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ラグビー部

2016.11.13

秋季オープン戦 対ヤマハ発動機 11月12日 静岡・ヤマハ大久保グラウンド

実力差を見せつけられ、ヤマハ発動機に完敗

 帝京大戦(●3-75)から一週間。早大は静岡・ヤマハ大久保グラウンドにて、ヤマ
ハ発動機との試合に臨んだ。9月の対戦(●12-19)では接戦だったが、今回は前半からヤマハ発動機にトップリーグ首位をひた走る実力を見せつけられた。前半8分にラインアウトからインゴールを割られると、その後も2トライを奪われる。後半もヤマハ発動機の猛攻を受け、5トライを献上。0-50の完敗で、力の差の表れる結果となった。

 前半の立ち上がり、早大はマイボールでキックオフ。「僕がしっかり取ってから自分たちのかたちにしていくという目的でやった」(フランカー加藤広人、スポ3=秋田工)との狙い通り、キックオフのボールを自分たちで確保し、相手陣内で攻め込む時間帯が続く。しかし、あと一歩のところでミスが出てトライを奪えない。すると前半8分、自陣22メートル付近でのラインアウトから、FWでフェーズを重ねられる。最後は2人がかりでディフェンスにいくが、相手選手にはじかれて先制を許した。さらに、14分には敵陣10メートルライン付近から独走を許し追加点。34分にもゴール前での相手ボールスクラムを起点にトライを許し、試合を0-17で折り返す。

スクラムで奮闘したフロントロー陣

 後半開始早々、ブレイクダウンでターンオーバーされると、ディフェンスラインを突破されて失トライ。巻き返しを図りたい早大だが、今季力を入れてきたスクラム、ブレイクダウンを相手に制圧されてしまい、思うような攻撃ができない。さらに、前半で功を奏していたマイボールキックオフも、後半になると相手にリフトでキャッチされてしまう。一方ディフェンスでは、ゴール前でのスクラムやみずからのペナルティーで与えたラインアウトから失点を重ねてしまい、0-50でノーサイド。得点差をつけられたゲームではあったが、経験を積むという意味で有意義なゲームとなった。

後半からFBで出場した横山

 前回の対戦とは対照的に、今回は大敗を喫した。しかし、この時期に課題をもう一度洗い出せたことの意味は大きい。さらに、横山陽介(スポ3=神奈川・桐蔭学園)をFBで試すなど、本来のポジション以外のテストを行うこともできた。精度を高めていくことで、今後の試合に向けて選手の選択肢が増え、層の厚みが増すだろう。次戦はいよいよ早慶戦だ。「今までやってきたことは絶対にぶらさずやるだけ」(ロック桑野詠真主将、スポ4=福岡・筑紫)と語るように、今季こだわってきた部分を徹底し、秩父宮で躍動を見せてほしい。

 

(記事 新開滉倫、写真 高橋団、本田理奈)

秋季オープン戦
早大 スコア ヤマハ発動機
前半 後半 得点 前半 後半
17 33
合計 50
早大登録メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
鶴川 達彦 文構3 神奈川・桐蔭学園中教校
貝塚 隼一郎 政経4 埼玉・早大本庄
千葉 太一 教4 東京・早実
山口 和慶 スポ4 福岡
◎桑野 詠真 スポ4 福岡・筑紫
加藤 広人 スポ3 秋田工
佐藤 真吾 スポ2 東京・本郷
宮里 侑樹 スポ2 沖縄・名護商工
齋藤 直人 スポ1 神奈川・桐蔭学園
10 岸岡 智樹 教1 大阪・東海大仰星
11 桑山 聖生 スポ2 鹿児島実
12 中野 将伍 スポ1 福岡・東筑
13 高橋 吾郎 スポ3 福岡・修猷館
14 本田 宗詩 スポ4 福岡
15 梅津 友喜 スポ1 岩手・黒沢尻北
リザーブ
16 佐田 涼祐 社4 東京・早実
17 鷲野 孝成 基理2 神奈川・桐蔭学園
18 小笠原 優 商4 秋田
19 三浦 駿平 スポ1 秋田中央
20 松井 丈典 スポ2 愛知・旭野
21 沖野 玄 商1 北海道・函館ラサール
22 増原 龍之介 教1 広島・崇徳
23 吉岡 航太郎 スポ3 国学院栃木
24 横山 陽介 スポ3 神奈川・桐蔭学園
25 緒形 岳 スポ2 新潟・新発田
26 宇野 明彦 スポ1 神奈川・横須賀
27 佐々木 尚 社2 神奈川・桐蔭学園
※◎は主将、監督は山下大悟(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)
コメント

