントを見ていても「4年生と少しでも長くプレーするために」とか書いてくれていて。それだけ思っていてくれてトスも集まってきたのかなと思います。

――4年間を振り返って、「こうしておけばよかった」と思うことはありますか

やはり、苦しい時に1点決めれるような選手になりたかったと思います。このチームでもっと試合したかったなというのが卒直な感想です。

――では同期の皆さんに一言お願いします

私は3年生のときにスランプというか、カベにぶつかりまして。バレー部をやめようか本当に迷ったときがあったのですが、同期のみんなが支えてくれて、最後のここまで来ることができました。同期のみんなには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

――では最後に副将として、チームの皆さんに一言お願いします

自分が副将としてみんなに何を残せたかというと、自分ではっきり言えないのですが、自分のいいところも悪いところもこれからの後輩たちに生きてくるところがあればと思います。長くて3年間、短くて1年間でしたが、感じ取ってこれから頑張ってくれればいいなと思います。春には絶対1部に返り咲いてほしいです。

佐藤夢菜(文4=埼玉・狭山ヶ丘)

――きょうに向けての意気込みをお願いします

きょうは当たり前に勝つつもりで来ていたし、いろいろメンバーが変わって大変な部分がありましたが、正直もっとやっていたかったです。みんながチームとしてまとまれていたとは思うので、意気込みは十分だったと思います。

――では大阪国際大に対して対策はどのように

ビデオを撮りに行ってもらって、データとかを分析してもらって、それをみんなで確認したりはしましたね。

――意気込み十分ということで、緊張はされていましたか

私自身は緊張はしなくて、いままでやってきたことを全部出せば結果は付いてくるだろうと思ってやっていました。

――チームの雰囲気は

雰囲気…自分のことでいっぱいいっぱいで、一生懸命になって視野が狭くなっていたかもしれませんが、雰囲気としては悪くなかったと思っています。雰囲気というよりは、4年生が最後点数を取り切れないというプレーの甘さが出てしまって、負けたのかなと思います。

――佐藤選手のきょうの調子は

調子はそこまで悪くなかったと思います。悪くもなく、良くもなくという感じだったのですが、やはり(セッターとの)信頼関係を作れなかったなというのがあります。「この人で勝負しよう」と最後に(トスを)上げてもらえるほどの信頼関係を築けていなかったので、あまりトスも上がっていなかったし、こういう結果になったのかなと思います。

――チームのポジションが大幅に変わりました。やってみていかがでしたか

そうですね、でも友希(芹澤、スポ3=茨城・土浦日大)と知香(中川、スポ3=神奈川・橘)は元々いたポジションに戻って、サリ(平山璃菜、スポ4=東京・文京学院大女)がレフトに行く感じでした。自分としてはやりづらさはなく、元々上げてもらっていた友希からのトスだったので。他の人が結構変わっている中、自分は安定してずっとセンターでやっていて。他の人が慣れていない中でできたことはまだまだあったのかなと思います。

――いま振り返って、「こうしておけばよかった」ということはありますか

いま振り返ればあるのですが、「勝ちたい、勝つためにやろう」と本当に悩んで悩んでやってきた1年だったので、これ以上はできなかったかなと思うことは正直ありますね。

――では最後に、同期のみなさんに一言お願いします

本当に感謝しかないですね。自分がだめなときでも支えてくれたし、だめなところはちゃんと指摘して的確なアドバイスをくれました。ここまでやってこれたのは同期や仲間のおかげだと思います。

――及川香菜選手(スポ4=宮城・古川学園)がユニフォームを着ていたのは

最後ということもありますし、及川個人の目標は『最後の大会にピンチサーバーとして出たい』ということだったので、サーブを打つだけだけれどチームに貢献したいという気持ちがあってインカレ(全日本大学選手権)に臨んでいました。試合展開が良かったら、もしかしたら出たかもしれないから着ていたのだと思います。

――では最後にチームに一言お願いします

申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、1部に上がる姿を見に行くので頑張ってください。

及川香菜(スポ4=宮城・古川学園)

――及川選手はどのような意気込みでインカレ(全日本大学選手権)に臨まれましたか

リーグ戦の途中でケガをしてしまって、そこからの2か月と入替戦を経てチームに合流しました。自分のリハビリと、チームにいなきゃいけないという複雑な思いが入り混じっていました。入替戦に向けて自分自身どうしても出たいっていう思いはあって。監督と話をして「ピンチ―サーバーでもいいから出られるように頑張ろう」という目標でここ1ヶ月頑張ってきました。その目標まで届くことはできず、でもきょうベンチに入れるということで。みんなを信頼しているではないですが、私ができない分頑張ってほしいという思いをもって、いままでサポートをしてきました。

