バスケットボール部

2016.11.23

第68回全日本大学選手権 11月22日 東京・代々木第二体育館

インカレが開幕、初戦は課題の残る勝利に

 いよいよ全日本大学選手権(インカレ)が開幕した。およそ2カ月間にわたって行われた関東大学リーグ戦(リーグ戦)では5位という結果を残した早大。3年ぶりに1部リーグに復帰しプレーした中で、選手たちは数々の成長を遂げた。その成長が問われるのが、大学バスケ界最高峰のインカレの舞台なのだ。早大をはじめ多くのチームが優勝を目指して戦う中で、きょう初戦の日本経済大戦に臨んだ。関東5位として臨む早大と、九州3位として臨む相手。「勝って勢いをつけたかった」(G澁田貴大、スポ4=東京・京北)。試合は両チーム共に硬さが見られ、ロースコアの展開となる。ディフェンスでは失点を最小限に抑えるが、オフェンスの細かなミスが目立ち、意外にも接戦となってしまう。しかし後半は徐々にシュートが決まりはじめ、本来の調子を取り戻した早大が初戦を突破した。

 トーナメント形式のこの大会では一試合も負けが許されない。「初戦の難しさがあった」(G河合祥樹主将、スポ4=京都・洛南)と語るように、立ち上がりからプレーにも硬さが見られ、オフェンスのイージーミスが続いてしまう。さらに相手の激しいディフェンスにも苦しめられ、6分に一気に選手を入れ替えたが、なかなか得点を量産できない。第2Qになって澁田やC富田頼(スポ2=京都・洛南)がシュートを決めだすと、この試合で久々の実戦復帰となったF新川敬大(スポ3=東京・京北)のスリーポイントも決まった。しかし終始ロースコアの展開は変わらず、26-20で前半を終える。

チームトップタイの得点を挙げた新川

 リードをつけて勢いに乗りたい早大は、後半の立ち上がりから仕掛ける。F濱田健太(社2=福岡第一)がスリーポイントを2本決めるなど波に乗り、その後も連続で速攻を繰り出す。またG石原卓(社3=東京・京北)やG南木俊樹(社3=東京・早実)、富田らが内外問わず次第に得点を重ねる。しかし終盤にはファウルによるフリースローを与えてしまい、相手も譲らないまま最終Qへ。早大は得意のディフェンスで相手を6点に抑える間に得点を挙げ、最後は50-38のスコアで勝利した。

シュートを放つ河合主将。ラストイヤーのインカレにかける思いは強い

 「相手に対する油断もあったのかもしれない」と、澁田はチームの硬さの原因を語る。次の江戸川大戦までは中1日しかない。短期決戦のインカレでは、気持ちの切り替えと素早い修正能力がカギになってきそうだ。優勝を目指して次の江戸川大戦でも勝利を挙げてほしい。

(記事 橘高安津子、写真 黒田菜々子)


第68回全日本大学選手権 11月22日(vs日本経済大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

12 14 13 11 50
日本経済大 11 12 38
◇早大スターティングメンバー◇
G#11 河合祥樹主将(スポ4=京都・洛南)
C#38 宮脇隼人(スポ4=京都・洛南)
G#7 石原卓(社3=東京・京北)
F#8 新川敬大(スポ3=東京・京北)
F#27 濱田健太(社2=福岡第一)
◇主なスコアリーダー◇
得点  新川敬大、富田頼:13得点
リバウンド  新川敬大:5リバウンド
アシスト  石原卓:3アシスト
コメント

G河合祥樹主将(スポ4=京都・洛南)

――きょうの試合を振り返って

思っていた以上にオフェンスでイージーミスが多いなと。イージーミスというのはノーマークのシュートであったりピックアンドロールからのインサイドのパスのキャッチミスであったり、いつもは起きないようなミスが多かったという点で自分たちのオフェンスの流れがつかめなかったというのはありました。最終的にはリーグ戦の経験が生きているのかディフェンスで全員が集中力を切らなさかったというのが僅差ではありますが、勝ち切れたっていう点かなと思います。

――いつも起きないミスをしてしまった要因はどこだと思われますか

リーグ戦が終わってから対外試合というのも1つもやっていなくて、チームの中での練習だったので緊張感もありましたし、優勝を目指そうと1年間やってきた大会なので入りという部分では浮き足立ったというか。いつもと変わらないようではあったのですが、歯車が合わなかったという感じだったので初戦の難しさが出たかなと思います。

――課題と生かせる部分はございますか

課題は自分たちは速い展開でドリブルやパスを持っていって、速い展開の中でシュートを打ったりピックアンドロールでドライブをしたりという部分があるのですが、その点ではきょうは1つ取っても全てゆっくりなオフェンスになってしまって、ファストブレイクという点も少なかったですし速くつないでハーフラインを越えるというバスケットの展開も少なかったので、そこが持ち味を出せなかったところだと思っています。そこが課題ですね。最後は苦しい中でもファールをもらいに行って、フリースローをもらったという点が良かったので、次の相手も高さがあるのでアタックしにいってリングまでいって、ファールをもらうのは大事かなと思います。

――江戸川大戦に向けて意気込みをお願いします

2部からインカレに出場するのは自分たちも経験していて、すごく厳しいことだと感じます。江戸川大はインカレに出るというのが目標だったみたいなので、そういうところで勢いを持ってインカレに出場してきていると思うので、そこを受けないで、きょうみたいにならないように自分たちも一つ一つ勝つという土台を固めて、しっかり出だしから一気に点差を離して勝ちたいなと思います。

G澁田貴大(スポ4=東京・京北)

――きょうの試合を振り返って

トーナメントの初戦ということで勝って勢いをつけたかったんですけど、オフェンスが重くなってしまってなかなか点が取れない中で、ディフェンスの集中力が40分間切れなかったということは非常に良かったと思います。

――硬さも見られましたが緊張などはありましたか

おそらくみんな思ったほどの緊張はしていないと思うんですけど、トーナメントの初戦ということでどこか硬さはあったなと思うし、もしかしたら心のどこかに相手に対する油断もあったのかなと感じます。

――次の試合まであまり時間がありませんが、どのような点を修正していきたいですか

きょうディフェンスに関して言えばチーム全体で非常に良かったので、それは続けてやっていきたいです。オフェンスに関しては、レイアップであったりスリーポイントであったり、シュートの成功率が低かったのであすの練習で調整していきたいなと思います。

――江戸川大戦に向けて意気込みをお願いします

江戸川大は2部リーグで2位、入れ替え戦にも出てきた勢いのあるチームだと思うので、僕たちは僕たちのワセダらしいバスケットをして、勝ってさらに勢いをつけていきたいと思います。