ロック桑野詠真主将(スポ4=福岡・筑紫)

――試合にはどのような意識で臨みましたか

先週の帝京大戦では入りの20分が悪くてずるずるいってしまったので、この試合ではまずその20分を意識していました。あとは、ルーズボールに対するセービングの意識だったり、ファーストタックラーがしっかりテークダウンする、ということで試合に臨みました。

――ファーストスクラムの場面で、FW陣が円陣を組んでいました

そうですね。相手どうこうではなくて、スクラムは僕たちがこだわっていかなければいけないところですし、これからも絶対にぶれてはいけないところだと思っているので。絶対にこだわってやっていこうということで、エナジーを出しました。

――前回の対戦に比べて、スクラムでは劣勢だった印象です

そうですね。それでも、いい課題になったと思います。いい勉強になった部分は多かったので、そこはいかに自分たちが修正できるかだと思っています。

――後半に入ってスクラムは修正されたと思いますが、何かきっかけはあったのでしょうか

いや、単純に相手のメンバーが変わった影響だと思います。

――モールディフェンスに関してはいかがでしたか

もっとラッシュして押し返していきたかったですね。トライも一本取られてしまいましたし、いいモールディフェンスではなかったと思います。

――桑野選手自身、ブレイクダウンでのファイトが光っていました

まだまだです。相手の外国人選手に対して、相手がまだ倒れていないのにこちらが先に倒れてしまったり、アタックでもボールキャリアーが早く寝てしまってターンオーバーされたりしてしまったので。そういう細かいところで全部変わってくると思うので、そこにはもっとこだわらないといけないなと思っています。

――来季プレーするチームのグラウンドでの試合でしたが、それについてはいかがですか

今はワセダなので、特に関係はないですね。まずはワセダに集中するだけです。ただ、ヤマハさんはいろいろなことを教えてくれますし、すごく勉強になりました。僕だけではなくて、ワセダ全体としていい勉強になったと思います。

――試合後にヤマハ発動機のコーチと話す場面もありましたが、どのような点を話していたのでしょうか

FWはスクラムを中心にセットプレーについて教えていただきました。

――次は早慶戦になります

そうですね。今までやってきたことは絶対にぶらさずにやるだけです。慶大も強い相手なので、僕らが精度をどれだけ上げられるかが大事になると思います。こだわる部分は変わらずこだわってやっていきたいです。

――今季の慶大はスクラムの強さも特徴的なチームだと思いますが、それについてはいかがですか

それに加えてファーストタックルもすごくいいですね。慶大のタックルに対して、僕らが受けずにボールキャリーでレッグドライブして前に出ていくことが重要になってくると思います。

フッカー貝塚隼一郎(政経4=埼玉・早大本庄)

――きょうのスクラムは後半良くなった印象を受けました

相手のメンバーが変わりました。相手の組み方自体は変わっていないんですけど、相手の組み方に対して自分たちがどうすればいいのかということを修正できました。

――9月に行われたヤマハ発動機戦と比べていかがでしたか

前の対戦で何本もあったような、セットの瞬間に何歩も前に出られてそこから何もできない、というようなスクラムはなかったと思うので、そこは収穫だと思います。ただ、やっぱり相手の組み方に対してもっと早い段階から修正していかなければならないですし、マイボールスクラムでも何本かターンオーバーされてしまったので。きょうまた教わったんですけど、しっかり上井草に持ち帰って練習したいと思います。

――教わったこととはどのようなことですか

本当に基本的なことで、組む前の準備の段階でどういうことを意識すればいいのかということです。

――モールディフェンスが良かったという印象を受けました

そうですね。でもまだこちらがやるべきことでできていない部分もあったので、精度を高めていきたいです。満足ではないですね。

――きょうの良かった点を教えてください

帝京大戦でできなかったことをやろうという話をして、大きなチャレンジとしてやりました。チームとしての認識、自分たちはここをこうやって攻めていくべきなんだ、ということが明らかになったので、そこは良かったのではないかと思います。

――では悪かった点を教えてください

セットピースでまず精度が低かったと思います。それは僕の責任でもあるので、もっと精度を高めていきたいです。

――帝京戦以降のチームの状態はいかがですか

基本的に僕たちのやることは変わらないので、そこをもっと研ぎ澄ましていきたいです。

フランカー加藤広人(スポ3=秋田工)

