ハンドボール部

2016.11.20

全日本学生選手権 11月19日 徳島・アミノバリューホール

大舞台で見せた『4年生の意地』。3人の夢は次の世代へ

 間違いなく、ことしのベストゲームだった。一人一人が見せた『個性』。4年生が見せた『意地』。心打たれる試合を、ことしのチームの『集大成』を、選手たちは最後の最後、このインカレという大舞台で見せてくれた。

 徳島県・アミノバリューホールにて行われた全日本学生選手権(インカレ)の1回戦。早大は3連覇中の王者・大体大との大一番に、フルバックに芳村優花(教3=愛知・星城)、右の2枚目に川上智菜美(スポ3=東京・佼成学園女)、左の2枚目に楯如美(スポ1=岐阜・飛騨高山)を据える攻撃的な3ー2ー1DFの布陣で挑んだ。19−26で敗れ、初戦敗退とはなったものの、実に印象深い場面の多い一戦となった。

大一番で初のスタメン抜擢となった楯

 この日はディフェンスが機能していた。積極的なプレスで相手のパスコースを断ち切りミスを誘発。高い集中力とハードワークで大体大の攻撃陣を苦しめた。GK大沢アビ直美(スポ1=東京・佼成学園女)も要所でファインセーブを見せチームを鼓舞。王者相手にここまで粘り強い守備を、それも3−2−1という攻撃的なかたちで展開できたことは、今後新チームを構築していく上でも、重要な試金石となるはずだ。

 オフェンスでは、それぞれの長所を発揮したプレーが数多く見られた。『強さ』を見せたのはエース芳村だ。相手の激しいプレッシャーにも果敢に立ち向かうなど、この日もオフェンスの中心として奮闘。得意のステップシュートに加え、相手DFの肩口から放つミドルシュートでも得点を重ねた。『巧さ』を見せたのは安藤万衣子(教3=東京・文化学園大杉並)。意表をついたインターセプトとステップシュートはそのセンスの高さを改めて感じさせる好プレーだった。極め付けは前半21分に見せた、ノールックでのポストパス。華麗なボールさばきで会場をどよめかせた。

先制点となるシュートを放つ佐藤

 だが、この試合で誰よりも輝きを放っていたのは、これが事実上の引退試合となった4年生3人だ。

 この試合のオープニングゴールを佐藤未来主将(スポ4=東京・文化学園大杉並)が決めると、続く2点目をもたらしたのは正木優唯(スポ4=京都・洛北)副将だった。「きょうは私たちが『意地』を見せる」。そう言っているかのような気迫のこもった連続得点が、チームに勇気をもたらした。

 佐藤のプレーはこの試合でもいつも通り、チームで一番『がむしゃら』だった。それはことしのチームが追い求めてきた理想のスタイル。最後までその象徴であり、真のリーダーであり続けた。誰よりも体を張り、誰よりもボールに飛び込む。その背中から、後輩たちは大切なことをいくつも学んだことだろう。

 正木は、何度も練習を重ねてきた内海菜保(スポ3=香川・高松商)とのサインプレーを、この大一番で成功させてみせた。得点を決めたときには真っ先に客席のチームメイトに向かってガッツポーズをし、ベンチでは全員とハイタッチをした。最後の最後までチームを盛り上げたのは、やはり他ならぬ“背番号4”だった。

 途中から出場した重田美優副将(法4=東京純心女)は、慣れ親しんだトップDFのポジションで躍動した。大学からハンドを始めた重田が、代表クラスの選手たちに必死に食らいつき、守り切ったあの場面。本当に感動した。「やればできる」。最初で最後の大舞台で、重田は自らのプレーをもってそれを証明してみせた。

『4年生の意地』を見せてくれた3人。きっと次のステージでも輝きを放ってくれるはずだ

 「感謝の気持ちしかない」。試合後、誰もが口を揃えてこう話したように、これが3人に対する後輩たちの本音だろう。そんな後輩たちに対し3人も、「自分たちよりもいい結果を残して欲しい」(佐藤)、「悔いがないように1日1日を大切にして欲しい」(重田)、「3年生は最後の年。とにかく楽しんで欲しい」(正木)という思いを語った。

