バレーボール部

2016.11.30

全日本大学選手権 11月30日 愛知・千種スポーツセンター

日大にストレート勝ち!準々決勝へ駒を進める

 亜細亜大戦から1試合空けて3回戦に臨んだ早大は日大と対戦した。地力で勝る早大だが、春季リーグ戦ではストレート負けを喫した経験もあり、勢いに乗せると厄介な相手だ。それでも早大が攻撃、守備ともに粘りのありバレーで相手を圧倒し、3-0(25ー20、25ー22、25ー18)でストレートでの勝利を収めた。

 試合開始から勢いで圧倒した。「サーブには力を入れている」(田中健翔、スポ4=熊本・鎮西)という言葉通り、田中が力のあるサーブで相手を崩す。そこから、ここまでなかなか調子の上がらなかった喜入祥充(スポ3、大阪・大塚)が、スパイクとブロックで3連続得点の活躍を見せると試合は早大ペースに。喜入がサーブでも相手を揺さぶり、差を広げると後半はしっかりとサイドアウトを取り、危なげなくこのセットをものにする。

センターのマークが厚い中クイック、ブロックでチームに貢献した加藤

 序盤から相手を圧倒した第1セットに対し、第2セットは両者がサイドアウトを取り合う我慢比べの展開となる。なかなか差をつけられずに中盤を迎えるが、ブロックやサイドからの攻撃で貴重な連続得点を挙げると、そこからはリードを許すことなくこのセットを奪った。続く第3セット。このセットも序盤の田中のサーブで相手を崩し、相手の攻撃を限定すると、ブロックポイントや藤中優斗(スポ2、山口・宇部商)のコースを狙ったスパイク、喜入の時間差攻撃で6連続得点を挙げる。一気に勝利をつかみたい早大だが、このままでは終わらないのが日大だ。郡浩也(日大)の強烈なサーブや早大のミスで徐々に差を詰められる嫌な流れに。サイドからのスパイクで3連続得点を許すと、早大はこの日初めてのタイムアウトを取る。ここで相手の勢いを断ち切ったのはやはり田中だった。「しっかり決めるのが4年生の力、そういう姿を後輩に見せたい」(田中)。田中が腕を振り抜くと渾身のスパイクが相手コートに突き刺さった。このプレーで悪い流れを断ち切ると、最後は藤中の2段トスを山口主将の「ジャンプ!」という声を受けた喜入が打ち切り、ストレートでの勝利を決めた。

調子を取り戻しフル出場で得点を量産した喜入

 負けたら終わりという独特なプレッシャーの中で戦うため、何が起こるかわからないのが全日本インカレだ。きょうも優勝候補の筑波大が姿を消すという波乱が起こった。早大のあすの相手は関西1部リーグで1位という結果を残している近畿大だ。まずはあすの試合で確実に勝利を収めセンターコートに立つ権利を得たい。

(記事 杉山睦美、写真 藤原映乃)

セットカウント
早大 25-20
25-22
25-18

日大
スタメン
レフト 喜入祥充(スポ3=大阪・大塚)
レフト 藤中優斗(スポ2=山口・宇部商)
センター 加藤久典(スポ4=東京・早実)
センター 山﨑貴矢(スポ3=愛知・星城)
ライト 田中健翔(スポ4=熊本・鎮西)
セッター 山口頌平(スポ4=長崎・大村工)
リベロ 堀江友裕(スポ1=和歌山・開智)
コメント

山口頌平主将(スポ4=長崎・大村工)

――きょうの試合を2試合ともストレートで終えましたが振り返りをお願いします

一試合一試合やるだけやるだけだと思ってますけどきょうの2試合目の日大とかは春リーグで負けてもいましたし関東1部ということでここがまず1つ目の山場かなと思っていました。少し不安もあったっちゃあったんですけどビデオ見てミーティングしたことを、まだ甘い部分とかもありましたけど、しっかりやれてチームとして戦えた結果かなとは思います。

――2試合目の日大戦に臨むにあたりプレー面で意識したことは具体的にどんなことですか

向こうは6番の郡(浩也・日大)を中心に攻めてくるのでまずはそこのマークを厚くするということです。あとはスパイカーによってけっこうコースとかも違うのでスパイカーによってブロックの位置とかを変えていました。それがはまった場面も多かったので良かったかなと思います。

――チームとしてディグの意識が高いと思うのですがいかがですか

拾い負けしたら勝てないと思うのでブロックとレシーブの関係を秋リーグが終わってから頑張ってきました。そこを出していきたいなと思います。

――あしたの準々決勝に向けて意気込みをお願いします

日に日に簡単に勝てる相手じゃなくなってきているということはわかってます。ずっと言っているように一試合一試合やっていくだけなんですけど、とりあえずあした勝てばセンターコートってこともあるし最終日までバレーできるっていうのは決まります。まずはあしたしっかり勝ってセンターコートに行くということを実現できるようにあしたの一戦に懸けていきたいなと思います。

田中健翔副将(スポ4=熊本・鎮西)