――キックオフのボールをマイボールにする場面がありましたが、空中戦に関して振り返っていかがですか

僕がしっかり取ってから自分たちのかたちにするという目的でやっていたので、その点に関して最初の入りは良かったと思います。でも、相手に対応されてしっかり上でリフトでキャッチされたりして、僕自身空中で相手に引っかけてペナルティーを取られたりしたので、そこはもっと修正して取れる本数を増やしていきたいと思います。

――入りのブレイクダウンでは圧倒されている印象を受けましたが、ご自分としてはどうですか

体格に差はあるのですが、そこまで圧倒されたという感じはないです。ただ、1人目が膝をつけて倒れてしまって、相手の6番の外国人選手にジャッカルされるということが3回ほどあったので、しっかり自立してもっとファイトできたらいいと思います。

――試合後も練習していましたが、どんなことを練習したのですか

少しスクラムについてやりました。

――きょうの試合の収穫はどのようなところですか

最後は結局ミスで終わってしまう場面が多かったのですが、自分たちのかたちに持っていけば戦えるということが分かってきたので、もっと精度を上げて自分たちのかたちで戦えるようにしたいです。

SH齋藤直人(スポ1=神奈川・桐蔭学園)

――相手のプレッシャーが強かったと思いますが、球出しへの影響はいかがでしたか

スクラムは前半なかなかマイボールにならなくて、戸惑ったところもあったんですけど後半はいいスクラムを組めていたので、よかったと思います。

――最近はボックスキックを蹴りませんが、なぜですか

蹴ろうとはしていたんですけど、機会がありませんでした。ミスだったりで蹴ることができなかっただけです。

――岸岡選手がシンビンで一時退場していた際、SOが横山選手になりましたがコミュニケーションなどいかがでしたか

そんなにアタックの機会もなかったですし、横山さんもよく声を出してくれるので変わりなくできました。

――試合後の練習では何を教わっていたのですか

矢富さん(勇毅、平19スポ卒=現ヤマハ発動機)には一回ワセダまで来てパスの指導してもらいました。きょうはディフェンスのことと見た感想などを教わったので、上井草に持ち帰って実践していきたいです。

――ディフェンスは何を教わりましたか

SHはディフェンスのときに一番フリーに動けるので、その分相手の嫌なところにポジショニングすること、タックルするわけではなく相手にとって嫌らしい動きをしたらもっとよくなる、と教えていただきました。

――次は早慶戦ということで高校時代に戦った選手もいると思いますが、意気込みはありますか

高校のことなので関係ないかもしれないですけど、ケイオーとは結構試合をやっています。早慶戦というくらいなので勝ちたいです。古田さん(古田京、慶大)とは仲良くさせてもらっていて、いろいろやってきそうなのでそこは気を付けたいです。

FB横山陽介(スポ3=神奈川・桐蔭学園)

――帝京大戦の後、意識して取り組んだところはどこでしょうか

この前の試合でタックル入れなかったので、タックル入るというところがチームでの課題でした。この試合ではできているところもあったしできてないところもあったので、帝京大よりも大きな相手にしっかり入れなきゃいけないですし、しっかり入れるようになれば帝京大にもタックルは入れるようになるのかなと思いました。

――きょうはAチームの復帰戦となりましたが、振り返っていかがでしたか

ポジションが変わって、できた部分とできなかった部分があったので、そこを修正して次の試合に向けてしっかり調整、改善していきたいと思います。

――いまお話にもありましたが、きょうはFBでプレーする時間もありました。もともと予定されていたのでしょうか

いえ、山下監督から復帰するときに(FBでの出場を)伝えられました。今週の火曜日から練習しています。

――FBでプレーしての手応えとしてはいかがでしたか

先程も言ったんですけど、できた部分とできなかった部分がありましたし、FBの動きの中でも質が低いプレーがあったので、そこをしっかり改善していきたいです。

――具体的な課題としては何がありましたか

ディフェンスの動く幅やタイミングですかね。アタックはまあまあできたかなという感じです。

――持ち味である距離のあるキックが出ていましたね

SOよりも余裕を持って蹴ることができました。ピンチの場面でもエリアを稼いでいいところに出してみんなを、特にFWを楽にさせたいという気持ちがあります。

――きょうはダブルSOのようなプレーもありました

そこはあまり意識していなかったです。僕も岸岡(智樹、教1=大阪・東海大仰星)もSOができるので、うまく二人でコミュニケーションを取りながら臨機応変にやりました。ボールの動くようにやっていこう、という意識でしたね。

――復帰して間もなかったですが、岸岡選手とのコミュニケーション問題などはなかったですか

正直きょう初めて合わせたんですけど、岸岡も能力が高いので、岸岡に合わせてやりながら、僕もどういくか話していけたらと思います。