 来年の早大はことしとほとんどメンバーが変わらないことを踏まえても、飛躍の可能性を十分に秘めている。前を向いて進んでいけば、きっと明るい未来が待っているはずだ。

 だが、未来へと向かっていく過程で、様々な困難にも直面するだろう。そんなとき、選手たちには思い出して欲しい。いつも明るく前向きで、何事にも一生懸命だった3人がいたことを。そしてその3人が教えてくれた、『がむしゃら』に頑張ることの大切さを。

 

    

(記事 栗村智弘、写真 新津利征/佐々木一款)

 

全日本学生選手権
早大 19 10−16
9−10
26 大体大
GK 大沢アビ直美(スポ1=東京・佼成学園女)
LW 内海菜保(スポ3=香川・高松商)
LB 芳村優花(教3=愛知・星城)
CB 正木優唯(スポ4=京都・洛北)
PV 佐藤未来(スポ4=東京・文化学園大杉並)
RB 安藤万衣子(教3=東京・文化学園大杉並)
RW 川上智菜美(スポ3=東京・佼成学園女)
コメント

PV佐藤未来主将(スポ4=東京・文化学園大杉並)

――試合を終えて、率直な気持ちを教えてください

悔しい。けど自分たちの力は出し切れた、やりきれたかなと思います。

――現役最後の60分間となりましたが、振り返っていかがですか

あっという間でした。やるしかないっていう気持ちで、緊張はなかったですし、最後まで楽しんでやろうっていう思いで。とにかく試合を楽しめたなと思います。

――試合前は「全てを出し切って終わりたい」とおっしゃっていました

出し切れたと思います。久々に足がつりそうになりましたからね(笑)。

――これまでの4年間を振り返っていかがですか

きついことが多かったなと思います。1年生から試合に出れてはいたけど、インカレではずっと活躍できなくて、やっぱりいい思い出はなかったですし、それ以外にも辛いことがたくさんあったんですけど、きょうの試合でそれが報われたかなと感じています。

――主将を務めたことし一年間に関してはいかがですか

大変でしたね(笑)。練習メニューも自分で考えなければいけなかったし、私は物を言ったりするのが得意ではなくて、プレーで引っ張ろうっていう気持ちでこれまで中高とキャプテンをやってきたので。監督がなかなか来れない中で試行錯誤して、毎日本当に色々考えたし、とにかく手探り状態の一年間でした。でもやり残したことはないし、「悔いなく終わりたい」っていうのは最初キャプテンになったときに決めたことだったんで、今こうして悔いなく終われて良かったと思っています。キャプテンをやって、こういう経験ができたから学べたこともあるし、人に何かを言うときに、どうすれば伝わるのかっていうのを学べたので、そこもこれからにつなげていきたいです。

――後輩に向けて伝えたいことは

3人しか4年生がいない中で、すごく頑張ってくれたし支えてくれたので、その経験を生かして来年以降チームを引っ張っていってくれると思いますし、自分たちよりもいい結果を残して、今度こそはリーグ優勝して欲しいです。

――最後にここまで苦楽を共にしてきた同期のお二人に向けて伝えたいことをお願いします

3人っていうのはやっぱり少なくて、大変なこともたくさんあったんですけど、協力してチームを引っ張ってこれたと思うし、一人一人が自分の役割を果たすために、二人もここまで頑張ってきてくれたと思うので、本当に二人が同期で良かったと思っています。

LW重田美優副将(法4=東京純心女)

――今の率直な感想を聞かせてください

負けて悔しいんですけど、いいかたちで終われたかなと思います。

――徳島に入ってきてからのチームの雰囲気はいかがでしたか

ピリピリしてるということはなくて、落ち着いて練習もできていたと思います。

――きょうはディフェンスが良かったと感じました。手応えはいかがでしたか

きょうはうまく相手をはめることができて、自分のプレーも出せたのでそこは良かったです。

――秋季リーグでは出場機会がなかった中でのきょうの出場でしたが、いかがですか

大体大が相手ということで、1-2-3を使うということは決まっていたので、準備はしてました。秋リーグに出れなかったことの影響はなかったです。

――最初で最後のインカレに出場して、率直なお気持ちを聞かせてください

出れてうれしいです。相手は日本一の学生で、自分は初心者で差があったと思うんですけど、そういう中でコートに立てたのはうれしいなっていう気持ちですね。楽しかったです。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

