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米式蹴球部

2016.11.12

関東大学秋季リーグ戦 11月13日 神奈川・横浜スタジアム

法大戦展望

 失意の慶大戦から2週間。2年連続の甲子園ボウル出場へ望みをつなぐためには、法大戦での勝利が絶対条件となった。対戦相手の法大はここまで5戦全勝。前節では4年振りに日大を撃破し、とても勢いのあるチームだ。しかし悲願の『日本一』へ向け、早大BIG BEARSはここで負けるわけにはいかない。法大から勝ち点をもぎ取り、次節の日大戦につなげることができるか。勝利への気概に期待したい。

法大戦も先発が予想されるQB坂梨(左)と濱部監督(右)

 鍵を握るのはQBか。今シーズンは、QB坂梨陽木(政経3=東京・早大学院)、QB笹木雄太(法4=東京・早大学院)を併用して起用。ここまで先発は坂梨が任されているが、状況に応じて笹木にスイッチする場面が多く見られる。2人の調子を見て、濱部昇監督(昭62教卒=東京・早大学院)が交代を決めているようだ。しかし、「ちょっと変えるのが遅かった」と慶大戦を振り返るように、交代のタイミングは非常に難しい。記憶に新しいと思うが、昨年はQB政本悠紀(平27創理卒=現IBM BigBlue)が大活躍し法大に勝利。きょねんの再現となるか。QB2枚看板の起用法、活躍に注目である。ディフェンスでは、前節からLB加藤樹副将(商4=東京・早大学院)がようやく復帰したことが好材料。慶大に3TDを献上した早大ディフェンスの立て直しに期待がかかる。ラン、パスともに精度の高い法大オフェンス。ゲインを許しても、どこまで粘り強く守れるかがポイントになってきそうだ。

 対する法大は、オフェンス・ディフェンス共に非常にバランスのとれたチーム。反則が少なく、丁寧なフットボールを展開する。攻撃では、経験豊富なQB鈴木貴史(4年)が司令塔。WR高津佐隼矢(2年)やWR阿部康成(4年)、TE佐藤健人(4年)など、豊富なレシーバー陣に投げ分ける。ランユニットもRB鎌田洋輔(4年)を中心に確実なゲインを見込めるランナーが揃っており、1発のタックルで仕留められるかがカギになってきそうだ。ディフェンスはDB石神宇貴主将(4年)を中心に、そつのない守りが特徴。中でも注目すべきは、ターンオーバーの多さ。5試合を終え、6回のインターセプトを含む計8回のターンオーバーを決めている。このようなビッグプレーが起きるとモメンタムは一気に傾く。試合の流れを渡さないためにも、早大オフェンスは細心の注意を払わなければならない。

法大の若きエース、WR高津佐

 昨年の関東王者が窮地に立たされている。勝つしか道はない。全員がわかっている。甲子園、そして東京ドームへ歩み続けるために早大BIG BEARSは戦う。一方の法大も7年振りの甲子園ボウル出場に向け、この一戦に懸ける思いは強いはず。毎年好ゲームが繰り広げられる横浜スタジアムで、笑うのはどちらか。キックオフの時間は迫っている――

(記事、写真 大槻竜平)