――ピンチサーバーが目標だったのですね

そうですね、私の場合もうプレーすることができないことが分かっていましたし、すこしでもコートに立てるならと思ったら、ピンチサーバーとしか考えられなくて。ピンチサーバーに入るためにも体力は必要ですし、それなりのことをやらないと無理だと分かっていたので、リハビリとかをしていました。1年のころから平山(璃菜主将、スポ4=東京・文京学院大女)と一緒にコートに立てていたのですが、1年の秋に平山が手術して2年で私が手術して、3年でようやく一緒にコートに立てました。「4年生も一緒に立てたらいいね」という話をしていました。欲じゃないですが、少しでも立てたらな、と思っていました。

――いまリハビリをされているということで、おケガの調子はいかがですか

順調には回復しているのですが、やはり大きな損傷をしているということなので、調子が良かったり悪かったりします。でもこれで人生終わりじゃないので、これからも頑張りたいと思います。

――試合中、タイムアウトの時などコートに声をかけられていました。どのようなことをおっしゃっていたのでしょうか

私自身、コートの中にいても外にいても指示を出す役割というか、いろいろな情報をみんなに伝えていました。自分たちは今どういう状況なのか、相手はここしかないみたいな戦略に関わる情報は結構流していました。

――最後のタイムアウトの時はいかがでしたか

「やるしかない」という思いでした。向こうのほうが点数取っていたのですが、4年生最後という思いもあって後輩たちは頑張ってくれていたので、4年生を活気づけましたね。

――では同期の4年生に向けて一言お願いします。

本当にありがとうという言葉しかありません。4年生は個性が強いのでいろいろぶつかったりしましたが、2度も手術もしてコートに戻れたのも同期のおかげだと思っています。バレーボールを続けてこられたのも同期がいたからだと思っているので、同期には感謝しかないです。

宇野櫻子(社4=神奈川・桐光学園)

――きょうの試合を振り返って

正直なところあっという間に終わってしまって、まだ実感がありません。秋リーグでけが人が出たりして苦しい中で、今までだったら多分第2セットでストレートで負けていたと思いうのですが、全カレに向けてスローガンである『感謝』を結果で残そうという思いでやってきたので、負けてはしまいましたが、フルセットまで持ち込めたのかなと思います。

――ご自身はプレーヤーとしてはピンチサーバーとしての起用が続きましたが、プレーヤーとして今季を振り返っていかがですか

私の4年間の目標がピンチを救うサーバーになる、ということでした。3年生の時にすごく使ってもらったのですが、4年生になっていろんな思いが自分の頭を占めてしまって、正直自分が思ったようなプレーでチームを救うことはできませんでした。でも、練習にひたむきに向かう姿や何本もサーブを打つ姿を見て後輩がなにか感じてくれていたらそれでいいかなと思います。

――一方で主務の仕事もされていましたが、両立は大変でしたか

今までは主務だけ、というかたちだったのですが、主務とプレーヤーをやってこそ意味があると思っていて、でもやっぱり主務の仕事はすごく大変なところもありました。今季は副務の岡野(由莉子、人3=東京・三輪田学園)がプレーヤーに専念できるように陰で支えてくれたので、感謝しています。

――チームの応援も率先してされていましたが、どんな思いでされていたのですかバレーボール部のブログでもそのことについて書いたのですが、応援はすごく力になると思っています。たしかに私が触れるボールはどんなに多くても5本とか6本とか限られていると思うのですが、応援だったら全ての得点に関われるので、そこでなんとかレギュラーの子たちの支えになったり、思い切り打てない時にここで思い切り打っていいんだと思わせたり、力になれればなと思って、おかしなダンスを踊ったりいろいろしていました。

――同期に対してはどんな思いがありますか

大好きのひとことですね。この代はメンバーが濃くて、性格もみんなややこしいのですが、みんながみんなそれを理解した上でなんとか支え合ってきました。けが人が多かったこともあって団結力が強まった1年でしたし、今の同期じゃなかったら私は途中で辞めてしまっていたと思うので、本当に恵まれていたなと思います。

――一方で、後輩に対してはどんなメッセージがありますか

勝負というのは終わるまで分からなくて、その1点にどれだけ懸けられるかはすごく大事で、それは日々の積み重ねだと思います。もちろん結果は大切なのですが、人に感動を与えたり頑張ろうと思わせるようなプレーをしていってくれたら、応援してくれる人は自然とついてくると思うので、相手チームにも良いチームだなって思われるようなチームになってほしいです。

――最後に、4年間のバレーボール生活の振り返りをお願いします

悔いなしです!悔いなし!