みんなすごいうまいので、あとはミスを減らすだけだと思います。悔いがないように1日1日を大切に頑張って欲しいと思います。

CB正木優唯副将(スポ4=京都・洛北)

――試合を終えての今の率直な気持ちを教えてください

楽しかったです(笑)。相手が強豪というのは知っていたのですが、敵わない相手ではないと思っていたので、みんな強気で楽しんでやろうと話し合っていました。ミスもありましたが楽しんでプレーできましたし、それが良かったと思います。

――対戦相手が大体大に決まってからはどのような対策を立ててきましたか

個人能力が高く、全員がシュートにいけるし、ボールをさばくこともできるので、守りに入ると好きなようにされると思っていました。なので、ディフェンスではボールが入ったところに積極的に潰しにいって、2人で1人を守るというのを意識しました。オフェンスはスタートの10分で流れをつかもうという話をしていました。

――チームの雰囲気はいかがでしたか

とても良かったと思います。誰かが得点を挙げれば全員で盛り上げて、ミスをしても周りがフォローして、声掛けができていました。試合に出ている人だけでなく、ベンチからも、スタンドの人からも声が出ていたので、それがワセダらしいかなと思いました。

――インカレという舞台でコートに立つ心境、緊張などはいかがでしたか

緊張はなかったです。逆にこんなに緊張しなくて大丈夫かなっていうくらいでした。やるしかないと思っていて、負ければ最後になるかもしれない試合で緊張して自分のプレーができないよりも、今までやってきたことを出し切りたかったので。楽しもうと思ってコートに入りました。

――前半はご自身が得点を挙げるなど良い時間帯もありながら進みましたが、振り返ってみていかがですか

いつも悪いときは点差を離されてしまうのですが、きょうは先制点も決められて流れも良かったです。その後点差を離されたのですが、大差にされないように粘ろうと話していて、粘ることができました。前半はそういった部分が良かったと思います。

――後半はディフェンスもオフェンスも良くなったように見えましたが

みんながむしゃらにプレーできましたし、最後まで負けているという感じはなくて、なんならちょっと勝ってるのかなくらいの雰囲気でした(笑)。実際に戦ってみて、相手はすごくうまかったのですが、負ける相手ではないと感じました。自分たちが詰めるべきところを詰めていれば勝てたかもしれない試合だったので、そこが悔しいです。

――特にどこを詰めていれば勝てたと思いますか

ミスが課題だったと思います。オフェンスの速攻でミスをして逆速攻を受けることが多かったので。そこを日頃の練習から詰めていれば、ミスを減らして点差も離されなかったと思いますし、自分たちの流れに持っていけたと思います。そこだけが悔しいです。

――そんな中でご自身はシュートも決めましたし、サインプレーで会場を沸かせるプレーもありましたが、振り返っていかがですか

私の個人のプレーはそれほど上手くもないので、周り、特にサイドを生かすプレーはできたと思います。きょうは未来と菜保とのコンビプレーはやろうと話していたのでそこがうまくいったのは良かったです。

――きょうの試合が一つの区切りになりますが、これまでの4年間を振り返ってみていかがですか

けがでチームを離れることが多かったのですが、それが自分の中でプラスになったと思います。試合に出ていた選手がけがをして出れないときはその人たちの気持ちが分かりますし、その人たちの気持ちも背負ってプレーしようときょうは思っていました。もしけがをしていなければそういうことが分からなかったと思うので、プラスになりました。ケガに悩まされたことも多かったですが、コートに立てるのは先輩や後輩たちなどの周りの人たちのおかげでもあるので感謝したいです。4年間楽しかったです。

――後輩たちに伝えたいことはありますか

今、試合に出てるほとんどの選手が後輩たちなので、私たち4年生三人が抜けてもプレーの面ではそれほど変わらず、個人個人がうまいので強くなると思います。そこでミスを減らせるように詰めていければ、大体大のような強いチームにも勝てると思うので頑張って欲しいです。3年生にとっては最後の年になるので、楽しんで欲しいなと思います。

――同期の二人に伝えたいことは

3人だからこそ良かったこともあれば辛かったこともありますが、あの二人だからこそ良いバランスが取れたと思います。私がけがでチームを離れて、復帰するときに迎えくれたのがいつもあの二人だったので、そこは本当に感謝していますし、楽しかったです。でも、3人でコートに立てたことはあまりないですし、コートでハイタッチしたこともないので、最後の早慶戦で3人でコートに立ってハイタッチしたいなと思ってます!