――きのうから始まったインカレですがコンディションはいかがですか

コンディション良くもないし悪くもないです。いつも通りってことを自分は意識しているので。

――本日2試合目の日大戦に嫌な印象はなかったですか

日大さんの前の試合とかも見てて、けっこう苦戦してるし、あっちのセンターが2人欠けていて本調子じゃないと聞いていました。でもやっぱり春は負けてるし秋も1セット取られていたので接戦でギリギリ勝ったという感じだったのであなどれない相手だと思っていました。相手が状態良くなくて、こっちはまあまあ仕上がってきてて勝てるだろうとは思ってたんですけど悪いイメージはあったので序盤からガンガン行ってやろうとは思っていました。

――サーブの調子がとても良いと思うのですが何か意識していることはありますか

サーブは天皇杯(天皇杯関東ブロックラウンド)終わってからも力入れていたところでもありました。僕のサーブでブレイクが取れないとワセダ全体でブレイクできないです。そこで相手にサーブ打ち込まれていつも離れていくという展開が多く見られたのでやはり僕のサーブが重要なんじゃないかなと思ってサーブには力をいれてきました。まあまあいい感じですね。

――スパイクは打てば決まるといった感じでしたが振り返って

頌平(山口主将、スポ4=長崎・大村工)も僕を頼って上げてくれます。そこをしっかり決め切るのが4年生の力ということもあるし、そういう姿を後輩に見せたいなというのもあります。そういう気持ちで打ったら決まってるなあという感じです。

――ディグやフェイントフォローの返球率が上がっていると思うのですがいかがですか

そうですかね(笑)天皇杯終わってからディグの練習をだいぶしてて、僕も前だけじゃなく後ろでも活躍しなきゃと思っているところがあるので。まだまだ全然拾えるボールあるしフェイントもまだまだなので、この大会で修正すべき点はあるかと思います。

――ブロックについてはいかがですか

ブロックも力を入れていたところでほんとに詰めていくしかないなという思いでこの1カ月やってきました。ブロックまだはじいてるところあるし、相手が相手なのでしっかり止め切らないといけません。次からもっと高い相手になってくるのでそれを踏まえた上でまだまだ未完成かなと思います。

――あしたの準々決勝に向けて意気込みをお願いします

ここまで来たらセンターコートというのを視野に入れて全力で頑張っていきたいと思います。

加藤久典(スポ4=東京・早実)

――亜細亜大戦の振り返りからお願いします

取りこぼさないことを意識して、あとは自分たちがやるべきことをもう一度確認しました。悪くはなかったと思います。

――珍しくサーブミスがありましたが、緊張などはありましたか

そうですね(笑)。入るかなと思って…。普通にミスりましたね。

――マークが厳しい中でのプレーとなりますが、センターからの攻撃も決まっていました

マークが厳しいのはいつものことなので、いつもマークが来たときにどう打つかということを確認しながらやっていて、そこは打てたので良かったと思います。

――日大戦は試合の入りも良かったと思います

春に負けているということもあり、僕らも油断はできませんでした。入りをしっかりしないと、というのがアップのときからあったので、しっかり試合に入れたということはとても良かったと思います。

――チームとしてブロックもしっかり機能していました

11月中にかなりブロックの練習はしてきていて、(手の)出し方であったり、軌道などもかなり練習したので、その成果が少しは出てきているのかなと思います。

――日大戦にストレート勝ちという結果についてはいかがですか

2セット目の入りが悪かったり、連続ポイントを取られたり、ということも内容としてはあったのですが、1セットも取られることなくトーナメントを勝ち進めるのは大きいと思います。

――あすへ向けての意気込みをお願いします

一つ一つが最後になるかもしれない試合なので悔いの残らないように全力でやりたいです。あとはクイックとブロックでチームの得点に多く絡めるようにしたいです。

喜入祥充(スポ3=大阪・大塚)

――亜細亜大戦の振り返りからお願いします

相手がどうこうというより、自分たちのバレーが少しずつできてきたかなとは思います。特にブロックフォローとかなのですが、まだ詰めが甘い部分があるのでそういうところは修正していきたいです。

――日大戦は序盤から連続得点を奪う活躍でした

アップはしっかりやれたのですがその時から、体軽いな、飛べるな、という感覚がありました。頌平さん(山口主将、スポ4=長崎・大村工)にも「持ってこい」ってけっこう言って、(ボールを)持ってきてもらって決めるというかたちが多かったかなと思います。

――日大戦ではスパイクもよく決まっていましたが、試合間に何か修正などを行ったのですか

特にはないのですが、負けたら終わりなので。相手が強くなっていく分、自分もしっかり気合を入れよう、ということくらいです。

――サーブで攻撃の起点となり連続得点も奪いました

日大戦はミスも多かったのですが、相手の弱点を狙うと言いますか、レシーブが苦手な人を狙って打つことができていたと思います。

――スパイクレシーブもよく上がっていました

自分的にはまだまだ上げないといけないなとは思っているのですが、ブロックとレシーブの関係を今まで練習してきたので、練習の成果が少しは出ていると思いますが、もう少しできればいいなとは思います。

――あすへ向けての意気込みをお願いします

優勝するまでは負けられないので一戦一戦勝っていきたいと思います。