中川知香(スポ3=神奈川・橘)

――きょうの試合を振り返って

どんなチームが来ても自分たちのバレーをしようと話していたのですが、自分たちのバレーができずに終わってしまったというのが率直な感想です。なにもできなくて申し訳なかったです。

――久々にリベロでの出場でしたが、どんな気持ちで臨みましたか

この1年いろんなポジションをやってきて、後半にアクシデントがあった中で最終的に自分が本職としているリベロで出られて、個人的にはやっと自分のやりたいポジションができるということで、ウキウキもあったしその反面緊張もありました。

――まず第1セットを振り返ってみていかがですか

前半から中盤はよかったのですが、後半に連続で点を取られてしまって、勝ち切れるところを勝ち切れなかったので、そこは悔いが残ります。

――一方、第2セットは逆転で取りました

第2セットは第1セットと違って出だしが悪くて、後半に巻き返すことはできたのですが、出だしでもっと取れれば楽なセットだったかなと思います。

――最後は同じパターンのスパイクを止められずに終わりましたが、その点についてはいかがですか

相手に同じパターンで点を取られることが多くて、うまくブロックやレシーブが対応し切れなかったので、もっとブロッカーとレシーバーが拾えればよかったかなと思います。

――4年生と共に戦うのはこれで最後となりましたが、今どんな思いがありますか

この1年間、いろんなプレッシャーもあった中、自分たち3年生が全然支え切れませんでした。この結果は変えられないので、自分たちの代に結果で取り返したいです。

――最上級となる来年に向けての意気込みを聞かせてください

来年自分はどのポジションに入るか分かりませんが、与えられたポジションで自分は守備を中心にやっていきたいので、どのポジションでも守備でチームをまとめられるように頑張りたいです。

芹澤友希(スポ3=茨城・土浦日大)

――全日本大学選手権への意気込みはいかがでしたか

自分自身2週間前にケガをしてしまって、最初は出られる状況ではありませんでした。でもこのチームでもう1回コートに立って、4年生のために頑張りたいという気持ちがありました。1年間頑張ってきて、4年生と少しでも長く戦いたいという気持ちで、緊張はあったのですが臨みました。

――初戦の相手・大阪国際大への対策は

ビデオはとりあえず見ていたのですが、自分たちの力を出そうということで臨みました。

――戦ってみて相手の印象は

けっこう粘りのあるチームだったし、スパイクもコースとかに打ってきたので、自分たちのブロックの付きも甘かったと思います。

――今回の敗因は何だと思われますか

サーブキャッチはしっかりできていたと思うのですが、自分のトスからの攻撃力というのが足りなかったと思います。あと自分たちでミスを作ってしまっていたのが敗因だと思います。

――きょうのトスの配分は

最初は4年生に託すという思いで上げていましたが、緊張もあるのかなかなか調子が上がっていない部分も少し見えたので、森(佳央理、スポ2=群馬・高崎女)だとか富澤(結花、スポ1=東京・文京学院大女)にトスを上げました。その中でブロックが出てきたときに4年生を使って、決めてもらおうと考えてやっていました。

――みなさん緊張していたと感じましたか

喜んでいても表情が硬い部分があったので、最後だからというのはあるかもしれませんが硬さは見られましたね。

――4年生のみなさんはきょうで引退となります。4年生に向けて一言お願いします

最後まで迷惑をかけてしまったのですが、それでも「一緒に戦いたい」と言ってくれたり、練習させていただいたり、コートの中で声をかけてくださったりなど、本当に感謝しかないです。それと最後勝たせてあげられなかったというのが後悔しているところなので、その後悔を来年絶対ぶつけていきたいと思います。

森佳央理(スポ2=群馬・高崎女)

――きょうの試合を振り返って

勝てる相手だったし、やり切ったという感じがないのがすごく悔しいです。相手のペースに持っていかれてしまったのが敗因かなと思います。

――対戦相手のデータはあったのですか

きのうの試合でスカウティングをして、練習前にビデオを見たのですが、これといって対策をしたというわけではなかったです。アナリストの森昌美(文構2=神奈川・大和)がデータを出してくれて、誰の打数が多いとかを把握した上で試合をして、第1セットで相手がどういう攻撃をしてくるかを頭に入れるのがリーグ戦とは違うトーナメントのかたちなので、そういった情報をみんなで共有できなかったということで、自分がもっと積極的に声を掛けていければよかったです。

――相手を知るという意味では、第1セットを戦ってみていかがでしたか

第1セットはお互いなにも分からない状態で試合をして、先に20点までいったのですが、最後は向こうの気持ちが強くて怖気づいちゃったことが落とした要因だと思います。

――第2セットは逆転で取りましたが、振り返って

このセットを落としたら負けてしまうという状況で、4年生は最後ということで思うところも多い中、そういう時に下級生がいかに頑張れるかだったので、このセットではそれができました。