――同期の二人とはきょうもコートでもベンチでも楽しそうに見えました

ワセダはみんなで戦っているので、私がシュートを決めればすごく喜んでくれますし、そういうのがうれしいです。みんないい人です(笑)。みんな大好きです!

RW川上智菜美(スポ3=東京・佼成学園女)

――試合を終えて率直な気持ちを教えてください

率直にいうと、悔しいですね。

――試合を振り返っていかがですか

私自身は本当にだめだったと思うんですけど、チームとしては最後まで試合を楽しめて雰囲気も良かったですし、前日のミーティングでも「最後まで楽しんでやろう」とみんなで言っていた中で、負けはしたけど大体大相手にここまでやれたことに関しては良かったなと思います。

――きょうは2枚目での出場となりましたが、それに関しては

これまでたまにやることもあって、ただきょうに関しては、最近いきなりやるぞと言われて、正直「ええっ!?」とはなりました(笑)。でも言われたからには頑張らなきゃという気持ちで臨みました。

――川上選手のマークは相手のエースで、すでにA代表にも招集されている佐々木春乃選手でした

正直怖さもありましたね(笑)。でも大体大は綺麗に崩したところでシュートを狙ってくるチームだったんで、変にゴリゴリくるチームよりはやりやすかったかなと思います。

――4年生3人はこれで事実上の引退となります。どういった思いがありますか

一番は感謝ですね。3年生が多く試合に出る中で、情けないプレーをしてしまっても4年生が引っ張ってくれたので、自分も付いていこうっていう気持ちでした。

――来年は最上級生としてチームを引っ張る立場になります。どういうチームにいていきたいですか

とにかく今までよりもいい成績が取れるようにしたいです。メンバー的にもそれが狙えると思うので、頑張りたいです。

LW内海菜保(スポ3=香川・高松商)

――試合を終えての率直な気持ちを教えてください

結果としては負けちゃったんですけど、やってきたことは出せたと思うし、気持ちとしてはやりきったっていうのがあるので、そこは良かったなと思います。

――3連覇中の王者との対戦でした。振り返っていかがですか

やっぱり強かったですけど、自分たちがやってきたことが通用した場面もあったし、守れていたところもあって、そこは良かったなと思います。ただ、相手どうこうではなくて、自分たちのミスから失点してしまった場面もあって、そこは反省点になってくると思います。

――4年生3人に対してどういった思いがありますか

3人しかいなくて、後輩がたくさんいる状態の中で、一人一人が引っ張ってくれて、4年生の力の大きさを感じる場面がたくさんあったなと、改めてそう思います。本当にありがとうございました。感謝の気持ちしかないです。

――来年は最上級生としてチームを引っ張る立場になります。来年に向けて意気込みをお願いします

ことしは3年生ということもあって、先輩に頼っていたところもあったなと思っていて、来年は技術だけではなくて、色んな面でそれを超えていかなければいけないと思っていますし、チームを引っ張っていけるように頑張りたいです。

LB芳村優花(教3=愛知・星城)

――今の率直な気持ちを教えてください

もうちょっと試合をしたかったです。楽しかったし、4年生ともまだハンドボールをやりたいという気持ちがあるので。ただ、普段の試合と違って、いろんなことを試してみようと思える楽しい試合でもありました。

――サインプレーなどを積極的に試していた印象でした

そうですね。あと、相手は正しく攻めてきていて、空いているところでは必ず打ってくるし、微妙にズレているところでは攻めてこなかったので、駆け引きの面でディフェンスのいい練習になったというか、いろいろ試しながら戦うことができました

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

前半からもっと積極的にいっておけば良かったのかなとは思います。後半はステップシュートがよく入ったので前半からもっと打てばという感じでした。

――実際に戦ってみて大体大の印象はいかがでしたか

本当に正しく攻めてくるなという感じで、関東リーグにはいない、『しっかりとしたハンドボール』をしているチームという印象です。(日本代表として)世界で戦ったり、実業団の選手と戦ったりしている人たちなので、自分も同じようにプレーすればどこでも通用するし、勝てるようになるんだなと思いました。

――きょうで4年生と大舞台でプレーするのは最後となりました。4年生への思いを教えてください

いろんな人に「(4年生が)3人しかいないのに大丈夫なのか」と言われていたんですけど、常に未来さんも優唯さんも美優さんも積極的に声を掛けてくれて。自分が焦っているときは止めてくれるし、怒ってくれるし、逆に良かったときは褒めてくれるし。ポジション的にも自分はチームの先頭を切ってやってきたんですけど、それも4年生の3人がいたからできたことだと思っています。すごい、寂しいです。

――来年はポジション的にも学年的にもチームを率いなければならない立場ですが

私は2年生のときから試合に出させてもらっているので、ラスト1年頑張らないとなという感じです。今から出ている如美とか下級生の気持ちは分かるので、そういう部分のケア、フォローを意識してやっていきます。

――来年のインカレはどんな試合にしたいですか

いい試合にしたいです(笑)。去年やことしも負けて悔しいけど楽しかったという感じだったので、同様に出し切れって終われたらいいなと思います。

RB安藤万衣子(教3=東京・文化学園大杉並)

――試合が終わって今の率直な気持ちをお願いします

やりきったな。やりきったと思います。あんまり一言では言い表せないんですけど、みんなそれぞれの力は出し切れたかなと思います。

――試合前は「100%の力を出し切りたい」とおっしゃっていましたが、それは達成できましたか

100…いかないぐらいですかねぇ。80%ぐらいで(笑)。「100%出し切りたい」って言ってたんですけど、100%出せるように戻りとかを一生懸命頑張って、あっという間に試合が終わってました。

――速攻に対して戻り切って守れているシーンが多い印象でした

本当ですか(笑)。本当に戻らないとって…。みんなも戻ろうとしていたので、「何としても戻ろう」とは決めていて、私はミスも多いですし、その分戻りを頑張らないとと思って必死でした。

――試合前に会場に入ってから、チームの雰囲気はいかがでしたか

ピリピリはしてたかなと思います。いつも通りだったんですけど、各々考えていることとか、緊張感とかはいい意味であったなと思います。

――今回は4年生3人と一緒にプレー出来たと思いますがいかがでしたか

最初の出だしが未来さん、優唯さんが決めてくださって、もうそれで頑張んないとって思って、いいプレッシャーにも力にもなりました。本当に4年生の存在があったから60分間自分の中でやりきれたなと思います。

――安藤選手がディスタンスシュートを決めた場面もありました

あれは自分でもびっくりしちゃいました(笑)。ミドルシュートを打ちたいなとは思ってたんですけど、あの場面で手も上がる感じだったので飛ばずに打って、入らないと思ったんですけど入って、打った自分が一番びっくりしました。たぶん見てた人はわかると思うんですけど、「えっ!?」って顔してました(笑)。

――きょうはスコアが19-26で、特に後半は1点差でいいゲームだったと思いますが振り返っていかがですか

関西のチームは関東とは違って少しやりやすさがいい感じに出て、やっぱりプレースタイルが違うので。そういう面でやりやすい相手だったなとは思います。でもやっぱりパワーとかスピードは圧倒的で、そういう部分は見習っていきたいなと思います。得たものもある試合でした。

――プレースタイルが違うとやりやすい部分はありますか

やっぱり東女とかだと相手もこっちのことわかってて、関西は結構受け身じゃないですけどきっちりはしていなくて。関東だと几帳面に一回一回潰しにかかってくるんですけど、そういうところがあんまり関西にはなかったんで。でもその分不規則なこととかやってくるんで、関西学院大とかはやりづらさとかあるんですけど、今回はやりやすかったと思います。

――きょうは高めのディフェンスシステムが機能していたように思われましたがいかがですか

そうですね。関西では1-2-3をやるチームが結構少なかったので、あえて1-2-3を敷いて相手をはめて速攻に持っていきたいと思っていました。セットではあまりとれないだろうと思っていましたし、速攻に持っていきたいっていうのもあったので、最後のほうは1-2-3ディフェンスを詰めていました。