――これで引退となった4年生に対してはどんな思いですか

ベストメンバーで戦えなかったことが一番悔しかったです。それでもリーグ戦を通して自分の調子が悪い時にいつも笑顔で声をかけてくれる平山さん(璃菜主将、スポ4=東京・文京学院大女)、私と同じポジションで練習を手伝ってくれる佐藤さん(夢菜、文4=埼玉・狭山ヶ丘)、けがをしてしまったのですが最後までチームを鼓舞してくれた及川さん(香菜、スポ4=宮城・古川学園)、その他の3人も試合中に自分が調子悪い時とかにいつも「大丈夫だよ」とか言ってくれて献身的に支えてくれて、安心感がすごかったです。引退してしまうということが今は考えられなくて、引退してほしくないです。

――今季はずっとレギュラーで起用されていましたが、1年振り返ってみていかがですか

去年の秋リーグから出たのですが、リーグ戦の重要さを分からないまま2年目を迎えて、3、4年生には及ばないと思うのですが、2年目は違った気持ちで1つの試合に対しての責任やどれだけ1セット、1点が重要かということを感じていました。けが人が多い中で自分は点数を取らなければいけない立場で、去年よりも自分なりに責任は感じていたし、チームが苦しい時に得点源として決められる存在にもっとなっていかないといけないなと思いました。4年生が引退されたからこそ、これからは上級生としてしっかり責任を持ってやっていきたいです。

富澤結花(スポ1=東京・文京学院大女)

――富澤選手は初めてのインカレ(全日本大学選手権)でした。きょうの試合の意気込みを教えてください

意気込みより、不安がありました。自分のコンディションもすごい良いわけではありませんでしたし、チームとしても不安があって。「大丈夫かな」と思いながら入っちゃったので、そこが試合に出てしまったと思います。

――チームの不安というのは具体的に

ポジション変更をしたということもあって、コロコロ(ポジションが)変わって、自分の中で頭の切り替えが全然できなかったので、だめだなと思います。

――今回の相手、大阪国際大の印象はいかがでしたか

やっているときに、相手にのまれてしまっていると感じました。自分たちがサーブを早く打ちすぎてしまったりだとか、チャンスの1本目の高さの意識が全然なかったり。そういうのがあったので、相手に合わせないで自分たちのリズムで練習していかないといけないと思います。

――では今回の敗因は

第1セットはサーブミスが多かったのと、最初は足が全然動いていなかったというのはあったと思います。第3セットは自分のスパイクミスのせいだし、「最後だ最後だ」という気持ちで焦ってしまっていたと思います。焦りがいけなかったのかなと思います。

――では富澤選手のきょうの調子は

ちゃんとキャッチしてから打ちに行こう、というのはできたのですが、トスとタイミングが合わなかったり、たくさん(トスが)上がってきたときに決め切れなかったりしたところがありました。レシーブに関しては良かったと思うのですが、スパイクに関してはあまり良くなかったです。

――今大会で引退となる4年生に向けて一言お願いします

春からずっと1年生として入ってて、すごく迷惑をかけたと思うのですが、ミスしたときも声をかけて優しく接してくださったので、すごくやりやすかったです。そんな環境を作ってくださったので、また来年の春に1部に上がれるように頑張ります。

利根川智緩(スポ1=埼玉・星野)

――きょうの試合を振り返って

第1セットは思うようにプレーできなくて、第2セット以降はとりあえず声を出してチームに貢献しようとしていました。

――第2セットではご自身のサーブから流れが変わったように見えましたが、いかがですか

流れを変えられたことはよかったのですが、リベロを狙ってしまったりだとかサーブの精度はまだまだなので、これからも修正していきたいです。

――一方、レシーブに関してはいかがでしたか

レシーブはまだまだポジショニングとかも修正しなければいけないところがたくさんあるので、今後の練習で取り組んでいきたいです。

――1年目からリーグ戦でもピンチサーバーとして出場がありましたが、どんなルーキーイヤーでしたか

ワセダの一員としてピンチサーバーで起用していただけることに感謝して、うれしく思っています。まだまだサーブの狙いどころだったりとかレシーブのポジショニングだとかは慣れていないので、今後の練習で直していきたいです。

――これで引退となった4年生はどんな先輩でしたか

私が入部した当初から優しくしていただいて、本当に頼りになる先輩たちで、コートの中でもベンチでも明るく元気に励ましてくれました。

――来年は一つ学年が上がりますが、意気込みを聞かせてください

学年が一つ上がるということで後輩たちができると思うので、自分の仕事をしっかりしつつ、1年生に教えたり先輩としての姿を見せたいです。