――速攻が良く決まりましたね

広いディフェンスなんでやられるのは仕方ないから、その分速攻に早く持っていこうとか、次は修正しようというのはよく声を掛けていました。

――4年生3人に対する思いがあればお聞かせください

本当にお世話になりっぱなしで、甘えっぱなしで、今はまだお世話になりすぎて迷惑をかけすぎて申し訳なかったなっていう気持ちと、感謝しかないですね。のびのびやらせてくれて、いいチームをつくってくれてありがとうございますと伝えたいです。

――来年は最上級生としてチームを引っ張っていくことになりますが、それに向けた抱負をお願いします

3年生っていう学年が経験をいっぱい積ませてもらってきたので、その経験を無駄にせず、絶対勝たなきゃいけないなと思います。今はプレッシャーですけど、それをもっといいかたちでチームに還元していきたいです。もうやるしかないですね。未来さんがずっと「やるしかない」って言ってたのを受け継いで、あと本当に1年間、「やるしかない」と思って頑張ります。

LB江島朋夏(スポ2=東京・佼成学園女)

――今の率直な気持ちをお願いします

悔しいですけど、いい試合ができたと思います。

――試合前のチームの雰囲気はいかがでしたか

大体大とやると決まってからそこに絞ってやってきたので、相手は強いと思うけどやるしかないよねということでまとまっていたと思います。

――4年生3人とプレーできた感想をお願いします

4年生がみんないつも通りプレーしてくれていたので、それについていこうという気持ちでした。

――きょうはディフェンスが機能していたと思いますが、守っていていかがでしたか

1ー2ー3も0-6もやったんですけど、両方ともディフェンスの特徴というか、潰したいとこでは潰せていたと思います。ただ、まだちょっと詰められるところがあったので、これから新チームでそこをやっていきたいですし、きょう出た差というのもそういうところだと思うので、細かいところを練習していきたいと思いました。

――26ー19という結果でしたが、いかがでしたか

まだできたことがあるというよりは、やれることはやったと思います。あと、こういうところが日本一になったチームとの差だなというのを感じることができたので、それは良かったなと思いました。

――4年生に向けて一言お願いします

ありがとうございました!やっぱりディフェンスに入ってるときだったら、未来さんと優唯さんとかはトップとセンターバックという関係で一緒にやることが多くて、いつも声を掛けてくれましたし、私が秋リーグから試合に出て不安なときも声を掛けてくださったので、本当に4年生の背中についていけて、周りから「成長したな」って言われるところまでいけました。

RB富永穂香(スポ2=東京・佼成学園女)

――率直な今のお気持ちは

終わっちゃったかって感じです。

――試合が終わった直後はいかがでしたか

結構出し切れた感はチームとしてもあったので、やりきったなという感じです。

――きょうはどのような試合にしようと思っていましたか

相手の速攻が速いので、とりあえず戻りの意識っていうのと、走り負けないということを意識していました。どんどん点差が離れていくと辛い展開になってしまうと思ったので、速攻をやられてもなるべく止めてセットディフェンスに持ち込んで、ロースコアでできるようにするということをやろうとしていました。

――実際に戦ってみて、大体大の印象は

思ったよりもノーマークのチャンスとか、速攻で押せたりという感じで。やっててほんとに大体大かなと思ってしまいました(笑)。けっこう通用したし、チームとしてもみんなで盛り上がってできたなと思います。

――ご自身のプレーで良かった点、課題だと感じた点は

自分がシュートにいけなくても寄せておくだとか、周りがやりやすくなるプレーというか、それをもう少しできたらいいなって思いました。

――一時は4点差にまで詰め寄りましたね

あの時はもう、押せ押せという感じで。あの時に点数をとれたのでチームとしても流れをつかめたかなと思います。

――最後のインカレとなった4年生に向けて伝えたいことはありますか

一緒にやってくれてありがとうございましたって感じです(笑)。一緒にコートに立ててよかったです。他の2年生でやれてない人もいるので、そういう意味では私はコートで実際に4年生の気持ちを感じながらできましたし、本当に感謝です。

――新チームが始まります。ご自身はどのような役割を果たしていきたいですか

4年生がいなくなってしまって、自分たち2年生も上級生のほうになっていくのでついていくだけではなく、練習でも試合でも引っ張っていかないといけないなと思います。

GK大沢アビ直美(スポ1=東京・佼成学園女)

――率直な今の気持ちを教えてください

序盤は自分のキーピングも含め少し受け身になってしまったと思うんですけど、後半は立て直すことができて、いつもの自分のプレーもできたかなと思います。

――初のインカレ、それも王者との対戦となりましたが、いつもと違う気持ちはありましたか

ありましたね。高校のときに合宿で大体大と試合をさせてもらうことがあったんですけど、練習試合ときょうみたいな公式戦ではやっぱり違ったというか、同じ大学生になって、気持ちの面でも今までとは違う部分がありました。

――初めて早大の一員としてプレーした今シーズン、振り返っていかがですか

先輩がいる中で試合に出させていただいて、4年生とも一緒にプレーすることができて、本当に感謝の気持ちしかないです。その中で自分も成長できたと思いますし、今後のプラスになるシーズンだったと思います。

――4年生3人に対して伝えたいことは

未来さんはキャプテンとしてチームを引っ張ってくれて、本当に未来さんについていこう、未来さんのために頑張ろうっていう気持ちで試合をしていました。優唯さんはいつもチームを盛り上げてくれて、ギャグセンも高いですし(笑)、試合前とかに優唯さんと喋ってると、いつもリラックスできました。美優さんは、本当にタフな人で。努力家で、3−2−1をやるときのあのポジションは、あれだけ機動力があって動ける美優さんじゃなきゃだめだったんだと、改めて思っています。

――すぐに新たなシーズンの戦いが始まります。意気込みをお願いします

キーピングとスローと後ろからの統率力の3つができて初めていいキーパーになれると思っていて、自分はことしキーピングに力を入れてやってきたんですけど、新チームになったらことしは言えなかったことも含めて、試合になったら上下関係というのはあまり気にせずに、指示とか自分の思っていることをもっと伝えていければと思います。

PV楯如美(スポ1=岐阜・飛騨高山)

――今の率直な気持ちを教えてください

1年生でインカレの舞台に立たせてもらえたのは、先輩のアドバイスのおかげでもあって、決して自分の力だけで出ているわけではないので、先輩・同期に感謝したいと思います。また、この経験は自分にとって糧になったと思うので、今後に生かしていきたいです。

――60分戦ってみて、インカレはどういった舞台でしたか

4年生の方々の勝ちたいという思いとかやりきりたいという思いがすごい伝わってくる舞台だったなと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

ディフェンスとして出ていてこうすれば良かったという反省もあるんですけど、練習で先輩にアドバイスしてもらったこととかを出せたので、それは良かったと思います。

――大体大は戦ってみていかがでしたか

王者ということもあって、戦う前からそういう面でプレッシャーというか押されていた部分もあるんですけど、試合をやってみて、自分たちがやってきたことが意外と通用したので、去年の王者とできていい経験になりました。ワセダのいいところが出たなと思います。

――4年生の方々への思いを教えてください

一緒にハンドボールをできたのが半年ちょっととは思えないくらい中身の濃い時間を過ごせたなと思います。練習から1年生にも気を配って話し掛けてくれて、練習以外でもご飯に連れていってもらっていろんな話をしたりとか、そういうふうに親密ないい関係を築けました。3人っていう少ない人数でもたくさんいる後輩をまとめてきてくれた4年生に感謝したいです。

――来年以降への意気込みをお願いします

私はディフェンスというのを武器として持っているので、個人の能力を高めるだけじゃなくて隣との連携も練習して、守って速攻という部分でもっとチームに貢献していきたいです。

――インタビュー終了後…

(インタビューで)思ってることを全然うまく言えませんでした(笑)。季穂里さん(今井、教3=千葉・昭和学院)とか、ポジションもディフェンスも一緒で、その季穂里さんがけがしてしまって私が代わりに出ているんですけど、季穂里さんは練習中も私の近くにいて、「今のはこうした方がいい」とかアドバイスをくれたり、きょうの試合中もスタンドから言ってくれて。ずっと季穂里さんの声を聞いてやってました。愛さん(島崎、社2=熊本国府)もベンチからアドバイスをくれて。そういう先輩からのフォローのおかげでできた部分もあるので本当に感謝しています。